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水郷テールスピン [タクティクス]

次に釣りに行けるのは一体いつになるんだろうとは思いつつも、タックル整備は思い立った時にやっています。

自分がバスボートから狙っている水郷シーバスですが、バス釣りの外道で釣れてくる魚とは違います。バス釣りの外道で釣れているシーバスというのは多少なりとも浅場でフィーディング中、もしくはそれに移行する前段階の魚ではないかと思います。
それに対して自分が狙っているのはディープ(水深5~7m)に居る魚。ベイトを追っているような状況の魚ではないので活性はさほど高くはないです。

ある程度の水深を効率よく探ろうとするならばルアーはメタルバイブかテールスピンかジグになるかと思います。色々と試した結果、自分が狙っている魚にはテールスピンジグのスロー~ミディアムリトリーブが最も向いているように感じています。

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私自身、シーバス用のテールスピンジグはバイメタルスピンの開発時に散々研究をしたジャンルです。その際、ブレードを突いたりするだけのチェイスも多かったことからショートバイトの多さが気になっていました。そうしたショートバイトも極力掛けられるよう、バイメタルスピンではストレートポイントのフック(ST-36BC)を採用しました。私自身、ソルトルアー用フックに多く見られるフックポイントが内側を向いた形状のフックはこの手のルアーには向かないと考えています。アタリはあるが掛からない、となりがちだからです。

ところが困ったことに私が狙っている水郷シーバスはハクレンの群れの中に混ざっている(汗)。ハクレンを自分の仲間と思いこんでいるのか、或いはハクレンの群れをシェード代わりに利用しているのか。おそらくそのどちらかです。

この中にストレートポイントフックを装着したルアーを通してくるとしょっちゅうハクレンにスレ掛かりしてしまう。いかんせん大型魚のスレ掛かりなんて1尾掛けるだけでも腕が痛くなります。時間の無駄ですし、ポイントも一発で荒れてしまう。

だから、ハクレンをスレ掛かりさせず、シーバスだけを効率よくヒットさせられたら理想です。う~む、どうしたものか(と試行錯誤している時間が結構楽しい)。

まず、シーバスのショートバイトは掛けられなくなるけれどアシストフックは止めることにしました。それはもう割り切るしかないかなと。

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で、フロント1本針。私の嫌いな内向きポイントフックを付けてみました。これで少しはスレ掛かりも減らせる・・・かな?
ただ、ハクレンの群れが想像以上の規模の場合もあります。もう1キャストに3掛かりするくらいです。水中はハクレンがウジャウジャ状態なのだと思います。内向きフックにしたくらいではスレ掛かりは避けられないかもしれない。

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フッキング率の低下も避けられないかもしれませんがダブルフック仕様も用意してみました。直付けだとバレやすいでしょうからリング2個を介して遊動性を高めてみました。また、利根川などは海と違って結構根掛かりもします。ダブルフック仕様であればロストもかなり抑えられることでしょう。

水郷シーバス仕様のテールスピンジグ。これでちょっとは効率よく釣りができるはず。でもシーバスも掛からなかったりしてね(苦笑)。いずれにせよ早く試しに行きたいけれど・・・。

それにしても最近テールスピンジグってあまり売っていないんですね。手持ちのバイメタルスピンがもう僅かなので他社品でも良いから補充しようと思って近所のお店を回ったところ何もない。まさかルアーの入手に苦労する羽目になるとは思いませんでした。昔はクルクルとか湾ベイトとか苦労せず買えた記憶があるのですが、ウチの近所がたまたま品薄なだけなのでしょうか。

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スカッパノンに染太郎 [タクティクス]

自分が開発を手掛けるワームにはほぼ確実にスカッパノン(コーク)のカラーラインナップがあります。ズバ抜けて売れる色というわけではないですが、その必要性を強く感じるためです。

