SSブログ

北浦シーバスフィーバーの謎に迫る・3 [その他]

【シーバスは霞ヶ浦水系内で繁殖している?】

一般論として、シーバスは冬季に水深50~80mの岩礁帯で産卵をすると言われています。ですが霞ヶ浦水系内にそのような場所はありません。ところが、霞ヶ浦水系内でシーバスの稚魚が採取されたという話を聞きました。もしかしてシーバスは霞ヶ浦水系内で繁殖し、定着をしている?

090729-2.jpg

アメリカでは日本のシーバスに近い種類の魚としてストライパー(ストライプドバス)がいます。元々沿岸部や汽水域に住む魚ですが、時期になると川を遡上する。何とも日本のシーバスに近い生態をしているように思えます。
そしてこの魚はダム湖などの淡水域にも積極的に移植をされています。海と遮断されたダム湖でも繁殖・定着をしているのです。だったら霞ヶ浦水系のシーバスも同じように、淡水域で繁殖・定着が出来るんじゃないの?

しかし、シーバスとストライパーには決定的な違いがあるのです。ストライパーは産卵のために河川を上る。つまりは淡水域で産卵をします。一方で日本のシーバスは産卵期は海へと降りて産卵場所(水深30~50m)へと移動する。この辺りの行動パターンは真逆と言えます。そして淡水域で産卵するストライパーはダム湖で産卵をしても違和感がありません。果たして海の深い場所で産卵をするシーバス、霞ヶ浦水系内で産卵に適した場所はあるでしょうか。

同じことはボラにも言えます。ボラも一般的には秋から冬にかけて外洋で産卵すると言われていますが、その時期にも外洋どころか霞ヶ浦水系のいたるところにボラは大量に居ますよね。春から夏にかけてはイナも沢山群れている。

シーバスにしろボラにしろ、考えられるのは2つです。
  1. 霞ヶ浦水系内では産卵しない(=繁殖はしない)が、一定数が海から遡上してくることで個体数を維持している(特に稚魚に関しては常陸川水門の魚道(浅い)を経由することも出来るので、成魚以上に遡上はしやすい)。
  2. 霞ヶ浦水系のどこかで産卵し、繁殖している

私自身は霞ヶ浦水系内でのシーバスの繁殖説には懐疑的ですが、可能性が0とまでは言い切れないところです。魚の生態というものは、実のところまだよくわからない部分も多いです。例えばハクレンは流域の長い河川でしか繁殖できないなんて言いますけれど、霞ヶ浦水系にワンサカいるハクレンは、全て利根川からやってきたものなんでしょうか・・・?

【霞ヶ浦水系のシーバスは今後も釣れる?いなくなる?】

相模湾では時期になるとキハダマグロが入ってくるようになりました。ハタ類の北限が上がりました。東京湾でもキビレが釣れるようになりました。気候が変わり海の生態系も変わってきた。果たして、霞ヶ浦水系のシーバスもそれと同じなのでしょうか?

自分はそうは思いません。ここ数年の釣れっぷりは例外的だと考えています。その理由は、そもそもシーバスが遡上してきた理由の裏返しから考察することが出来ます。

  • 霞ヶ浦水系がシーバスに適した環境に変化しているわけではない(塩化物イオン濃度が上昇して汽水化に向かっているわけではない)
  • 近年の常陸川水門の開閉時間が長くなっているわけではない。大雨による増水がない限りは開閉時間は増えない。よって増水する要因がなければ新たに大量のシーバスが遡上するとは考えにくい
  • 211211-1.jpg
  • 常陸川水門に発生していた隙間が工事で修繕されつつある。仮にその隙間を通過してシーバスが遡上をしていた、或いは工事途中の何らかの要因によって遮蔽性が弱まったタイミングでシーバスが遡上していたのだとしたら、その通過ルートは今後は塞がれるということになる。

しかしながら、シーバスの急激な減少(海へ帰る)はないと思われるので突然釣れなくなるということはないのでしょうが、徐々に元の霞ヶ浦水系に戻っていくと予想しています。

今の霞ヶ浦水系というのは、バスに関しては末期を通り越して「終わった」感が否めません。トーナメントの結果を見てもそれは明らかです。そんな中で釣れるようになったシーバス。全国的に見ても、淡水湖に陸封されて釣れるようになったというケースは極めて珍しいものです。

これを外道として扱うか、折角だから楽しんでみるか、決めるのは釣り人次第。問題なくバスが釣れるのだったら自分も前者を選択していたと思います。でも、霞ヶ浦水系のバスは滅多に釣れない魚になった。それだったら後者を選択しても悪くはないと思います。シーバスがやがていなくなったら、その選択すらなくなってしまうのですから。

gill-yahoo-corot.png
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

北浦シーバスフィーバーの謎に迫る・2 [その他]

