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2019-12-31 [その他]

いつの間にかもう年末?!というのが正直なところです。2019年の後半は台風被害に翻弄された年でもありました。未だに生活の再建に難儀している人もおられます。

10月半ばから週末は被災地に通い、それからはアッという間でした。12月という自分が一番好きなバス釣りシーズンも気が付けばもう終わりでした。でも、困っている人を助ける方を優先するのが当然と考えているのでそれは仕方がないですね。1月2月とフィッシングショーの合間を縫ってウインターバスフィッシングを満喫したいと思っています。

釣りが楽しめることは当たり前などではありません。家庭環境、収入、病気や怪我、天災などに見舞われてそれどころではなくなってしまう人もいるのです。釣りが楽しめている人はそれ自体がとても恵まれたことなのだと認識して欲しい。

2020年はどうか災害のない年でありますように。そして皆様が変わらず釣りを楽しめますように。

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12/29 今日の戸面原ダム [釣行記]

年末年始は災害ボランティアもお休みです。ボランティアセンターが休みになってしまう。まぁ、社会福祉協議会の人達だって休みが必要だから仕方がないです。
もしボランティア活動が出来るというなら迷わずそちらに行きますが、今日は久し振りに釣りに行ってきました。2ヶ月以上振りになります。今年はもうこのまま釣り納めになるのかと思っていましたが、改めて2019年の釣り納めに行くことが出来ました。

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久し振りの釣りなのでとにかく沢山釣りたい!!というわけで戸面原ダムへ行ってきました。朝の気温は1度で桟橋もボートの上も霜が降りていました。

水の色は相変わらず強い白濁が残っています。まぁ、戸面原ダムが解禁した年はもっと濁っていた気がしますけど。水温は日中になると9度を超えました。
2年前の冬はメチャクチャ濁りが強かったせいでディープのライトリグがほとんど効かず、冬の間であってもひたすらシャローカバーで結果が出ていました。でも水の色が回復していた昨年の冬はディープのライトリグが活躍しました。

この冬も水の色は濁っている。シャローカバーがいいのか、それともディープのライトリグがいいのか、どちらだろう?いかんせん2ヶ月以上も釣りをしていなかったので湖の状況もサッパリわからない。勿論、どちらに転んでもいいように準備は万端にして臨みましたが。

まずは実績大のオダにダウンショット投入。水深は5m。ここは良く1投目で喰うのですがバイトなし。しつこく攻めるも気配がない。

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これだけ濁っているともっと浅い側じゃないのかな、と付近の2mレンジを攻めると明確なバイトがあり1尾目キャッチ。

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これといったオダなどもない場所だったのでおそらく朝一でフィーディングしている魚です。同じようなレンジで2尾目もキャッチ。ずっと濁り水の中にいる魚なので、魚体が白いです。

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少し陽が上がると3~4mレンジでもバイトが出始めました。

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そうかと思いきや、岸沿いのカバーをスモラバ+BFシュリンプのパワーフィネスで撃っても釣れました。

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でも王道はダウンショットだったようで、オラオラオラオラァ!!と釣り続け、10時までの間に9尾キャッチ。

ワームは黒のレッグワームとジューンバグのAR-Wピンテール。今日は水押しの強いレッグワームの方が断然喰いました。AR-Wピンテールはプレッシャーが掛かったオダで繊細に誘って喰わすイメージ。最大の38cmはAR-Wピンテールで釣りましたが、口元がボロボロで見るからに何度か釣られたバスでした。

さて、ここからが問題。他にも冬場の実績場所というのはあるのですが、いずれも拾い釣りのような感じで何尾も連発させられるだけのポテンシャルのある場所というのは少ないのです。

ハイシーズン中に連発したディープエリアも触ってみましたがやはり駄目。同じディープでも高水温時に良い場所と低水温時に良い場所というのはまるで違いますね。
また厳寒期になると沈木が絡むエリアが良くなってくるのですが、まだ時期的に中途半端なのか本日はバイトが出ず。

