伝説のロックバンドとコットンコーデル [プラドコ]
「追っかけ」というレベルではなかったのですが、学生時代はアイドルM.Kさんが好きでした。ホンワカした雰囲気で人気がありました。シングル曲はほぼチャート1位になっていたほどです。M.Kさんのファンは彼女のホンワカした優しい雰囲気に惹かれていたのだろうと思います。
しかしどういうわけか突然、M.Kさんがロックバンドのボーカルに?!この曲って果たしてロックと言えるのかなぁ?という曲ばかりでしたが(汗)。それにしてもバンドのボーカルってあまりにもイメージが違い過ぎるだろう、と当時は誰もが思ったはず。
しかし、バンドでリリースした曲はアイドル時代の曲のセールスには及びませんでした。結局バンドは2年足らずで消滅。やはりイメージってそう簡単に変えられるものではないですよね。
で、ルアーブランドのコットンコーデル。
ルアー歴が長い人にはこのロゴは見覚えがあるはず。でもこれは旧タイプのロゴなのです。
ちなみにここ最近のロゴはコレでした。これはラ・ムーですよね(笑)。デザインだけ見れば決して悪くはないですけどね。
そしてコットンコーデルのロゴが再び新しくなります。コレです。
新しくなってはいますけれど、回帰しましたね(笑)。やっぱりこの雰囲気ですよね。
実際のルアーの台紙はこうなります。しばらくは新旧のパッケージが混在すると思いますがご了承願います。
さて、人気の旧ロゴをあしらったメッシュキャップも4月発売予定です。
【Cコーデルキャップ】
ブラック
グリーン
ネイビー
・標準小売価格¥1,650+税
一度浸透してしまったイメージを変えるって難しいものですね、というお話でした。
しかしどういうわけか突然、M.Kさんがロックバンドのボーカルに?!この曲って果たしてロックと言えるのかなぁ?という曲ばかりでしたが(汗)。それにしてもバンドのボーカルってあまりにもイメージが違い過ぎるだろう、と当時は誰もが思ったはず。
しかし、バンドでリリースした曲はアイドル時代の曲のセールスには及びませんでした。結局バンドは2年足らずで消滅。やはりイメージってそう簡単に変えられるものではないですよね。
で、ルアーブランドのコットンコーデル。
ルアー歴が長い人にはこのロゴは見覚えがあるはず。でもこれは旧タイプのロゴなのです。
ちなみにここ最近のロゴはコレでした。これはラ・ムーですよね(笑)。デザインだけ見れば決して悪くはないですけどね。
そしてコットンコーデルのロゴが再び新しくなります。コレです。
新しくなってはいますけれど、回帰しましたね(笑)。やっぱりこの雰囲気ですよね。
実際のルアーの台紙はこうなります。しばらくは新旧のパッケージが混在すると思いますがご了承願います。
さて、人気の旧ロゴをあしらったメッシュキャップも4月発売予定です。
【Cコーデルキャップ】
ブラック
グリーン
ネイビー
・標準小売価格¥1,650+税
一度浸透してしまったイメージを変えるって難しいものですね、というお話でした。
スクエアA クリアー [プラドコ]
元々は秋に発売予定だったスクエアAのスミスリミテッドカラーがようやく発売になりました。でも、12月ってどう見ても冬ですよね(汗)。秋のクランキングシーズンに間に合わず大変申し訳ございませんでした。
PRADCO社からの納期連絡、いつも当然の如く遅延するのは本当にどうかしていただきたいところ・・・。
けれどもこれで、スクエアAの通常品にはラインナップされていないカラーを入手することが出来るようになりました。マットチャートやクロキン、パールチャートなんて絶対的に必要なカラーですから。通常のカラーラインナップにそうしたカラーが存在すればわざわざリミテッドカラーなんて作る必要もないのですけどねぇ。
そして今回、スミスリミテッドカラーではラインナップされなかったスペシャルカラーというのが実は1色あるんです。
それが究極の反射板入りカラー「クリアー」。
そもそも反射板カラーの強みといったら瞬間的なフラッシングに尽きます。見えバスに対して試してみるとビクッと身悶えするのがわかる時があるほどです。いきなりピカッと光るから刺激を感じるのでしょうね。スミスリミテッドカラーにおいても反射板入りカラーを多数ラインナップしています。それは何故かというと、スミス内のPRADCOプロジェクトチームが自分も含めて皆シニア層だから。良き時代にロングAやモデルAなどで散々良い思いをしてきた人ばかりなので反射板入りカラーが大好きというわけです。
ですが反射板入りカラーの強みを生かすには留意すべき点が1つあります。反射光を阻害するようなカラーを不必要に塗らない事です。だから背中面にも、腹面にも、必要最小限のカラーを塗るに留めています。ただこれはある程度セールス面も考慮しているというのが本音。何故なら反射光の力を最大限に活かそうと思ったら、本来ならば背中面にも腹面にも、何も色を塗らない方が良いに決まっているんです。
でもこの究極の反射板入りカラー"クリアー"を作ってしまったところがあります。
それは大阪にあるロットンさんというショップ。ロットンさんのスペシャルカラーなのでここでしか買うことは出来ません。サイズはB05SL(3/8oz)のみになります。
その違いは写真で撮っただけでわかります。色付きと較べて反射光の強さが段違いなんです。光を当てるともうツルッツルのピッカピカ!!