前回はまとまった数のシーバスが常陸利根川を遡上してきた理由について考察しました。
常陸川水門の開閉というのは定期的にあるわけですから多少の魚の移動というのは日常的にあるのだと思います。ただ、ここ数年はシーバスの個体数が一気に増えた印象があったため、その理由について考察したものとしてご理解下さい。

210424-2.jpg

ですが肝心なのはその理由よりも、北浦のシーバスはこれからどうなるのか?居なくなるのか?それともずっと釣れ続けるのか?という点ですよね。ただ、それを考察する上でやはりキーとなってくるのがそもそもどうして遡上してきたの?という部分になるわけです。

今回は霞ヶ浦水系のシーバスの動向を考察してみたいと思います。

【霞ヶ浦水系のシーバスは、冬になると海に帰る?】

東京湾に注ぐ荒川や中川でもシーバスは遡上してきます。私自身も埼玉県内のドブ川でシーバス釣りをしているほどなので高水温期にはかなりの上流まで遡上してくると考えられます。

ただ、秋が深まってくると河川内ではシーバスの数が減っていきます。冬になるといなくなる。それに反比例するかのように東京湾でのボートシーバスでは数が釣れるようになります。つまり、荒川や中川のシーバスは寒くなると東京湾に帰ると考えられます。

同様に、常陸利根川と並んで流れている利根川に関してもシーバスは寒くなると海へ帰るという考え方が一般的です。自分もバスボートで利根川のシーバスを狙っていますが確かにそう感じました。
※利根川の河口堰は潮位の干満に連動して開放をしていますので1日のうちに開閉を繰り返しています。閉まっている時は何日も閉まりっぱなしの常陸川水門とは根本的に異なります。そのため、利根川では魚類の往来も多い。

つまり、淡水域に遡上したシーバスは寒くなると共に海へと帰るのが通説です。同様に霞ヶ浦水系のシーバスも冬になると海へと帰っていくのでしょうか。

北浦や常陸利根川では年末年始頃でもシーバスを釣ったという話が出ていました。一方、常陸利根川と並行して流れる利根川では年末年始ともなると河口堰上での釣果は聞きません。つまり、霞ヶ浦水系のシーバスは河川のシーバスよりも遅い時期まで釣れ続いています。

そして霞ヶ浦水系でシーバスが釣れ始める時期は、シラウオパターンと連動し始める3月になると耳にするようになります。

釣果を聞かないのは1~2月くらいです。果たしてこの時期にシーバスは霞ヶ浦水系を去り海へと戻っているのか、或いは霞ヶ浦水系内で越冬をしているのかが問題です。

私は霞ヶ浦水系内で越冬していると考察します。その根拠として
  • 一般河川で釣れなくなる時期(年末年始)でも釣れている。
  • 2021年も2020年の魚影の濃さが継続していた。リセットされて新しい群れが遡上してきたわけではなく、前年の魚がそのまま居残っていた可能性が高い。
  • 秋が深まる時期でも、シーバスが徐々に下流域に降りてくる印象がなかった(北浦中流域でも釣れていた)

一般的な河川に遡上したシーバスは、水温の上昇と共に河川を遡上し水温の低下と共に下流から海へと降りていきます。その移動は簡単なことだと思います。河川は上流部程水温が低いわけですから適水温を求めて川を彷徨えばおのずとそのような行動になるのだと思います。或いは流れを基に川を上下しているのかもしれません。

では、常陸利根川から北浦に遡上してしまったシーバス。水温をキーに移動したとして、果たして上手く川を上下できるでしょうか?そもそも北浦と常陸利根川に明確な水温差は見られません。流れをキーにしようとしても、北浦まで遡上してしまったらまともな流れなんてほぼない。
残念ながら、霞ヶ浦水系まで遡上してしまうと水温差や流れといった要素はほぼ見出せなくなります。シーバスが海に帰りたいと思っても帰りようがないのではないでしょうか。

北浦の沖合は水深がかなりあります。8~10mの場所もある。1~2月の厳寒期はそうしたメインレイクのディープエリアで越冬しているのではないかというのが自分の考察です。
もしかしたらジギングで釣れるのかもしれません。本気でそう思います。どなたか一緒に検証してみます?(笑)

(つづく)

gill-yahoo-bfshrimp.png
nice!(3)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

北浦シーバスフィーバーの謎に迫る [その他]

北浦を始めとした霞ヶ浦水系でシーバスが良く釣れるようになりました。
厳密にいえば北浦でシーバスが釣れた実績というのは昔から皆無というわけではありませんでした。ごく稀に、釣れることはあった。ただ、レアケースの範疇でした。

