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ビワー Sトラウトフローティング ようやく入荷 [Biwaa]

コロナ禍の影響で、密を避けた屋外でのレジャーに目を向けた人が多かったため、アウトドアや釣り業界は売り上げが伸びています。その反動で生産の遅延、さらには出荷業務の遅延なども発生しています。

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今年の新製品、ビワーのSトラウトフローティング(6.5インチ)もおおよそ半月ほど遅れて日本に入ってきました。そして5月下旬から販売店様への出荷が始まっていたようなのですが、私の個人オーダー分は最後の後回しにされて(涙)今頃になってようやく手元に届いたのでした。たまたま外出自粛で釣りにも行けない期間だったからいいようなものの、普段のペースで釣りに行っている状態だったらブチ切れていたことでしょう。

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開発担当だった私の手元にもプロトがほんの数個しかなく、しかもそれはマスターサンプルとして保管しておかなくてはならないものなのでとても思い切って実戦投入出来るものではありませんでした。やっと使えるものが手元に届いた!ということで喜んでおります。購入したのは5個ですが、それとて普通のルアーよりは高価なものなのでなかなかの出費です。

散々説明済ではありますが、6.5インチのフローティングはスミスの要望から生まれた特注品。日本でしか販売されていません。自重は41gです。6.5ftミディアムクラスのクランキングロッドでも使うことの出来るサイズ感です。大き過ぎないのでアキュラシーキャストや着水音に留意したアプローチにも絶好です。

7.5インチのフローティングモデルは元々ビワーのラインナップに存在したものですが、ニジマスカラーのみという絶滅危惧種だったものを特別に日本向けにカラーを増やしてラインナップさせたものです。自重は70gありますので相応の専用タックルが必要となりますが、これくらいのサイズ感がないと使う気がしないというビッグベイト好きの方も多いことでしょう。バスのみならずシーバスにも是非。

なおシーバスで試したところ、ジョイクロ、ダウズスイマーなどとはまるっきり魚が反応する状況が異なりました。これに関しては私自身もまだ十分な実績に基づいた話ではないのでここでは触れませんが、バリエーションの1つとして持っておくべきルアーとだけ言っておきます。

先月入荷した分のSトラウトフローティングは、おかげさまで全て完売となりまして現在(2021.6.14)メーカー在庫は欠品となっております。次回の入荷は下手をすると半年後?なんていう可能性もありますので、是非今のうちに販売店の店頭在庫よりお買い求め下さい。



この泳ぎ・・・惚れ込んでしまう事間違いなしです。

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この艶めかしさは越えられない。2 [Biwaa]

シンキングモデルを主力に展開していたBiwaaのSトラウト。世界的に見ればシンキングの方が需要があるのでしょう。数あるラインナップの中でもフローティングは7.5インチのニジマスカラーしか残っていませんでした。たったの1アイテムの1色のみ。これが完売したらフローティングはラインナップから消えるのでしょう。Sトラウトのフローティングモデルは絶滅寸前だったのです。

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でも日本のアングラーに支持されるのは絶対にフローティングだろうという自信がありました。私自身は7.5インチフローティングを実際にフィールドに持ち込んで使っていました。あえて人目に付くように、ボートの準備中や後片付けの時に軽く投げて泳ぎをチェックしたりしていたのです。
するとその泳ぎの艶めかしさに驚く人が多く「それ、どこのメーカーの何という製品ですか?!」と聞かれることも多かったです。ボートシーバスの乗合船でもそうでした。そんなクネクネした泳ぎのスイムベイトは初めて見た、と。やはり誰の目から見てもこのスイムベイトの泳ぎは魅力的に映るんだと確信しました。

ですが1アイテムの1色しかないのでは話にならない。カラーバリエーションはもっと必要だし、サイズ的にはもう少し小さいものも欲しいところです。Sトラウトのフローティングモデルを充実させたい。そうすればこのルアーは日本でもきっと受け入れられるものになる。