なので、クリアーカラーだからといってナチュラルカラーだなんて思わない方がいいかもしません。超絶な明滅で強力な反射光を繰り出すリアクション要素満載カラーだと思って使うのがいいかと思います。
限定生産カラーなので気になる方はお早めにロットンさんへ!通販でも買えます。
PRADCO社からの納期連絡、いつも当然の如く遅延するのは本当にどうかしていただきたいところ・・・。
けれどもこれで、スクエアAの通常品にはラインナップされていないカラーを入手することが出来るようになりました。マットチャートやクロキン、パールチャートなんて絶対的に必要なカラーですから。通常のカラーラインナップにそうしたカラーが存在すればわざわざリミテッドカラーなんて作る必要もないのですけどねぇ。
そして今回、スミスリミテッドカラーではラインナップされなかったスペシャルカラーというのが実は1色あるんです。
それが究極の反射板入りカラー「クリアー」。
そもそも反射板カラーの強みといったら瞬間的なフラッシングに尽きます。見えバスに対して試してみるとビクッと身悶えするのがわかる時があるほどです。いきなりピカッと光るから刺激を感じるのでしょうね。スミスリミテッドカラーにおいても反射板入りカラーを多数ラインナップしています。それは何故かというと、スミス内のPRADCOプロジェクトチームが自分も含めて皆シニア層だから。良き時代にロングAやモデルAなどで散々良い思いをしてきた人ばかりなので反射板入りカラーが大好きというわけです。
ですが反射板入りカラーの強みを生かすには留意すべき点が1つあります。反射光を阻害するようなカラーを不必要に塗らない事です。だから背中面にも、腹面にも、必要最小限のカラーを塗るに留めています。ただこれはある程度セールス面も考慮しているというのが本音。何故なら反射光の力を最大限に活かそうと思ったら、本来ならば背中面にも腹面にも、何も色を塗らない方が良いに決まっているんです。
でもこの究極の反射板入りカラー"クリアー"を作ってしまったところがあります。
それは大阪にあるロットンさんというショップ。ロットンさんのスペシャルカラーなのでここでしか買うことは出来ません。サイズはB05SL(3/8oz)のみになります。
その違いは写真で撮っただけでわかります。色付きと較べて反射光の強さが段違いなんです。光を当てるともうツルッツルのピッカピカ!!
なので、クリアーカラーだからといってナチュラルカラーだなんて思わない方がいいかもしません。超絶な明滅で強力な反射光を繰り出すリアクション要素満載カラーだと思って使うのがいいかと思います。
限定生産カラーなので気になる方はお早めにロットンさんへ!通販でも買えます。
2023PRADCO廃盤品 [プラドコ]
I CAST SHOWを機にPRADCO社の新製品も発表となりましたが、同時に廃盤品も出てきます。むしろこちらの方が気になる人もいるはず。だって新製品は欲しかったらこれから買えますもの。困るのは必要なのに入手出来なくなる方です。
【スミスウィック エリート8ログ】
エリート8ログ、カタログ落ちが判明したのはつい先日ですが、事実上の生産中止はもっと前からと言っていいです。というのも、スミスで発注をしても1年以上入荷がなかったからです。その間は当然スミスのメーカー在庫もゼロでした。1年以上流通がなかったという事です。店頭在庫もだいぶ薄くなっているのではないかと。
オーダーしても入ってこないのは、もしかすると中国の生産工場のゴタゴタに巻き込まれてしまったかタングステン球の手配に難儀している可能性もあるかもしれないと再生産に一抹の望みを託していましたが、残念ながら正式に廃盤と発表されました。
4-1/2インチサイズのショートビルタイプで一番潜るのがこのエリート8でした。ジャークベイトなのに引き心地はかなり重く、硬目のロッドでないと操作しづらい一面こそありましたが、低水温期に重宝していた人は多いはず。今のうちに店頭在庫の確保をお願いします。
【ボーマー フラットA B02FA ディープフラットA B02DFA】
ボーマーの新世代バージョンBMBシリーズが発売になった時、在庫の兼ね合いからなのか旧世代モデルのBシリーズと混在していましたが、数年以内にBMBシリーズに統一するという話はPRADCOからも聞いていました。モデルAとフラットAがそれに該当します。
フラットAとディープフラットAに関しては、新世代のBMBシリーズは重心移動搭載となっています。
が、自分のお勧めは断然固定重心の旧タイプ。旧タイプのB02FAとB02DFAは是非今のうちに入手しておいて下さい!
【ボーマー モデルA B04A、B05A、B06A、B07A】
旧世代モデルのBシリーズと新世代モデルのBMBシリーズが混在する状況となっていましたが、モデルAも遂にBMBシリーズに統一されました。ただ、モデルAのBMBシリーズはなかなか良いです。
とはいえロングセラーのモデルAは強い拘りを持って愛用している人も多いでしょう。旧モデルに魅力を感じる方は今のうちにどうぞ。B04Aは鉛ウェイトなので、コトコト系が好きな人は絶対に旧モデルです。
この他、スクエアAとシャローAも新世代モデルのBMBシリーズにモデルチェンジとなりましたので、こちらも旧世代版が好きだった方は今のうちに。ファットフリーシャッドシリーズも新世代モデルのBMBシリーズに全て統一となりましたので、旧モデルが好きな方は早目に店頭在庫をお買い求め下さい。
【スミスウィック エリート8ログ】
エリート8ログ、カタログ落ちが判明したのはつい先日ですが、事実上の生産中止はもっと前からと言っていいです。というのも、スミスで発注をしても1年以上入荷がなかったからです。その間は当然スミスのメーカー在庫もゼロでした。1年以上流通がなかったという事です。店頭在庫もだいぶ薄くなっているのではないかと。
オーダーしても入ってこないのは、もしかすると中国の生産工場のゴタゴタに巻き込まれてしまったかタングステン球の手配に難儀している可能性もあるかもしれないと再生産に一抹の望みを託していましたが、残念ながら正式に廃盤と発表されました。
4-1/2インチサイズのショートビルタイプで一番潜るのがこのエリート8でした。ジャークベイトなのに引き心地はかなり重く、硬目のロッドでないと操作しづらい一面こそありましたが、低水温期に重宝していた人は多いはず。今のうちに店頭在庫の確保をお願いします。
【ボーマー フラットA B02FA ディープフラットA B02DFA】
ボーマーの新世代バージョンBMBシリーズが発売になった時、在庫の兼ね合いからなのか旧世代モデルのBシリーズと混在していましたが、数年以内にBMBシリーズに統一するという話はPRADCOからも聞いていました。モデルAとフラットAがそれに該当します。
フラットAとディープフラットAに関しては、新世代のBMBシリーズは重心移動搭載となっています。
が、自分のお勧めは断然固定重心の旧タイプ。旧タイプのB02FAとB02DFAは是非今のうちに入手しておいて下さい!
