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意外と斬新?レーベル ブルーギル [プラドコ]

オジサン世代が大好きなブランドの1つ、レーベル。自分も学生の頃はウィーR、ディープウィーR、ジョイントミノーなどでは良く釣りました。その後もポップRで旋風を巻き起こしたり、日本ではスプーンビルミノーが注目されたりという事がありました。時代を創ってきたブランドと言えるでしょう。

そしてレーベルというブランドはザリガニ、カエル、オタマジャクシ、バッタ、水生昆虫などをイミテートしたプラグがあります。ルアーの発想としては最もシンプルなものです。ターゲットが捕食しているベイトを模すという考え方です。

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そのラインナップの中では比較的後発と言えるのですが、その名も「ブルーギル」というルアーがあります。

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オジサン世代はですね、往年のレーベルのナチュラルプリントルアーは憧れでした。ベビーバスとかベビーブリーム、ベビークラッピーなどですね。ベビークラッピーはロストしてしまって現在は所有していませんが、比較的良いサイズの魚を何尾か釣った記憶があります。

それと比べて現行品となるブルーギル、質感がちょっとチープではないのかな?と思いつつも、立場上買って使っています(笑)。プラドコ製品に関する質問なども来たりするので、ある程度は製品知識を付けておかないといけないですから。

ですが、手にしてみると「おっ?」と思える点が幾つかありました。

【重心移動機構内蔵】

何と、海外製のクランクベイトとしては珍しく重心移動機構が入っています。
初めは本体内の空洞部分にフリーのラトルウェイトが入っているのかと思ったのですが、あれこれと傾けてみると前方でしっかりロックされるようになっており、紛れもない重心移動機構となっています。でも、レーベルの商品説明にはそんなことは一言も書いてありません。どういうこと?

【バーブレスフック標準装備】

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前後共にバーブレスのトレブルフックを装着しています。
レーベルではお子様向けのラインナップ(クラッピー釣り向けのマイクロプラグ)もあって、それらは安全面を考慮してバーブレスフックを採用しています。ブルーギルに関してはお子様向けというわけではないでしょうが、ビギナー層の使用を想定しているのかもしれません。バーブレスフックが嫌いな人は要交換です。

【楕円リング採用】

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タイイングアイには楕円リングを装着。これまた海外ブランドで用いているのは珍しいです。

ウェイトは1/4ozとやや軽めですが、性能面では至って普通のフラットサイドクランクといっていいと思います。泳ぎのレスポンスは悪くありません。フローティングです。
この手の形状にはありがちですが、たまに少し横方向に逸れる個体があるのでアイチューナーがあると万全です。

クランクベイトよりは存在がナチュラル。
シャッドプラグよりはアピールできる。
ただ巻きでも良し、フローティングミノーのようにピラピラとトゥイッチさせるも良し。

このプラグが使える場面というのは割と多いんじゃないかな?と思えます。カラーラインナップは4色と言わずもっと欲しいところですね。

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9年 [東日本大震災]

自分は陸前高田市で行方不明者捜索のボランティア活動に加わっていたことがあります。
今でも陸前高田では202人の行方不明者がいます。自分が捜索活動をしていた2013年の時点では216人だった。7年間で14人しか見付かっていない。1年で数名見付かるかどうかというレベルです。

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地元のとある団体がずっと続けてきた行方不明者の捜索活動は徐々にその規模を縮小していき、遂に昨年その活動を終えました。終わってしまったことは残念ですが、8年にも渡って捜索活動を続けてくれたことに心からの敬意を表したい。ずっと捜索活動をする人達がいたということ自体、大切な人の帰宅をずっと待ち続けている人達にとってどれほどの希望だったことか。希望があるのとないのでは、人の生き方は大きく変わってくるはずです。

土に埋もれた人の骨は小さくなります。色もくすんでおり、普通の人では木片との区別がつかない。ましてや9年も経過した現時点においては部位によっては小さくなりすぎてもう骨としては残っていないと思います。だから仮に土の中に遺骨があったとしても、それを骨だと判断すること自体が極めて難しい。