それが近年ではバスよりもよほどシーバスの方が釣れるようになった。中には二桁釣ったなんていう人もいます。

210424-2.jpg

さて、この北浦でのシーバスフィーバー。一体なぜ?この先も釣れ続くのか?をデータから考察してみたいと思います。あくまで私個人の考察なので外れてもあしからず。

ではまず、なぜここまでシーバスが霞ヶ浦水系内に遡上をしてきたのでしょうか。霞ヶ浦が汽水化してきている?常陸川水門の開閉が増えたから?その真相を探るべく、常陸利根川にある「息栖」観測所の水質データ、常陸川水門の開閉実績を調べてみました。

【霞ヶ浦水系は汽水化してきている?】

まず申し上げておきたいのは、霞ヶ浦水系の汽水化は「あり得ない」ということです。
そもそも常陸利根川の水は近隣の農業用に取水されており、塩化物イオン濃度が上昇すれば大変な事になります(2014年に1度、塩化物イオン濃度が上がったため取水を停止した実例があります)。常陸川水門の役割自体が塩害を防ぐためのものですし、各水質観測所では常時水質をチェックされています。常陸利根川はじめ霞ヶ浦が汽水化するということはあり得ません。

以下は息栖観測所の塩化物イオン濃度の測定値平均です。年号は任意にピックアップしたものです。

1998年 82.4(mg/l)
2001年 84.95
2006年 65.4
2008年 63.3
2011年 76.99(4月に201mg/lを記録、震災による何らかの影響と考えられる)
2015年 67.66
2017年 73.58
2018年 87.6(12月に200mg/lを記録)
2019年 74.8(2月に340mg/lを記録。なお2019年秋の台風による影響は(塩分濃度に関しては)見られない)
2020年 52(1~4月までしかデータが出ていない)

この数値を見る限り、常陸利根川の塩化物イオン濃度に上昇傾向は見られません。むしろ1998年や2001年の方が高かったくらいです。また2010年には常陸川水門の魚道が稼働を始めていますが、これによる影響も全く見られません。

ですので、霞ヶ浦水系で汽水化が進行しているというのは間違いです。常陸利根川は紛れもない「淡水」です。

参考までに、汽水湖とされる涸沼に関しては塩化物イオン濃度が下層で2~8g/l(2000~8000mg/l)となっており、常陸利根川はそれには遠く及んでいないという事がわかります。

【常陸川水門が開いている時間が長くなった?】

過去の常陸川水門の開閉回数・開閉時間に関しては資料があります。

211128-2.jpg

水門開放時間で比べて見ましょう。西暦に変換して掲載します。
2010年 812時間40分
2011年 819時間10分
2017年 514時間45分
2018年 343時間35分
2019年 733時間30分
2020年 601時間15分

関東に2回の台風上陸があった2019年は幾分開放時間が長かった形跡がありますが、それとて2010年や2011年に比べれば長くはありません。ですので近年水門の開放時間が長くなっているというのは間違いです。また開放時間の長かった2010~2011年の後、北浦でシーバスが良く釣れたという話は聞きませんので単純に水門の開放時間が長ければシーバスが多く遡上するというわけではなさそうです。

しかしながら、シーバスが北浦で良く釣れ始めた時期を考慮すると2019年の台風後の水門開放が関係している可能性は確かにあります。この時、まずは利根川の河口堰を全開放流で開け利根川の水位を下げました。そしてそののちに常陸川水門を開けました(この順番を守らないと、常陸利根川に海水が逆流します)。
このため淡水域を目指して利根川下流部に入り込んでいたシーバスの群れが利根川からの濁流を避け、常陸利根川下流域に退避することは充分考えられます。続いて常陸川水門が開くことにより常陸利根川河川内に入り込んでくることはあり得ます。実際、堰の下流部でシーバスを狙っている人の話でも、利根川側は全然ダメだったのに常陸利根川側で爆釣だったことがある、という話を聞いています。

【常陸川水門に隙間がある?!】

211128-4.jpg

昨年、常陸川水門付近に行った方ならばご存知かと思いますが、常陸川水門では大掛かりな工事が行われていました。

211128-1.jpg

常陸川水門、実は昭和38年に竣工された非常に古い施設です。平成21年(2009)度の点検においては複数箇所で漏水が確認されていました。そして平成24年の夏季には常陸利根川の塩分濃度が異常に上がり、取水が出来なくなるという事態に陥っています。そのため、常陸川水門の隙間を埋めるための工事が行われていたというわけです。

211128-3.jpg

その後、2018年12月から2019年2月にかけて常陸利根川では塩化物イオン濃度が異常に高くなっています。つまりこの2ヶ月間、常陸利根川には大量の海水が漏れ出ていたということになります。

関東を2度の台風が上陸し甚大な被害が出たのは2019年の秋です。この際の常陸川水門の開閉によって大量のシーバスが遡上してきたという見方もあり私もそれを否定しません。ですが実はそれよりも前、2019年の春から北浦で複数のシーバスを釣り上げた人がいるのも確かです。
2019年の春に北浦で釣れていたシーバスは2018年12月~2019年2月にかけての常陸川水門の工事中に発生した海水の逆流に乗じて遡上してきた群れではないかな?というのが私の見解です。