【ボーマー モデルA B04A、B05A、B06A、B07A】
旧世代モデルのBシリーズと新世代モデルのBMBシリーズが混在する状況となっていましたが、モデルAも遂にBMBシリーズに統一されました。ただ、モデルAのBMBシリーズはなかなか良いです。
とはいえロングセラーのモデルAは強い拘りを持って愛用している人も多いでしょう。旧モデルに魅力を感じる方は今のうちにどうぞ。B04Aは鉛ウェイトなので、コトコト系が好きな人は絶対に旧モデルです。
この他、スクエアAとシャローAも新世代モデルのBMBシリーズにモデルチェンジとなりましたので、こちらも旧世代版が好きだった方は今のうちに。ファットフリーシャッドシリーズも新世代モデルのBMBシリーズに全て統一となりましたので、旧モデルが好きな方は早目に店頭在庫をお買い求め下さい。
ロングA(B14A)スミスリミテッドカラー [プラドコ]
アメリカではI CAST SHOWが開催される夏に新製品の発表になることが多いです。そしてその時期になると、スミスにはPRADCO社から廃盤品も伝えられてきます。
2021年の夏、PRADCO社から送られてきた廃盤リストを見て驚いてしまった。そこにはBanditのフットルース、ヘドンのポップンイメージJr.、ボーマーのモデルA(B02A)、ファットA、そしてロングAのB14Aと明記されていたからです。
マジか!慌ててポップンイメージJr.、モデルA(B02A)、ロングA(B14A)を買い足したのは言うまでもありません。
そしてこの情報を得た販売店さんの中にも、在庫確保に動いた店が何軒かありました。そりゃそうですよねぇ、なくなったら困るルアーというのがありますからね。
そしてフットルース、ポップンイメージJr.、モデルA(B02A)、ファットAはWEBカタログ上からもその姿を消しました。ところがロングA(B14A)だけは5色が掲載されていました。廃盤じゃないじゃん!廃盤詐欺じゃん!と何度言われたことか。でも、ごめんなさい。
とはいえ・・・たった5色。ちなみにロングA(B15A)は現時点で41色もあります。想像するに、PRADCO社はB14Aを廃盤にするつもりだったんだろうと思います。ところが残り5色の在庫を思うように売り捌けなかったのではないかと。在庫が残ってしまったので、そのまま販売を続けている状況なのではないかなぁと思います。
小さめのミノーって、世界的にはあまり需要がないのかもしれません。何故なら、ロングAの最小サイズB13Aも、ラトリンログの小型サイズであるARA1200も、既に廃盤になっていますからね。だからB14Aに関しても在庫が無くなり次第に廃盤になっても何らおかしくはないのです。
ロングAに関してはB15Aの人気が高いのですが、自分はB14Aの方が好き。自分が中学生~高校生の頃にロングAは大ブームを巻き起こしていました。当時はロングAとフレックウィードウェーダー(スピナーベイト)が大人気で、牛久沼でも亀山ダムでも皆がこれを投げていたのです。そんな時代があった。その時のロングAというのがB14Aだったのです。当時はミノーの標準サイズは9cmでしたから。自分は今でも、関東のフィールドの多くでは11cmより9cmの方がサイズ的には合っていると思っています。
そしてスミス内PRADCOプロジェクトチームのMさんもB14Aが大好きな人です。今回、B14Aのリミテッドカラーを作りたいと提案したのはMさんでした。
確かに、現行カラー5色だけですからね。それも近いうちに無くなる可能性がある。それだったら使える色をスミスで作ってラインナップしてしまおうとのことでした。自分もその提案には賛成。B14Aは良いルアーですから。
カラーは私も含めプロジェクトチーム内で検討しました。自分はペイント系のカラーやメッキ系のカラーも提案したのですが、Mさんはどうしても全て反射板入りで行きたいと希望していました。それであればということで今回のカラー構成はMさんの希望で全て反射板入りカラーで構成されています。提案者が一番の思い入れや意図を持っているでしょうからそれを優先させたというわけです。ただこの時点では、どうしてMさんが反射板入りのカラーに拘っているのかは理解していませんでした(のちに知ることになります)。
そんなわけで、5~6月に発売となるリミテッドカラーは以下の7色です。今年のフィッシングショーでも展示していたのですが、一部のカラーが仕様変更となっています。
SLA1.XBL-Flash
SLA2.XBW-Flash
SLA3.XRS-Flash
SLA4.XRW-Flash
SLA5.XRY-Flash
SLA6.Clown-Flash
SLA7は欠番。試作段階で理想通りの仕上がりにならず、止めました。
SLA8.Florida-Flash
後日、Mさんが反射板入りカラーに拘っていた理由を教えてもらうことが出来ました。それを聞いて、なるほど~と。
B15Aも同様ですが、現行のロングAには大きく分けて2種類あります。反射板入りのものと、そうでないものです。でもこれは単に反射板の有無だけの違いではありません。ウェイトバランスが決定的に違う。これが一番重要なのだと。
反射板入り:頭部に固定ウェイトが1個入っているのみ。
ラトルとしてはワンノッカーです。そして前方重心です。固定ウェイトならではの安定感があります。
反射板なし:ブラスビーズが5個入っています。
特にB14Aはウェイトルームの構造上、これが前方には移動しません。ボディー後部を自由にウェイトが移動するかたちになります。結果、シャラシャラ系のラトルサウンドです。そしてバランス自体がやや不安定なものになります。
浮き力もまるで違います。浮力は反射板入りの方が断然強い。そして浮き姿勢に関しては、反射板入りは水平姿勢、反射板なしはやや尻下がりの姿勢で浮きます。
どちらが良いという事ではないのですが、Mさん的にはロッド操作に対するレスポンスが良い反射板入りの方が好みだという事でした。
B14Aの現行品は大きく分けて2種類なんて言いましたが、さらにクリアー素材とボーン素材の違い、年代別によって異なるモールド構造の違いなどを加味していけばさらに細分化されていくことになります。この辺りがまた、アメリカンルアーの奥の深さと言われる所以です。
2021年の夏、PRADCO社から送られてきた廃盤リストを見て驚いてしまった。そこにはBanditのフットルース、ヘドンのポップンイメージJr.、ボーマーのモデルA(B02A)、ファットA、そしてロングAのB14Aと明記されていたからです。
マジか!慌ててポップンイメージJr.、モデルA(B02A)、ロングA(B14A)を買い足したのは言うまでもありません。
そしてこの情報を得た販売店さんの中にも、在庫確保に動いた店が何軒かありました。そりゃそうですよねぇ、なくなったら困るルアーというのがありますからね。
