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2/29 今日の三島湖 [釣行記]

5日前の釣行で見事にホゲてしまった三島湖。1尾だけの釣果では何が正解だったのかも良くわからない。あぁすれば良かったんじゃないか、こっちを試すべきだったんじゃないか、と色々考えるわけです。それであれば状況が大きく変わってしまう前にまた行って試してみればいい。というわけで今日も行ってきました。

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現地に近づくにつれ道路に水溜りが出来ていました。三島湖の周辺は夜の間に雨が降っていたようです。そして明け方には霧も掛かっていました。

前回はインレットを遡る事はしませんでした。元々は冬のバスをディープで釣りたいと目論んでいたからです。ですが今日は季節の進行度合も知りたく豊英筋のインレットを遡りました。

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しかし今日は魚の気配は皆無。水温は6度台で本湖よりも2度ほど低かったです。でもそろそろ状況次第で魚が射してきてもおかしくはない感じ。

続いては前回2バイトを得た水深7mを中心に、その前後のエリアをさらに精度を上げて釣り込んでみようと考えていました。

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すると前回よりもさらに深い8mレンジでオケラのスプリットショットリグのドラッギングにヒット。35cmほどでしたがネットイン直後にフックがポロリ。跳ねられていたらバレていたでしょう。危なかったです。

この後は前回バイトを得られていた場所、及び下流域の可能性を感じていたディープを丹念に釣り込みました。ですが結局バイトは得られず1尾のみで終了。蓋を開けてみれば前回と全く変わらない結果に終わりました。

2月の三島湖、手強い!だけど何か惹かれるものがある釣りだなぁ。

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第33回Basser Allstar Classic メーカーブース出展中止 [イベント]

本日もまたイベント出展中止の話になってしまいました。

本来は昨年の秋に開催されるものでしたが延期となり、3月21日~22日に利根川において開催される第33回のBasser Allstar Classic。

メインとなるのは言うまでもなく招待選手によるトーナメントですが、会場では各出展メーカーのテントが並び、商品展示や販売などが行われています。そうしたこともあって2日間で15000人以上もの来場があります。勿論スミスも毎年出展を行っており、今回のオールスタークラシックに関しても出展を予定していました。

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大会自体は予定通りに開催されます。ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、メーカー出展がなくなってしまいました。大会の観客として会場に足を運ぶことも出来ません。無観客試合とのことです。

詳しくはこちらを参照下さい。
第33回Basser Allstar Classic開催に関するお知らせ

自分は出展側ですが毎年オールスタークラシックを楽しみにしているのです。ですがこの状況下では仕方がありません。

AbemaTVでの生中継は今回も行われるそうですから、どうかそちらで参加選手を応援してあげて下さい。

この時期の霞ヶ浦水系、利根川はかなり手強いです。昨年のほぼ同時期に開催されたJB霞ヶ浦戦では8割近い選手がノーフィッシュですから。オールスター参加選手がどのようにこの水系を攻略してくるかは見物だと思いますよ!!

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それも中止なの?! [災害ボランティア]

1月半ばを以て栃木県佐野市での災害ボランティア活動は広く一般からの募集が終了となり、私自身もそれを一区切りとして活動を終えました。この時点で依頼案件に対する完了率は95%を超えており、その後は事前登録されたボランティアが活動を継続してくれていました。

私自身現場は離れましたが、3ヶ月間に渡って活動をしてきた場所ですからどうしてもその後の事が気になります。登録ボランティアの人達による活動記録は毎日欠かさず見ています。

世間的には「まだやっているの?!」と思う人がいるかもしれない。実は未だにボランティアの人手を必要としている被災者はいます。今でも定期的に床下の泥出しを依頼してくる家があるのです。

そして、今後も継続してボランティア活動を続けていくために団体を立ち上げた人達もいる。私の顔見知りも何名か加わっています。1軒1軒を訪問して積極的に需要を掘り起こす部隊もおり、ここにきてまた案件が増えてきている。

