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シンクスパイダー 真っ直ぐ落ちていく [製品開発]

カタチあるものには全て理由があります。それを無視してデザインしても本来の機能は得られない。

おかげさまで人気を博しているパフォーマンスベイト・モッサ

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これは水面に水平に浮かせることを念頭にデザインしています。フライで言うところのパラシュートドライフライです。フックシャンクと平行に、そして高密度でハックルが巻かれていますよね。フックシャンクと平行にハックルが巻かれていることにより水面には水平姿勢で浮きます。ハックルが高密度で巻かれているのは表面張力を高めて浮力を稼ぐため。

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モッサに生えている14本の脚はまさしくパラシュートフライのハックルに相当するものです。これが表面張力を生んでいます。

ただ、ドライフライは基本的には放置して使うものです。とにかく自然に流すことが一番重要で、釣り人側が動きを付けるようなことはしない。バス用のインセクトベイトはその点が違います。こちらはある程度釣り人が動かして使うものですから。

しかしながら私の意に反して、モッサを沈めて使うという人が出てきました。わざわざネイルシンカーを刺して使うという人もいる。確かに、それでも釣れてしまうのは事実です。

そしてそんな人達からは、シンキング版のモッサを作って欲しいという要望が上がり始めました。
実は私の手元にはシンキングモッサがあります。何を思ったか工場が誤って塩入りの素材で試作してきたもの。試しに使ってもらった人によると良く釣れるらしい。でも自分はそれは作らないと決めていました。
モッサはあくまで浮かべて使うための設計です。これを無理矢理沈めて使っても釣れてはしまうけれど、少なくともデザインに合致した使い方ではありませんのでデザイナーとしてはお勧めできない。

それに、沈めて使うのだったらそれに適したカタチのものがあればもっと使い勝手が向上すると思っていました。

2020年に発売となるパフォーマンスベイト・シンクスパイダーは沈めて使うことを前提にデザインしたものです。本来浮かせて使うためのものを無理矢理沈めて使うよりも、その扱いやすさは段違いと自負しています。

(つづく)

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釣りフェスティバル2020 ご来場ありがとうございました! [イベント]

搬入日となる1/16より横浜入りしていました。今年も自腹で3泊。埼玉~横浜の連日の往復はオジサンにはツライので。
とはいえ、夜は横浜周辺の釣具屋巡りをしていましたので横浜ライフをまずまず楽しんでもいました。探していたお目当てのブツも購入出来て一安心。

土曜日は悪天候が影響してか来場者数が前年割れだったようですが3日間の来場者数はどうだったでしょうね。でも、久しぶりに横浜会場に出展するというルアーメーカーさんも何社か見られましたので、例年よりは見所があったのではないかなと思います。もっとも、自分は忙し過ぎて他社さんのブースはほとんど見る暇がありませんでした・・・

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スミスブースもおかげさまで賑わっていた印象です。

既に発売済ではあるのですが、新製品としてBiwaaのジョイントベイト各種やスロープノーズを始めとしたヘドンの復刻商品などもありましたので、スミスブースとしては新製品の展示はまずまず多めとなりました。スペースの都合上、その全てを展示できないのは歯痒いところです。

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そんな中で皆さんに一番注目を集めていただいていたのはやはりシンクスパイダーでした。声がガラガラになるほど大勢の方に商品説明をすることが出来たのは開発担当者としては嬉しい限りです。セルフレベライザー(自力水平姿勢保持)機能には皆さん結構驚いていた様子。水槽で試すともっとびっくりすること間違いなし。3月発売予定ですので早く皆さんに使ってもらいたいです。

このブログの読者の皆さんも大勢ご来場いただきましてありがとうございました。関西の皆様はフィッシングショーOSAKA会場でお会いしましょう!

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1/11 根魚大将で狙う東京湾ボートカサゴゲーム [釣果報告]

この季節になると無性にやりたくなる釣り・・・ボートカサゴゲーム。
ソルトライトゲームですとアジがダントツで人気が高いのですが、個人的には断然カサゴの方が好き。もちろん魚種ごとの面白さなんて人それぞれなので比べるものでもないのですけれど。

ボートカサゴの面白さって
  • ベイトフィネスタックルで楽しめる!
  • シャローのストラクチャーを流しながら撃っていく釣り(それだけではないですけど)
  • アタリの多さ
  • 潮止まりでもそれなりに釣れる

といったところでしょうか。
もうちょっと、釣れるサイズに幅があるとさらにいいんですけどね。

そんなボートカサゴゲームもいよいよ開幕したという事でS野さんが早速行ってきたとの報告をもらっています。

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ひさびさのボートカサゴゲームを楽しんできました。
ベイトフィネスタックル+根魚大将の直リグ(7g)
で数釣りを楽しめました。
サイズは15〜23cmくらいでした。

今年は好調みたいです。神奈川の東京湾沿岸部は昨年秋の台風で崩れたり、釣り公園も被害を受けたりして釣りが出来なくなった場所も少なくありません。そんなことも間接的に影響していたりするのかなぁ?