そしてフットルース、ポップンイメージJr.、モデルA(B02A)、ファットAはWEBカタログ上からもその姿を消しました。ところがロングA(B14A)だけは5色が掲載されていました。廃盤じゃないじゃん!廃盤詐欺じゃん!と何度言われたことか。でも、ごめんなさい。
とはいえ・・・たった5色。ちなみにロングA(B15A)は現時点で41色もあります。想像するに、PRADCO社はB14Aを廃盤にするつもりだったんだろうと思います。ところが残り5色の在庫を思うように売り捌けなかったのではないかと。在庫が残ってしまったので、そのまま販売を続けている状況なのではないかなぁと思います。
小さめのミノーって、世界的にはあまり需要がないのかもしれません。何故なら、ロングAの最小サイズB13Aも、ラトリンログの小型サイズであるARA1200も、既に廃盤になっていますからね。だからB14Aに関しても在庫が無くなり次第に廃盤になっても何らおかしくはないのです。
ロングAに関してはB15Aの人気が高いのですが、自分はB14Aの方が好き。自分が中学生~高校生の頃にロングAは大ブームを巻き起こしていました。当時はロングAとフレックウィードウェーダー(スピナーベイト)が大人気で、牛久沼でも亀山ダムでも皆がこれを投げていたのです。そんな時代があった。その時のロングAというのがB14Aだったのです。当時はミノーの標準サイズは9cmでしたから。自分は今でも、関東のフィールドの多くでは11cmより9cmの方がサイズ的には合っていると思っています。
そしてスミス内PRADCOプロジェクトチームのMさんもB14Aが大好きな人です。今回、B14Aのリミテッドカラーを作りたいと提案したのはMさんでした。
確かに、現行カラー5色だけですからね。それも近いうちに無くなる可能性がある。それだったら使える色をスミスで作ってラインナップしてしまおうとのことでした。自分もその提案には賛成。B14Aは良いルアーですから。
カラーは私も含めプロジェクトチーム内で検討しました。自分はペイント系のカラーやメッキ系のカラーも提案したのですが、Mさんはどうしても全て反射板入りで行きたいと希望していました。それであればということで今回のカラー構成はMさんの希望で全て反射板入りカラーで構成されています。提案者が一番の思い入れや意図を持っているでしょうからそれを優先させたというわけです。ただこの時点では、どうしてMさんが反射板入りのカラーに拘っているのかは理解していませんでした(のちに知ることになります)。
そんなわけで、5~6月に発売となるリミテッドカラーは以下の7色です。今年のフィッシングショーでも展示していたのですが、一部のカラーが仕様変更となっています。
SLA1.XBL-Flash
SLA2.XBW-Flash
SLA3.XRS-Flash
SLA4.XRW-Flash
SLA5.XRY-Flash
SLA6.Clown-Flash
SLA7は欠番。試作段階で理想通りの仕上がりにならず、止めました。
SLA8.Florida-Flash
後日、Mさんが反射板入りカラーに拘っていた理由を教えてもらうことが出来ました。それを聞いて、なるほど~と。
B15Aも同様ですが、現行のロングAには大きく分けて2種類あります。反射板入りのものと、そうでないものです。でもこれは単に反射板の有無だけの違いではありません。ウェイトバランスが決定的に違う。これが一番重要なのだと。
反射板入り:頭部に固定ウェイトが1個入っているのみ。
ラトルとしてはワンノッカーです。そして前方重心です。固定ウェイトならではの安定感があります。
反射板なし:ブラスビーズが5個入っています。
特にB14Aはウェイトルームの構造上、これが前方には移動しません。ボディー後部を自由にウェイトが移動するかたちになります。結果、シャラシャラ系のラトルサウンドです。そしてバランス自体がやや不安定なものになります。
浮き力もまるで違います。浮力は反射板入りの方が断然強い。そして浮き姿勢に関しては、反射板入りは水平姿勢、反射板なしはやや尻下がりの姿勢で浮きます。
どちらが良いという事ではないのですが、Mさん的にはロッド操作に対するレスポンスが良い反射板入りの方が好みだという事でした。
B14Aの現行品は大きく分けて2種類なんて言いましたが、さらにクリアー素材とボーン素材の違い、年代別によって異なるモールド構造の違いなどを加味していけばさらに細分化されていくことになります。この辺りがまた、アメリカンルアーの奥の深さと言われる所以です。
ラトリンログARB1200スミスリミテッドカラー 再販 [プラドコ]
2021年の春に発売となった、ラトリンログARB1200のスミスリミテッドカラー。その際、販売店からの注文が生産数を上回り、自分の分が買えなかったという苦い思い出が(涙)。これらのカラーは限定生産としていたため、入手の機会を逃すとそれっきりでした。
そのスミスリミテッドカラー、大人の事情で急遽この春に再発売することとなりました。大人の事情の詳細はここに記せないのですが、スミスではなく生産側の事情とだけ。事情はともあれ、個人的には嬉しいです。
05 Yellow & Black Striper
88 Yellow Chrome/Green Back
225 bone/orange belly
SRL1 Green Clown
SRL2 Pink Clown
SRL3 Blue Head / Olive Back White Belly
今回は生産数も比較的多めなので慌てて買わなくても大丈夫なはず。なので今度こそ自分の分も買えると思ってます。ログ、もう一杯持っているんですけどね(汗)
・3~4月発売予定
そのスミスリミテッドカラー、大人の事情で急遽この春に再発売することとなりました。大人の事情の詳細はここに記せないのですが、スミスではなく生産側の事情とだけ。事情はともあれ、個人的には嬉しいです。
05 Yellow & Black Striper
88 Yellow Chrome/Green Back
225 bone/orange belly
SRL1 Green Clown
SRL2 Pink Clown
SRL3 Blue Head / Olive Back White Belly
今回は生産数も比較的多めなので慌てて買わなくても大丈夫なはず。なので今度こそ自分の分も買えると思ってます。ログ、もう一杯持っているんですけどね(汗)
・3~4月発売予定
新時代の"A"・5 [プラドコ]
モデルAの中でも05Aは少し異端児だと思います。リップのサイズの割に、ボディーは小さい。この比率で設計されたクランクベイトというのは総じてバランスがシビアです。少しでも左右のバランスが取れていないとルアーの泳ぎが崩れてしまう。