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あちこち回ってみましたが馬の背エリアで1尾をキャッチしたのみ。

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夕方は午前中に連発したエリアに戻ってじっくり攻めますが、何故かここは夕方は駄目なんですよねぇ。1尾追加したのみ。

というわけで本年の釣り収めは11尾で終了でした。やっぱりバス釣りは楽しい。2ヶ月以上振りだったこともあって心からそう思えました。

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ラパラ リストラップ [他社製品]

学生の頃からずっとシャッドラップラパラを一軍入りさせている自分。その理由の1つには比較的安定供給されているということがあります。30年以上にも渡って店頭に並び売れ続けている、これって凄いことです。

で、元々自分は知らなかったのですが、シャッドラップをもう少しクランク寄りにしたものがあると教えてもらったことがあります。それがリストラップラパラ。

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少なくとも自分はこんな製品が売られていたこと自体を知らなかったし、それを教えてもらった時には既にこの製品は廃版になっていました。その後、中古販売店などで探し出してようやく数個を入手。

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サイズは4cm、5cm、7cm、それよりもっと大きいものもあるそうです。シャッドラップであればSR7が標準だと思いますが、リストラップだとRR7はちょっとデカイですね。

かといってRR4だとスモールクランクの範疇になってしまうでしょうから、自分が一番しっくり来るのはRR5。ウェイトも3/8ozで一番の使い頃サイズ。

ただ、元々出回っていたタマ数自体が少ないらしく、中古販売店でも見掛けることは極めて稀。レアルアーの部類です。当然、見付けたら即買い決定(私はね)。

そして先月、災害ボランティアとして入った佐野市。活動を終了して地元の釣具店へ。そこで見掛けたものは、何と!!

リストラップが新品で店頭に並んでいる!!嘘だろ?!

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どこからか出てきたデッドストック?でもそうではなさそう。パッケージが今風な感じ。ということは復刻販売なのでしょうけど、輸入元や海外の本家サイトを見てもそれらしい情報を見付けることは出来ず。

何はともあれ、RR5は全買い!!・・・って、もう3つしか残ってないじゃん(泣)。RR4は沢山並んでいるんですけど。まぁ、仕方ないです。

ちなみに価格は¥1,220でした。自分が学生の頃にシャッドラップSR7を購入していた値段とほとんど変わりません。これまた凄いことだなぁと。一般的なバルサ製クランクなら¥3,000以上はするでしょうし、日本メーカーのABS製クランクベイトだって¥1,500以上は当たり前になった。そんな時代にバルサ製クランクで¥1,220って。

これはもっと騒がれてもいいルアーだと思うんですが。

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ヘドン スロープノーズ [ヘドン]

ジェームス・ヘドン氏が初めてルアーを発売したのは1902年のこと。ドワジャック・エキスパートというプラグです。このルアーは通称「スロープノーズ」とも称されていました。

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その開発には1897年頃から取り掛かっていたようで、当時のプロトモデルが残されていたようです。

スロープノーズの特徴の1つが、シャンプーハットと呼ばれる金属製のエリマキです。これに関してはのちに発売される210サーフェイスの方が馴染み深いという人が多いかもしれません。このエリマキは単なる平板ではなく微妙な湾曲が付けられていることに気が付くはずです。これは意図的に水を掴み、飛沫や音を立てて魚にアピールすることを狙いとしたものです。障害物を乗り越えてクリアーするという特徴もありますね。

そして時代が時代ですから、当時のスロープノーズは当然の如くウッドプラグでした。

スミスでは以前に210サーフェイスの復刻販売をしました。210サーフェイスは日本でも人気があり、その要望が非常に高かったためです。他のプラグにはない機能を持ち合わせており、今でも愛用されている方は多いことでしょう。
しかしスロープノーズはその時代があまりにも古いため、これを知っているという人は一部のマニアに限られています。そのため、私自身もその復刻要望は耳にしたことがありません。