皆、まだ頑張っている。自分も現場に戻るべきなんじゃないかとずっと考えていました。ただ、ネックとなるのは自分の仕事。今の時期はとにかく週末に開催されるイベントが多い。

ところが、これは全く予想だにしなかったことですが、新型コロナウイルスの影響によって3月に予定されていたイベントはその多くが中止となり、結果として自分の予定もポッカリ空きました。ボランティア活動に舞い戻るのなら今だと思いました。

ところが、何と。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、2月25日以降のボランティア活動自体を当面の間休止にするのだとか。

イベントやコンサートなど大勢の人が集まるものが中止になるのは仕方がない。でも、10人前後のグループが被災者のお宅にお邪魔して床下に潜って泥を掻き出したり、庭先の掃除をしたり、それすらも駄目になるとは思わなかった・・・

再開に関してはコロナウイルスの終息状況を見てという事になるのでしょうけど、現時点ではまだまだ拡大方向ですからいつになったら再開できるのかは見通しが立たない。

このまま再開見送り、なんてならなければいいのだけど。
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2/24 今日の三島湖 [釣行記]

今の魚探って、使っていて本当に面白いんです。
等深線を勝手に作図していってくれますよね?ポイントも地図上にマーキングしていける。通えば通うほど自分に合ったポイントマップが作図されていくんです。何というか、魚探を育てている感じ。

昨年までの段階で三島湖の等深線もだいぶ作り上げました。折角なのでこれを基に三島湖の冬バスをしっかり攻略したいと思っていました。そうこうしているうちに冬というには少し微妙な時期になってしまいましたけど。

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今日は房総ロッヂさんにお世話になりました。

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今日はポッカポカで沢山の亀が甲羅干しをしていました。ワンドの中は亀だらけ。水温も8~9度台。昼間はもう少しで10度に達しそうな勢いでした。

自分の場合、冬場は戸面原ダムにばかり行っているので冬の三島湖に関しては経験値がありません。そこでまずはフラットエリアの水深5~9mまでを魚探でチェックしてみました。ヘラブナは水深5mの中層に群れていましたが、バスらしき影は水深7m前後のボトムベッタリに時折映ります。
ダウンショットのシューティングで狙うも喰わず、タイミングを変えて後ほど探ってみることに。

メインレイクの下流域と三ツ沢内を中心に水深12mまで探ってみましたが全然喰わない。せめてバイトがあれば狙うべき水深を絞り込めるのですが、それすらないので能率の悪い釣りが続きます。

一方シャローエリアはパワーフィネス、エリートログのジャーク、Sトラウト7.5Fで攻めてみましたが完全に無。今日はシャローは無いなと思い午前中に見切りをつけて午後は完全にディープと心中。

しかしいかんせん魚のレンジが絞れておらずあらゆる水深をチェックする必要がありました。ダウンショットでは効率が落ちるのでフラットエリアではスプリットショットリグのドラッギングを用いました。

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朝に一度攻めたフラットエリア、特に7mラインを重点的にドラッギングで攻めてみます。14時過ぎにようやくバイトがあり30cmクラスをキャッチ。ヒットルアーはゲーリーヤマモトのオケラ。メチャクチャショートバイトでした。そんなこともあろうかとフルソリッドでティップがかなり柔らかいロッドを持ち込んでいました。それが功を奏したようにも思えます。

さらに夕方に別のエリアでも1バイトありましたが掛けられず。これも水深7mでした。

危うく三島湖でデコるところでした(冷汗)。とはいえ1尾だけなのでハズしていることには変わりないですね。

三島湖のディープ、なかなか手強いです。ですがその分やり甲斐はありそう。でも次に来るときは魚のレンジは浅いだろうなぁ。

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レボPRM ワンウェイクラッチ交換 [リール]