(つづく)

gill-yahoo-sinkspider.png
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

豚のお似合い [その他]

最近、どういうわけか国産ポークルアーが多く発売されるようになっています。世の中的に需要が高まっているとは思えないけれど、どうしてでしょうね。

自分はまだアンクルジョッシュの買い置きがあるので慌てて買い足す必要性は感じていないのですが、もしそれらを使い切ることがあったとしても、ポークを新たに買い足しできるという安心感はありがたい。アンクルジョッシュのポーク販売が途絶えたと知った時はこれからどうしようかと思いましたもの。

211114-1.jpg

自分が印旛沼や牛久沼、亀山ダムなどでジグ&ポークを多用していた頃、ラバージグのラバーというのはリビングラバーと呼ばれるものでした。その名の通りゴムで出来ていました。当時のラバージグの銘柄を具体的に挙げるとスタンレージグ、スミスのハニーホールとフォーリングサンダー。のちにジョルジオバナムやロッドストレーナーのスモールファインラバージグもよく使いました。

でもその後、あまりポークを使わなくなってしまいました。理由は2つ。ギドバグやスーパーグラブなどジグトレーラーで使うと良く釣れるワームが出てきたから。そしてもう1つは、ラバージグのスカートがシリコンラバーに切り替わったから。

それまではただのラバーだったのでスカートに透過性はありませんでした。もちろんラメなんて入っていなかった。それがシリコンラバーに変わったことで透過性が生まれ、ラメ入りになった。そうなるとそれにマッチするものを使いたくなるというものです。
シリコンラバーのラバージグにポークは似合わなかった。あくまで自分の感覚ですけれど。やっぱりポークにはリビングラバーを組み合わせたいと思ってしまう。

でも今となってはリビングラバーのラバージグなんて絶滅危惧種です。店頭で販売されているのを見ないし、トーナメンターの人だったら「Feco認定ではないから使えない」となってしまう。もっとも、ポークはFeco認定品なのにリビングラバーはFeco認定外の素材になってしまうのでそれらを組み合わせることが出来ないというのが現実。まぁ、自分をはじめトーナメンターでない人には無関係なのですけれど。

211114-2.jpg

やっぱりポークには昔ながらのリビングラバーでしょう!非透過素材同士ということで自分にはやはりこれが一番しっくり来ます。これって昭和バサーの感覚ですかね?

gill-yahoo-bfshrimp.png
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ミミズカラーと言えば・・・ [その他]

一番売れるワームカラーはどれ?というと15年ほど前まではウォーターメロンペッパーで、その後はグリーンパンプキンペッパーに移行しました。それに加えてここ数年は「ミミズカラー」が首位争いに加わっています。特に関東のリザーバーではその使用率が半端なく高い状況です。

200323-1.jpg
200323-2.jpg

確かにストレートワームであればミミズカラーもマッチしていると思いますが、虫系でもミミズカラーが良く売れていたりします。私もモッサやシンクスパイダーにミミズカラーを加えて欲しいという要望が多かったため半信半疑ながらもラインナップに入れましたが、これまた良く売れているので驚いています。

そもそもワーム自体が元々はミミズの形状を模したものであったわけですから、ミミズ色なんてものは昔から存在しました。代表的なものではクリーム社のスカンドレルワームでしょうか。

210926-2.jpg

個人的にはコレもまぁまぁミミズっぽいと思っている、ラッキーストライク社のフローティングワーム。カラー表記はパープルだったかと思いますが、素材自体が白濁しているのでミミズっぽさがあります。でもこのカラーが特別良く釣れたというイメージは持っていません。浮かせて使っていたせいか、白やピンクの方がよっぽど釣れた。

210926-1.jpg

どこの業者さんが仕入れたものなのか私は知らないのですが、数年前に販売店の店頭でクリーム社のミジェットクローラーを見掛けるようになりました。
私のようなオジサン世代は「クリームのワームだ!懐かしいなぁ」と思ったに違いありません。でも、そんな先入観のない人達には「まんまミミズっぽいなぁ」と感じられたのかもしれませんね。そしてその人達が実戦投入してみたところ、想像以上の効果があったという事だと思います。

近年のミミズカラー人気の引き金となっているのは、数年前に出回ったこのミジェットクローラーだと思います。その後レインズスワンプがミミズカラーをラインナップしたのが決め手となり完全に定番化した印象です。

なので、近年のミミズカラーというと「非透過で白濁した赤紫っぽい色」という認識です。確かに、山に居るミミズは赤茶色っぽい色をしています。

210926-3.jpg

一方、自分はこれもミミズっぽいと思っているのですがどうでしょう?ネオンワームのシナモン系。実は自分はコレを山ほど持っているんです。大昔にドゥードゥリングが流行った際に買い溜めてしまったのですが、見方を変えればもしかして出番はあるのかな?

