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2/20 埼玉県農林部から呼び出し [物申す!]

このブログをご覧の皆様にはご承知の通り、自分は埼玉県内におけるバス釣り環境の改善を図るべく、県内の漁協を訪問したりといった活動を行っています。

当然、自分の存在は県の担当部署にも知られており、とうとう呼び出しが掛かりました。
「会って直接話がしたい」とのことで県庁まで出向いてきました。

県から直接呼び出しをくらう人ってなかなかいませんよ。よっぽど目を付けられているのでしょう(笑)。

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ということで、埼玉県庁内 埼玉県農林部生産振興課・水産係まで出向いてきました。埼玉県内でオオクチバスのリリース禁止を主導したのはまさにここの人達ですから、それを解除しようとする自分とはまさしく敵対関係にあります。

ですが自分も一応は大人ですので怒りの感情は内に秘め、今回は少し視点を変えた提案も幾つか話してきました。

自分自身、内水面の釣りではバス以外はほぼ興味がありません。しかし、各漁協と折衝する中でそれぞれの遊漁規則などを調べていくうちにこれっておかしくないか?他県と比べて随分と遅れてないか?もっとこうすれば遊漁収入を増やすことが出来るんじゃないか?そんなことを話してきました。

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実は埼玉県って、リール釣りの県内共通券というものが存在しないのです(延べ竿の共通券はあります)。だから釣り場を移動して、うっかり管轄を跨いでしまうとその都度遊漁券を買わないといけない。自分が知る限り、リール釣りの県内共通券がないというのは埼玉県位のものです。

これに関しては各漁協の遊漁料金に開きがあるということがネックになっているそうです。とはいえこれはあまりにも現状に即していないし、先延ばしにして良い案件ではないと進言してきました。

また、埼玉県の各漁協で導入が遅れているのが入漁券のオンライン購入です。「釣りチケ」や「フィッシュパス」というサイトが有名ですが、要するにスマホで事前に入漁券を買えるという仕組みです。
既に全ての漁協がオンライン購入に対応しているという県がある一方、埼玉県はまだ半分程度の漁協しか対応していません。この点でも埼玉県の内水面漁協は随分と遅れていると感じます。ちょっとずつ進んでいっているのですけど、遅い。

そうした改善努力を先延ばしにしたまま、今年は多くの漁協が遊漁料金の値上げに踏み切りました。確かに魚の仕入れや燃料費が高騰しているのはわかる。でもその前に売り上げを確保するためにやるべきことをやったのか?というとそれは出来ていないと思う。

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埼玉県は海無し県ですから、遊漁振興を図ろうと思ったら限られた魚種しか選択肢がありません。冷水系魚種が主体となる水系ではマス類、アユ、ワカサギ。温水系魚種が主体となる水系では鯉、鮒、鯰といったところでしょう。しかし釣り人は減少しているのが現状です。特に高齢化によってアユとヘラブナはこの先確実に衰退します。漁協の組合員も高齢化が進み、若い人がほとんど入ってこない。人数がどんどん減ってきており、この先に消滅しそうな漁協は決して少なくありません。

何か打開策はありますか?と聞いても、明確な回答は返ってこない。いやいや、10年先は危ういですよ今のままでは。だって60歳の人は70歳になり、70歳の人は80歳になるんだから。のんびり考えている時間なんてもうないんです。

だから、オオクチバスのリリース禁止を解除する水域を設けるように言っているんです。そうすれば、パーフェクトではないけれど内水面漁協の未来図も多少は思い描けるように出来る。事実、それで理想的なサイクルを実現させている湖が他県には幾つもあるんだから。

でも今回改めて思ったことがあります。それは、そもそも皆が目指しているゴールは同じだということです。県内の水域が遊漁者で賑わう事、これに尽きる。
でもバス釣りだけ酷い扱いをするものだから自分達は怒っている。だから自分は10年以上も喧嘩をし続けているんです。

でももしこの先に喧嘩をする原因が取り除かれることがあったとしたら、その時は同じゴールに向かって協力し合えるのかもしれないですね。それより先に、県内の漁協が駄目になってしまうような気がしますけどね。

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