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埼玉県のバスアングラーの皆様へ。2024 [物申す!]

埼玉県内の水域で釣りをするバスアングラーの皆様にお知らせがあります。埼玉県内水面業管理委員会の委員会指示としてオオクチバスを含む外来魚の再放流禁止が更新され2年の延長となりました。令和8年3月31日までリリース禁止の委員会指示が延長されたという事です。

(2024.4.4記事を再掲しました。4月4日時点において埼玉県のホームページ上の告示内容が古いままとなっていますが、事実確認が出来ましたので再掲いたします)

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(今回の委員会ではなく2018年2月に開催された委員会時の様子です)

自分は埼玉県内のコクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュに関しては駆除の方向で間違っていないと思うし、リリース禁止にも異論を唱えるつもりは毛頭ありません。が、オオクチバスだけは除外するべきだと考えています。問題視されるほど個体数が多いわけでもなく、何より県内にはバス釣りに関わって生活している人が大勢いる。もちろん釣り人も多い。何とかオオクチバスだけは正々堂々と釣りが楽しめる環境を作りたい。そのために地道な活動を続けてきました。

自分がこの問題に取り組み始めてから10年が経ちました。この節目までに何らかの結果を出したかったし、出来ると思っていました。しかし、今回も結果を出すには至りませんでした。まずは、埼玉県内のバスアングラーの皆様にお詫び申し上げます。力及ばずでした。

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2014年に実施された第390回埼玉県内水面漁場管理委員会。委員に対して事前に通知された議案予定には「コクチバスの再放流禁止の更新」に関してと明記されていました。
この会議には、当時遊漁代表委員の中心人物であったTKSさんが体調不良で欠席することになります。TKSさんはいわば、確固たる姿勢で埼玉県のバス釣り環境を守って来られた方です。そして委員会当日、議題にはオオクチバスの追加という事項が盛り込まれていました。これには漁協代表委員の中でも困惑する人がいたと聞いています。それくらい唐突な事でした。完全に遊漁側の不意を突かれた、やられた、少なくとも自分はそう感じました。

思わずブチ切れて日釣振埼玉支部に対して怒りをぶつけに行きました。関係者が3名も居て何やってるんだと、何故オオクチバスの釣り場環境を守れなかったのかと。以後、自分自身もこの問題に強く関わっていく事となりました。部外者として文句を言うだけなら誰にだって出来ますからね。

そして2024年2月8日 第422回埼玉県内水面漁場管理委員会に於いてオオクチバスの再放流禁止が再度更新されることとなりました。

今回の委員会、実は遊漁サイドの体制が万全とは言い難い状態でした。遊漁代表の委員は3名ですが、そのうちの1名(Yさん)が仕事の関係で大阪に転勤してしまった。規定上、Yさんの代理を立てることは出来ませんでした。
埼玉県内水面漁場管理委員は総勢13名。委員会には数名の欠席者が出ることが多いので出席者数は10名前後となることが多い。この委員会で過半数を獲得できれば委員会指示の内容を見直すことが出来ます。となれば遊漁代表委員の3名参加は必須、あとはどこまで周囲の委員の同意が得られるか?それでようやく過半数も見えてくる、そうやって戦うしかないのです。

さらにこの委員会が開催された2月8日、実はこの日は日釣振埼玉支部の総会が予定されていました。日程が被ったというわけです。遊漁代表委員の柱でもあるOKDさんは日釣振埼玉支部の支部長ですから総会を欠席するというわけにはいきません。結果として当日の内水面漁場管理委員会には遊漁代表は1名(OKBさん)しか出席できませんでした。

ちなみに日釣振埼玉支部の関係者は、1月末の時点でOKDさんに内水面漁場管理委員会の日程連絡が来ていなかったといいます。しかし私が先日、県の農林部に出向いた際に直接聞いた話では「各委員には2ヶ月前に通知を出した」と話していました。明らかに話が食い違っています。

今回もまた「やられた」のか?遊漁代表委員の中心人物を排除して県優位に議案を決めようとしたのか?証拠がないので断定は出来ません。たまたまの偶然かもしれない。ただ、自分が埼玉県農林部に出向いた際には「委員の出席率を考慮した日程を組むべきではないのか?」と直接クレームを伝えました。

ちなみに自分はこの委員会の傍聴を予定していたのですが、日釣振埼玉支部に依頼をしていた日程に関する情報を得ることが出来ず、委員会の開催日を知ったのが何と当日。既に出勤済で仕事を放りだすわけにもいかず、今回の傍聴が実現できませんでした。10年目の委員会。この日に向けて自分も地道に活動していたわけですからその場に立ち会えないという現実に愕然としました。
果たしてこれは単なる情報伝達ミスなのか、或いはどこかで意図的に情報を止められたのか?さすがにそれは考え過ぎか?そもそも委員会の開催告知というのは一般にも事前公示しなくてはいけないことになっているので埼玉県農林部の業務怠慢が根本的にいけないです。

いずれにせよ2月に開催された委員会においては遊漁代表委員の中心人物も不在、水面下であちこちウロチョロしている目触りなオッサンも傍聴席におらず、極めてスムーズに外来魚の再放流禁止の更新がなされたようです。

当日の議事録は公開されています。※PDFファイル

こうしてオオクチバスが加えられてから10年目となる委員会指示に関してもそのまま更新されてしまいました。次回の更新は2年先となりますが、自分としてはそれを待たずにオオクチバスの再放流禁止の部分解除を目指していきます。

どうしてこの問題に取り組んでいるバス釣り業界人、自分だけなんですかね?

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