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艶やかなるリアルベイトフィッシュソフトベイト [製品開発]

2007年に発売となったヴィヴィッドライブ。私の判断で2020年のカタログから廃盤としましたが、勿体ないという意見もありました。というのも、発売後10年以上も経過するというのにセールス的には未だに悪くなかったからです。一定数でずっと売れ続いていた。これは根強い人気のある地域があったことと、海外での支持が高かったのがその理由ですが、なかなかないことです。1度生産してそれっきりなんていう製品も少なくありません。

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ヴィヴィッドライブは元々シーバス用に開発をした製品です。ただ単に投げて巻けば釣れる、シンキングミノーのようなワームを作りたかった。実際、ヴィヴィッドライブは5g程度のジグヘッドで投げればテールのみならずボディー全体も連動してロールします。

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軽くチェイスしてくるだけの魚も掛けれるよう、トレブルフックのアシストフックをセット出来る構造にもなっています。ちょっと凝りすぎたかな?と今では思っていますが。

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実際、ヴィヴィッドライブは物凄くシーバスが釣れるワームです。

ところが、定期的にオーダーをいただけるショップの立地を見てみるとどうもシーバス以外の用途で使われているということがわかってきました。で、話を伺ってみるとロックフィッシュ用途で売れているということでした。岩手在住のフィールドテスターである八重樫さんも、スミスのテスターになる前からヴィヴィッドライブをロックフィッシュに使っていたとか。

モッサを沈めて使われてしまったり、ヴィヴィッドライブをシーバス以外の魚種で使われてしまったりというのは開発者としては微妙な気分ですが(苦笑)それだったらいっそ、ヴィヴィッドライブをロックフィッシュ向けにブラッシュアップしてみようという気になりました。
そしてそう考えたのにはもう1つ理由があってヴィヴィッドライブの開発時点と比較して今では製造工場の技術が飛躍的に向上していたからです。

現在の技術でどんなことが出来る?その問いかけに対して工場からの回答内容には驚かされました。ヴィヴィッドライブ開発当時には不可能だったあんなことやこんなこと、それらも可能になっていたからです。ヴィヴィッドライブは大きく進化させられる、そう確信しました。

(つづく)

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