でも行方不明者数が減らない一番の理由はそこではありません。行方不明者の多くは海に流されている。陸地はもう散々探した。でも海の中までは捜索できない。

だから今の時点で行方不明者の遺骨が出てくるというのはもはや奇跡以外の何物でもありません。

昨年の秋に宮城県の海域で漁師さんの網に骨が入ったそうです。津波に流されて行方不明になっていた20代の女性の遺骨でした。
そのご両親は震災以降ずっと娘さんを探していました。当時、その姿がニュースで流れていたのを覚えています。気持ちは痛いほど伝わってきましたが、おそらく発見することは出来ないだろうと自分は思いました。実際に行方不明者の捜索をしていた経験があるからこそそう思えたのです。だから、昨年秋に遺骨が見つかり両親の元に戻ったというニュースを知ったときは驚きとともに、これこそ本当の奇跡だと思い涙が出ました。

大切の人の帰りを待ち続けている人は、当然のことながら行方不明者数の人数を上回ります。今でも大勢いる。その人達が苦しいのは、行方不明者が生きて帰ってこないからではなく、何も見付からないことが苦しいのです。どこに眠っているのかわからないから供養のしようがない。お墓に入れることも出来ないし、話しかけることも出来ない。もし遺骨の一部でも見付かってくれれば、その人達はそうした苦しみからは解放される。

遺留品でもいい、何もないより遥かにいい。ピースメーカーだけが見付かったケースがあったそうですが、それでも遺族の方は大変喜んだそうです。それとて充分心の拠り所となったのです。

東北の太平洋沿岸部に行くと、震災で身内を亡くしたという人はごく普通にいます。一見、街中が復興して人々が賑わいを見せていたとしてもその点は関東以西の人間と決定的に違う。被災地外の人は、その点は心得ておいた方が良いです。
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艶やかなるリアルベイトフィッシュソフトベイト・2 [製品開発]

ロックフィッシュ版のヴィヴィッドライブ。そのサイズ感や形状といったアウトラインはテスターさんと意見交換しながらモデリングを進めていきました。

ジグヘッドリグをメインに考慮していたヴィヴィッドライブ。これをオフセットフックを使った各リグで使用すると、テールの抵抗が大きいためにワーム自体がバランスを崩してしまいます。また体高があるためにオフセットフックの抜けが悪く、フッキング率も良好とは言えませんでした。

ロックフィッシュゲーム、特に根周りや捨石周りをじっくりと探りたいというのであればテキサスリグや直リグ(リーダーレスダウンショット)、ダウンショットなどは欠かせません。だから当然、これらのリグでの使用において快適に扱えるものであることが必須条件でした。

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まずはヴィヴィッドライブに比べて全体のフォルムを細身に設計し直しました。これによってオフセットフックによりマッチするフォルムとなり、フッキング率も向上させることが出来ました。

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そしてシャッドテール部分は各リグでの使用時にバランスを崩すことのないように小型化しました。

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設計し直したフォルムで制作したサンプルはテスターの人にフィールドテストによる結果確認を依頼すると共に、宮城県で開催されたロックフィッシュイベントで展示をし、来場者のロックフィッシュアングラーの人達に直接意見を伺いました。そこでサイズ感や形状はこれで間違いないという確信を得るに至りました。

現在、ロックフィッシュゲームは東西で異なったスタイルに進んでいると感じています。ターゲット自体も異なり、東がソイ・アイナメがメインであるのに対し西はハタ類です。当然使用するワームの傾向も違っていますからどちらに対しても最高!というものはあり得ません。
新型ヴィヴィッドライブに関しては、東北の港湾部を中心としたショアからのロックフィッシュゲームを見据えた設計として開発を進めていきました。

(つづく)

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超絶変態級ライトリグマニア向けロッド [自社製品]