自分が愛用しているスピニングリール、レボPRMシリーズ。元々は海用にと買ったのですが、なんだかんだでバスにも使っています。

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ところがこのリール、ワンウェイクラッチの出来が今一つで逆転する個体が非常に多い。MGXもそうらしいです。ちなみに自分はPRMを3台所有していますが3台とも逆転が頻発する個体でした。

メーカーさんに送ったら無償修理されてきたという話も聞いていたのですが、私は自分で対応していました。ワンウェイクラッチをパーツクリーナーで洗浄。それで大概の逆転現象は収まる。日本メーカー製のリールもそうして自分自身でメンテしながら使ってきましたし、PRMも同じ手法で症状を改善させることが出来ていました。

ところがPRMは逆転の再発がやたらと早い。メンテして、数ヶ月後に釣りに持っていくともう逆転するものもあった。逆転現象の原因はオイルやグリスがワンウェイクラッチ内に侵入するためです。だから自分はそれをパーツクリーナーで丹念に洗浄し、ワンウェイクラッチをドライな状態で使っていました(巻き心地はスポイルされます)。にも関わらず、再発するのが早過ぎる。

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この現象、PRMが採用しているフッ素コートベアリングも原因の1つなのではないかというのが自分の考察。通常、ピニオンギアの余分なグリスというのはワンウェイクラッチにまで回る前に、その間に位置しているベアリングにその多くが回っていきます。が、フッ素コートベアリングはグリスも弾いてしまうのでグリスがすぐにアンチリバースベアリングにまで回ってしまうのではないかと考えています。

その対策として止む無く、ワンウェイクラッチのみならずその下部に位置するフッ素コートベアリングもパーツクリーナーで完全脱脂。さらに万全を期すためにピニオンギアのグリスも微々たる量に抑えて使っていました。結果として極めてドライでシャリシャリした巻き心地になってしまうけれど、釣りの途中で逆転現象が起きるよりはマシだろうと。

なお、メーカー側でも販売途中からワンウェイクラッチの仕様を対策品に変えたとのことでした。

本当にそれで改善してるのかな~(懐疑的)?
というのは、メーカー修理に出してもすぐに症状が再発したという話も結構聞いているし、後発で発売されたモデル(レボロケット)も逆転するという話があったりしたからです。

そうは言っても数ヶ月に1度ペースでワンウェイクラッチの脱脂をするというのも面倒過ぎるので、物は試しという事で対策品と言われるワンウェイクラッチを取り寄せて組み込んでみました。1個¥800也。

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写真左が対策品とされるワンウェイクラッチ(パーツNo.1380128)
写真右が逆転が多発する従来のワンウェイクラッチ(パーツNo.1378809)
見るからに違いますね。

さぁ、これで症状が改善されれば万々歳。今のところは大丈夫そうですけど使い込んでみないと何とも言えませんから。

**********

日本メーカー製のスピニングリールは性能面が素晴らしいですが個性には欠ける気がします。見た目はどれも似たり寄ったりだし、機能面も素材での差別化程度。個性よりも性能面でライバルを上回ることこそが最大の売りになっているんでしょうね。勿論それを否定するつもりはありません。1つの方向としては間違いなく正しいので。

一方、アブのスピニングって変なところで個性を出そうとする(笑)。
レボネオスは樹脂なのに特殊表面コート(ネオシールド)で強度を出そうとしていたし、MGXはカーボンハンドルを採用した独特のデザインをしているし、他社に先駆けてモノコック構造のボディーを取り入れたりもしている。フッ素コートのベアリングを使っているのもアブくらいですよね。
現行品にしても、ロキサーニやMGXシータで取り入れている2WAYドラグなんてフィネス仕様からパワーフィネス寄りにドラグ特性をガラッと替えられる面白い機構だと思いますよ。MGXシータのフリクションフリー構造なんていうのも個性的です。