でもAR-Wピンテールは私が開発に関わっていないこともあってスカッパノンのラインナップがないのです。欲しいなぁ~AR-Wピンテールのスカッパノンカラー。

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ということで作ってみました。スカッパノンカラーのAR-Wピンテール。あくまで自分用ですけれど。

スカッパノンカラーを作るには2通りの方法があります。クリアーレッドを黒インク(薄める)で染める方法と、スモークを赤インクで染める方法です。AR-Wピンテールはスモークカラーがありますのでこれに赤インクを加えてスカッパノンカラーに仕上げます。

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うむ、いい感じ(笑)。

でも折角の休日、道具いじりなんかしていないで湖に繰り出したかった・・・

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水郷バスボートシーバス 必携品 [タクティクス]

10月からこのブログ上で数回にわたって紹介してきた水郷エリアでのバスボートを駆使したシーバス釣り。今シーズン、専門に狙えばちゃんと釣れるということを証明できたので紹介することとなりました。バス狙いよりも確実性の高い釣りでした(苦笑)。

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でもこの釣りを公開することに対してはきっと否定的な意見が来たり、馬鹿にされることもあるのではないかと思っていました。「バスボートはバスを釣るための道具。それを使ってバス以外の魚を釣ろうなんて邪道だ」といった具合に。そしてそのような意見も確かに一理あるとは思うのです。そもそも私だってバスを釣ることがバスボートに乗っている第一の理由なんですから。

ただ、今シーズンの霞水系及び利根川のバスはあまりにも厳しかった。トーナメンターの人ですら■回連続ボウズなんて話も珍しくなかったほどです。おそらくバスの個体数が相当少ないと思いますので、おそらく来シーズンも似たようなものでしょう。

数百万円のボートを買って、ウン十万円の装備を付けて、年間の駐艇料を払い、釣行のたびにガソリンを40リッター以上消費する。それだけの出費に見合った魚が釣れていればいいですけど、毎回ボウズじゃ続きませんって!そんな思いもあって公にしたというわけです。賛同してくれる人は少ないだろうと思いつつも。

ところが何と、最近水郷エリアのバスボートシーバスフィッシングが流行り始めているというではありませんか!!これは情報発信源としてはメチャクチャ嬉しく思っています。折角所有しているバスボートですもの、有効活用して魚を釣りましょうよ!!

でもこれだけ用意して臨んで欲しいというものがあります。バスと違ってシーバスは素手で触ると簡単に怪我をします。魚体も大きいですし、暴れる力も強い。安全に釣りを楽しむために以下の物を用意して欲しいです。案外バスアングラーの人は持っていないことが多いので。

【やや大型のラバーネット】
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大型のシーバスは抜き上げるわけにもいきませんし、ハンドランディングは危険ですのでネットは必須。ランカーサイズを意識すればするほどネットが大型化してしまいますが中型サイズ中心の釣りでは持て余してしまうのと、取り回しや収納に難がありますので、私は60cmクラスがスッポリ掬える程度のサイズを選んでいます(70cmを超えると部分的にしか入りませんが)。自分が使っているのはスミスラバーネット0715。ショートシャフトのモデル(0715ショート)もありますがロングシャフトのネットの方がランディング率は上がります。

【フィッシュグリップ】
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魚を持ち上げる際には必ずフィッシュグリップで下顎を掴んでからにして下さい。素手で下顎を掴もうとすると、魚が暴れた際に手を切ります。私が使っているのはカハラジャパンさんのザ・フィッシュグリップとスミスグリップ2700。でも安いものでも無いよりは遥かにマシです。ただライトゲーム用の小さいものは避けて下さい。

【大型プライヤー】
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ミノーなど細長いルアーで釣った場合、フックを外す際に小さなプライヤーだと遊んでいるフックで手を怪我する危険性があります。力を入れやすく、長い(これが大事)プライヤーを使うのが安全です。私が使っているのはスミス・ステンレスフィッシングプライヤーとピシーズ・FP851(いずれも全長21cm)です。