gill-yahoo-tentacrawler.png
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

スミス50周年特設サイト [その他]

スミスが創業して50周年を迎えたということで今年は色々な記念アイテムを発売した(これから出てくるものもあります)のですが、公式サイト上においても特設ページを公開しました。

210801-1.jpg

コレ、何をやろうかと散々悩みました。これまでの50年を振り返るということには変わりないのでしょうけれど、2020年のカタログ上で過去のカタログを元にこれまでの製品群を振り返るというテーマは既にやってしまった。同じものをWEB上で公開してもねぇ・・・

たまたま、スミスの社内には過去に制作した広告の校正紙が保存してありました。元々スミスの広告というのは業界内でも特徴的で、製品に関する理屈をこねることを「スミスる」と表されていた時代もあったそうです。だったらそれを基に50年を振り返ってみたら?ということで制作に取り掛かったのが今回公開となった50周年特設サイトです。

ルアーフライ歴の長い人であれば「あぁ~、あったねぇこんな広告!」なんて記憶に蘇ってくるものがあるかも?

是非ご覧下さいませ。

gill-yahoo-sinkspider.png
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

リチウムイオンバッテリーを知る [その他]

以前に複数回リチウムイオンバッテリーについて記したことがあったのですが、ネット検索するとそれらの記事が上位の方に来るらしく、未だに質問や相談を受けることが多いです。でもその質問の答え、既にブログ内に書いてあるんだけどなぁと思うことも少なくないですが(苦笑)。

200803-1.jpg

リチウムイオンバッテリーを5年以上使った人は日本にはまだいないと思います。ですがリチウムイオンバッテリーが普及し始めてから数年が経ちました。様々な人の見解や、トラブルの事例もわかってきました。もうそろそろ新しい視点でリチウムイオンバッテリーを語ってもいい段階に来ているのではないでしょうか。

だって未だに、どの種類のリチウムバッテリーなのかすら明記せず、ただ単に軽いだの速いだのとうたっている製品もあります。それも日本のメーカーでです。そんなの当たり前!鉛のバッテリーがクソ重いものだったんだから。少しキツイ表現ですが、釣り人の無知に付け込んだ売り方に思えてなりません。乾電池だってマンガン乾電池かアルカリ乾電池かくらいちゃんと明記して売っています。
ちゃんと種類を明記して、その特性まで踏み込んで説明しているのはオオツカさんのリチビーくらい。他はどれも説明不足だったり、特性に関してウソばかり書いてあるところさえあります。

じゃあどれを選んだらいいの?それは個々のアングラーが何を重視するかによります。だから知っておくべきはリチウムイオンバッテリーの銘柄以前に「種類」とそれらの「特性」です。

【リチウムイオンバッテリーには3種類ある】

リチウムイオンバッテリーはどれも同じというわけではありません。種類があり、それぞれに特性が異なります。厳密に分けると種類も多いのですが、市販品では3種類が多く見られます。

■ 3元系リチウム
ニッケル・マンガン・コバルトを使っているのでNMC系と呼ばれることもありますが、一般的にLi-Ionと表示されているバッテリーはこの3元系リチウムであることが多いです。

■ リン酸鉄系リチウム
LiFePO4と表記されるバッテリーです。

■ チタン酸リチウム
LTOと表記されるバッテリーです。急速充電が可能なのが最大の特徴で、安全性、低温下での安定動作にも優れているのですが、日本のメーカーでエレキ用として販売されているものはないと思います。価格もかなり高額なので一般的ではありませんが、ここでは性能比較という意味で掲載とします。

【軽さ比較】

ここでは12v100Ahを比較のための基準としました。表の中の重量表記は同一メーカーでの一例です。メーカーにより差異はあります。

210620-1.png

最も軽いリチウムイオンバッテリーは3元系のバッテリー(Li-Ion)です。12v100Ahで7kgで、これが80Ah、60Ahとなると5kgを下回るものさえあります。軽さを重視してリチウムイオンバッテリーを選ぶのならば、ダントツで3元系となります。

次いで軽いリチウムイオンバッテリーはリン酸鉄系のバッテリー(LiFePO4)です。3元系では軽すぎてボートの安定性が、というのであれば意図的に少し重いリン酸鉄系、特にその中でも少し重いものを選んでみるのも手です(12v100Ahで15kgというバッテリーもあります)。だって、軽過ぎるから鉛のバッテリーも積む、なんて本末転倒な話ですから。

チタン酸リチウム(LTO)はリチウムイオンバッテリーの中では重い方です。とはいえ、鉛のバッテリーよりは軽いですが。

【パワー比較】

ここでは12v100Ahを比較のための基準としました。表の中の重量表記は同一メーカーでの一例です。メーカーにより差異はあります。
また、表内の電圧は理論上の計算値ですが、実際にはこれよりも高い場合がほとんどです。12.8v→13.2v 等。パワーと記しますが、理論上は電圧(電力)が高いほどエレキが速くなりますのでパワーと表記させていただきました。