早速Biwaa社のCEO、ヴィンセント氏に私の意向を伝えました。結果、カラーに関してはBiwaaの他モデルで採用している既存カラーであれば少量でもOKとの回答をいただき、日本のバス及びシーバスで使えそうな候補を上げていきました。
ダウンサイジングモデルに関しては、日本向けに生産するにあたってある程度の生産数が必要と言われてしまったのですが、これもスミスの会社内で何とか話を通してクリアしました(あまり良い顔をしないスタッフも居ましたが)。

そうした経緯を経て、いよいよ6.5インチのフローティングモデルと5.5インチのフローティングモデルの試作をBiwaa社に依頼しました。

ルアーのダウンサイジングを施すことにより、オリジナルサイズが持っていた本来の良さというものがスポイルされてしまうケースは少なくありません。自分が愛用していた他社製品も、オリジナルサイズのものは良いけれどその下のサイズは今一つです。果たして、7.5インチフローティングが持つ艶めかしい泳ぎは6.5インチや5.5インチで実現できるのか?駄目だったら断念するしかない。

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そして待ちに待ったサンプル品が私の元に届いたのは、折しもコロナ禍が拡大しつつあった2020年の春でした。

(つづく)

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この艶めかしさは越えられない。 [Biwaa]

2018年、日本のルアーフライ業界の老舗の1つであったOFT社が廃業され、スミスでは販売商品の幾つかを引き継ぎました。Pisizブランドのアクセサリー類(プライヤー等)、スクリューテールグラブもそうです。また、PRADCO製品も全般を扱うようになりました。

そして当初は引き継ぐ予定がなかったものの、のちに販売店等からの要望が高く取り扱うことになったものも幾つかあります。フランスのルアーメーカー・Biwaa社のマルチジョイントスイムベイトもその中の1つです。スミスでは2019年より販売がスタートしました。

スミスでは当時ビッグベイトの類は販売していませんでした。私自身も決して得意なジャンルではありませんでしたが市販品を購入して自分好みの改造を施すといった程度の事は行っていました。ただ、決して安価なジャンルではないもので気になるルアーを数個購入しようとするといとも簡単に諭吉が飛んでいくのには閉口していましたが(苦笑)。

取り扱いを始めるにあたり、商品に関する問い合わせなどを受けることもありますのでBiwaa社のスイムベイトを一通り試してみました。恥ずかしながら、自分はそれまでBiwaa社の製品に関しては全くの無知でした。そして実際に試してみると、自分のイメージとは大きく異なる製品群であることがわかりました。

日本のスイムベイトと大きく異なる点としてはシンキングモデルを主力としている点でした。それも比較的沈むのが速い(Sトラウト、セブン)。これはバスのみならず、パイクやソルト系のターゲットも想定しているからだと思います。実際に海外の動画などを見てみても、グリグリとリトリーブして使っている印象でした。

確かにこれはこれで深いレンジも探れるのだろうし1つの使い方には違いありませんが、日本ではもっとスローに、ポーズを織り交ぜて誘うという使い方をされる方が多い。だから日本メーカーのスイムベイトにはフローティングモデル、シンキングにしてもスローシンキングという仕様が多いわけです。

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Biwaaにもほんの一握りのアイテムにのみフローティングモデルがありました。Sトラウトの7.5インチフローティングがそれです。

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ただ、どう見ても絶滅寸前アイテム。Sトラウトは4サイズ展開なのにフローティングモデルは1サイズにしかなく、しかもニジマスカラーしかない。これ1色のみ。おそらくこれが最後のストックでこれを完売したらフローティングモデルはスッキリと廃止するつもりなんだろうなと思えました。

で、あまり期待はせずこのSトラウト7.5インチフローティングのニジマスカラーを購入してみました。もし駄目でも、チューニングベースにするにはシンキングモデルよりも向いているでしょうから。



そしてフィールドで泳がせてみると・・・な、何だコレ!!全然期待していなかったのに、その艶めかしい泳ぎにビックリ。こんな滑らかな泳ぎのスイムベイトはこれまで見たことがない。まさしく鳥肌モノでした。

日本のアングラー向けにはシンキングモデルよりも絶対こっちだ!と直感するとともに、もしこれが廃盤になってしまったら実に勿体ないことだと思いました。

(つづく)

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SWIMBASS 6インチ デリバリー開始! [Biwaa]

海外では既に先行発売されている国もあったのですが、 日本でもようやくBiwaaのスイムバス6インチがスミスに入荷し、デリバリーがスタートしました!