魚のランディングはラバーネットで。魚をネットに入れたまま、まずはフィッシュグリップで魚の下顎をしっかり掴む。その上で大型プライヤーでルアーのフックを外す。この一連の流れさえ遂行できれば安全にシーバスを釣り上げることができるはずです。
それでもたまに切り傷を負ってしまうこともありますので、絆創膏も持っておくと万全です。

水郷シーバスに関しては自分にも誤算があって、釣れるのはせいぜい11月下旬頃までだろうと思っていました。というのも、11月に入ってから利根川でのヒット数がだいぶ落ちてきていたのと、自分の知識が東京湾に流入する河川(荒川・中川水系)での経験がベースになっているからです。
ところが何故か水郷シーバスはこの時期になっても釣れ続けているようなのです。これはきっと、海に帰りたくても帰れないシーバスが多いんじゃないかな?というのも、今シーズンの早春辺りから北浦でシーバスが釣れたという話を耳にしていたからです。これはもしかすると、トラウトでいうところの「陸封型」の魚が居るんじゃないかと、そんなことも考えたりしています。

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シンクスパイダーお勧めフック・2 [タクティクス]

シンクスパイダーやイモグラブは寸胴で短い。だからこれに合わせるフックというのはワイドゲープのフックが合います。そしてもう1つ重要なのはフックポイントが内側を向きすぎていないものが良いです。

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そんな選択基準から、私がシンクスパイダー2.2インチにお勧めしてきたフックががまかつワーム322(#2)とハヤブサWRM951(#2)です。ショートバイト時用の対策として、いずれも自分自身でフックポイントの向きをペンチで広げています。フックを曲げるのはまぁまぁ面倒な作業です。

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また、少し特殊ですがフッキング率を最優先させるのであればノガレスのネコリグオフセット(#1)もアリ。このフックはブログ読者の人に教えていただいたものです。但し針先が露出してしまうのでカバー周りは攻められません。

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そんな折、パフォーマンスベイトモニターの寺尾さんが愛用されているというフックを教えてくれました。エンジンさんのスーペリオLOフック(#2)だそうです。喰いが悪くスッポ抜けが多発する際でもフッキング率が上々なのだとか。

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このフック、自分もダウンショット用に#6を愛用しています。厳寒期の釣りでこのフックにはずいぶん助けられました。このフックはフックポイントの向きがズバリ自分好みで曲げ直し不要、ショートバイトでも実に良く掛かるフックです。でも特別ワイドゲープというわけではないのでシンクスパイダー2.2インチには使ってきませんでした。

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でも折角寺尾さんに教えていただいたので試してみました。おぉ、確かに掛かりがいいかも。スナッグレス性とフッキング性能がバランス良くまとまっている感じです。

スナッグレス性が若干犠牲になるのですが、フッキング率を優先させたい時のフックセッティングの手法があります。フックの形状とサイズを選びますがLOオフセット#2であればそれが出来ます。それは『スリット内ではなくスリット後部からフックを抜くこと』です。

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(画像の黄色い点の部分からフックを抜く)

そうすることでフックポイントはスリット内でほんの僅かに「浮いた」状態になる。これでかなりフッキング率は向上します。但し、オーバーハング下にバシバシ投げ入れていくような時には逆にトラブルに繋がりますので出しどころが重要です。

関東では店頭でも比較的良く見かけるので買い求めやすいフックだと思います。でももしかして、関東以外の地域ではあまり見掛けないフックかも?