だからヒートン仕様の1stモデルの05Aは真っ直ぐ泳がないものも多かった。
それがエイトカン仕様の2ndモデルになった際には06A同様に浮力が高過ぎて泳ぎが破綻していたことがあります。ただでさえ微妙なバランスが求められる05Aの形状に軽いスチールウェイトを入れてしまったらそれも当然の結果です。
やがて2ndモデルのB05AもB06Aと同様にバランスが見直しされたのかいつの間にかちゃんと使えるレベルのルアーに変わっていました。でも、まだ少し浮力が強い気がするのと、アクションレスポンスが今一つかな?あくまで個人的な感想ですが。リップサイズの割にはあまり潜らないとの印象も。
ですので自分はB05Aはほとんど使わずにいました。好きなルアーではなかった。
そして新発売となったBMB05A。当然あまり期待せずに投げたのですが、アクションレスポンスが向上している上、直進性がいい!浮力も高過ぎるという印象がなくなりました。
コレって過去に発売された05Aの中で一番いいんじゃないかな?バランスが少し変わったようで、B05Aと比べて少し頭下がりで浮きます。
昔は小さくて扱いにくいと感じていたサイズ感に関しても、今ではリールの性能が上がったことによって何の問題もなく扱える。
05AがモデルAの中での異端児だと私が考えている理由がもう1つあります。それはベリー部分のエイトカンの位置。04Aや06Aがもっと後方に位置しているのに対して05Aはリップのすぐ後方に位置しています。このような設計をされているクランクベイトはストーム系(ファッツオー、ウイグルワート)、マンズ系(ディープピッグ、クローダッド)、ラパラのRFR4、私自身が手掛けたものではコロットSRが同じ部類です。
この設計は実は諸刃の剣とも言えるもので、フロントフックがリップ側に回り込んでしまうことがあります。けれども、そのデメリットがあったとしてもカバーの回避性能が上がるという素晴らしいメリットが得られます。リップによってフックがガードされるからです(中にはフロントフックがしっかり障害物を回避しているのにリアフックでスタックしやすいものもありますが)。
05Aはミドルダイバーとしての活用よりも、リップのサイズ、そしてリップにフロントフックがガードされるという特性を生かしてシャロー周りのカバークランクとして使っていただくのが私個人のお勧めです。これまた早急にカラーラインナップの拡充が望まれるところですね。
**********
新世代のBMBシリーズモデルAの紹介は以上となります。自分は古いヒートンモデルの初期型モデルAが優れているだなんて全く思わないし、それがエイトカン仕様に変更された後の製品も、時期によっては改悪だったとさえ思っています(B04Aは例外で、突出して良いです)。
その点、BMBシリーズのモデルAはどれも本当に良い出来映えです。特に05Aは本当に良くなりました。
ベテランバサーの多くはこれまでモデルAは散々使ってきた人が多いと思います。今更モデルAなんて勧められたところで目新しさもないし食指が動かない人も多いでしょう。でも確実に進化しています。あれ?こんなに安定性が良かったっけ?と思うはず。
そしてモデルAを使ったことがないという人にはモデルAのこんな特性に注目して欲しい。日本のクランクベイトの多くがリップを薄くして泳ぎのレスポンスを上げようとしているのに対し、モデルAはリップの厚みを持たせたまま(=強度面の保持)泳ぎのレスポンスを確保しています。酷使してもミスキャストしても壊れにくく、ガンガン使えるクランクベイトです。
だからヒートン仕様の1stモデルの05Aは真っ直ぐ泳がないものも多かった。
それがエイトカン仕様の2ndモデルになった際には06A同様に浮力が高過ぎて泳ぎが破綻していたことがあります。ただでさえ微妙なバランスが求められる05Aの形状に軽いスチールウェイトを入れてしまったらそれも当然の結果です。
やがて2ndモデルのB05AもB06Aと同様にバランスが見直しされたのかいつの間にかちゃんと使えるレベルのルアーに変わっていました。でも、まだ少し浮力が強い気がするのと、アクションレスポンスが今一つかな?あくまで個人的な感想ですが。リップサイズの割にはあまり潜らないとの印象も。
ですので自分はB05Aはほとんど使わずにいました。好きなルアーではなかった。
そして新発売となったBMB05A。当然あまり期待せずに投げたのですが、アクションレスポンスが向上している上、直進性がいい!浮力も高過ぎるという印象がなくなりました。
コレって過去に発売された05Aの中で一番いいんじゃないかな?バランスが少し変わったようで、B05Aと比べて少し頭下がりで浮きます。
昔は小さくて扱いにくいと感じていたサイズ感に関しても、今ではリールの性能が上がったことによって何の問題もなく扱える。
05AがモデルAの中での異端児だと私が考えている理由がもう1つあります。それはベリー部分のエイトカンの位置。04Aや06Aがもっと後方に位置しているのに対して05Aはリップのすぐ後方に位置しています。このような設計をされているクランクベイトはストーム系(ファッツオー、ウイグルワート)、マンズ系(ディープピッグ、クローダッド)、ラパラのRFR4、私自身が手掛けたものではコロットSRが同じ部類です。
この設計は実は諸刃の剣とも言えるもので、フロントフックがリップ側に回り込んでしまうことがあります。けれども、そのデメリットがあったとしてもカバーの回避性能が上がるという素晴らしいメリットが得られます。リップによってフックがガードされるからです(中にはフロントフックがしっかり障害物を回避しているのにリアフックでスタックしやすいものもありますが)。
05Aはミドルダイバーとしての活用よりも、リップのサイズ、そしてリップにフロントフックがガードされるという特性を生かしてシャロー周りのカバークランクとして使っていただくのが私個人のお勧めです。これまた早急にカラーラインナップの拡充が望まれるところですね。
**********
新世代のBMBシリーズモデルAの紹介は以上となります。自分は古いヒートンモデルの初期型モデルAが優れているだなんて全く思わないし、それがエイトカン仕様に変更された後の製品も、時期によっては改悪だったとさえ思っています(B04Aは例外で、突出して良いです)。
その点、BMBシリーズのモデルAはどれも本当に良い出来映えです。特に05Aは本当に良くなりました。
ベテランバサーの多くはこれまでモデルAは散々使ってきた人が多いと思います。今更モデルAなんて勧められたところで目新しさもないし食指が動かない人も多いでしょう。でも確実に進化しています。あれ?こんなに安定性が良かったっけ?と思うはず。