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何とか自分の分も3個ほど確保しました。3個じゃ少なくない?と言われそうですが、この手のルアーを爆買い出来るほど金銭的な余裕はないです(涙)。それでもBiwaaの製品はスイムベイトとしてはかなり良心的な価格設定(¥3,400+税)だと思います。
GOLD FISHは子供の頃に飼っていた金魚(和金)に似ていたので買ってみました。他のメーカーさんには無い色です。



ただ巻きでも勿論OKですし、トゥイッチを入れてヒラを打たせるのも効果的と思います。スローシンキングモデルですのでフローティングのスイムベイトでは誘い切れない水深でも出番があるはずです。

ここ数年で15cm前後のリップ付きスイムベイトは霞ヶ浦水系を中心として人気に火が付き、欲しいけれどもなかなかルアーが買えないという人が多いです。これから水温が下がってくるにつれてますます出番が増えそうですから寒い時期でも釣りに行こうと思っている人はお店で見掛けたらその場で入手しておくのが間違いないと思います。

Biwaaのスイムバス6インチに関しては限定販売というわけではありませんが、今回スミスに入荷した数量もあまり多くはありません。次回入荷までの期間は品薄状態になってしまうことも考えられますので、購入予定の方はお早めにお買い求めいただければと思います。宜しくお願いいたします。

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SWIMBASS 6インチ・3 [Biwaa]

9月に発売予定となっているBiwaaの新製品『SWIMBASS 6インチ』。

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Biwaaも今流行りの高解像度ナチュラルプリントを駆使したカラーをラインナップしているのですが、ただ単にベイトフィッシュをプリントしたものだけでなく独創性あるカラーもラインナップされています。

01 Real Bass
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ラージマウスバスカラーです。ルアー自体がREAL BASSなのですからこのカラーがなくては始まりません。

04 Fire Tiger
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ハイアピール系カラーとして不可欠。ナチュラルカラーだけでは対応しきれない場面もあります。

12 Carassin
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Carassinというのはフナの事です。房総リザーバーでは必携でしょう。もちろん野池でも。

35 Smallie
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スモールマウスバスカラー。REAL BASSという名前のルアーである以上はこのカラーもなくてはね。

51 Branzino
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Branzinoというのはスズキの事です。ですが、スズキというよりはウグイ、ワタカ、ハスといった銀白系のベイトがいる水域での活躍が期待されるカラーです。

53 Gold Fish
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金魚!!アピールカラーとしても有用ですね。

54 Daruma Red
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スイムベイトにダルマをプリントしようという発想がブッ飛んでます。いかにも日本好きのヴィンセントCEOらしいカラー。ダルマは片目になっています。願いを叶えたら黒目を入れてあげて下さいませ。

スペックですが、全長は150mmで自重は65gとなっています。スローシンキングです。

気になる価格はこの手の製品としてはお手頃価格の標準小売価格¥3,400。この値段ならロストを気にせずガンガン使える・・・とまでは言いませんが、¥3,000台というのはまぁまぁ嬉しい。

Biwaaの良さは何と言っても多連結ボディーならではの泳ぎの滑らかさ。そして比較的抑えられたプライスです。発売までまだ少々時間がありますが、発売されたら是非試してみて下さい。

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SWIMBASS 6インチ・2 [Biwaa]

9月に発売予定のBiwaaの新製品『SWIMBASS 6インチ』のアクション動画となります。左手にロッド、右手にカメラという単独撮影ゆえ、相変わらずのぎこちなさはご容赦下さい。



基本的なアクションは御覧の通りです。ただ巻きでも7連ボディーが滑らかに動きます。動きに硬さを感じないのがBiwaaのマルチジョイントベイトの良さだと思います。

巷で人気のあるリップ付きスイムベイトはフローティングがほとんどだと思います。一方、SWIMBASS 6インチはスローシンキング。むしろ他のフローティングスイムベイトと使い分けが出来るのでいいんじゃないかな?と思っています。フローティングだとどうしても攻めきれるレンジは限られますから。