アブのモノ作りって非常に面白くて、魅力があるのです。だからもっと評価されてもいい。だけど、致命的な欠陥が出たりするものだから悪評の方が上回ってしまう。

ただ、MGXTREME以降のモデルに関しては今のところ悪評を耳にしていませんので(愛用者が少ないだけかもしれませんが)、そろそろアブのモノ作りが正当に評価される時代になる・・・かもしれない。

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西日本釣り博、ザ・キープキャスト 開催中止 [イベント]

取り急ぎのお知らせとなります。

3月7日~8日に開催予定だった「西日本釣り博2020

3月14日~15日に開催予定だった「ザ・キープキャスト2020

スミスは両イベントに出展を予定しておりましたが、いずれも開催中止との事です。

主催者も苦渋の決断だったことと思います。そして出展社は主催者の判断に従うまでです。

楽しみにされていた皆様、申し訳ありません。
なお、西日本釣り博、キープキャスト共に、前売り券を購入されていた方は払い戻しとなるようです。各ホームページにて追って詳細が発表されるようですのでチケットはお手元に残しておいて下さい。宜しくお願いいたします。

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スミス デジタルカタログ2020 [自社製品]

世の中的にペーパーレス化が叫ばれているのも確かですが、個人的にはカタログはやっぱり印刷物、紙じゃないとと思っています。
デジタル物って全然記憶に残らない。いい写真、心に刺さるコピー。デジタルってそうした素晴らしいものまで駄目にしてしまう気がして。

そうそう、ダイワさんも今年は紙のカタログに回帰してくれました。個人的にとても嬉しかったです。

そうはいいつつもデジタルカタログを必要とする方々がいるのも事実です。なので今年も作ろうとしていたら、これまでお願いしていた業者さんがデジタルカタログの制作を止めてしまったらしく断られてしまった(汗)。もっと早く言ってよ~。

というわけでドタバタしながら別の業者さんを探して、ようやく公開にこぎつけました。

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写真をクリックすると開きます。どうぞご覧下さいませ。

横浜で開催された釣りフェスティバルはまだ大丈夫でしたが、フィッシングショーOSAKAは新型コロナウイルスの影響で来場者が減ってしまいました。この先も西日本釣り博、キープキャストといったイベントが続きますが、少なからず来場者数に影響が出るかと思います。下手をすると中止となるイベントも出てくるかもしれない。

そんなわけで、折角作ったカタログが今年は余ってしまうのではないかと心配しています。

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戦闘力******のカラー [製品開発]

新たに発売するシンクスパイダーにラインナップ、そしてモッサにも新色として追加される"FRZ"。

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FRZとは一体何ぞや???

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元ネタはイモグラブの#359(スモークブルーパール/シルバー&パープルフレーク)です。実はこのイモ#359、超絶釣りウマアングラーのMさんが三島湖でダントツ釣果を得ているカラー。普通の人がようやく10尾釣れるかどうかという時にMさんは40尾ほど釣っていたり。まぁコレだけ使っているわけではないでしょうけど。
誰もが知っているであろうMさんですが迷惑が掛かるといけないのでここではお名前は伏せておきます。

何度か湖上でもお会いし、その時に#359の話を振ってみると・・・

「あぁ!●リーザですね!何せ戦闘力******ですからね!!半端ないですよ!」
(いや、あの、何を言っているのかわからないんですけど・・・)
「つまり、バスが浅場で稚ギルを食ってる時にはメチャクチャ効くんですよ!」
(あぁ、やっと話が理解できた)

そしてどうやらMさんの周りではイモの#359は「●リーザ」と呼ばれているらしい。ここまで書けばもうおわかりですよね。あのアニメの有名な敵キャラです。言われてみれば確かにそれっぽい(笑)。このカラーの事を最初に「●リーザ」と呼んだ人のセンスは素晴らしいなぁ!

ただですね、アニメのキャラクターや特撮ヒーロー、怪獣などの名前というのは要注意なんです。というのも、商標の分類で釣具とおもちゃは分類が同じなのです(●リーザの場合は某大手釣具メーカーさんが釣具で商標を持っていましたけど)。迂闊に使うことが出来ない。

商品名ではなくカラー名ではあるのですが、一応その辺りのところも考慮して「●リーザ」という名称は避け、FRZ。わかる人だけわかってくれれば(笑)。

で、Mさんの勧めに従い自分も三島湖でイモグラブの#359を試してみました。すると・・・バスがイモグラブを見付けるや否やすっ飛んでくる!!何なんだ、この反応の良さは。ビックリしました。でも他のフィールドだとそこまで突出した威力は感じないのですけど、不思議だなぁ。

三島湖爆釣カラー"FRZ"。発売されたら是非お試し下さい。

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シンクスパイダー 真っ直ぐ落ちていく・5 [製品開発]

シンクスパイダーはスライドせず真っ直ぐ沈むことがコンセプトの1つです。狙った場所に確実に落とすためにはそれが不可欠でした。

本来このためにはボディー断面が真円であることが理想です。ところがそうしてしまうとオフセットフックのフッキングに難が出る。スッポ抜けやすくなってしまうということです。
そうした点では横方向に潰れた偏平であるのがいい。でもあまり偏平になりすぎると今度はスライドフォールしてしまいやすい。だからシンクスパイダーは、偏平率を抑えた楕円形状となっています。具体的には、モッサ2.2インチよりも偏平率は抑えてあります。

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真円 <---イモグラブ---シンクスパイダー---モッサ2.2in---> 偏平

また、オフセットフックのフックアップ率を向上させるためにスリットを設けてあります。

真っ直ぐに沈むということはサイトフィッシングだけに有効なわけではありません。垂直岩盤、単体の立ち木や杭など、狙ったスポットからいかに離れないように沈ませるかというのが極めて重要です。勿論、ラインテンションのコントロールありきの話ですが。

シンクスパイダーには生産工場が嫌がるレベルでソルトを混入させています。生産工程上これまでの限界とされていたレベルの、さらに上まで頑張ってもらった。それでもゲーリーヤマモトマテリアルほどの高濃度には達していませんが、それに近いレベルには達しています。自重も3.1g程度あります。現在市販されているシンキングインセクトベイトの中では私が知っている限りでは一番速く沈みます。



沈下速度についてはコンセプト自体にも関わる部分ですので随分と悩んだ部分です。そもそもスレっからしの見えバスを釣ろうと思ったら、あまり沈む速度は速くない方がベターである気もします。じらして喰わすのならその方が絶対にいい。
でもそうした使い方であれば既に発売されている他社製品に良いものが幾つかあります。用途がまるっきり被るものをあえて作る必要はない。

シンクスパイダーは沈みが速いので、湖岸沿いを比較的早い速度でクルーズしているような足の速い見えバスを狙い撃ちするのに向いています。さらに、浅い側から深い側に向かっていこうとするバスも捉えることが可能です。

そしてシンクスパイダーは普通にノーシンカーでバンク撃ちをしながら流していく事が出来ます。イメージ的には少し軽くなったイモグラブ感覚とでも言いましょうか。

自分が気に掛けていたのは、そもそもサイトフィッシング自体がかなり難易度の高い上級者向けの釣りだということです。沈む虫系が流行りとはいえ、皆さん本当にそんな難易度の高い釣りばかりをされているんでしょうか?
ただでさえ週末のフィールドは人出も多く、どうしても後手に回ることも少なくないはずです。朝なんてインレットの上流部目指してレース状態になることも多々ありますよね?ちなみに私のエレキは12V54lbですのでレースになると絶対負けます(涙)。

そう考えると、沈む虫系でサイトフィッシングが出来るのは1級ポイントに1番乗りする一握りの人達に過ぎず、そのタイミングも限られたものと言えます。つまり、沈む虫系のワームは本来あまり出番自体が多いものではないのです。

その点、シンクスパイダーは通常のノーシンカーバンク撃ちでも使えますので、比較的どなたにでも扱いやすいものに仕上げてあります。使い手のスキルは問わず楽しんでいただけるものと自負しています。

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ピンクスパイダーは真っ逆さま 墜落してゆく。
シンクスパイダーは真っ直ぐに水平姿勢で落ちていく。

このネーミング、ピンと来ている人が多いでしょうけれどあの曲が由来です。製品が完成する前から名前だけは決めていた。それならどうしてピンクがないの?と言われてしまうんですが。

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あと10年 [その他]

今年に入り、自分もとうとう50歳の大台に乗りました。そりゃ、アルミボートを持ち上げられなくなるわけです。そろそろバッテリーも軽い物にしたい・・・

未だに役職ではない万年平社員なのですが、今の会社に勤め続ければあと10年ほどで定年を迎えます。いずれにせよ体力的にもモチベーション的にもあと10年が限界ではないかなと思っています。

会社の中では下っ端なのであまり感じないのですが、外に出ると50歳の人間に与えられる責任というのはとても大きいものだと感じます。それは災害ボランティアの活動現場でも痛感しました。周囲を取りまとめて物事を牽引していく立場なのだと。

自分は幸運にも釣り業界で働くことが出来た。この業界で勤め上げた際には何かを残したいという気持ちがあります。それは釣れるルアーを残すとかそういうことではなく、後世に渡ってバス釣りというものが残っていくような環境、つまりはフィールドを残すということです。

でもそれは一朝一夕に出来ることではないし、本業の片手間にやれるような簡単なことでもない。念入りな準備や助走期間も必要になる。でも自分に残された時間はあと10年、きっとアッという間に過ぎてしまうに違いない。だって自分が40歳を迎えたのだってつい先日の事のようですもの。だから本来ならば、もうとっくに助走を始めていなければいけない時期なのかもしれない。

以前、このブログでこんなフィクションを記したことがあります。まずはそれを読んでみて下さい。

海岸線の開放という視点で書いてみましたが、実はこれがまさしく自分の思い描いているビジョンの1つなのです。

海岸線が企業の敷地となっており釣りをする場所がほとんどない。それであれば企業側に、年に1度でいいので敷地を開放して釣り大会をさせてもらえないかと頼んでみる。10社に打診をすればどこか1社くらいは前向きに検討してくれるところが出てくるかもしれない。
それが成功し、企業側にもメリットを生むものであれば年に1回だったものが2回に、さらにはもっと増えるかもしれない。やがて敷地を開放してくれる企業が1社から2社、3社と増えていくかもしれない。
そうなればほら、工業地帯の中であっても釣り場は生まれるわけじゃないですか。

そういうアプローチを今までに誰かやってきたのかというと、おそらく誰もやっていない。決して何もしていないわけではないのだけれど、まだやっていないことがこの業界には沢山ある。それをがむしゃらに頑張れば、何か1つくらいは良い方向に向かうきっかけを掴めるかもしれない。駄目かもしれないですけどね。でもやらなきゃ始まらない。

バス釣りだって同じこと。釣り禁止の場所がある。理由があって釣り禁止にされているのでしょうから、開放してくれと言っても無理でしょう。でも、年に1度だけ開放してもらって釣り大会をさせてもらえないかという打診であればどうでしょう。
清掃活動や草刈りなどをやるというのであれば管理者としてもメリットがあるので、もしかすると了解が得られるかもしれない。そして年に1度を2度3度に。1箇所というのを2箇所3箇所にすれば釣り場は作れる。

自分が動けるうちにやってみたいのはそういうことなんです。ただ、それって誰かからお給料がもらえる仕事じゃないんですよね。それに掛かりっきりになってしまうと自分の生活が破綻してしまう。でも自分がこれからやりたいことはそれで間違いない。

あと10年。ものすごく限られた時間。果たして自分はどこまでやれるだろうか。

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