そしてモデルAを使ったことがないという人にはモデルAのこんな特性に注目して欲しい。日本のクランクベイトの多くがリップを薄くして泳ぎのレスポンスを上げようとしているのに対し、モデルAはリップの厚みを持たせたまま(=強度面の保持)泳ぎのレスポンスを確保しています。酷使してもミスキャストしても壊れにくく、ガンガン使えるクランクベイトです。
新時代の"A"・4 [プラドコ]
自分が絶賛するクランクの1つ、モデルAのB04A。水深1.5~1.8m程度のレンジを探るクランクの中でこれはズバ抜けて良いです。
泳ぎの安定性、動きのレスポンス、適度なウォブリング幅、重過ぎず明確な引き心地、どの点を取っても素晴らしい。発売された当時は、リップ先端が尖っているというモデルAのアイデンティティを無視した追加モデルということであまり良い印象がなかったし、B06Aと用途が被るのでは?との思いもあってすぐに飛びついたりはしませんでした。が、実際に使ってみたらメチャクチャ気に入ってしまいました。今では箱単位でストックを保有しています。
何故B04Aが優れているのか?その理由はきっと鉛ウェイトを採用しているからだと思いました。スチールに比べて鉛は重いので、バランス的にも安定するのです。
が!新型のBMB04Aときたらスチールウェイト仕様になっているではありませんか!思わず昔のモデルAの改悪が頭をよぎりました。何より自分はB04Aを溺愛する人間です。これをわざわざアップデートする理由なんてどこにもない。
少しばかりの不安を抱えつつ泳がせてみると・・・あれ?悪くないぞ?確かに浮力はB04Aよりも若干強くなっていましたが、泳ぎを阻害するほどのレベルではありせんでした。スチールウェイトのサイズもバランスを考慮して径の大きいものを入れてあるせいでしょう。これは合格です。
B04AとBMB04Aのどちらが好みかと問われれば、リトリーブスピードを落とした際にもしっかりレンジキープしつつ滑らかに泳がせ切ることが出来るという点で、強いて言えば自分は若干浮力が弱いB04Aの方が好みです。でも、実際のところはそこまでの差はないです。それならば価格面で大幅に手頃なBMB04Aを選ぶという選択肢も大いにありだと思います。
ただ、今のところBMBシリーズはカラーラインナップが少ない。ハイアピール系のカラーもあれば自分もBMB04Aを1軍登録してみようと思っています。当面はまだB04Aも欠かせないですね。
(つづく)
泳ぎの安定性、動きのレスポンス、適度なウォブリング幅、重過ぎず明確な引き心地、どの点を取っても素晴らしい。発売された当時は、リップ先端が尖っているというモデルAのアイデンティティを無視した追加モデルということであまり良い印象がなかったし、B06Aと用途が被るのでは?との思いもあってすぐに飛びついたりはしませんでした。が、実際に使ってみたらメチャクチャ気に入ってしまいました。今では箱単位でストックを保有しています。
何故B04Aが優れているのか?その理由はきっと鉛ウェイトを採用しているからだと思いました。スチールに比べて鉛は重いので、バランス的にも安定するのです。
が!新型のBMB04Aときたらスチールウェイト仕様になっているではありませんか!思わず昔のモデルAの改悪が頭をよぎりました。何より自分はB04Aを溺愛する人間です。これをわざわざアップデートする理由なんてどこにもない。
少しばかりの不安を抱えつつ泳がせてみると・・・あれ?悪くないぞ?確かに浮力はB04Aよりも若干強くなっていましたが、泳ぎを阻害するほどのレベルではありせんでした。スチールウェイトのサイズもバランスを考慮して径の大きいものを入れてあるせいでしょう。これは合格です。
B04AとBMB04Aのどちらが好みかと問われれば、リトリーブスピードを落とした際にもしっかりレンジキープしつつ滑らかに泳がせ切ることが出来るという点で、強いて言えば自分は若干浮力が弱いB04Aの方が好みです。でも、実際のところはそこまでの差はないです。それならば価格面で大幅に手頃なBMB04Aを選ぶという選択肢も大いにありだと思います。
ただ、今のところBMBシリーズはカラーラインナップが少ない。ハイアピール系のカラーもあれば自分もBMB04Aを1軍登録してみようと思っています。当面はまだB04Aも欠かせないですね。
(つづく)
新時代の"A"・3 [プラドコ]
モデルAの中でも代表選手と言える存在が06Aです。
2ndモデルのB06Aと3rdモデルのBMB06A、果たしてどう違うのか?
自分は昔、ヒートンモデルから2ndに切り替わった後のB06Aの泳ぎに落胆したこともあったので気掛かりでした。おそらく単純に鉛のウェイトをスチールに置き換えたので浮力が上がり過ぎ、泳ぎが破綻していたのだと思います。
ですが、2ndモデルも後期になるとバランスを見直したのか当たり障りなく使えるレベルにはなっていたので、それがまたおかしな方向になっていなければ良いなと思っていました。
そしてBMB06Aを実際に泳がせてみた結果。安定性は良好。浮力が強過ぎるということもない。でも、少しばかり泳ぎがタイトな気が。元々2ndモデルのB06Aも泳ぎはタイトな方なのですが、それよりもさらにタイトな印象。
コレって、装着されているフックがデカいからじゃない?なんでこのサイズのクランクベイトに#4なんて付けているんだろう?ちなみに台紙やデジタルカタログの記載によると#6のはずなんだけど。
そこで思い切ってPRADCO社に確認のメールを入れました。「BMB06A、フックサイズ間違ってねぇか?」・・・結果、スルーされました(汗)
後日、フックを#6に変えて使ってみたところ、案の定B06Aとほぼ同じ泳ぎになりました。むしろレスポンスや直進安定性は向上しているようにも思えました。
でも振ってみた際のラトル音は違います。とはいえ素材が異なるという感じの音の違いではない。どちらもスチールウェイトなのだろうけれど、B06AよりもBMB06Aの方が大きなサイズが入っている気がする。
(左:B06A 右:BMB06A)
ということで透かしてみました。するとやっぱりBMB06Aの方がサイズの大きいスチールウェイトを入れてありました。よく観察してみるとウェイトルーム自体も拡大されています。今回はちゃんとバランスを考慮してウェイトサイズを再設定したようです。
そして実はもう1点。形状も少し変わっているのです。真横や真上から比べてみただけではよくわからないのですが、B06Aに比べてBMB06Aは背中面や腹面がだいぶ平たくなっています。
BMBシリーズの新モデルA、ちゃんとバランスを見直して新設計されていますね。中には「これってちゃんとテストしたの?」と疑ってしまうようなものも無きにしも非ずなのですが、モデルAに関してはちゃんとスイムテストをして設計し直した印象です。BMB06Aのフックサイズだけは付け間違えてしまっている感が拭えませんけど(汗)。
(つづく)
2ndモデルのB06Aと3rdモデルのBMB06A、果たしてどう違うのか?