ボトムに着底するとフックを底に付けた状態で立ちます。倒れません。ですので、もしボトム付近に定位するバスを発見したら「ダルマさんが転んだ」釣法も可能です。言ってること、わかりますよね。そしてボトムで土煙を上げながらヒラを打つ様子はまさにベイトフィッシュそのもの。

このルアー、まだ個人的に所有しているものがなく会社に数個のサンプルがあるだけなのです。ですので、今はまだ無くせない(汗)。早く思い切って使えるものが欲しいなぁ。

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SWIMBASS 6インチ [Biwaa]

自分は長年、水郷エリアにおける真冬のバス釣りをしてきました。具体的な釣り方としてはバスの越冬場所をライトリグで直撃するというもので、釣り方そのものというよりはどれだけバスの居場所をピンで掴んでいるか、バスの鼻先にワームを落とし込めるか、ということが重要なのです。

一方、昨年の冬から水郷エリアで注目されていたリップ付きスイムベイトの釣り。自分の釣り方とは対極のスタイルだし狙っている魚自体がまるで違う。よくこんな釣り方を見付けたなぁと感心しきりでした。

一般的に、霞ヶ浦水系ではスイムベイトの釣りは効きにくいと言われます。リザーバーなどと比べて、確かに魚の反応が薄いと思う。霞水系で活躍するトーナメンターの人と話をしてもほぼ同じ見解が返ってきます。だから自分は水郷エリアでスイムベイトを本気で投げ倒したことはありません。

リップ付きのスイムベイトというのはかなり古くからあるものです。だってフィッシュアローさんのモンスタージャックが大人気を博したのはだいぶ昔の事ですよね?そしてそれ以降はリップレススイムベイトが主流になっていきました。でもそれがまたここにきてリップ付きが人気となった。時代が巡るというか何というか。

ちなみに霞ヶ浦水系では150mm前後でフローティングのリップ付きスイムベイトが大人気。生産数の関係もあるのでしょうけど、お店に入荷してもほんの数日で売り切れてしまうものがあるのだそう。
でも私としては「へぇ~、そうなの」位にしか思っていませんでした。自分の釣りのスタイルではないから、実はあまり興味がなかったのです。

まさかその後、自分がリップ付きスイムベイトのテストを行う羽目になるとはこの時は夢にも思っていませんでした(苦笑)。

昨年の冬、BIWAAのヴィンセントCEOから送られてきた新スイムベイトのサンプル。全長は150mmでスローシンキングのリップ付きスイムベイトでした。「発売予定の新製品なのですけどスミスで取り扱いをしませんか?」とのことでした。

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この場合、基本的にこちらが開発に関わっているものではありませんからルアーをテストしてああしろこうしろと修正指示を行うというものでもありません。日本のフィールドで有用なものかどうかを判断し、取り扱うか否かを決めるのみ。

そして自分はこのサンプルを真冬のリザーバーでテストし続けていました。その結果、自分が出した答えはNo。不合格というものでした。具体的にどこがどう駄目だったのかまでは記しませんが、この製品はスミスでは取り扱い出来ないという結論に至った。

その結果を受け、ヴィンセントCEOは製品の改良を了解してくれました。ところがその後はご存知のように新型コロナウイルスの影響をてきめんに受けてしまいBIWAAでの試作がストップ、こちら側でもフィールドテストが行えないという時期が続いたのでした。

そしてようやく届いた改善サンプルを私が再びフィールドテストを行い、現在では合格となっています。スミスからの発売も正式に決まり、9月の発売を予定しています。

BIWAAの『SWIMBASS 6インチ』。このルアーでも7連結ジョイントのなめらかで自然なくねり具合は健在。またこの手のルアーとしては比較的価格も抑えられていると思います。

詳細はまた後日に記載します。

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ビワーの奇跡 Sトラウト7.5F [Biwaa]

ルアーマガジン7月号の企画で、3種類ほどハードルアーを選んで欲しいとの依頼があり、コロットSRフラットA、そしてビワーのSトラウト7.5Fをセレクトさせていただきました。

