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2020年釣り業界を予想する [物申す!]

横浜で開催された釣りフェスティバルは昨年よりも来場者が僅かながらも多かったそうです。とても良いことですね。ではこれからさらに釣りは盛り上がりを見せるのでしょうか?自分はそんなことはないと思っています。

フィッシングショーなどで釣り業界の人同士が顔を合わせる機会の多くなるこの時期。その際に最も多い会話というのは「(商売的に)最近どうですか?」というもの。

メーカーさんによってそれぞれ力を入れている分野が違えば、その見解にもまたある程度の違いがあるのかもしれません。しかし昨年の後半、東日本のメーカーや小売店はどこも状況は悪かったでしょう。

昨年でいうと
  • 東日本を中心に台風で甚大な被害が出た(内水面、沿岸部など)
  • 東京湾ではタコが大発生。サワラ、タチウオなども良く釣れた
  • 琵琶湖のバスが釣れなくなった
  • 消費税が上がった

といった要因がありました。

では今年はどうなるでしょうか。
  • 昨年秋の台風の影響が残る。山間部の渓流などでは解禁して初めてその痕跡に気付くことがあるかもしれない。林道や橋が通れない、川が遡行できない、など
  • 養魚場が台風で被災したため、川魚の供給に難が出る恐れがある
  • 雪が少ない地域が多いためダムや河川の渇水が懸念される
  • 外来種に対する取り決めが厳格化される恐れがある
  • 東京オリンピックの影響で東京湾の釣りが制限される可能性がある
  • 中東地域の治安が一層悪化すればガソリン代がさらに高騰する恐れがある

昨年の東京湾のタコのように、海であれば何かが大量発生して一時的に盛り上がりを見せる可能性はある。でもそれもほとんど運任せな話ではあります。そしてそれ以外の部分であまりにもネガティブな要素が多過ぎるのが2020年です。これに天災や猛暑が加わればより一層状況は悪くなります。

釣り業界というのは何故だかとても楽観的で、悪く言えば危機感に欠けている業界ではないかと思っています。娯楽の世界なので悲観的な見通しを立てるよりも楽観的な見通しを立てたいところですけどねぇ。

でも、これを機に違う釣りに手を出してみるというのはいいかもしれない。川釣りが厳しければ湖へ。近場の海域が規制されたら少し遠征してみるなど。状況は悲観的な見通ししか立てられないけれど、各々がそれを認識し、前向きにその打開策を考えつつ楽しんでいけばいい。それが本意でなかったとしても、何か新しい世界が開けるかもしれません。

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