自分は昔、ヒートンモデルから2ndに切り替わった後のB06Aの泳ぎに落胆したこともあったので気掛かりでした。おそらく単純に鉛のウェイトをスチールに置き換えたので浮力が上がり過ぎ、泳ぎが破綻していたのだと思います。
ですが、2ndモデルも後期になるとバランスを見直したのか当たり障りなく使えるレベルにはなっていたので、それがまたおかしな方向になっていなければ良いなと思っていました。
そしてBMB06Aを実際に泳がせてみた結果。安定性は良好。浮力が強過ぎるということもない。でも、少しばかり泳ぎがタイトな気が。元々2ndモデルのB06Aも泳ぎはタイトな方なのですが、それよりもさらにタイトな印象。
コレって、装着されているフックがデカいからじゃない?なんでこのサイズのクランクベイトに#4なんて付けているんだろう?ちなみに台紙やデジタルカタログの記載によると#6のはずなんだけど。
そこで思い切ってPRADCO社に確認のメールを入れました。「BMB06A、フックサイズ間違ってねぇか?」・・・結果、スルーされました(汗)
後日、フックを#6に変えて使ってみたところ、案の定B06Aとほぼ同じ泳ぎになりました。むしろレスポンスや直進安定性は向上しているようにも思えました。
でも振ってみた際のラトル音は違います。とはいえ素材が異なるという感じの音の違いではない。どちらもスチールウェイトなのだろうけれど、B06AよりもBMB06Aの方が大きなサイズが入っている気がする。
(左:B06A 右:BMB06A)
ということで透かしてみました。するとやっぱりBMB06Aの方がサイズの大きいスチールウェイトを入れてありました。よく観察してみるとウェイトルーム自体も拡大されています。今回はちゃんとバランスを考慮してウェイトサイズを再設定したようです。
そして実はもう1点。形状も少し変わっているのです。真横や真上から比べてみただけではよくわからないのですが、B06Aに比べてBMB06Aは背中面や腹面がだいぶ平たくなっています。
BMBシリーズの新モデルA、ちゃんとバランスを見直して新設計されていますね。中には「これってちゃんとテストしたの?」と疑ってしまうようなものも無きにしも非ずなのですが、モデルAに関してはちゃんとスイムテストをして設計し直した印象です。BMB06Aのフックサイズだけは付け間違えてしまっている感が拭えませんけど(汗)。
(つづく)
新時代の"A"・2 [プラドコ]
モデルAの2ndモデルがB0*Aというモデルナンバーなのに対して、3rdモデルはBMB0*Aという表記になっています(例:B06A --> BMB06A)。
そして3rdモデル(BMBシリーズ)は以下の点が2ndモデルと違います。
カラーが違うというのは現在併売されている2ndモデルとの差別化のためでしょう。現時点ではBMBモデルにハイアピール系のカラーがありませんので今後の拡充に期待をするしかなさそうです。
フックに関してはブラックニッケルのフックが標準装備されています。針先の鋭さに関しては日本製と比べてしまうと劣る気もしますが及第点レベルといったところです。少なくとも従来のものに比べるとだいぶ良くなりました。アメリカンルアーはフック交換必須、という時代からは脱却しつつあります。
ABS素材はより強度の高いものに変えてあるそうです。強度に関しては自分は実証出来ていませんが、従来の素材よりも透明度が高い印象です。
そしてBMBモデルでは全種スチールウェイト仕様になっているようです。これは従来鉛ウェイトを使っていた04Aに関しても同様でした。もしかして泳ぎが改悪されているのでは・・・との不安が拭えませんでしたが、スイムチェックをしてみたところ問題ありませんでした。むしろ自分は不思議に思えたほどです。
パッと見のデザインは2ndモデルとほぼ変わらないように見えるのですが、実はクランクベイトとしての要点となる部分が2箇所ほど設計変更されていることがわかりました。この辺りはまた別途詳しくお話したいと思います。
【驚異のプライス設定】
BMBシリーズで最も特筆すべきはその価格設定です。これまでもPRADCOではバリューシリーズと称して特定のアイテムをかなり安価な価格で供給してきました。ボーマーであればスクエアAとシャローA。レーベルのティニーウィーRとレーベルミノーVシリーズもそうです。
今回のBMBシリーズもまた同様で、モデルA各種、フラットA各種、ファットフリーシャッド各種が思い切った低価格路線に切り替わりました。物凄い勢いで円安が進行した昨今ですが、それでもBMBシリーズの店頭価格は¥1,000を下回っているケースが多いはずです(円安でなかったら¥700程度になっていたと思います)。
この価格戦略、PRADCOもかなり思い切ったことをしてきたと言えます。モデルAなんて、ボーマーブランドの看板商品と言っていい存在ですからね。
(つづく)
そして3rdモデル(BMBシリーズ)は以下の点が2ndモデルと違います。
- カラーが違う
- フックが違う
- ABSの素材が違う
- スチールウェイト(04Aも)
- 生産が全て中国製
- 価格が大幅に安くなっている
カラーが違うというのは現在併売されている2ndモデルとの差別化のためでしょう。現時点ではBMBモデルにハイアピール系のカラーがありませんので今後の拡充に期待をするしかなさそうです。
フックに関してはブラックニッケルのフックが標準装備されています。針先の鋭さに関しては日本製と比べてしまうと劣る気もしますが及第点レベルといったところです。少なくとも従来のものに比べるとだいぶ良くなりました。アメリカンルアーはフック交換必須、という時代からは脱却しつつあります。
ABS素材はより強度の高いものに変えてあるそうです。強度に関しては自分は実証出来ていませんが、従来の素材よりも透明度が高い印象です。
そしてBMBモデルでは全種スチールウェイト仕様になっているようです。これは従来鉛ウェイトを使っていた04Aに関しても同様でした。もしかして泳ぎが改悪されているのでは・・・との不安が拭えませんでしたが、スイムチェックをしてみたところ問題ありませんでした。むしろ自分は不思議に思えたほどです。
パッと見のデザインは2ndモデルとほぼ変わらないように見えるのですが、実はクランクベイトとしての要点となる部分が2箇所ほど設計変更されていることがわかりました。この辺りはまた別途詳しくお話したいと思います。
【驚異のプライス設定】
BMBシリーズで最も特筆すべきはその価格設定です。これまでもPRADCOではバリューシリーズと称して特定のアイテムをかなり安価な価格で供給してきました。ボーマーであればスクエアAとシャローA。レーベルのティニーウィーRとレーベルミノーVシリーズもそうです。