冬のバス釣りで結果が得られずストレス溜め込んでいる方はボートカサゴゲームお勧めですよ!

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今週末は釣りフェスティバル2020へ! [イベント]

今年もフィッシングショーの季節がやってきました。
2020年は1月17日(金)~19日(日)にパシフィコ横浜にて開催となります。詳しくはこちら
※1月17日の午前中は業者日となります。一般の方は12時以降の入場となりますのでご注意下さい。

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(ジャパンフィッシングショー2019 スミスブース)

それにしてもどうして「釣りフェスティバル」なんて名称に変えたりしたんでしょうねぇ。入場料も値上げしているし・・・

今年の釣りフェスティバルは過去になく開催日が早く、その分カタログ製作の締め切りも早かったため冷や汗ものでした。目下、印刷所がフル稼働中とのことです。フィッシングショーには何とか間に合う予定です。

なお、スミスは「釣りフェスティバル」「フィッシングショーOSAKA」「ザ・キープキャスト」「西日本釣り博」に出展します。その他、各地方で行われるローカルフィッシングショーにも多数出展しますのでよろしくお願いいたします。自分はこの全てに参加するわけではないのですけれど、準備なども含めてこの時期はキツイですね(汗)。

さて、今期の目玉商品を2点ほどご紹介。いずれも自分が丹精込めて作り上げてきたものです。

バス用としては、パフォーマンスベイトの新作「シンクスパイダー」。

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三島湖でのフィールドテストではプロトモデルで55cmも仕留めました。セルフレベライザー(自力水平姿勢保持)機能を持たせたシンキングインセクトベイト。Feco認定品です。
デザインコンセプトなどは追ってこのブログでも記していきますが釣りフェスティバル会場でもご説明させていただきますので、興味のある方は池島までお声掛け下さい。

ロックフィッシュ用としてはオーシャンパフォーマーの新作「艶魚(あでうお)」。

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究極のリアルベイトフィッシュソフトベイトを目指しましたが、ジグヘッドリグのみならずオフセットフックを用いたあらゆるリグにセッティングできるのが売りです。既にテスターの八重樫さんは大型のアイナメやソイを仕留めています。こちらも興味のある方は池島までお声掛け下さい。

なお、ワームに興味のない方は世間話でも(笑)。

もちろんこれ以外の新製品も多数ございますので、お時間がありましたら、釣りフェスティバル スミスブースにどうぞご来場下さい。お待ちしております。

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TRINITY さのまるクランク [他社製品]

これで佐野市での活動も終わりかと思うと色々と感慨深い気持ちになりましたが、昨日は嬉しいことが2つありました。

1つは言うまでもなく、ボランティア作業を依頼されたお寺の方が作業後に非常に喜んでいてくれたことです。これはボランティアにとって一番嬉しいことでもあります。

そしてもう1つは、佐野市の復興に向けて尽力しているバスルアーメーカーの関係者がいると知ったことです。

確かにこれまで佐野市でご一緒したボランティアの中には釣りをされるという人が何人かいました。海釣り、ジギング、バス釣り、と。でも残念ながらそれはほんの一部で、大概の人は大変な思いをされている人達の事は見て見ぬふりをして自分の楽しみに邁進している人が多いと感じています。だって自分の周りを見ても、仕事柄釣り人だらけですけれどボランティア活動をしようとしている人なんて一人もいませんでしたから。
勿論、私のようにストイックになって毎週やる必要なんてないと思います。でも、一切何もやらないというのはどうなのかと。災害ボランティアは高速道路も無料で利用できるし、栃木や佐野なんて都心からでもすぐに行けるのですからね。

昨日、同じグループに入った長身の男性が、たまたま駐車場も隣でした。で、乗っている車を見るとロッドホルダーがしっかりと(笑)。この人バスアングラーだなと思い、車に積んであったコロットSRをプレゼント。バスアングラーの人が災害ボランティアに加わっているということが嬉しくて。