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ですが2020年、スロープノーズが発売となります。これはスミスによる復刻品ではなく、ヒロ内藤さんの強い希望によりPRADCO社としての復刻販売ということになります。よって、日本だけではなくワールドワイドでの発売となります。日本ではヘドン・サポートショップ以外の販売店様でもお買い求めいただけるようになります。

復刻販売という表現をしましたが、誤解のないように説明させていただくと「現代に蘇った新スロープノーズ」という表現が最も相応しいと考えています。スロープノーズの特徴はそのままに、より使いやすいプラグとしてプラスチック製での発売となるからです。それによりサイズ感も変わっています。フィールドテストはヒロ内藤さんを中心に進められ、ようやく完成に至ったというわけです。

【アクション】

レスポンスの良いテーブルターンをしますが、エリマキに水を受けるため都度ブレーキが掛かります。大きくスライドしていくような動きは出ません。移動距離を抑えつつ、水飛沫を伴う左右のターンで誘う使い方が向いています。広範囲のサーチベイトではなく、ここぞという場所で誘って食わせるプラグです。エリマキに水を上手く当てるように心がけ、サウンドも意識して使ってみると面白いはずです(エリマキの板厚が薄く出来ており、好みで調整することが可能)。

また、トレブルフックを標準装備していますが210サーフェイスがそうであったようにダブルフックに換装してあげるとエリマキとの相乗効果で障害物の上も難なくクリアー出来ます。但し、フッキング率はかなり落ちるのでケースバイケースで使い分けて欲しいところです。

【タックル】

フロリダでヒロ内藤さんと一緒にテストを行ったスミス社スタッフによると、日本から持参したトップウォーターロッドでは非常に使いづらかったそうです。エリマキに強い水の抵抗を受けるため、強めのロッドでないと負けてしまう上、手首にもかなり負担が掛かるとのこと。内藤さんのおすすめは張りのあるファーストテーパーのショートロッドだそうです。

BH
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※これのみエリマキの色が赤になります

B
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SS
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M
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J
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L
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BONE
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※カラーサンプルを確認した限り、素材がボーンというわけではなさそうです

GRA
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JMP
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GLDRB
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自重:20.5g
長さ:120mm
(自重及び長さはスミスでの実測値。今後、PRADCO社の公称値と差異が生じる可能性有)

発売予定は、現時点におけるPRADCO社からの情報では4~5月とのことですので、私の個人的な予想としては7~8月くらいになるんじゃないかと(苦笑)。

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終わりと別れ [災害ボランティア]

本日で年内の佐野市のボランティア活動は終了だそうです。そして年明けは1/11,12。どうやらその日が佐野市のボランティア受付の最終日になるかも?なんて話もチラホラと・・・。

既にニーズの9割以上が完了となっており、残っている案件というのは少ない。そこに多数のボランティアが集まってきてもかえって人手が余ってしまう。今後、佐野市においては事前登録したボランティアのみが需要に応じたかたちで活動を続けていくことになるとのことです。

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自分も社会福祉協議会の人から災害ボランティアの事前登録をお願いされました。散々悩んだのですが、1月以降はフィッシングショー関係のイベント業務が続くこともあってボランティア登録はしないことに決めました。

ですので、1月11日or12日の活動を以て、自身の栃木県佐野市でのボランティア活動を終了することにしました。実をいうと佐野市での活動後は栃木市での活動をと考えていたのですが、こちらは佐野よりも一足早く一般募集を終了してしまい、参加を断念しました(佐野市よりも被害が大きかった事に加えボランティアの参加人数も少なかったはずなのに、佐野市よりも早く終了というのが不思議でなりませんが・・・)。