山梨在住で山中湖、精進湖、西湖などをホームとするスミステスターの清水さん。元々JBプロとして活躍していましたが当時からライトリグ系の釣りは超絶に上手い人で、真似をしようとしても到底及ぶことが出来ませんでした。
だってノーシンカーのネコリグで水深5mとか平気で釣りをする(驚)。ミニチューブを使わせても誰より釣る。使うワームやジグヘッドを真似させてもらっても結果は変わりませんでした。

現在ではスポット的にローカルトーナメントなどにも出たりするのですが、未だに喰わせ展開となった際の強さは健在といったところです。

その清水さんが現在溺愛しているロッドがツアラーV-SPECのTVS-60XUL/FSというモデル。シリーズ随一のフルソリッドブランクで、エクストラファーストテーパーで、ティップ部分だけ極端に柔らかい。バスロッドとしては突出して繊細なロッドです。自分はロッドの開発には携わっていないけれど、自分が担当だったらこのロッドは市販はしないかもしれません。繊細過ぎて、使いこなせる人を選んでしまうだろうから。

このロッドはオープンウォーターのディープを繊細に釣るというスタイルの人達にはとても人気があるモデルで、特に富士五湖界隈では良く売れています。

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でも自分はこれまでこのロッドは買いませんでした。自分は扱い方が比較的雑な方なので、自分にはこのロッドはあまりにも繊細過ぎると思えたことが理由です。すぐにティップを破損してしまいそうで。だってティップ径0.8mmですよ?!エリアトラウトのロッド並みの細さです。

それにティップがあまりにもソフトなロッドは自分が行くフィールドでの出番がないと思いました。スタックを外すような操作をしたりだとか、掛けた魚がブッシュに向かわないようある程度強引に止めたりだとか、それが出来ないロッドは自分の釣りには出番がないと思っていたのです。

自分が房総レイクのディープの釣りで使っているのはソリッドティップのTVS-61UL/ST。これが丁度いい。でも自分がしくじったのはこのロッドを1本しか買わなかった事です。せめてもう1本買っておけば良かったと今になって後悔しきり。真冬の釣りだとどうしてもダウンショットを始めとしたライトリグが主力となるのでシンカーウェイト別に2本あればベターでした。でも現在は廃盤モデルなので、スミス社員である私とて入手できません。

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そんな折、TVS-60XUL/FSの難アリ品が1本発生しました。見た目的には不具合があってとても売り物にはならない。でも実釣には差し支えないので自分が使う分にはこれでいいかな?ということで今更ながらこのモデルを入手しました。
1.5gシンカーのダウンショットで8m超のディープを攻めるとか、変態レベルの繊細な釣りには丁度いいかなと。自分の釣りにおいてはメインではないにせよ、サブ的には使える。

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結果、この冬はこのロッドに何度か助けられる結果になりました。あわやノーフィッシュか?というピンチを2度も救ってくれた。その時はゲーリーヤマモト・オケラのスプリットショットリグをディープでドラッギングして使いました。シンカーは1gくらいかと思います。釣った水深は7~8mでしたが、12m程度の水深まではこのリグで攻め切りました。逆にこのロッドでないと、変態級ライトリグでそんな水深を攻め切ることは出来なかったと思います。

このロッド、感度は別に良くないです。少なくとも手元に響くような感度はない。でもボトムがちゃんと取れる。軽いシンカーがボトムに接触するほんの僅かな抵抗もしっかりとティップがクンクン入るから。あぁ、ちゃんとボトムが取れているんだという事がわかる。

そしてそのうちにモゾッという重さが加わる。真冬のバスのバイトです。あれっ?何かちょっと重い・・・慣れている人ならばバスが喰った瞬間もわかるでしょうけど、このロッドだといつの間にか喰っていたというバイトも多くなる。バスにしても違和感を感じずに喰っているということがわかります。バスがバイトした瞬間、釣り人側もバス側も「!」ではなく「・・・?」な感じ。結果的に、バイトを弾くことがとても少ない。ショートバイトを弾かずオートマチックに喰わせてしまう竿。こりゃあ釣れちゃうわけだ。