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立ち読みしないで買って下さいね(笑)。

正直なところ、自分自身はプライベートの釣りでビッグベイトをずっと投げ続けているようなことはほとんどありません。追尾してくる魚の有無で広範囲のエリアを絞り込みたい時に使うくらい。ストロングスタイルの釣り人ではないのです。

とはいえ一応は業界人のはしくれでもあるわけで、評価の高い製品は買ってみたりもしますし、今一つ納得がいかない場合はウェイトを追加してシンクレートをいじってみたり、本体の一部を削って可動域を拡げてみたりというのは試していました。この辺はもう、魚を釣るとかというよりもオタクレベルの趣味に近いです。

そんな折、元々はOFTさんで販売をされていたビワー社の製品をスミスで引き継いで販売することになりました。それが昨年の事です。自分はそれまでビワー社の製品を使ったことがありませんでした。ですが今後はスミスが日本での販売元になるということで、商品に関してもある程度知っておかなくてはいけないことから各製品を購入して使ってみました。

Sトラウトセブンをそれなりに使い込んでみたのですが、それは自分のイメージする釣りとはかけ離れているものでした。
そもそもビワー社はバスのみならずパイクなども想定してマルチジョイントベイトを製造しています。そのため、比較的沈みの速いルアーが多い。それはそれで使い道はあるのですが、自分はもっとスローに動かしながら喰わせのタイミングを織り交ぜて使いたいと思っているので、そのような使い方に上手くマッチさせられないのです。
(注:悪いルアーだと言っているわけではありません。使い方の問題)

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そんな中、1つだけズバ抜けて凄いと思えるものがあったのです。それがSトラウトの7.5F。フローティングモデル。

一番最初に投げた時、ただスローに巻くだけでクネクネと蛇行しながら泳いでくる姿を見て鳥肌が立ちました。8連結ボディーが生み出す泳ぎの滑らかさは伊達ではありませんでした。それまで2~3連ジョイントのルアーの可動域を向上させて使っていたのが馬鹿らしく思えるくらい。
これはもうハードルアーの動きじゃない。管理釣り場などで弱ったニジマスを見掛けることがありますが、完全にそれと見間違わんばかりです。

そしてリトリーブを急停止させると大きくボディーを翻します。魚の捕食スイッチを入れられるアピールポイントとなるはずです。

文字だけではそのインパクトが伝わらないと思って家の近所で動画撮影してきました。
(片手にロッド、片手にカメラで撮影しているのでちょっとぎこちないですが)



凄くないですか、この泳ぎ。

ところがビワー社としてはシンキングモデルを主力としているようで、フローティングモデルは風前の灯火状態。いつ廃盤になってもおかしくない。4サイズあるSトラウトでフローティングがラインナップされているのは最も大きな7.5インチのみで、しかも1色(ニジマスカラー)しかない。
個人的にはシンキングモデルじゃなくて絶対にフローティングでしょ!ウェイトチューニングでスローシンキングにも出来るのだし。

それと7.5インチは関東のバスにはどう見てもデカ過ぎる・・・

ということで、ビワー社のCEOには6.5インチと5.5インチのフローティングモデルを是非作ってくれ!!とリクエストはしてみたのですが、先方もコロナウイルスの騒動で試作を進められる状況ではなく明確な回答は得られずじまい。

Sトラウト7.5Fほど動きが柔らかいビッグベイトは他にはありません。3連・4連では8連結には遠く及ばないのです。自分はもう他社のビッグベイトは要らないとさえ思っています。Sトラウト7.5Fと比べてしまうと泳ぎの点で明らかに見劣りしているから。

7.5インチでも大きくないよ!という方は是非ビワーのSトラウト7.5Fをお試し下さい。自分はもう少し小さいものが欲しいので、何とかビワー社を説得してみたいと思います。

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スペアテールを見落とさないで! [Biwaa]

ようやくBiwaa社のマルチジョイントスイムベイトのデリバリーが開始されました。心待ちにしていた方もいらっしゃると思います。自分も早く来ないかと楽しみにしていた一人です。個人的には得意なジャンルのルアーではないのですが、これまで使っていた製品よりも泳ぎが滑らかなようなので期待をしつつ、まぁまぁ買い込みました。