よって、台風19号関連の自分の復旧支援活動は1月を以て終了とします。

自分に出来る限りの事はやりましたが、未だに泥だらけの家屋や農地、側溝などを数多く目にします。そのため、達成感というものはあまり感じていません。

昨日、以前に訪問したお宅をちょっとだけ見に行きました。勿論、住人の方には声を掛けず玄関先から眺めるだけでしたが。
自分が訪問した際は家の中も庭先も駐車スペースも泥だらけでした。それが昨日は小綺麗な状態になっていた。床上浸水の上に車も廃車になったお宅だったので相当な出費があったのは間違いないはずです。でも、ここのお宅は自宅で落ち着いた年末年始を迎えることが出来るだろうと思いました。
とても嬉しかったです。願わくば被災した全てのお宅がそうであって欲しいところですが、残念ながら現時点ではまだまだです。

**********

私たち災害ボランティアの望みはただ1つで、被災された方々が1日でも早く元の生活に戻って欲しいということ。ただそれだけです。ですから、街の復旧が進み、災害ボランティアの必要性がなくなる日が来るのは早ければ早いほどいい。

その一方でとても寂しい気持ちになる自分もいます。それは同志との別れが名残惜しい気持ちになるから。

東日本大震災や鬼怒川の水害などにおける活動時も然りでしたが、2ヶ月以上にわたる佐野市でのボランティア活動でも大勢の有志達と力を合わせ、復旧活動に取り組んできました。
ボランティア活動においては見知らぬ者同士がグループを組み、派遣先へと赴いていきます。学生さんもいれば仕事をリタイアした高齢者もいるし、男性ばかりではなく女性もいます。共通しているのは被災者を助けたいという「強い志」です。

災害が起き、生活に困窮する人が出てしまう。その人達だけではどうすることも出来ないのは誰の目にも明らか。そんな時に迷うことなく「すぐに助けに行くぞ!」という思考回路を持ち合わせた人達が災害ボランティアの人々です。それは正義であり、人として当然の事だと思うのだけれど、残念ながら世の中には他人の不幸を見て見ぬふりをする人間の方が圧倒的に多いのが現状です。

ボランティアセンターに続々とボランティアが集まってくる。時には数百人もの人が集まるけれど、世の中では圧倒的少数派。時には周囲から奇特者扱いされることもあるはずです。どうして他人のために貴重な休日を使ってわざわざタダ働きをしに行くのか?と。こればっかりはもう、人間としての思考回路そのものが違うので議論をする価値すらありません。

でも、ここには同じ価値観を共有できる人達が集まってくる。本気で被災地・被災者のことを考え、行動できる人達。年齢も居住地域も職業も性別もまるで違う。こうした場が無ければ決して顔を合わせることのなかったはずの人達が繋がり、同じ目的のために力を合わせることとなる。これは決して偶然なんかじゃなく、集まったことが必然だったんじゃないかと思えるくらい。

やがてボランティア活動が終焉を迎えると同時に、共に力を合わせて頑張ってきた同志達もそれぞれの生活へと戻っていきます。現地で長期に渡り車中泊をしながら参加していた高齢者は元の年金生活に。最も過酷な床下での泥出し作業を率先していた女性も平凡な子育て主婦業に。故郷の惨状を前に居ても立ってもいられず舞い戻ってきたという若者も都心での賑やかな学生生活に。職安で失業保険の受給を蹴ってまで日々のボランティア活動に取り組んでいた無職の男性も、きっとほどなく仕事が見つかることでしょう。そしてバス釣りジャンキーのオッサンは再び釣りが中心の日々へと戻ります。
年齢も地域も環境もまるでバラバラ。だから、世の中が平和であってくれれば私達はこの先に決して顔を合わせることはないでしょう。

同志と共に力を合わせて復旧作業に取り組む日々は体力的にも精神的にも決して楽なものではなかったけれども、同じ思考回路を持ち合わせる者同士の居心地の良さというものは確実に感じていました。そして自分がそこに加わっていることの必然性も。

もう少しで、そんな同志達ともお別れです。共に復旧作業に取り組んでくれた人達にはただただ感謝の気持ちしかありません。出会えたことにも感謝しています。
でも、私達が再び顔を合わせることがあってはなりません。その時はどこかで災害が起こり、被災している人が出ている時だから。