湖底にあるオダや沈木といった場所をダイレクトに撃つのはこのロッドではキツイですが、オープンエリアではこれに勝るロッドはなさそうです。

魚を掛けた後はティップに負担を掛けないようロッドを立て過ぎずにリールを巻く。ファイト中の曲がりのピークの位置をベリーで受けるように意識すると良いです。ベリーからバットに掛けては同クラスのチューブラーのロッドと比べてかなりしっかりしています。

ロッドを選ぶ基準として「軽さ」「感度」を上げるのであればこのロッドは選択肢には入らないはずです。チューブラーのライトリグロッドを選んだ方がいいと思います。でも、感度がスポイルされることで得られるバイトがあるということは知っておいてもいいかもしれません。

ラインは3lb以下。シンカーは2g以下。それでいて時には10m以深も狙う。超絶変態級のライトリグマニア向けのロッドですね、これは。

※欲しいという方がいらっしゃいましたら、現在メーカー在庫が欠品しておりますので店頭在庫をお探し下さい。まだ残っている店、あるかな?

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艶やかなるリアルベイトフィッシュソフトベイト [製品開発]

2007年に発売となったヴィヴィッドライブ。私の判断で2020年のカタログから廃盤としましたが、勿体ないという意見もありました。というのも、発売後10年以上も経過するというのにセールス的には未だに悪くなかったからです。一定数でずっと売れ続いていた。これは根強い人気のある地域があったことと、海外での支持が高かったのがその理由ですが、なかなかないことです。1度生産してそれっきりなんていう製品も少なくありません。

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ヴィヴィッドライブは元々シーバス用に開発をした製品です。ただ単に投げて巻けば釣れる、シンキングミノーのようなワームを作りたかった。実際、ヴィヴィッドライブは5g程度のジグヘッドで投げればテールのみならずボディー全体も連動してロールします。

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軽くチェイスしてくるだけの魚も掛けれるよう、トレブルフックのアシストフックをセット出来る構造にもなっています。ちょっと凝りすぎたかな?と今では思っていますが。

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実際、ヴィヴィッドライブは物凄くシーバスが釣れるワームです。

ところが、定期的にオーダーをいただけるショップの立地を見てみるとどうもシーバス以外の用途で使われているということがわかってきました。で、話を伺ってみるとロックフィッシュ用途で売れているということでした。岩手在住のフィールドテスターである八重樫さんも、スミスのテスターになる前からヴィヴィッドライブをロックフィッシュに使っていたとか。

モッサを沈めて使われてしまったり、ヴィヴィッドライブをシーバス以外の魚種で使われてしまったりというのは開発者としては微妙な気分ですが(苦笑)それだったらいっそ、ヴィヴィッドライブをロックフィッシュ向けにブラッシュアップしてみようという気になりました。
そしてそう考えたのにはもう1つ理由があってヴィヴィッドライブの開発時点と比較して今では製造工場の技術が飛躍的に向上していたからです。

現在の技術でどんなことが出来る?その問いかけに対して工場からの回答内容には驚かされました。ヴィヴィッドライブ開発当時には不可能だったあんなことやこんなこと、それらも可能になっていたからです。ヴィヴィッドライブは大きく進化させられる、そう確信しました。

(つづく)

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3/7 今日の戸面原ダム [釣行記]

今日の関東地方は夕方から雨が降る可能性ありなんて予報が出ていましたが、朝に首都高に乗った時点で既に雨が降っていました。しかもアクアラインを渡ると本降りになってきた。日曜日は雨っぽいのでわざわざ今日を釣行日にしたのに、終日雨だったら嫌だなぁと少しネガティブな気持ちになりました。

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本日の釣行は戸面原ダム。そろそろ濁りもだいぶ収まっている頃だと思って来てみました。実際のところはどうだったのかというと、だいぶ収まっているのは確かですが、やはりまだ水の色が白いです。