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縦アイオフセットがダウンショットを変える?2 [タクティクス]

結び目のズレによってワームの水中姿勢が崩れる。またそれによって糸ヨレが発生する。ダウンショットリグを多用する人ならばそのストレスはわかってもらえることと思います。でも、縦アイオフセットフックを使えばその悩みが大幅に軽減します。

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ふと思い立って今シーズンから導入している縦アイオフセットフックのダウンショット。メインラインとリーダーそれぞれをラインアイに結びます。タイイングアイに上下2箇所の結び目が出来ることになります。

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この写真を見ればわかるように、縦アイオフセットフックはどうやったってフックが直立姿勢をキープします。姿勢の崩しようがない。

また、リーダー部分をメインラインよりも細くすることでリグ全体のロストを防げる(根掛かり時の回収努力は最大限行って下さい。オモリだけなら良いということではありません)。
リーダー部分が途中で切れた場合にも、リグ全体を作り直す必要はない。
メインライン部分が傷んだのでカットする場合にも、リグ全体を作り直す必要はない。
リーダー部分を長く変更したい場合にも、リグ全体を作り直す必要はない。

勿論実際に魚を複数釣った上での結果です。デメリットを強いて挙げるのならばフックのラインアイに2箇所の結び目があるのが見た目的に美しくない、といったところでしょうか。ですがそれは機能面において関係のないところです。

それより何より最大の困りごとは、フックの選択肢がないということです。私が知っている限り、縦アイのオフセットフックがあるのはオーナーばりさんヴァンフックさんくらい。

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自分がライトリグのダウンショット(AR-Wピンテール2.75インチorレッグワーム2.5インチ)に使っているのはオーナーばりさんのB-99 #6です。縦アイ且つこのサイズとなるとこのフックしかないのです。

このフック、常吉リグ考案者の村上晴彦さん監修ということでてっきりダウンショットのスペシャルフックなのかと思っていたのですが、製品パッケージに記載されている説明文を読む限り、どちらかというと直リグを考慮して設計されたフックのようです。

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自分的にはフックポイントがやや内側向きと感じるのでペンチで少し開いて使っています(写真下)。しかしこのフックはフッ素加工のせいか適度な力加減で広げないと折れやすいので、自分好みに曲げる作業にはいつも苦労します。なお、ペンチで曲げる際に折れやすいというのはどう見ても通常使用の範疇からは逸脱していますので、曲げる際は自己責任でお願いします。

本当に自分好みのフックがあったら全てのダウンショットリグのオフセットフックを縦アイにしたいくらいです。ワームの水中姿勢に関してはそれくらい素晴らしいです。

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メタルジグを持とう [タクティクス]

近年、メタルジグでの釣果というのはあまり聞かなくなりました。房総レイクで真冬でも釣ってくる人の多くはダウンショットやジグヘッドの使い手です。単発で釣ってくる人はいるでしょうが、毎回コンスタントにメタルジグで釣ってくる人というのは聞いたことがありません。

その理由の1つは間違いなく温暖化でしょう。30年以上前は印旛水系でさえ真冬になると厚い氷が張りました。それくらい冬は寒かったのです。ですからその頃のウインターバッシングの概念はメタルジグが多かったというわけです。反射でないとバスを釣ることは出来なかった。ですが今は真冬でも喰わせの釣りが通用するようになり、ジグの必要性が低くなったのです。

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さて、以上の話は前置きです。メタルジグの有効性は薄れたという話をしました。ですがメタルジグは絶対に持っておくべきです。季節を問わずです。その理由とは・・・?

その理由は落とし物を拾うため(笑)。実際のところは湖に落としてしまったものはジグを使ってもなかなか拾い上げることは難しいのですが、人間心理としてまずは落とした辺りでジグをシャクってみたいじゃないですか。それしか手がない。

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これがオールラウンドな釣りをするアングラーであれば、ジグの代わりにバレットシンカーにフックを組み合わせたりも出来ます。ですがトップウォーターしか投げないような人は使えるものを何も持っていない。だから、むしろトップウォーターフリークの人こそメタルジグを常備しておくことをお勧めします。場所によっては根掛かりして無くしてしまう可能性もありますので2~3個持っておくといいですね。

岸釣りの人でも、うっかり手を滑らせて携帯を落としたり、ポケットに入れておいた車のキーを落としたりなんていう人もいますのでやっぱりジグを持っておくといいと思います。