そうしたら何とTRINITYさんの関係者でした!(よしさんのブログ)
これはしまった、スミスのルアーなんて渡したらマズかったかな?と思いましたが、それは大丈夫ですとの事。もしマズかったら仕舞っておいて下さいませ。

そして代わりにいただいたのがコレです。さのまるクランクのキーホルダー。

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こんなの初めて見たよ?!ルアー自体もさのまるプリントもめちゃくちゃかわいい!!投げるの勿体ないと思っちゃうかも。

聞くと一般の小売店での販売はされておらずネット販売限定だそうです。もちろんキーホルダーだけではなくフック付きのルアーもあり。カラーはホワイトとクリアーの2色。価格は¥2,100。

売上金は全て佐野市への義援金とするそうなので宜しければ是非。詳細はこちら

自分にはここまでの発想はなかった・・・仮にあったとしても会社は動かせなかっただろうな。

ちなみに、メーカー代表の方もボランティア活動に参加してくれたことがあるとのこと。会社の雰囲気自体が素晴らしいんでしょうね。

バス釣り関係者の中にもボランティア活動に熱心な人がいると知り、非常に嬉しくなった次第です。最終日に同じグループになれて良かったです。

TRINITYの関係者であるよしさんは佐野市の地元の方で、今後も登録ボランティアとして活動を続けていかれるとの事。応援していますので頑張って下さい。でも、春になったら釣りにも行って下さいね。

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1/12 佐野市災害ボランティア [災害ボランティア]

10月からずっと取り組んできた佐野市での災害ボランティア活動が最終日を迎えました。本日で一般公募は終了ということです。今後は事前登録したボランティアのみでニーズに合わせた活動をしていくことになります。
自分も最後まで悩んだのですが、釣りフェスティバルを皮切りにイベントの業務も多くなることからボランティア登録はせずに本日を以て活動を終えることにしました。

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11日は仕事だったので自分にとっては12日しか参加することが出来ませんでした。しかし週間予報では12日のみ無情の雨予報・・・そうなるとボランティア活動も中止となってしまい、自分の活動もこのままで終了となってしまう。何とか最終日に活動したいと願っていたところ、どうにか天気も回復してくれました。

本日は19名のチームでお寺の床下の泥出しにあたりました。床下に潜るのは久しぶりでしたが、いつでも対応できるようにヘッドライト、懐中電灯、ヘルメット、ゴーグルなども持参しています。ボランティアの間で「モグラ」と呼ばれる床下の泥出しはボランティア活動の中でも最もハードな部類になります。が、お寺の床下は一般的な家屋の床下よりも幾分高さがあり、難易度的にはさほどでもありませんでした。

が、床下なんて長年放置されている空間ですから何が出てくるかわかりません。本日も猫のミイラを一体収容。

お寺の床下ということで敷地面積的には広かったのですが泥の堆積がさほどではなく、大人数で一気に進めたこともあって正午には任務完了。

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午後からはボランティアセンターの依頼で近隣の側溝掃除。ボランティア活動時の依頼先での写真撮影は原則禁止されているのですが側溝だったらいいでしょう。蓋を開けると泥が30~40cm積もっていました。蓋が開けられるところだったらいいのですが、蓋のない場所はどうしようもないです。

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作業終了後は最終日ということもあってボランティアセンターで豚汁の炊き出しが用意されていました。ありがたいことです。

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顔見知りのボランティアが1人、また1人と帰っていきます。もう会うことはないんだろうなぁ・・・。ボランティアセンターの資材置き場も片付けられてスッキリとしていました。なんだかとても寂しい、なんて言ったら駄目ですかね。災害ボランティアが来る必要のない街というのが一番良いのだし、自分達もそれを目指して頑張ってきたわけですから。

週末にここに来れば、当然のようにボランティアセンターが自分のことを受け入れてくれて、待ち合わせをするまでもなく当然のようにいつもの顔馴染みの人達がいて、そして当たり前のように皆で力を合わせて家屋の片付けや泥出しをする。肉体的には確かにキツイけれど、自分はそんな日々が心地良かった。でももうそれも今日でおしまい。自分も気持ちを切り替えなくては。

ヘルメットもスコップも道具は全て片付けました。願わくば、これらをまた使う日が来ませんようにと。

**********

災害ボランティアは個人だけで活動できるものではありません。ボランティアセンターがニーズを集め、人員や資材の割り振りを行う。ピーク時には1日で数百人ものボランティアがやってくる。その受付を行い、保険未加入の者には加入してもらい、マッチング作業でグループを割り振りそれぞれの現場に出向かせる。帰ってきたボランティアには依頼先での業務の進捗状況を報告させてそれを取りまとめる。さらには駐車場の整理、トイレの清掃、更衣室の案内などボランティアセンターの業務というのは非常に多いです。で、ボランティアセンターの段取りが悪いとボランティア活動が円滑に行えないのです。