自分もそろそろ元の生活に戻る日が近いようです。居心地の悪い、違和感だらけの日常に。
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12/21 佐野市災害ボランティア [災害ボランティア]

世の中的にはクリスマスが近付くにつれ浮かれムードなのかもしれませんが、台風被害に遭った人の中には未だに元の生活に戻れず辛い日常を送っている人がいます。
家の中が砂埃にまみれ、マスクをしながら生活しているって想像できますか?
1階が駄目になり2階だけで家族が生活するって想像できますか?
床がないので寒くても暖房が効かない中での生活って想像できますか?
そしてそれらを改善しようとするととんでもない出費となる。

何より被災者が判断に迷う要因となっているのは、近い将来にまた同クラス或いはそれ以上の災害が来ないとも限らないという点です。100数十万円をかけて床や壁を直したとしてもまた次の年に同じような被害に遭わないという保証はどこにもない。転居という手段を講じる家も勿論ある。けれども、農家のお宅の場合は所有している農地の関係もあってなかなかそうもいかない。

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本日は佐野市の旗川という地域のお宅にお邪魔しました。この地区には10月も復旧支援に入りましたが私が活動した中では最も泥の堆積が酷かった地域。実際に行ってみると、10月にお邪魔したお宅の3軒隣の家でした。

既に台風から2ヶ月経っているというのに、庭の泥はほぼ手付かず。スコップを入れると20cm近くも積もっていました。さらに自家用車も流されて庭先に放置されていました。中は泥だらけ。外はボロボロ。タイヤが半分土砂に埋もれて動かせない。まだこんな酷い家があったんだと驚きました。
但し、家の中は空っぽになっていました。これまで家財道具の整理に時間を費やしていたのでしょう。

こちらのお宅は家を建て壊し、1mほどかさ上げをしてから建て直す予定とのこと。1mというとかなりの高さではあるのですが、70cmほど床上浸水したのでそれくらい高くしないとこれから安心して暮らせないと。そうですよねぇ。

男性9名のチームで土嚢袋おおよそ700袋分の泥を取り除きました。動かなくなっていた自家用車も邪魔にならない場所まで移動させた。見違えるように綺麗になった庭を見て依頼主さんもびっくりした様子でした。「ボランティアを呼んで本当に良かった!」との最高に嬉しい言葉をいただくことも出来ました。

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こちらのお宅でもお茶やらお菓子やらミカンやら色々と出していただきました。ボランティアは基本的に無報酬が前提なので何も出していただく必要はないのですが、お気持ちということでありがたく頂戴しました。ミカンはお庭に生えていたもので、お土産にもいただきました。

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毎週ボランティアに参加していると、何度か同じグループで活動したり、しょっちゅう顔を見かけたりする顔馴染みが多くなってきます。本日のグループも顔馴染みのメンバーが多かったです。

その中で、三河ナンバーの車で来ている人がいました。その方と同じグループで活動するのは2回目です。愛知県から来て車中泊しながら活動しているそうです。で、前回は気付かなかったのですが、車の中を見るとどう見てもルアーマン(笑)。あちらも、私が被っているスミスのキャップには気付いていました。

お話をしてみるとジギングを楽しまれているアングラーのようで、マイボートも所有しているということでかなりのガチっぷり。スミス製品のジグもかなり使って下さっているヘビーユーザーでした。まさかこんなところでスミス製品のヘビーユーザーにお会いするとは。

これまでも何度か釣りをされるボランティアの人とお会いしました。栃木の地元の人はてっきり内水面の釣りだろうと思ったのですが茨城方面の海で釣りをされているとのことでした。しかもそんな人が複数いました。バスアングラーの人もいて、その人は埼玉県の本庄市の人でした。ちなみに佐野市内の釣具店、先週も立ち寄ったのですが駐車場が満車になるくらいの盛況ぶり。トラウトやアユなどが強い地域なのだろうとばかり思っていましたが、それ以外の釣り人も結構いるようです。