とはいえ、大事なものは落とさないようにするのも重要な事です。私の場合、車のキーにはキーフロートを付けています。さらにレンタルボートでは携帯はバッカンの中に仕舞いこんでいます。携帯で写真なんて撮りませんし、電話が掛かってきても出ません(笑)、マジです。釣りを終えて陸に上がってからかけ直すようにしています。

でも失敗が全くないわけではなくて、デジカメを三脚ごとアルミボートから落としたことがあります。この時は結局、回収は出来ませんでした。昨年はルアー回収棒を北浦に落としました。これもまた回収できず。そんなこともあって、今では私のボックスの中にはメタルジグが常備されています。

落とし物を拾うのにスローフォールさせる意味はないので5/8oz~1oz位が使い良いですね。ダイソーに行けば¥100でメタルジグが買える時代ではありますが、バスアングラー的にはやっぱり「らしい」ジグが良いかな。

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お風呂ポンプで作るビルジポンプ [タクティクス]

雨の季節になりました。特に近年は雨の降り方が激しいケースも多く、小型のボートではアッという間に船内に水が溜まってしまい危険な状況になる場合があります。船内に大量の水が溜まると、少し重心を傾けただけで水が一気に移動してくるのでそのまま転覆してしまうのです。

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ボート専用のビルジポンプもありますが安く手軽に仕上げるのならお風呂ポンプがおすすめです。12Vのバッテリーに接続して使用できます。

レンタルボートやアルミボートの人は是非用意していただきたいです。急な雨でも慌てなくて済みますし、何より安全に直結します。垢汲みやペットボトルで水を汲み出すのは結構大変ですが、お風呂ポンプは強力なのでほんの数分で水を排水出来ます。

既にご存知で実践されている方も多いネタだとは思ったのですが、最近レンタルボートデビューされる方も少なくないのでここで改めて紹介させていただきます。

【用意するもの】

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・お風呂ポンプのスペアポンプ(安いものでOK)
・ホース(1m程度で十分)
・端子(2個)
・圧着工具(ニッパ、ワイヤーストリッパー付きが望ましい)

【あると良いもの】

・ON/OFFスイッチ
・熱収縮チューブ(4mm径)
・ビニールテープ

作り方はとても簡単。

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1.ポンプのコード末端はこのような接続具が付いていますがニッパ等で切断します。

2.ワイヤーストリッパーでコードの白い被膜を剥がします。するとその中から赤と白の2本の細いコードが出てきます。

3.それらの2本の赤白のコードの先端も被膜を剥がします。銅線を2cm程度むき出しにします(私の場合はここで熱圧縮チューブを5cm程度カットしてそれぞれのコードに通しておきます)。

4.2cmの銅線を折り返す。

5.端子のスリーブ部に銅線部を入れて専用工具で圧着します。圧着が緩いと熱を持ちますので専用工具でしっかりと圧着して下さい。銅線を折り返したのは少しでも圧着を良くするため。

6.熱収縮チューブを端子のスリーブ部分に被せ、熱で熱して収縮させます。これは端子の根元がグズグズになるのを防ぐために私がやっていることです。さらにビニールテープをグルグル巻きにしても良いです。ただ、これらは無くてもとりあえずは大丈夫です。

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これでひとまずはビルジポンプとして使えます。

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ですが使いやすくするために私の場合は途中にスイッチを介します。付けない場合はバッテリーに接続した瞬間にポンプが動き出します。何度も水を汲みだす必要が生じることもありますので、ポンプはバッテリーに接続したままで、スイッチでON/OFF出来るのが好ましいです。

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私の場合はON/OFFスイッチの取り付け部分やコードの分岐点なども熱収縮チューブで強化しています。この辺りはお好みで。

出来上がりましたら、実際に使用する前に一度水の出方を試してみて下さい。何故それをやるのかというと、稀にお風呂ポンプのコードの赤白が+-逆になっていることがあるため。+-が逆だと水がチョロチョロとしか出ません。この場合でもバッテリーへの接続を+-逆にすれば解決しますのでポンプ自体をいじったりする必要はありません。