雨のおかげなのか?今日は比較的空いていました。自分は違うのですが花粉症の人にはむしろ好都合だったかも。

水温は9度台。色々と試したいこともあるのですがまずは手っ取り早く魚を手にすることにしました。その方が気持ちに余裕が生まれますから。

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水深4mのフラットにあるオダを2箇所叩いて連続キャッチ。まだ7時前だというのに4尾ゲット。

では、冒険の旅へ(笑)

宇藤木方面のインレットを目指します。本湖より多少水の色もいい感じ。ですが、第一カーブ付近でヘラ釣りの人が複数名両岸から竿を出していたので遡行を断念。第一カーブ付近までの岩盤を軽くチェックしてみましたがノーバイト。

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大きく移動をしましたが、移動途中にあるブッシュをパワーフィネスで撃って1本キャッチ。ヒットルアーはプロズファクトリーのPTデバイスの1/8oz+AR-Wピンテール。

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続いては上郷方面のインレットを遡上。ところがこちらは昨年の台風の影響で崩落や樹木の倒壊が激しく、これまた途中で遡行を断念。また、インレットの河口域にあたる部分が崩落によってだいぶ浅くなり、満水時の今日でさえエレキを水面まで持ち上げてギリギリ通れたレベルでしたので水位が少しでも下がれば川筋には入れなくなります。

とりあえず途中まで遡行しました。ジャークベイト、シンクスパイダー、パワーフィネスで撃ってみましたが何もなし。

途中、本湖で何箇所かのカバーをテキサスリグとパワーフィネスで撃ってみましたがノーバイト。バンク沿いをフラグラブで撃ってみてもやはりノーバイト。春はまだだなと思い、冬の釣りへ戻しました。

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メインレイクの有望場所を数ヶ所ダウンショットで攻めてみましたがバイトが出ず。唯一、ワンド奥に位置する水深5mのピンスポット(倒れ込んでいる竹の先端部が水深5mレンジにまで達している)を攻めるとようやくバイト。喰い込ませてからアワセたのですが一瞬掛かった直後にフックアウト。場所を少し休ませてから同じピンスポットに撃ち込むとまた喰った!今度はきちんと獲りました。サイズは小さかったですが、してやったりの1尾。

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ラスト30分は朝に連発した水深4mのオダ。晴れてしまった日の夕方にはスッカラカンであることが多いのですが、曇天が幸いしたか2投連続でキャッチ。20年以上昔のワーム、MGリングシャッドでも釣れました。

本日は9バイト8キャッチ。まだ魚がシャローに上がってきている気配は感じられませんでした。最も手応えを感じられたのは水深4~5mレンジです。ただ真冬とは異なり、バイトがズッシリと重かったり、力強くグングン走り出すようなものが多かったです。

今日は雨に降られて濡れたり、風が冷たかったりで真冬並みに寒かったです。風邪引きそう。

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シンクスパイダー デリバリー開始しました! [日記]

ようやくシンクスパイダーのデリバリーが開始されました。早いところでは今日辺りから店頭に並んでいるお店もあるはずです。

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シンクスパイダーに関しては生産数を多めにしたつもりでしたが、いざ注文を集めてみるとそれでは全然足りない!!カラーによっては生産数の倍ほどの注文が入っていたり。おかげさまで初回生産分はスッカラカンの完売となりました。

シンクスパイダーは3月初旬の発売となったわけですが、実は当初、社内の営業員から強く反対されていました。虫系のワームがそんな早い時期に売れるはずがない、5月過ぎでないと売れないと。
それに対して私も真っ向から反論。3月でも関係なく絶対に売れる!と。そして私の意見を無理矢理押し通して3月発売を強行したのでした。その結果は火を見るよりも明らか、でした。ただ、私としてもまさかここまで売れるとは思っていませんでしたけど。