まず知っておいていただきたいことは、リチウムイオンバッテリーを構成する際にキッチリ12vに合わせることは出来ないということです。これは内部のセルの電圧がそれぞれ決まっているため。3元系のセルは1個が3.7v、リン酸鉄系のセルは3.2v、チタン酸系のセルは2.4vと決まっているのです。これを複数構成として12vに近付けています。

210620-2.png

最もパワーのあるバッテリーはリン酸鉄系のバッテリー(LiFePO4)です。3.2vのセルを4個の構成で12.8vが理論値です。実際には13vを超える場合がほとんどです。12vエレキで使用する際は、やや電圧が高いということを頭に入れておいて下さい。電圧が高い分やや速いのかもしれませんが、ハイパワーで使い続けるとその分焼き付き易いということです。
また、12vのリン酸鉄系バッテリーを並列繋ぎにしては駄目です。12v×2=24vとはなりません。実際には24vを大きく超えることがあるので機材の破損に繋がります。

3元系のバッテリー(Li-Ion)はパワーはありません。船の重さが軽くなる分の相殺があるとはいえ、鉛のバッテリーよりも遅いのでは?と感じるケースもあるはずです。
3.7vのセルを3個の構成で11.1vが理論値です。実際にはこれよりやや高いですが12v未満となることが多いです。よく「リチウムは鉛のバッテリーより速い」と言われますが、それはリチウムイオンバッテリーが全て速いのではなく、あくまでリン酸鉄系のバッテリー(LiFePO4)が速いだけです。

【安全性比較】

まず明記しておきたいのが、リチウムイオンバッテリーが過充電や過放電、熱暴走しないためにBMSという制御基板が入っているということです。つまり、正常に使用している範疇においてはリチウムイオンバッテリーは安全だということです。ところがバス釣りで使う場合、バッテリー内への浸水や、衝撃、ケースの破損といったリスクの可能性がゼロではありません。

以下に示す安全性評価は、あくまでそうした「想定外」のケースが発生した場合に、内部構造がどのような化学変化を起こしどのような症状を引き起こす可能性があるか、という視点で読み進めて下さい。

210620-3.png

最も安全性の高いリチウムイオンバッテリーはチタン酸リチウム系のバッテリー(LTO)です。仮にバッテリー温度が300度を超えても熱暴走を起こしません。外的要因が加わって破損をしたとしても同様です。
ただ、前述したように非常に高額なものとなります(3元系の約2倍)のでエレキ用としては検討対象外になるかと思います。

次いで安全性の高いリチウムイオンバッテリーはリン酸鉄系のバッテリー(LiFePO4)です。リン酸鉄系のバッテリーが熱暴走を起こした場合、温度が267度まで上がる可能性があるが発煙レベルに留まることが多く発火リスクは低いとされています。また外的要因により破損をした場合には熱暴走の恐れはありません。最悪、煙が出る恐れはあっても発火したり爆発する危険はほとんどないと理解しておけばいいでしょう。

3元系のリチウムイオンバッテリー(Li-Ion)の場合は熱暴走を起こすと温度が429度まで上がり、発煙のみならず発火の恐れがあります。また外的要因が加わり破損を起こした場合には熱暴走を起こす可能性があります。熱暴走を起こした際には水素、一酸化炭素、二酸化炭素のガスを発生するため爆発する恐れがあります。

参考までに記しておくと、リチウムイオンバッテリーが発火した際には「大量の」水をかけるのが釣り場での現実的な対処となります。少量の水では発熱と水素の発生を起こしますが、大量に水を掛けることで発熱を上回る冷却を促進することが重要との事です。

リチウムイオンバッテリーは1種類ではなく、それぞれに特性が異なるということを知っておいて下さい。そして、自分自身に合ったリチウムイオンバッテリーを選んでもらいたいと思っています。

gill-yahoo-bandocraw.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

水郷移住計画・5 [その他]

10年後の霞ヶ浦水系ではバスが釣れないかもしれない。今でも充分釣れないですが(苦笑)。ですので自分が定年後に水郷に移住する計画も揺らいでいます。バスが釣れない茨城県なんて自分は魅力を感じませんから。まぁ、あと10年の時間はありますのでゆっくりと考えていこうと思います。

でもたまに茨城の物件を見ては妄想をしています。
茨城はとにかく中古の一軒家が安い。都心部ではとても考えられないレベルです。ただ、震災後は中古の一戸建ての物件数は大きく減りました。特に潮来市などは激減しました。売りに出せる状態ではなくなってしまった中古物件が多かったのでしょう。