そんな中で自分が気に掛けていることがあります。被災地域には釣りに行きたくても行けないような人が結構いるんじゃないかということです。

釣りが出来ることって決して当たり前のことではないです。生活が逼迫している人は出来ないです。そして心に余裕がないと楽しめません。

被災地の釣り人にも、何の気兼ねもなく釣りが楽しめる日が早く戻って欲しい。そんな日が1日でも早く来てくれることを願って、今はただ自分に出来ることを全力でやるしかありません。

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12/14 佐野市災害ボランティア [災害ボランティア]

先週に引き続き、ボランティアセンターの人に写真を撮られてFacebookに載せられていました。本日は受付風景。ストリームトレイルの紫色の防水トートバッグを手に持っているのが自分です。

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写真を見ればお分かりの通り、ボランティアはディパックを背負っている人が多いです。被災者のお宅に車で入れないケースもあるので、スコップなどの資材を手で持って移動することもあるからです。手荷物が多くなる場合もあるので両手が開いている方がベターというわけです。

が、ディパックの弱点は置き場所を選ぶことです。ぬかるんだ場所などには置けないし、砂埃が酷い場所だと汚れてしまう。防水トートバッグが最強というわけです。

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ストリームトレイルの防水トートは肩に掛けられるのでディパック同様に手も空きますし、バッグ自体を手で持つことも出来ます。ぬかるんだ場所でも躊躇なく置けますし、汚れても拭けばいい。ちょっと値段は張りますが災害ボランティア最強バッグです。勿論、釣りの時にも使っています。

本日は男性のみ7名のチームで田島という地域のお宅に伺いました。この辺りは被害が大きかった地域ということもあって初期段階からボランティアが大量投入されていた地域です。自分も1ヶ月ほど前にこの地域での作業をしました。

でもこの段階でまだこの地域からボランティアの要請があるというのは一体どういうことなんだろう?

お邪魔してみると、町内会長さんのお宅でした。話を聞くと、自分は町内会長だから最後でいいと。それよりもとにかく他の家を先に何とかしてやってくれということで2ヶ月もの間、ご夫婦だけで後片付け、ご主人に至っては自ら床下の泥出しまでされていたのだそう。

このお宅もだ・・・佐野の人は本当に優しすぎますって。大変な目に遭っているのに、自分よりも他の人を優先してくれだなんて。佐野はこんな人ばかり。本来それは悪いことではないのですけど。

実際にお宅の様子を見させてもらうと、2ヶ月も作業をしている割には全然進んでいない。庭は泥だらけなのに全然手を付けられていないし、家の前の側溝も泥やゴミが積もっている。この辺り一帯が川のようになっていたようで、庭木には大量の流下ゴミ(枯草)が引っ掛かったままになっていました。

これらの大量の流下ゴミの撤去、側溝の泥出し、砂利の運搬などしましたがとても今日中に終わる量ではありませんでした。10人前後のチームがあと2~3回は来ないと終わらせられないと感じました。

いつも思うのですけど、もっと早い段階でボランティアを呼んでくれていたら良かったのにと思ってしまいます。そうすれば家の人だけで2ヶ月間も大変な苦労をせずに済んだはずなので。

さて、佐野市災害ボランティアセンターではニーズに対して完了となった案件がついに9割を超えたそうです。もう終わりが近い。おそらく自分がここで活動できるのもあと僅か。

自分達が目指しているものは被災した地域の復旧に他なりませんし、それが少しずつでも達成されつつあるのはとても喜ばしいことです。ただ、今でも作業が進んでいない家屋をまだあちこちで目にする。多分その家の人達は他の人の手を借りるという気がないのだろうと思う。勿論、その人達にボランティアの押し売りは出来ないのだけれど・・・