工具さえお持ちならば¥2,000~3,000で出来ます。これで安心が増すのだから安いものです。小型ボートの方は是非持っておきましょう。

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フィルターユニット攻略法は? [タクティクス]

テトラポッドなどの消波ブロックが水辺に設置される主目的は、当然の事ながら波浪や流れなどから湖岸の浸食を防ぐことにあります。

でも実は他にも目的があるのです。それは「生態系を育む」ということです。思わずエーッと言ってしまいそうですが、これは日本消波根固ブロック協会が明確に打ち出しています。水辺に消波ブロックを入れることでそこに多くの生物が棲みつくというものです。

そもそも水辺に大きなコンクリートの塊を大量に入れるのですから、環境問題の視点から色々と風当たりもあるのでしょう。だって普通の人から見れば、むしろ環境破壊に思えなくもないものですし。
しかし日本消波根固ブロック協会がこれを明確に打ち出している以上、会員となっている消波ブロックの製造メーカーは環境への親和性に優れた消波ブロックを製造しなくてはなりません。これは良いことですよね。そして実際に、消波ブロックにはエビや魚が棲みついています。もちろんバスも。

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さて、震災以降あちこちで見掛けるようになったフィルターユニット。これはキョーワ株式会社というメーカーの製品となります。元々フィルターユニットは水郷エリアでは利根川と外浪逆浦の一部でしか見られなかったものです。それが震災を機に一気に増えた。

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自分はフィルターユニットは一部を除いて釣れないと感じていました。テトラポッドやアクモン、3連ブロックといったコンクリート製の立体型消波ブロックのように隙間がなく、魚が入り込むことがない。
ローライト時やマヅメ時にはフィルターユニットの際や、水没しているフィルターユニットの上をルアーを引くことでバスのヒットを得ることが出来ましたが、ローライト時にフィーディングしにきているバスであることは明白でした。少なくとも消波ブロックと同じような釣り(テキサスリグ等)では結果はさほど出せなかった。

でもそれは完全に自分の間違いでした。自分はフィルターユニットを消波ブロックと同じように捉えてしまっていた。

フィルターユニットはどの消波ブロックよりも生態系への親和性が高い。特にエビやゴリ系が大量に居着いています。ここ数年、霞ヶ浦水系では小さなエビが増えた気がします。フィルターユニットが大量に投入されたことと無関係ではない気がします。

当然、バスもこれを狙いに来るわけです。フィルターユニットはバスが身を隠す場所ではないけれど、エビを捕食しに来る場所。そのイメージが出来上がってから釣果が上げられるようになりました。
そのきっかけを作ってくれたのは小森プロで、とある年のTOP50北浦戦で他の選手がリミットメイクもままならない中で圧倒的な数を釣っていました。フィルターユニット周りをカットテール3.5インチのノーシンカーで狙ったとのことでした。

スモールワームのノーシンカー。エビのイメージなんですよね、ズバリ。

それまで自分は隙間らしき場所をテキサスリグやファットイカで狙ったり、スピナーベイトで流したり、そうした攻め方ばかりをしていた。それでたまに釣れる時もありましたが、今思えば的外れなことをしていたなと。

時期にもよりますが、ノーシンカー(もしくは極小シンカー)のワームは水郷エリア攻略の上でもっと主力に据えてもいいかもしれない、そんなことを考えています。

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シャッドテールの曲がり癖対策 [タクティクス]

ワームのパッケージ内にトレーは必要ないという人もいますが、私自身はあるに越したことはないと考えています。

以前、トレーを入れることよりもワームの入り本数を増やせればと思って生産工場に打診したところ、トレーはサービスで入れているようなものなのでそれを無くしたところでワームの入り数は変わらないという回答をもらったことがあります。つまりトレーというのはその価格もほんの微々たるもので、その有無が製品単価に反映されるレベルでないということです。ちなみにトレーの型代というものも発生しません。特殊な形状のものを作ったとしてもです。要するに、トレーの有無は製品価格にはほとんど影響がないという事を知っておいて下さい。