茨城の中でも中古一戸建ての件数が断然多いのが鉾田市です。ここはかつて大洋村を中心に数多くの別荘が建てられ、今ではそれが売りに出されているのです。
北浦北部や霞ヶ浦の東浦へのアプローチもいいですが、海でサーフの釣りをされる方にはいいでしょうね。一応は電車(鹿島線)もあり、高速道路の出入り口もあります。ただ、買い物に行くには何かと不便かもしれません。

鉾田市 4DK 380万円
210516-1.jpg
4DKで380万円!この辺りは平屋が多く、2階建てで安い物件はあまりないかも。

キッチンはカウンター風でお洒落。
210516-2.jpg

部屋も綺麗。
210516-3.jpg

鉾田市 1DK 300万円
210516-4.jpg
お一人様なら平屋の1DKでこんな物件も。セカンドハウスにも良さそうです。

210516-5.jpg
ここは家の前のスペースが広く、車は4台も停められるようです。トレーラーボートも置けちゃいますね。

210516-6.jpg
ログハウス風のダイニングキッチン、友達を呼んでワイワイやるのに良さそう。自分は友達いませんけど(爆)

210516-7.jpg
ちょっとした旅館にありそうなお風呂。

鉾田市 3DK 297万円
210516-8.jpg
屋根の形がちょっと変わったかたちの家。雪国でもないのに何故でしょうね。

210516-10.jpg
屋根の下の部屋はこんな感じなんですね、おもしろい。

210516-9.jpg
定年後は庭いじりでもしてみようかな?なんて人にはうってつけかと思います。野菜なども植えられますね。

鉾田市の南に位置する鹿島市も中古一戸建てが多く売りに出ている地域です。こちらは国道沿いに色々なショッピング施設などもありますので日常生活ではさほど不便は感じない地域かと思います。
北浦、常陸利根川、前川あたりにもアプローチしやすいのでバス釣り場の選択肢は豊富と言えます。ソルトルアーマンであれば鹿島のサーフでヒラメ狙いも日常生活に組み込めますね。ただ自分、鹿島の工業地帯からの臭いがちょっと苦手ではあります・・・

鹿島市 4DK 480万円
210516-11.jpg

210516-12.jpg
庭広っ(汗)。

210516-13.jpg
室内も広くて綺麗な感じです。

ちなみに現時点で茨城県の水郷エリアで一番安い物件は神栖市にあるココ。
常陸利根川の有名ポイントの目と鼻の先です。価格は驚愕の180万円!!
210516-14.jpg
とはいいつつも、リフォーム代でだいぶ掛かりそうですね。

210516-15.jpg
この物置、改装してバスボートのガレージに出来ないかな。

確かに建物の老朽化はだいぶあると思います。でもココ、敷地内に2棟あって間取りが合計で8DKもあるのです。何せ敷地が383.83立方メートルもある。圧倒的な広さ!!

夢が広がります。都市部で部屋を借りて住むよりは、自分はやっぱりこっちかなと。

gill-yahoo-bfshrimp.png
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

いつまでも釣りを楽しむために。 [その他]

ルアー開発の仕事というものはやりがいのある仕事です。発売されたルアーを使って釣れました!であるとか、トーナメントで入賞しました!などという話を聞くと本当に嬉しくなってしまう。

一方、私はカタログ制作の業務も兼任をしているのですが、こちらはあまり反響というものが聞こえてくることがありません。結構企画段階から構想を練っているのですけどねぇ。まぁ、カタログという存在自体、発売されている製品が一通り掲載されていれば最低限はいいわけで。

210508-11.jpg

先月下旬に発売されたBasserさんの最新号。何気なく読んでいたら、今年のスミスのカタログが褒められていた!!担当としては非常に嬉しい限りです。褒められていたのはこのページ。

210508-1.jpg

2021年のカタログを製作するのには例年以上に苦労をしました。何せ写真が少ない!一例としてトーナメント関係の写真などはコロナ禍の影響で会場撮影にも行けずじまいでしたし、フェイスシールドを装着しているプロアングラーの写真はデザイナーさんからNGを出されてしまった(掲載写真の選択権は主にデザイナーさんにあります)。そもそも各地で緊急事態宣言が出たりした影響もあって、フィールドテスターの人達も思うように釣りに行けていませんでした。だからジャンルを問わず魚の写真が少なかったのです。

で、今回取り上げられたページに関しては例年であればゴミ拾い活動をした写真を掲載しています。

以前にもブログに記したことがありますが、スミスでは1991年から長年にわたりマナー啓蒙のページをカタログ内に設けていました。ゴミ拾い活動を啓蒙するために専用ゴミ袋の配布も行ってきました。
ところがある時、このゴミ袋が問題となってしまった。釣り場で集めたゴミを出してはいけない場所にまとめて出してしまった方がいたようで、結果、ゴミ袋に記してあった釣具メーカー(スミス)にクレームが来たのです。その影響で、マナー啓蒙のページが2001年のカタログから消滅してしまうこととなりました。せっかくスミスで用意してある専用ゴミ袋も全く活用されなくなってしまいました。