さて、Biwaaのマルチジョイントスイムベイトにはスペアテールが付属しています。でも、パッと見はわからない。ちょっとわかりにくい場所にあります。ですので、ルアーを購入してパッケージを捨てる際、うっかりスペアテールを捨てないように気を付けていただきたいのです。

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Sトラウト(5.5"、7.5")は内側トレーの裏側にスペアテールが入っています。

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セブンも同様に内側トレーの裏側にスペアテールが入っています。写真はありませんがスイムパイクも同様です。

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ちょっとわかりにくいのがSトラウト3.5"。これは台紙が折り曲げられている中にスペアテールが隠されて(?)います。これはわかりにくい、これまで気付かずに捨てちゃった人、結構いるんじゃないのかな。

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なお、一般的にスペアテールというと尾鰭を指しますが、セブンに関しては尾鰭に加えて背鰭と尻鰭も合わせた豪華3点セット(笑)。スイムパイク9"も尾鰭、背鰭、尻鰭の3点セットとなっています。その他のモデルは尾鰭のみです。

現段階ではスペアテールのバラ売りは予定しておりませんので、スペアテールも紛失しないようにお気を付け下さい。

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Biwaa ディビネーター [Biwaa]

近年、ワームの本体にブレードをネジ込んで使うという方法が普及しつつあります。特にハタ類など、中層をリトリーブして釣る対象魚には多用されるようになりました。


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で、ワーム+ブレードの異なるカタチというか、ワーム素材のテールスピンジグとでもいうべきルアーがBiwaaのDIVINATOR(ディビネーター)です。なお、Biwaaではこのジャンルを「ハイブリッドスイムベイト」と称しています。

コレね、一目見て思いました。日本受けしないって(苦笑)。
ですがこのディビネーターこそがBiwaaの知名度を一気にのし上げた立役者。ヨーロッパを中心に大ヒットセールスを記録したルアーなのです。

少し話が脱線しますが、テールスピンジグというのは元々限られた種類しかなかったジャンルです。リトルジョージ等ですね。それが日本ではシーバス用に効果的であることが知れ渡り、ソルト用のテールスピンジグが何種類も生まれることになったわけです。クルクル、湾ベイト、スミスからもバイメタルスピン、等々。
ただ、海外ではソルト用のテールスピンジグというのは一般的ではありません。ディビネーターはテールスピンジグの有効性をヨーロッパのアングラーに知らしめた存在なのかもしれませんね。

でも日本のアングラーもまだ知らないことがあると思います。ワームの有効性は知られている、テールスピンの有効性も知られている。でも、ワーム+テールスピンの有効性は?その有効性はディビネーターが検証してくれることと思います。

ディビーネーターには4サイズがあります。そのうちスミスでの販売は2サイズ。9gのディビネーターミニと22gのディビネーターJr.となります。

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ディビネーターミニはコロラドブレードを装着したシリーズ最小モデルとなります。フックは腹部のトレブルフックのみ。これは日本ではバス向けかな。

01.Blue Chrome
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07.Watermelon Red
(写真無し)

12.Fire Tiger
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18.Roach
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19.Aurora Gold
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26.Cisco / Lavaret
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【ディビネーター ミニ】
95mm 9g コロラドブレード 標準小売価格¥1,100+税

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ディビネーターJr.は22gでウィローリーフブレード装着モデル。フックはジグフック+トレブルフック仕様になります。ソルトであればこっちですね。

01.Blue Chrome
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12.Fire Tiger
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13.Pink Ice
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18.Roach
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19.Aurora Gold
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33.Ayu
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【ディビネーター Jr.】
140mm 22g ウィローリーフブレード 標準小売価格¥1,500+税


ディビネーターは鉛のジグヘッドをソフトプラスチックで包んだ構造。またフックやブレードはワイヤースルーで繋がっています。触ってみた印象としては、柔らかいには柔らかいのですがゴムに近い感覚で、一般的なワームよりも硬いものでした。自分もまだ試釣をしていないので明確には言及できないのですが、ジグヘッド+ワームのように数尾釣ったらダメになってしまう、というものではないようです。

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