佐野市は昨年の台風以前には災害に見舞われた経験がありませんでした。ボランティアセンターを立ち上げたのも今回が初とのことです。にも関わらず、自分がこれまで見てきたボランティアセンターの中では運営が一番スムーズでした。資材も豊富でマスクや手袋、カイロまで用意されていました。手ぶらでも余裕で参加できるほど。そのおかげで、ボランティア活動のみに集中することが出来ました。おそらくは他地域の社会福祉協議会の人も応援に入っていてくれたことと思いますが、その方々も含めて佐野市災害ボランティアセンターの皆様には厚くお礼申し上げます。

10月の時点で、県外からのボランティアを受け付けてくれるボランティアセンターは僅かでした。佐野市はその中の1つでした。自分が佐野市で活動を始めたのもそれが理由です。しかし今では佐野市で活動して本当に良かったと思っています。最初から最後まで県外のボランティアを受け入れ続けてくれたことにもとても感謝しています。

そして3ヶ月弱もの間、共に力を合わせて作業をしてくれたボランティアの皆様にもとても感謝しています。皆さんの想いを聞くたびに胸が熱くなり、自分も頑張らなければいけないという思いを新たにしていました。力の源でした。

自分が足を運び始めた頃の佐野市内は、どこも泥だらけで道端には土嚢が積まれ、車が通ると砂埃が舞い上がる、酷い状態でした。
今でも水害の痕跡は残っています。でも、見違えるように綺麗になった。営業を休止していた飲食店も次々に営業を再開しています。佐野という街の底力は凄いと思えました。
佐野の人は優しくて強い。まだ生活の再建真っ只中の人もいると思いますが必ずや再建してくれると思っています。ただ、必要が生じたら無理せずボランティアを依頼して下さい。今後も登録ボランティアの方々が活動してくれますので。

佐野の皆さんが一日でも早く元の生活を取り戻せるよう心から願っています。万が一これから人手が足りなくなるようなことがあれば、自分は必ずまた行きますから。
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最後のハトリーズスペシャル [スミスルアー]

これが最後のハトリーズスペシャルです。干支シリーズのボー・メス

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既に年が変わり2020年となっていますが、これは言うまでもなく2019年の干支ルアーの1つです。2019年のうちにザ・ボーは発売となりましたが、自分は当初、2019年は「メス」は出ないと聞いていました。このブログにもそのように記した覚えがあります。
何故出さないのか、それとも出せないのか、その辺りの詳細を羽鳥さんに聞く機会はありませんでしたが、近年羽鳥さんのルアー製作はかなりペースが落ちてしまっていたのは間違いのないところでした。

このボー・メスを発売したいという話が出てきたのは2019年の初秋の頃だったかと思います。しかしながら、これには社内でも賛否両論がありました。「干支のルアーを晩秋に出しても売れないだろうから、要らない」という声が営業員を中心に根強かったのです。

しかしながら最終的には羽鳥さんの強い意向を受け、発売に踏み切りました。

当初は2019年の年内に発売される予定でした。実際、羽鳥さんはボー・メスの塗装をそれに間に合うよう、ちゃんと終えていた。しかし羽鳥さんは11月に亡くなってしまった。その関係で発売が年明けにずれ込んでしまったものです。

ハトリーズスペシャルと同じものを工場生産しようと思えば、出来る。けれども羽鳥さんの手で生み出されるプラグでなければハトリーズスペシャルの名を冠することは許されない。だからこの作品が正真正銘、最後のハトリーズスペシャル。

時期外れの干支ルアーとなってしまいましたが、お許し下さい。

01.DB
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02.OR
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03.GR
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04.OC
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05.PW
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・全長:85mm
・自重:約14g
・標準小売価格:¥6,300+税

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ベビーラッキー13、廃版。 [ヘドン]

昨年夏、PRADCO社でマグナムトーピードが廃版になったという話を記しましたが、実はヘドンにもう1つ廃版になった製品がありました。

それはベビーラッキー13です。

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PRADCO社のデジタルカタログを見ると今でも写真は掲載されています。X2400というモデルNo.も記されている。ですので廃版になっているとは思わずオーダーをしたら、PRADCO社からベビーラッキー13はDISCONだという返事が来たのです。