その後、自分がカタログ制作の担当となったこともあり、自分の強い意向でマナー啓蒙のページを復活させました。ですのでこのページは自分にとっても特別なページと言えます。

ところがこのページも例外なく制作に苦慮することになりました。例年、広島方面のダムでゴミ拾い活動をして下さっているグループの方にお願いをして写真を提供していただいているのですが、こちらもコロナ禍の影響によってゴミ拾い活動自体が実施されなかったのです。前年の写真でも使えなくはないのですが、う~む・・・

どうしたものかと決めあぐねている私に対して、一緒にカタログ制作をしている社外のデザイナーさんが提示してくれたのがイラストを使ったマナー啓蒙ページという案でした。最初はあまりピンと来るものがなかったのですが、具体案を作成したもらったところでこれはイイ!となりました。

その後、標語を少々校正して出来上がったものがスミス2021年カタログの表3ページというわけです。

本当にわかりやすいイラストを描いてもらったと思いますので、スミスのカタログをお持ちでない方々にも是非見ていただきたく、個々に掲載しておきます。

210508-2.jpg

210508-3.jpg

210508-4.jpg

210508-5.jpg

210508-6.jpg

210508-7.jpg

210508-8.jpg

210508-9.jpg

210508-10.jpg

なお、Basser誌にて紹介して下さった方はこのイラストをTシャツにしてみてはどうか?というアイデアも提案されていました。そのことをデザイナーさんに報告すると「(自分が描いたものを)Tシャツにされるというのはちょっと恥ずかしいけれど、嬉しいですね」とのことでした。

勝手に利用されてしまうのは困りますが、もし本当にこれらのイラストを二次利用したいという方がいらっしゃいましたらスミスまでご相談下さい。使用料などは発生しないと思いますので。個人的にはポスターなどに活用してみたらいいんじゃないかと思います。

gill-yahoo-mossa.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

水郷移住計画・4 [その他]

数年がかりで条件に合う物件を見付けて転居をしてから1ヶ月ちょっとが過ぎました。おかげさまでほぼ落ち着きました。引越は色々と面倒なのでもう懲り懲りだったりもするのですが、自分はもう一度引っ越しをするつもりでいます。

以前にも記したことがあるのですが、自分は仕事をリタイアしたのちに茨城に移住したいと考えているのです。言うまでもなく、もっとバス釣りに身近な環境に身を置きたいという願いからです。そうこうしているうちに自分が仕事をリタイアするのもさほど遠い未来の話ではなくなってきました。

110425-1.jpg
110410-1.jpg

10年ほど前、水郷移住計画の構想を大きく揺さぶる災害が起きました。東日本大震災です。神栖など津波の被害があった地域もありましたが、水郷周辺では地盤の緩さゆえに家屋が傾いたり沈みこんだり、道路も割れたり波打ったりしている場所が多く、それはもう酷い様相でした。

ただ、被害が大きかった地域とそうでない地域がありました。東日本大震災によって、地盤が緩い地域とそうでもない地域というのがある程度明確になったのも事実です。それであれば、震災時に被害の少なかった地域を候補地にしようかと考えたりもしていました。

ですが今はもっと大きな障壁にぶつかっている気がします。『10年先の霞ヶ浦水系で果たしてバスは釣れるのか?』という点です。だって10年前、霞ヶ浦水系がまさかここまで釣れなくなるだなんて想像できたでしょうか?そりゃ、個体数が減るだろうとは想像していましたが、まさかこれほどまでとは・・・。

「もう●回連続でノーフィッシュです」なんて声が今では当たり前のように聞かれるようになった。ボート釣りでも岸釣りでもです。トーナメントでも半数以上の選手がノーフィッシュで終わる。数ヶ月前に発売された某誌、3名の著名アングラーが霞ヶ浦水系で取材した記事が掲載されていましたが全員ボウズだったので驚いた。結果を誤魔化さない姿勢は正直で大変宜しいのですけれど、上手い人達でもこれほど釣れないとは。

イシダイとかイトウとかサクラマスなどが幻の魚の代表格と言えるでしょうが、もはや霞ヶ浦水系のバスも大して変わらないレベルになってきました。そして今現在でこのレベルなのですから、10年後というともうほとんど絶滅レベルになっているんじゃないかというのが自分の予想です。何も手を打たなければきっとそうなります。

バスが居ないのならば茨城に移住する理由が無くなってしまう。生粋の関東人ではあるのですが、いっそ思い切って西に行くのもアリなのかな・・・と思い悩み始めた今日この頃。もうそろそろリタイア後の具体的なビジョンを思い描き始めなくてはいけない時期に来ている気がして。

otsuka-nezakanataisho.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー