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新チャンバサダー、BH300 [リール]

以前にこのブログで紹介したチャンバサダーC511。おそらく中国製の小型ラウンドベイトリールでは過去一番のクオリティかと思います。値段もブッチギリで高かったですが(¥18,000台)。

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その後の反響もそれなりに大きかったのですが、欲しくても買えないという声が多かった。確かにC511を発売したセラーのところでも完売後ずっと再販されない状況が続いていました。そして現在、C511を入手する術はありません。ですので結果的に、発売してからすぐにオーダーした人しか入手することが出来ないリールになってしまっていました。売り続ければそれなりに売れたと思うのですが、なぜでしょうね。

前モデルW300の時は、限定モデルもそれなりに販売されていましたし、何よりすぐに安価なスタンダードモデルが発売になりました。細部の仕様は簡素化されていましたがその分価格も手頃になっており、チューニングのベースにするにはこれで充分と思えたものです。

自分はC511に関してもすぐにスタンダードモデルが発売されるだろうと予想していました。なぜなら、箱の中に同封してあった分解図のイラストがスタンダードモデルだったから。きっと最初からスタンダードモデルは用意されているのだろうと思っていました。

それから5ヶ月が経過。なかなか出ないなぁ(汗)と思っていたC511のスタンダードモデルがようやく発売になったようです。品番はBH300というらしい。C511と比較して価格もだいぶ抑えられているようです。

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自重は179g。C511よりも3g程度重くなっていますが、許容範囲でしょう。

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スプール重量は10gだそうです。C511は8gでしたから2gほど重いです。スプール形状と構造はC511とは異なるようです。スプールエッジの幅が異なっています。W300ではラインがスプールと本体の隙間に入り込んでしまうという欠点がありましたが大丈夫かな?

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マグネットブレーキユニットの構造も違いますね。C511はスプールの内面に磁界を当てる設計だったのに対して、BH300はスプール側面に磁界を当てる構造に変わっています。キャストフィールもC511とは異なりそうな気がします。

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サムバークラッチは中央が大きく凹んだ形状に変わりました。少し高さが低いような気がしないでもないですが、ストレートハンドルのロッドに装着するか、オフセットハンドルのロッドに装着するかによって、どちらがベターというのは変わってきます。

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外観上で最も印象的なのは本体がABUで言うところの「波型」であるところでしょうか。カラーは現時点でシルバー/ゴールド、ブラック、シルバー、グリーン/シルバー、グリーン/ブラックの5色があるようです。今のところは左ハンドルのみ。

価格は現時点(2023.12.4)で送料込み¥10,585。C511に比べてだいぶお手頃になりました。今の円安じゃなかったらもっと良かったのに。とはいえMingYangのCL30は¥3,000台だったわけですからそれに比べればMingYang社のリールも随分と高くなったものです。

この機種の実機を所有してはいないので機能面での確認は出来ていませんが、少なくともここ数年でMingYangのリールのクオリティも上がってきました。数年前まではクラッチの切れが悪かったりスプールエッジにラインが挟み込んでしまったりといった欠点がありましたが、C511ではほぼ解消されていました。BH300はC511以後のモデルになるのですからその辺りもきっと大丈夫・・・と思いたい(笑)。

アンバサダーの2601Cは中古車が買えるくらいの相場になっています。日本メーカーのラウンドシェイプだって6万円は超えてくるし、そもそも生産数が限られていて買いたくても買えない。チャンバサダーなのにC511は少量生産ですぐに完売してしまったので買えない人が続出しました。BH300は安定供給して欲しいところです。そうすればきっと価格面でも入手のしやすさでも丸型難民の救世主になってくれることでしょう。

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新たなチャンバサダー、C511・2 [リール]

先日、新しいチャンバサダー、C511が届きました。
あれ?!買わないって言ってなかったっけ?はい、言ってました。

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元々、自分は数千円のリールに手を加えることで6万円超のリールをブッチ切ることに意義を見出していました。だって、今の丸型ベイトリールってどれも高過ぎるし、そもそも玉数不足で欲しくても買えなかったりします。そんな折に目を付けたのが中国MingYang社の安価なリールだったというわけです。

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ところが同じことを考えていた人が居たようで、MingYang社のリールをベースにしたチューニングモデルが発売されました。これがW300L-HZSというモデル。

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シャロースプール、アルミ製コグホイール、遠心ブレーキ。これだけでも充分6万円のリールに飛距離面では勝ててしまう。ただ、まだ未完成な部分もありました。マグネットブレーキ、ドラグクリッカー、コグホイール周りのチューニングパーツが発売され、その伸びしろを楽しむ余地がありました。

但し、MingYangのリールには欠点もあります。スプールの隙間にラインを挟み込んでしまいやすい。そしてクラッチの切れがイマイチで半クラッチ状態になりやすい。W300でもこれらの欠点は改善されませんでした。まぁ7000円台のリールだし仕方がないか、と思いながら使っていた人も多かったはず。

そして今回発売されたC511。パッと見はW300のサムバークラッチ版なのかと思いきやそれだけではありません。

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(本体自重実測値:176.3g)

軽量化されたシャロースプール、マグネットブレーキ、連動性能を向上させたコグホイール周り。ドラグクリッカー。W300ではチューニングパーツの換装で性能を上げていた部分がデフォルトで装備されています。

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(スプール自重実測値:8.0g)
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そしてスプール形状も変更されラインを噛み込まないよう改善されました。クラッチの切れの悪さも解消している。その分、お値段も爆上がりで18000円台になってしまいましたが(為替の影響もあり)・・・。

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(片側がショートシャフト化された点にも注目したい)

元々の欠点が改善されたことは大いに喜ぶべきことでしょう。ただ、ユーザー側が手を加える余地がなくなってしまった。あまりにもメーカー(販売店)側が完成度を上げ過ぎてしまいました。何もいじらずとも6万円超のリールに余裕で勝ててしまう。飛距離も、軽さも。

何というか、スーパーサイヤ人になって戦闘力が桁違いに上がった感じでしょうか。ここまで来たら余裕で勝って当たり前、これまで必死に戦っていた敵なんてもう相手にすらならないという。そう考えたら何だか急につまらなく思えてしまった。だから買うのを止めておこうと思ったのです。もっとも、性能面が向上したのに不平を言うというのもおかしな話ではあるんですが(苦笑)。

ところがブログでC511に関する記事をアップしたところ、C511に関する問い合わせが複数来てしまいました。自分は関係者ではないし、そもそも現物を持っていないんですけど(汗)。でもチャンバサダーブームの火付け役になってしまったのは確かですし、C511に関するコメントが寄せられるのも致し方ないのかもしれません。それだけ注目度のあるリールということなのでしょうね。そこで人柱になる腹を括ってオーダーしたというわけです。

が、しばらくしていきなりC511が完売しました。そんな馬鹿な、まだ台数には余裕があったはず。これはまたW300の時と同じようにどこかの業者が買い占めてAmazonで転売をする予兆なのかも?ですので今はチャンバサダーC511を購入することは出来なくなっているようです。こればかりは私にもどうしようもないことなので悪しからず。

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新たなチャンバサダー、C511 [リール]

日本で一番最初にこのブログで紹介したチャンバサダーことMingYang社のW300。そしておそらく日本に入った第一号は自分が所有しているリールです。

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その後、チャンバサダーは渓流ベイトフィネス系のアングラーを中心に一大ブームを巻き起こしました。Amazonで大量に販売する業者が現れたり、正規代理店を名乗る業者まで出てきました。最近はだいぶ落ち着いたとは思いますけれど、結構売ったんじゃないかな?

チャンバサダーW300の面白さというのは¥8,000程度で気軽に入手できたこと、そしてマグネットブレーキユニットやドラグクリッカー、コグホイール周りなどのチューニングパーツが豊富で、釣り人側が手を加えることでさらに性能をアップさせられるという点でした。

そして今年、新しいチャンバサダーが発売となったようです。品番はC511。

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販売店の特注モデルのようですが、こだわり具合が半端ない。何と、サムバークラッチ&マグネットブレーキ仕様。さらにコグホイール周りの回転性能にも手が加えられているようで、スプールフリー時のレベルワインダーの連動性能が格段に上がっているようです。

価格は何と・・・¥18,510(2023.7.1時点)。え?!W300の倍以上ではないですか!まぁ、それでも小型の丸型ベイトリールとしては安いのだけれど。

コレ、また日本でも爆発的に売れるだろうなぁ。でも、今度は自分は買わないかな。値段が高くなってしまったし、最初から性能面が完成され過ぎていて自分自身で手を入れる部分がほとんどない。

そうは言っても、本家アンバサダーの2601Cなんて欲しいと思っても入手なんてとても出来るようなものではないし、この新しいチャンバサダーを代わりに使ってみるというのもいいかもしれないですよ。販売ページへのリンクは貼りませんのでご自身で探してみて下さい。

なお、自分はMingYang社や販売店の回し者ではありませんので念のため。

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コレって本物?レボALXⅡBF8 [リール]

以前、スポンサー挨拶をお願いされてトーナメント会場に出向いた時のこと。着替えを入れたトートバッグを車から降ろしたら周りから「アッ!」という声が。

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あぁそうか、このブランド名を会場で露出してはいけなかったんだ!そこまで気が回りませんでした・・・すみません。何ならペナルティ受けてもいいですよ、参加選手じゃないですけど(爆)。参加選手外でペナルティを受けるなんて、語り草になりますよねきっと(笑)。

そんな冗談はともかく、ABUがトーナメントスポンサーに復帰してくれないかな・・・そう思っている人は大勢いるはず。

さて今回の本題ですが、中国の某ショッピングサイトでABUの新製品が出回っているというのです。本当かよ?日本の販売代理店さんの公式サイトは言うまでもなく本家アブガルシアの公式サイトやSNSを見ても、どこにもそんな情報なんて出回っていないんですけど・・・ガセなんじゃないの?

ちなみに該当する製品というのはこちら。

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おぉ!イイじゃないか!!でもこの情報、本物なのかなぁ?

でもですね、この新製品が掲載されている販売サイト、1つや2つじゃないんです。あっちこっちに載っている。既に手元に現物を持っている販売店もあるみたいです。中国では先行発売ということなのかな?それともただ単に中国関係者が勝手に先に流通させちゃったんだろうか?

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こちらのALXⅡのベイトフィネスモデルはシャフトレス仕様の33mmシャロースプールにマグネットブレーキ。目新しい機構ではないけれど、コレですよ求めていたのは!アルミフレームでありながら自重155gというのも軽くて良いですね。ギアの素材が不明ですが、これがブラスギアだったら自分的には100点満点スペックです。

今年発売された5世代目のレボシリーズですが、長軸シャフト付の35mm径スプール、可変遠心ブレーキと、自分の好みとは逆行するかのような仕様だったので全く興味が持てませんでした。少なくとも軽量ルアーを快適に扱える機種ではないですよね。ABUは日本市場に消極的なのだろうからもうシャフトレススプールのベイトフィネスモデルは出さないのかな、なんて思っていました。

ハイエンドモデルのゼノンが長軸シャフトスプールになり、5世代目のレボシリーズまで同様になってしまってアブの現行モデルに対する興味を完全に失ってしまっていたところです。もしこの情報が本物であればメチャクチャ嬉しい。レボの素晴らしさはシャフトレススプールにあり。断言できます。これだけでアブを選ぶ理由になり得るんです。

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メタルボディースピニング [リール]

自分はリールフットの素材が樹脂製(カーボン等)のスピニングリールが好きです。冬場のバス釣りを想定しているので金属製フットだとキーンと冷たくて仕方がない。それにバス釣りのライトリグであれば樹脂フットのリールで使用には全く差し支えありません。