厳密にトレーの必要性を考慮するならば、ストレートワームやグラブは要らないとも言えます。逆に絶対に必要なのはチューブ、そしてシャッドテール。

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皆さん大好きなレッグワーム。後から発売された大きい方にはちゃんとトレーが入っていました。でも昔からある小さい方(2.5インチ)には入っていません。お店でこれを買ってきて、ギュウギュウに保管してしまうとどうなるか。

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まぁ、こうなりますよね。こうなるとワームの動きが悪くなり釣果も落ちてしまいます。

こうならないようにするためには、パッケージ内に自分でトレーを入れるのが一番です。え?トレーなんて持っていない?じゃあ次の方法で対処して下さい。

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レッグワームの上下に太めのワームを入れる。色移りしないように同系色のものがいいですが、レッグワームより一回り太いものであれば何でもいいです。写真はテナガホッグですが、これなんて使い古しのものを再利用しています。

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上下に太いワームを入れることでパッケージ内で空間が生まれます。ピッチリと空気を抜いて密封してしまうよりもこの方がワームの癖は付きにくいのです。

ちょっとした手間ですが、ワームを良いコンディションで使うことで釣果もアップする・・・はずです!!

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ノーシンカー使用時におけるPEラインのデメリット [タクティクス]

自分は通常、ノーシンカーのフォールの釣りにおいてはフロロの直結を使うことがほとんどです。
ですが昨年はシンクスパイダーのフィールドテストにおいてPE0.4号+フロロリーダーの組み合わせも多用していました。

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その理由としてはPEラインの視認性にあります。フォールスピードを測るにしてもラインを目で追っていける。そして水中のワームがどこにあるのかおおよそわかる。シンクスパイダーのテストをするのにはうってつけだったわけです。

そしてテストをしているうちに気付いてしまった、その気持ち良さに。
コイル状の糸ヨレがないためフリーフォールがやりやすい。僅かなモーションで軽いワームがピューンと飛んでいく心地良さ。フォール中のバイトが即わかってしまうその視認性。そして何より魚とのファイトにおけるダイレクト感。古い言い方をすれば釣り味の良さ。

PEイイじゃん!!イモグラブなどを投げても非常に気持ち良く使えた。

でも、イイ事ばかりではなかったのです。PEでノーシンカーのフォールの釣りをすると、フッキングに難が出やすいことを痛感してしまった。
「そんな馬鹿な、伸びがないのだからフッキングはいいはずでしょ?」
ところがそうではないんです。

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ワームをフォールさせていく。沈んでいくラインを目で追っていけるのも非常に楽しい。とても集中力が増すのです。

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バイト!この瞬間ラインが止まったり、急に引き込まれたりします。そして驚くべきは、この時点ではロッドにバイトが伝わっていないことが多いです。

ショートバイトやスッポ抜けが多発する際には少し喰わせの間を置きます。この間、魚は移動していくことが多いはずです。アングラー側は、僅かなラインテンションをキープしつつラインを送り込みます。

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この時に魚が釣り人側に走ってきたとします。フロロだったらラインがフケる。でもPEの場合はラインが軌跡を残したままで走っていく。だからアングラーは、魚がどんどん離れる方向に走っていると感じてしまう。実際は魚がどんどん近づいてきているのに、です。

この状態でアワセを入れてもそりゃ掛からないですよね。ラインが大きく弛んでいるのですから。
PE+リーダーでノーシンカーのフォールの釣りを行うとこの現象が多発するのです。

で、今期からはやはりフロロ直結メインに戻すことにしました。まぁルアーのテスト目的という事だったらPE+リーダーを使うこともあるかもしれませんけど。

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