まぁ、ヘドンのルアーとしては不人気でした、確かに。

クランクベイトやスピナーベイトだったら一番売れるのは3/8oz前後です。実用面を考えるとこのサイズが最も扱いやすく、スタンダードと言える。
ところが日本のトップウォーター市場というのが結構特殊で、昔はズイールのチマチマに代表されるような小型プラグが流行ったかと思いきや、今度は道楽さんの流れで大きめのプラグがスタンダードになったりと。いわゆる普通サイズというのが一番支持されない。一番扱いやすいサイズだと思うのだけどなぁ。

でもベビーラッキー13だったらまだ店頭在庫が結構残っていることでしょう。数年間は、特に慌てなくても普通に買えるのではないでしょうか。
でもこれがいよいよ無くなってくると少しづつ流れが変わっていくのです。そうなると一気に相場が上がって、復刻要望も出てくるようになる。ダイイングフラッターだってそうでしたから。

自分がスミスを定年退社するまでに、ベビーラッキー13を復刻することはあるかなぁ?

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ヘドン スロープノーズ・2 [ヘドン]

春に発売となる(といいのですが)予定のヘドン・スロープノーズ。

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そのアクション動画がスミス公式チャンネルにてアップされております。



移動距離の少ない左右へのターン。そして特徴的なのはポッパーやビッグバドなどとは一味違う独特のカショカショ音。

このプラグに対する大方の見方としてはクラシカル、ヴィンテージ、といったイメージが大半ではないかと思います。ですがあくまでこのプラグは、現代のバスフィッシングで高い実用性を持つ製品として新たに設計し直されたものです。動画を見ていただければ、高い実用性を持った製品であることがおわかりいただけることと思います。

この動きと音ならば、威嚇を刺激したバイトも期待できるのではないかな、と思いました。

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戦線復帰?MGリングシャッド [スミスルアー]

近年すっかり定番となっている「リングリブボディー+シャッドテール」のワーム。特に冬場には欠かせないものとなっています。
状況がさらにタフになったり、水質がクリアーであるのであれば個人的にはピンテール系の方がベターと思っているのですが、今冬の房総レイクのように水が濁った状況となるとどうしても水押しでアピールできるワームの方が強いといった印象がします。その代表選手は何と言ってもレッグワームでしょう。

ゲーリーインターナショナルさんからレッグワームが出た当初、実を言うと自分はあまり欲しいとは思いませんでした。シャッドテールならばテール自体をもっと薄く、根元ももっと絞った方がテール自体は軽い力でも動いてくれるようになります。自分が理想とするシャッドテールワームとは方向性が違っていたのです。但し、水を攪拌する力はレッグワームが優れています。

自分は冬場の房総レイクではレッグワームとAR-Wピンテールを使い分けています。勝負の早いレッグワームだとテンポ良く探っていける。一方、AR-Wピンテールはゲーリー素材ほど比重が重くないのでポーズ時のワームの垂れ下がりが少ない。何よりピンテールなので細かく誘いを掛けられる。

最近はこの2種のワームで状況対応していたのですがあと1~2種類バリエーションを増やしてもいいかな?と。それで獲れる魚が増えれば御の字ですし。具体的に言うと、レッグワームとAR-Wピンテールの間を埋めるモノが欲しくなった。

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これなんて絶対効くだろうな~と思って買ってみたり。でもコレ、なかなか売っていなくて・・・

あれ?そういえばこの手のワームって、昔スミスにあったよね?自分も好きで随分使っていたじゃない。それであれば部屋のどこかにストックがあるはず・・・(ガサゴソ)

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あった!MGリングシャッド3インチ。ちなみにこのワームは私がスミスに入社する前(1994~1995年)に発売されたもので、いつも会社帰りに調布にあるTMY釣具店でしこたま買い込んでいました。リングリブボディー+シャッドテールというワームのはしりではないかと思います。

当時は河口湖でも、北浦でも、芦ノ湖でも、北利根でもメチャクチャ釣れました。

しかし当時の自分は現在の自分とカラーの好みがだいぶ違いました。河口湖ではウォーターメロン、北浦や北利根ではパンプキン系ばかり多用していた。だから部屋にあったストックはそうした色ばかりが大量に。で、今だったら最も多用するであろうジューンバグは何と1パックだけ(泣)。なんて馬鹿なんだ自分・・・

何はともあれ久し振りにMGリングシャッドを実戦投入してみようかと思っています。というか、部屋にあるワームのストック、少しは減らさないと(汗)。

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