でも世の中の流れ的に、ある程度のグレードのリールになるとフルメタルボディーになってしまう。高級モデル=フルメタルの図式が出来上がってしまっている印象です。廉価版のリールは樹脂製だったりもするのですが、それではやはり性能面で物足りない。

フルメタルボディーの良さは剛性感に尽きるでしょう。だからリールに負荷が掛かる釣りであればフルメタルボディーに拘る人が多い事にも頷けます。シーバスやオフショアゲームなどではフルメタルボディー一択なのでしょうね。

実は昨年末にボートシーバスの釣りで、樹脂製ボディー+ハイギアのリールで1ozのメタルバイブレーションを使いました。そうしたら何と、巻き心地がガコンガコンしていました(滝汗)。そのリールも無負荷状態だと滑らかな巻き心地ではあるのです。でも、負荷を掛けたら明らかに巻き心地がおかしくなった。

それまで同じ用途に使っていたレボネオス2500Sも樹脂製ボディーのリールでしたがこんなことにはなりませんでした。同じメタルバイブレーションを普通に使えていました。果たしてそれがギア比の違いによるものなのか、ネオスは樹脂製であってもボディー剛性が高かったのか?いずれにせよシーバス用のリールを再考する必要がありました。

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次にいつ行くのか予定は全くないのですが、ボートシーバス用にレボALXシータ3000SHを購入。これはアルミ合金ボディーなので剛性感は問題ないはず。現物を手にしてみてもかなりガッチリした印象です。MGXシータに比べるとやや重いですが、シーバス釣りに使うのだったら別にそれでいい。

近日中にボートシーバス釣りに行く予定がないのだったら何も今買わなくてもいいんじゃない?という見方も出来ますが、このカタチのリールがアブのラインナップから消えてしまわないうちに手に入れておこうと思いました。おそらく今後アブが主軸に置くであろうV型ローター形状のリールが自分には合いそうにないので(汗)。

自分はスプールエッジ近くまでラインを巻いて使うのが好きなのです。ライントラブルのリスクが上がることは承知しているのですが、それを気にしてラインを少なめに巻いてしまうと着水後のフリーフォールで差が出る気がしているからです。
結果的に自分は他の人よりもライントラブルを起こす率が高いはずなので、少しでもそのリスクを抑えておきたい。そう考えるとやはり従来の形状のリールの方がベターな選択であるはず。

改めて手にしてみると、ALXシータなかなか良い。ガッチリ感はむしろ上位機種のMGXシータより良いくらい。新しい機種ではないので値段も安い。この勢いで2500番も行ってしまおうか・・・???

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AMO レボ用ラインガイド [リール]

自分は基本的にリールのドレスアップというのはあまり好まないのですが、なかなか面白いパーツを作ってくるのが中国のAMOというメーカー。

何故AMOなのかというと、ここにしかないパーツというのが色々あるから。REVO4SX用の33mm径シャロースプールなんて日本のドレスアップパーツメーカーにはありません。愛用していますがモノとしても非常に良いです。なお自分はAMO社の回し者ではありませんので誤解のなきよう。

そんなAMO社が最近また変わったモノを出して来ました。こんなモノを発売してくる日本のドレスアップパーツメーカーはありませんから、おおっ?となった。

それはレボ用のラインガイド。

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初代のレボシリーズはラインガイドが縦長で比較的口径が広いものでした。以後、LT、LTX、MGXあたりまでの機種はやや縦長で口径の広いラインガイドがついています。

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口径が小さくなったのはLTX-BF8、SLC、ALC以降のモデルくらいからで、REVO4以降のモデルもラインガイドの口径が小口径化されています。

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それで大きく飛距離が落ちたとまでは言えませんが、12lb以上のラインを使う際にはさすがに口径が狭いのでは?という気がしないでもありませんでした。

AMOのラインガイドは口径が広くなっており、厚みも薄いものになっています。厚みが薄いという事は、それだけラインガイドの位置を前方にしたということでもあるので、ロングノーズ化と同じ効果が期待できそう。これは盲点でした。

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若干値段が張りますが(2023.1.15時点で¥4,704)、これはちょっと試してみたい一品。でもあいにく自分は対象モデルを持っていないので、レボ4用を早く作ってくれないかな。

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真冬のリール考 [リール]

今年の初めにMGXシータ2000SHを2台購入して使っていたのですが、性能面でも満足の出来る製品だったためとても気に入り、先日MGXシータの2500SHも1台追加購入しました。

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MGXシータが日本で発売されたのは2020年ですが、I CAST SHOWやアブガルシアのSNSでレボシリーズのモデルチェンジが発表となっていますのでそろそろモデル末期かと思います。もし旧型扱いということになればこれから安くなるかもしれない。今は待ち時か?
でも自分は市場から無くなる前に手に入れておきたかった。実用上では特に急ぐ必要は全くありませんでした。一部の海外販売店サイトなどで目にすることが出来るモデルチェンジ後のニューモデルは形状的にきっと自分には合わない。ですので、型落ち云々などより、自分に合った道具が無くなってしまうかもしれないという危機感からリールの追加購入に至りました。

MGXシータを導入する際、1点だけ気掛かりだったことがありました。それはリールフットが金属(マグネシウム)製だったこと。現在は剛性重視ということでリールの外装はフルメタル化の方向性にあります。確かに負荷の大きな釣り(青物狙いのソルトゲームなど)ではその考えは正しいのですが、バスであれば自分はリールフットは樹脂素材のものが理想です。寒い時期でも冷たくないから。とはいえ現行の候補の中にその選択肢は残念ながらありませんでした。

まだ厳寒期というには少し早かった先日の戸面原ダム。晴れの予報だったものがどういうわけかしっかりと雨に降られ、日中の気温も10度までしか上がらなかった。雨に濡れたこともあったのでしょうけれど、MGXシータのリールフットの冷たい事!特にロッドを持ち替えた直後なんて、キンキンに冷えていました。
それに比べて樹脂フットのリール(レボPRM)は冷たいには冷たいですが、素材そのものが芯から冷え切っているという感じではなく、持った瞬間の「冷たっ!」という感覚はないです。同時に持ってみると冷え度合がまるで違う。冬場の釣りでこの差は大きい。まぁ、真冬に本気モードで釣りをしようという人が少ないのでどうしても少数意見になってしまうのですけれど。

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この冬、どちらのリールをメインに使おうか悩んでいます。冷たいけれど使用フィーリングの良いMGXシータにするか、樹脂フットのPRMにするか。PRMはだいぶ酷使しているので少しガタも出始めており、使い心地に関してはMGXシータの方がだいぶ良い。

物凄くダサいものになるような気もするし、現実的ではないのだけれど、この時期になるといつも思う。ロッドのグリップがカイロのように暖かくなってくれたら良いなぁと・・・。

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レボシリーズ 2022フルモデルチェンジ [リール]

今期のアブガルシアは新製品がテンコ盛りのようです。

ハイエンドモデルとなるゼノンシリーズ(ベイト)が発売されて間もないので今年はもう何もないかと思いきや、I CAST SHOWではフルモデルチェンジとなるレボシリーズが発表されていたようで、既にアブガルシアの公式SNSでは7月から写真も公開されていました。

ベイト、スピニング共にフルモデルチェンジとなるようで、ベイトは5代目のメインフレーム(REVO5)、スピニングは3代目のメインフレーム(REVO3)となるはず。日本でも愛用者の多いレボシリーズのフルモデルチェンジって結構なニュースだと思うのだけどな。

自分自身は新型が出るたびにどんどん買い換えていくという消費者ではないですが、よほど革新的な機構を備えていたりするなら気になって買ってしまうかも?
そうでなくても何らかの理由でリールの購入が必要になった際には、当然現行品が候補に挙がることになります。買うか買わないかは別として、どのような製品が発売されているのかくらいは気に留めておきたいところです。

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アブガルシアの公式SNSでも機能面に関してはまだ触れられていないようです。大きく変わっている部分、あるのかな?これまで同様のシャフトレススプール仕様であることを願うばかり。

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スピニングはゼノンのVローターを継承してしまいましたか。これは賛否が分かれそう。自分は使ったことがないので何とも言えませんが。

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ゼノンベイトの時も感じましたが、グローバルモデルはロゴを主張し過ぎ(苦笑)。ゼノンベイトのジャパンモデルはその辺りを上手く処理していると思いました。今回のレボシリーズからはロゴも刷新したこともあってなおさらロゴの主張が強過ぎですね(個人的な感想です)。

機能面の詳細が不明ですので続報が気になるところではありますが、もっと気になるのはこれらの新製品リリースに関するニュースが日本では全くと言いほど話題に上がっていないことです。写真が公開されてから、もう1ヶ月近く経ちますから。

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ABU ディプロマット601M [リール]

今年に入って俄かに注目度がアップしているクローズドフェイススピニング(アンダースピン)リール。

軽量ルアーを圧倒的な手返しの良さで撃っていけるのが最大のメリットであり、一部のコアなアングラーに支持を受けているリールでもあります。反面、一般に浸透しないのは
・重い
・巻き上げが遅い
・巻き上げ力がない
・オシレーション機構がない(機種による)
といったデメリットがあるからです。

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このうち、重さに関してですが私の愛機であるPREMIER706で288g。現行モデルの506mkⅡも288g。要するに300g近い。スピニングは2500番でも200gを切っている機種が多いわけですからそれより100gも重いというわけです。

自重といい機構といい、クローズドフェイススピニングリールは40年前のモデル(ABU506)と比較しても何ら進化をしていません。
この手のリールは機構上、自重がかさむのは致し方ないなんて声も聞かれますが、実は物凄く軽いモデルもあったんです。

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それがディプロマット602。自重は190gですから近年のスピニングリールとさほど変わらない印象です。しかもちゃんとオシレート機構も付いているのでラインがスプールに均一に巻けます。当然、キャスト時のライン放出もスムーズ。

このリール、エビスフィッシングがABUの総代理店だった時代に販売していたものなのでもう40年近く前のモデルです。ですがカーボン製で質感がチープだったためか当時も不人気でした。販売年数が短かったこともあって流通している玉数が極めて少ないレアものです。

それが本日、たまたま立ち寄ったリサイクルショップでディプロマット601Mを発見!!マジか?!

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値段は何と¥3,900(笑)。まぁ、メチャクチャ古いリールだし、当時の価格も¥16,000程度のものだったから、妥当な値付けと言えばそうなのかな?当然、リアクションバイト。多分使わないんだけど、嬉しい(笑)!!

モデル末尾の「M」はきっとマッチフィッシングモデルの意と思われます。602はサイレントモデルでしたが601Mはハンドルを回すとカリカリ音がします。

601Mに関しては602よりもサイズが小さいこともあり自重が185g。おそらくこの手のリールとしては史上最軽量と言えるでしょう。

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本体のサイズ感はあまり602と変わらない気もしますが、前から見てみると径が明らかにコンパクトですね。ギア比4.1でスプール径も細いとなると、巻取りはメチャクチャ遅いはず。602よりもさらに遅いのかと考えただけで、実戦には絶対に使う気がしません(笑)

こんなレアものがさらりと並んでいるなんて・・・リサイクルショップ、侮れねぇ。

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ゼノン ベイトキャスティングモデル [リール]

アメリカのフィッシングショーというと7月に開催されるI CAST SHOWがそれにあたるのですが、バスマスターズクラシックの会場で新製品を発表するメーカーも少なくないようです。

アブもこのタイミングで新製品を発表するケースが多く、先日開催されたバスマスターズクラシックではグローバルモデルのゼノンのベイトキャスティングリールが発表になったようです。同時に、アブガルシアのSNSでもゼノンベイトリールの写真やらプロモーション動画やらが一気に出てきました。

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財政が厳しいので買わないつもりではいますが、一応アブフリークとしてチェックしました。

ゼノンはレボシリーズの上位にあたるフラッグシップモデルのはず。価格的にも一番高い。既にアブガルシアがSNS上で情報を公開してからだいぶ経つのだけれど、日本でちっとも話題に上がらないのは宣伝要員としても重要な役割を果たしていた有名プロがゴッソリ居なくなってしまったからでしょうか。まぁ、グローバルモデルを日本で発売するのかどうかはわかりませんが。

ゼノンシリーズの中でもさらに3種類のグレード分けとなっているようです。

【MG-LTX】
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  • 8防錆ベアリング、2セラミックベアリング、1ローラーベアリング
  • マグネシウムフレーム
  • カーボンサイドプレート
  • 4点式可変遠心ブレーキ
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • 軽量スプール
  • ギア比8.3:1
  • 自重4.5oz(約128g)
  • 10lb120yds 12lb100yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$499.95

LTXという名称ですがベイトフィネスモデルではありません。
グローバルモデルのレボ4STXが12lb145ydsなのでそれよりは浅溝化され、実用性は増したと言えそうです。軽量設計のスプールとスプール周りのセラミックベアリングはゼノンシリーズの中でもLTXのみの装備のようです。それにしても軽い・・・軽すぎでは?

【MG-X】
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  • 10防錆ベアリング、1ローラーベアリング
  • マグネシウムフレーム
  • カーボンサイドプレート
  • 4点式可変遠心ブレーキ
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • ギア比8.3:1、6.8:1
  • 自重5.1oz(約145g)
  • 10lb135yds 12lb110yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$399.95


【X】
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  • 9防錆ベアリング、1ローラーベアリング
  • アルミフレーム
  • インフィニブレーキ(マグ+遠心)
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • ギア比8.3:1、6.8:1
  • 自重5.5oz(約156g)
  • 10lb135yds 12lb110yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$299.95

ゼノンシリーズ、ハイエンドモデルだけにもう少しレボシリーズとの差別化を図っても良かったのでは・・・?但し、今後はグローバルモデルをベースにしたジャパンモデルが出てくることを期待したいです。

**********

レボシリーズの優位性というのはインフィニⅡと呼ばれるショートシャフトスプール構造。でもデフォルト状態ではスプールが重く、その優位性が発揮されないんです。

ところがこれを軽量なスプールに換装すると大化けします。回転の軽さは当然の事、立ち上がりの瞬足さが半端じゃない。ロングシャフトのスプール構造ではどうしてももたつきが出ます。

ところが、レボは総じてデフォルトのブレーキが弱いモデルが多いため、軽量スプールに換えてしまうだけではピーキーな仕上がりになってしまう。それをカバーするため、レボのヘビーユーザーはマグネットブレーキを強化するのです。

インフィニⅡスプール構造ありきで、軽量スプールへの換装とマグネットブレーキの強化という2つを施す。すると「飛ぶ」「伸びる」「バックラッシュしない」というスーパーレボが出来上がる。オーバーハング下の奥の奥までノーサミングのスキッピングがバシバシ決まる心地良さは一度使ったらもう手放せない。

そんなスーパーレボに仕上げるための前提条件としては
・インフィニⅡスプール構造であること
・マグトラックスブレーキシステムであること
が必須。
遠心ブレーキ(IVCB)やマグ+遠心(インフィニブレーキ)では駄目なんだなぁ。ピッチング用には遠心もいいんですけれど。

何が言いたいのかというと、ゼノンシリーズにマグトラックスブレーキモデルがないのが非常に残念という事です。ちなみに日本人のバスプロが手掛けたレボのシグネイチャーモデルはどれもマグトラックスブレーキをベースにしていたはず。アブのロープロフィールベイトリールはマグトラックスブレーキであることがとても重要だと思っています。

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