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ノーシンカー使用時におけるPEラインのデメリット [タクティクス]

自分は通常、ノーシンカーのフォールの釣りにおいてはフロロの直結を使うことがほとんどです。
ですが昨年はシンクスパイダーのフィールドテストにおいてPE0.4号+フロロリーダーの組み合わせも多用していました。

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その理由としてはPEラインの視認性にあります。フォールスピードを測るにしてもラインを目で追っていける。そして水中のワームがどこにあるのかおおよそわかる。シンクスパイダーのテストをするのにはうってつけだったわけです。

そしてテストをしているうちに気付いてしまった、その気持ち良さに。
コイル状の糸ヨレがないためフリーフォールがやりやすい。僅かなモーションで軽いワームがピューンと飛んでいく心地良さ。フォール中のバイトが即わかってしまうその視認性。そして何より魚とのファイトにおけるダイレクト感。古い言い方をすれば釣り味の良さ。

PEイイじゃん!!イモグラブなどを投げても非常に気持ち良く使えた。

でも、イイ事ばかりではなかったのです。PEでノーシンカーのフォールの釣りをすると、フッキングに難が出やすいことを痛感してしまった。
「そんな馬鹿な、伸びがないのだからフッキングはいいはずでしょ?」
ところがそうではないんです。

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ワームをフォールさせていく。沈んでいくラインを目で追っていけるのも非常に楽しい。とても集中力が増すのです。

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バイト!この瞬間ラインが止まったり、急に引き込まれたりします。そして驚くべきは、この時点ではロッドにバイトが伝わっていないことが多いです。

ショートバイトやスッポ抜けが多発する際には少し喰わせの間を置きます。この間、魚は移動していくことが多いはずです。アングラー側は、僅かなラインテンションをキープしつつラインを送り込みます。

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この時に魚が釣り人側に走ってきたとします。フロロだったらラインがフケる。でもPEの場合はラインが軌跡を残したままで走っていく。だからアングラーは、魚がどんどん離れる方向に走っていると感じてしまう。実際は魚がどんどん近づいてきているのに、です。

この状態でアワセを入れてもそりゃ掛からないですよね。ラインが大きく弛んでいるのですから。
PE+リーダーでノーシンカーのフォールの釣りを行うとこの現象が多発するのです。

で、今期からはやはりフロロ直結メインに戻すことにしました。まぁルアーのテスト目的という事だったらPE+リーダーを使うこともあるかもしれませんけど。

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