今回のBMBシリーズもまた同様で、モデルA各種、フラットA各種、ファットフリーシャッド各種が思い切った低価格路線に切り替わりました。物凄い勢いで円安が進行した昨今ですが、それでもBMBシリーズの店頭価格は¥1,000を下回っているケースが多いはずです(円安でなかったら¥700程度になっていたと思います)。
この価格戦略、PRADCOもかなり思い切ったことをしてきたと言えます。モデルAなんて、ボーマーブランドの看板商品と言っていい存在ですからね。
(つづく)
ポップR P60 スミスリミテッドカラー [プラドコ]
日本で最初に流行ってからもう30年以上が経過しているというのに未だに売れ続けているポップR。むしろ近年はその人気が再燃しているようにさえ思えます。
ポップRの中でも一番スタンダードとされるのがP60です。これは1/4oz(7.8g)。昔はちょっと軽いな、と思っていたものです。その点、ティファのマイケルは良いサイズ感を突いてきたなぁと思いました。
でも今では逆にこの1/4ozの方が使いやすい気がしないでもない。それはきっとリールが進化したからなんでしょうね。P60は本当に日本のフィールドにマッチしたルアーだと思います。
PRADCOのルアー全般に言えることですが、年を追うごとにカラーが徐々に減っていくのです。多分、ある程度の数量を常時生産しているのではなくてまとめてドカッと生産して、完売したカラーからカタログ落ちさせているのでしょう。ヘドンのラトリンスプークなんて年々カラーが減っていってとうとう残り2色のラインナップになっています(汗)。
ポップRも少しずつカラーが減ってきています。でもあまり減り過ぎてしまうのも考え物ですよね。状況に対応させることが出来なくなってしまう。
それともっと日本のフィールドで使えるカラーがあればな、と思う事も少なくありませんでした。そんなこともあってスミスではポップR(P60)にスミスリミテッドカラーをラインナップさせることにしました。ちなみにこれは限定生産などではなく、今後これらのカラーを日本で継続販売していく予定です。全色クロスハッチボディーでのラインナップです。
06.Yellow
これは往年のレーベルに存在したカラー。視認性にも優れており、現代でも十分に通用すると思われることからスミスで新たに復刻させました。
SPR1.Wakasagi
津久井湖バサーMさんの要望でラインナップさせたカラー。日本のワカサギをポップRで再現したものです。クリアウォーターのレイクで投げたくなるカラーですね。
SPR2.Matt Chartreuse
遠投してもルアーの位置がはっきりとわかるほどの高視認性。もちろんアピール性能もかなりのものです。カップ内は蛍光オレンジ。ひたすら派手さを求めたカラーです。
SPR3.All Clear
元々ポップRにはクリアカラー(#54)が存在するのですが、スミスリミテッドカラーでは目玉とドットを除いて全てをクリアーにしたオールクリアーをラインナップしました。カップ部もクリアーです。
クリアーカラーのトップウォータープラグなんて釣れるの?という声をたまに聞きますが、むしろ釣れるんです。ザラパピーやティニートーピードのクリアカラーがメバル釣りに大人気なほどです。
SPR4.Matt Black
シルエットをしっかり見せることが出来るマットブラック。一方、カップ部分はチャートリュースとなっており、アングラー側からの視認性は確保されています。
SPR5.Rainbow
以前、ポップRにはフレーク処理されたレインボートラウトカラー(GF41)が存在しました。あのカラーをクロスハッチボディーで、クロームメッキベースのカラーで再現したのがSPR5となります。レインボートラウトの生息域でなくとも通用します。
・LENGTH:2-1/2"(6.35cm)
・WEIGHT:1/4oz(7.8g)
・価格:オープン
・12月発売予定
ポップRの中でも一番スタンダードとされるのがP60です。これは1/4oz(7.8g)。昔はちょっと軽いな、と思っていたものです。その点、ティファのマイケルは良いサイズ感を突いてきたなぁと思いました。
でも今では逆にこの1/4ozの方が使いやすい気がしないでもない。それはきっとリールが進化したからなんでしょうね。P60は本当に日本のフィールドにマッチしたルアーだと思います。
PRADCOのルアー全般に言えることですが、年を追うごとにカラーが徐々に減っていくのです。多分、ある程度の数量を常時生産しているのではなくてまとめてドカッと生産して、完売したカラーからカタログ落ちさせているのでしょう。ヘドンのラトリンスプークなんて年々カラーが減っていってとうとう残り2色のラインナップになっています(汗)。
ポップRも少しずつカラーが減ってきています。でもあまり減り過ぎてしまうのも考え物ですよね。状況に対応させることが出来なくなってしまう。
それともっと日本のフィールドで使えるカラーがあればな、と思う事も少なくありませんでした。そんなこともあってスミスではポップR(P60)にスミスリミテッドカラーをラインナップさせることにしました。ちなみにこれは限定生産などではなく、今後これらのカラーを日本で継続販売していく予定です。全色クロスハッチボディーでのラインナップです。
06.Yellow
これは往年のレーベルに存在したカラー。視認性にも優れており、現代でも十分に通用すると思われることからスミスで新たに復刻させました。
SPR1.Wakasagi
津久井湖バサーMさんの要望でラインナップさせたカラー。日本のワカサギをポップRで再現したものです。クリアウォーターのレイクで投げたくなるカラーですね。
SPR2.Matt Chartreuse
遠投してもルアーの位置がはっきりとわかるほどの高視認性。もちろんアピール性能もかなりのものです。カップ内は蛍光オレンジ。ひたすら派手さを求めたカラーです。
SPR3.All Clear
元々ポップRにはクリアカラー(#54)が存在するのですが、スミスリミテッドカラーでは目玉とドットを除いて全てをクリアーにしたオールクリアーをラインナップしました。カップ部もクリアーです。
クリアーカラーのトップウォータープラグなんて釣れるの?という声をたまに聞きますが、むしろ釣れるんです。ザラパピーやティニートーピードのクリアカラーがメバル釣りに大人気なほどです。
SPR4.Matt Black
シルエットをしっかり見せることが出来るマットブラック。一方、カップ部分はチャートリュースとなっており、アングラー側からの視認性は確保されています。
SPR5.Rainbow
以前、ポップRにはフレーク処理されたレインボートラウトカラー(GF41)が存在しました。あのカラーをクロスハッチボディーで、クロームメッキベースのカラーで再現したのがSPR5となります。レインボートラウトの生息域でなくとも通用します。
・LENGTH:2-1/2"(6.35cm)
・WEIGHT:1/4oz(7.8g)
・価格:オープン
・12月発売予定