勿論、商品が沢山売れることはとてもありがたく嬉しいことではあるのです。ただ、注文数通りに納品出来ないお店もあるわけで、その点を大変申し訳なく思っています。

実は1月末の時点で製品が大きく不足することになるのはわかっていました。だってその時点で既に残数に余裕がなかったのですから。
これはマズイ!ということで急いでリピート生産のオーダーも入れました。これにより5月末頃には2回目の入荷があるはずだったのですが、例のウイルスの影響で2回目の入荷がいつになるのかは全くわからなくなってしまいました。煽るわけではないのですが、購入を考えて下さっている方はお早めに入手していただくことをお勧めします。

そんな状況ゆえ、自分の分として確保できたのはたったの4パックのみ(涙)。コレ、一ヶ月保たないんじゃないかと。

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さて、シンクスパイダーは立体型のブリスターに収納されています。というのも、多方向・立体的に毛が生えているので普通に袋に入れるだけだとどうしても毛が潰れてしまう。そうなるとシンクスパイダーの本来の力が半減してしまうのです。
ちょっとばかり嵩張ってしまうのですが、収納の際はこのブリスターをそのまま使っていただくことをお勧めします。

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ノーシンカー使用時におけるPEラインのデメリット [タクティクス]

自分は通常、ノーシンカーのフォールの釣りにおいてはフロロの直結を使うことがほとんどです。
ですが昨年はシンクスパイダーのフィールドテストにおいてPE0.4号+フロロリーダーの組み合わせも多用していました。

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その理由としてはPEラインの視認性にあります。フォールスピードを測るにしてもラインを目で追っていける。そして水中のワームがどこにあるのかおおよそわかる。シンクスパイダーのテストをするのにはうってつけだったわけです。

そしてテストをしているうちに気付いてしまった、その気持ち良さに。
コイル状の糸ヨレがないためフリーフォールがやりやすい。僅かなモーションで軽いワームがピューンと飛んでいく心地良さ。フォール中のバイトが即わかってしまうその視認性。そして何より魚とのファイトにおけるダイレクト感。古い言い方をすれば釣り味の良さ。

PEイイじゃん!!イモグラブなどを投げても非常に気持ち良く使えた。

でも、イイ事ばかりではなかったのです。PEでノーシンカーのフォールの釣りをすると、フッキングに難が出やすいことを痛感してしまった。
「そんな馬鹿な、伸びがないのだからフッキングはいいはずでしょ?」
ところがそうではないんです。

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ワームをフォールさせていく。沈んでいくラインを目で追っていけるのも非常に楽しい。とても集中力が増すのです。

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バイト!この瞬間ラインが止まったり、急に引き込まれたりします。そして驚くべきは、この時点ではロッドにバイトが伝わっていないことが多いです。

ショートバイトやスッポ抜けが多発する際には少し喰わせの間を置きます。この間、魚は移動していくことが多いはずです。アングラー側は、僅かなラインテンションをキープしつつラインを送り込みます。

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この時に魚が釣り人側に走ってきたとします。フロロだったらラインがフケる。でもPEの場合はラインが軌跡を残したままで走っていく。だからアングラーは、魚がどんどん離れる方向に走っていると感じてしまう。実際は魚がどんどん近づいてきているのに、です。

この状態でアワセを入れてもそりゃ掛からないですよね。ラインが大きく弛んでいるのですから。
PE+リーダーでノーシンカーのフォールの釣りを行うとこの現象が多発するのです。

で、今期からはやはりフロロ直結メインに戻すことにしました。まぁルアーのテスト目的という事だったらPE+リーダーを使うこともあるかもしれませんけど。

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桜祭り開催見合わせ、その他 [イベント]

例年、スミスでは4月上旬に「桜祭り」というエリアトラウトのイベントを実施しています。今年ももちろん実施をする方向で担当者が準備に取り掛かりつつあったのですが、これまた新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、今年は開催を見送ることとなりました。

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屋外のイベントなのだから別にいいんじゃないかという意見もありましたが、この時期に何としてでも開催をしなければいけないイベントというわけでもありません。参加者の皆さんが健康でさえいてくれれば、また次のイベントで一緒に楽しめるはずですので。個人的にはちょっと残念な気もするのですけどね。

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釣り業界でも新型コロナウイルスの影響は大きいです。キープキャスト、西日本釣り博といった大型イベントの中止、それよりも小さな規模の展示会なども中止となっています。オールスタークラシックはブース出展がなくなり、無観客試合となりました。JBトーナメントも3月中は現地観戦できない。

販売店スタッフのご家族がコロナウイルスの陽性反応が出てしまったために臨時休業されたお店もある(きちんと公表をしている点に誠意を感じましたが、とても驚きました)。いよいよコロナウイルスが身近に迫ってきたかと思わされました。

関東では沖提への渡船が臨時休業となっているところがあります。

メーカー的には、中国での生産品の納期に遅れが予想されます。中国ではほとんどの生産工場での本格稼働がまだ出来ていない上、物流も止まっているようです。製品自体がmade in chinaであるものは勿論の事、パーツ類で中国生産品を使っているものも影響を受けそうです。ルアーであればタングステン球、フックなどもそうです。

でも、釣り業界はまだマシな方かもしれません。人混みに行く人は減っているでしょうけど、釣りに行っている人は減っているようには感じられないからです。

それよりも観光業、レジャー施設、イベント関係、スポーツジム、カラオケ、ショッピングモール、飲食業などは大打撃でしょう。体力のないところは持ち堪えられないかもしれない。

早くコロナウイルスが終息し、事態が落ち着くことを願うばかりです。

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シンクスパイダーお勧めフック [タクティクス]

間もなくシンクスパイダーのデリバリーが開始となります。結構な数を生産したのですが、初回生産分に関しては既にほぼ完売状態。カラーによってはお店からの注文数が生産数を上回っています。当面はメーカー在庫もない状況がしばらく続くと思われますので、発売されましたらお早めに入手していただければと思います。

私も、果たして自分が使う分が回ってくるのか?非常に心配しているところです。

Basser誌の最新刊「モノの舞台裏」に掲載されている内容と重複しますが、今回はシンクスパイダーにお勧めのフックを紹介します。シンクスパイダーはその形状故、ワイドゲープのフックがマッチします。サイズ的には#3~2が合うのですが、このサイズでワイドゲープというフックは多くありません。

がまかつ ワーム322 SLIM STYLE #2
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シンクスパイダーに合わせるのに最も無難と考えているのがこのフックです。
パッケージ台紙に「スリムなフォルムのワームにベストフィット」と書いてあるのですが、このフックはポッチャリ体型のワームにこそフィットすると思っています(笑)。

ハヤブサ WRM951 #2
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フッ素加工されているフックが好きな方はこちらがお勧め。フックの重心がセンター寄りなのでフォール姿勢も良好です。

他にも良いフックがあるかもしれませんが、さすがに全メーカー・全種類のフックは試せていませんので私が知る限りでセレクトしたフックが上記2種類です。発売後、もし他にも良いフックがありましたら逆に教えて欲しいです。

なお、イモグラブの釣りにも通じる部分がありますがもしスッポ抜けが多いと感じるようであれば以下の点を心掛けて使ってみて下さい。

  • 少し喰わせの時間を長く置く(但し飲まれない程度に)
  • やや硬めのロッドを用いる
  • フッキングはストロークを長く、巻きアワセも併用。要はアワセを強くする

そして一番効果的なのは、プライヤーで少しフックポイントを開くことです。

がまかつ WORM322
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ハヤブサ WRM951
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写真上は市販されているフック。写真下がフックポイントを開いたものとなります。

フッ素加工のないWORM322の方が曲げやすいです。但し、変形させる際にフックが折れることもありますし変形後の強度も落ちますので、デメリットも踏まえた上での最終手段的な措置となります。

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