10人のボランティアグループで3日かけて作業を終える程度の被災があったとしたら、それを1人でやろうとすると30日掛かる。高齢者だったらその倍以上。床下の泥出しまでやろうとなると1人じゃ到底無理。数ヶ月、下手すると半年コースです。
それでもいいよ、というわけにはいかない。床下の泥なんて早々に撤去しないと家の中のあちこちからカビが生えてくる。すでにそうなりかけている家もありました。

ですので、自分達だけで何とかしようなんて決して思わないで早々にボランティアを要請するのが一番いいのです。

が、そろそろボランティアセンターも活動終了が近い雰囲気です。終了となったら、ボランティアを呼ぶことすら出来なくなりますからね。復旧作業が進んでいない家の人が、その前にボランティア要請を出してくれることを願うばかりです。
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12/8 佐野市災害ボランティア [災害ボランティア]

本日は佐野市の葛生という地域からのボランティア要請でしたが、依頼主さんからの依頼内容を見てみると空き家と記されていました。しかもボランティアを依頼するのが初とのこと。

この時期になって初めてボランティア要請をする空き家ということは、もう2ヶ月近くも手付かずで酷い状況なんじゃないかと想像しました。

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(出発前。資材を軽トラに積み込んでいるところ)

でも実際に訪問してみると・・・アレ?凄く綺麗で真新しい感じの家。床もフローリングだし。まぁ今まで訪問したお宅は農家が多く、昔ながらの家屋ばかりだったというのもあるのですけど。

依頼主である50代ほどの女性の方が出迎えてくれました。ここに住んでいるわけではないそうですがたまに訪れては庭の手入れや掃除などをされているそう。道理で家や庭が綺麗なわけです。様々な事情があってこの家をこの女性が一人で守らざるを得ない状況らしく、泥まみれになった庭や物置を見て途方に暮れていたようです。

でも私達にしてみれば庭の泥出しなんて軽作業の範疇です。9人のチームで7割ほどの作業を終えました。結果、見違えるほど庭が綺麗に。もう1度ボランティア作業をすれば庭は完全に綺麗に出来るでしょう。その様子を見ていた近所の人も「あんた達、プロだねぇ」と嬉しい一言。

確かに今日のチームはベテランが多かったかもしれません。リーダーをされていた男性は佐野でのボランティア活動日数が30日以上だとか?!サブリーダーの人も13回目とのこと。自分、足元にも及んでいませんでした・・・まだまだです。

依頼主の女性もまさかここまで一気に作業を進められるとは思っていなかったようでした。また今日のチームは女性が3名いたのですが、女性同士で会話をしながら一緒に作業を進めることが出来たのも家主さんの気分を明るいものにしてくれたようです。今朝まではずっと胃がキリキリと痛かったのが気持ちが一気に明るくなれたと、今にも泣きそうになりながら話してくれました。
これまでずっと一人で抱え込んでいたんでしょうねぇ。もっと早くボランティアを呼んでくれれば良かったのに。

が、ちょっと気になることが。床上浸水は免れていたのですが家屋の土台の通風孔が泥で汚れている。これ、結構床下に泥が入っちゃっているんじゃないかな?床下、見てみました?と聞いたところ見ていないとのこと。床下収納のスペースがあったのでそこから床下を覗いてみると・・・アチャー、しっかり泥が溜まってる。これ、ちゃんと除去しないと駄目です、家の中にカビが発生しますよ、ということで次週以降に床下の泥出しも依頼をしてもらうことに。
依頼主さん曰く、そんなことまでボランティアに頼めるんですか?と言われました。あまりボランティアには詳しくないようでしたが当然頼めますので。まぁ、メチャメチャハードな業務になるんですが(汗)

**********

佐野市でも依頼件数の8割以上を完了し、ボランティア活動は縮小方向に向かっています。明日からは平日の活動もなくなり土日だけとなる。もうしばらくすると事前登録した人のみの活動にシフトすることになりそうです(事前登録の用紙を配っていました)。

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県外からの参加である自分はあと何回来れるんだろう。自分は早く解放されたいなんて思ったことは1度もなく、必要としてくれる人がいる限りは続けたいと思っているのですけど。
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