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埼玉県のバスアングラーの皆様へ。2022 [物申す!]

2022年2月15日、第414回埼玉県内水面漁場管理委員会が開催されました。コロナ禍での開催という事もあり近年の委員会はZOOMでのオンライン会議となることがほとんどで、今回の委員会もまた然り。委員には年配の方もおられるのでそれで良いと思います。が、結果として希望者も傍聴することが出来なくなってしまったのは残念です。私も今回の委員会の審議を直接傍聴することは出来ませんでした。

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(2018年2月に開催された委員会時の写真。通常の委員会は傍聴可能です)

2年に一度、外来魚の再放流禁止措置を含む委員会指示が更新となります。今回の委員会がまさにその更新が議題となる委員会でした。結果として、オオクチバス・コクチバス・ブルーギル・チャネルキャットフィッシュの再放流禁止は令和6年3月31日まで更新されることとなりました。

効果の是非はさておき、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュの再放流禁止に関しては遊漁サイドとしても何ら異論はない。でも、2014年に追加指定されたオオクチバスだけはどうしても容認できない。

今回の委員会開催に先立ち、遊漁代表委員の方々に対して意見や要望、各種情報の伝達は行っていました。それでも状況を打開するための「決め手」に欠けていた点は否めず、今回の結果についても進展は見込めそうにないというのが正直なところでした。
「決め手」というのは言うまでもなく、どこの水域をオオクチバスの再放流禁止の除外水域とするのか?の具体的な提示が出来なかった点にあります。

埼玉県内水面漁場管理委員会では県内のバス釣り関係者や釣り人が多いということは認め、その受け皿となる除外水域が必要という点においては共通認識となっています。それ以上に話が進まないのは具体的な除外水域の指定が出来ないためです。これには遊漁側の希望だけでは決められず、当然ながら管轄漁協の同意も必要になる。現時点ではまだその段階にまで進むことが出来ませんでした。

一方で、徐々にではありますがフィールドの状況が変わってきています。

昨年の3月からバスアングラーに対して積極的な遊漁証の販売を行うようになった秩父漁協管轄の合角ダムでは、バスアングラーからの遊漁証収益によって今年は1000万粒のワカサギ卵を上乗せして放流できる見通しとなりました。前年が1000万粒だったものが今年は倍の2000万粒になったのです。3月末以降になるかと思いますが、バスアングラーからの遊漁証収益がどれほどの金額だったのか、集計がされ次第に秩父漁協さんのHP上で明記されることになっています。

そして今年から権現堂でもバスアングラーから積極的に遊漁証の購入を求めるようになりました。2月の段階において、東部漁協管轄の管轄内ではダントツの売り上げとなっていました。あとは、この先に権現堂を訪れるバスアングラーがどれだけ協力してくれるかによって漁協側のバスアングラーへの評価は変わってくるでしょう(権現堂のバスって希少種レベルに釣れませんが・・・汗)。

仮に、再放流禁止の除外水域に関して具体的な水域の提示があった場合には2年毎の更新時期を待たず、委員会内において都度検討がなされることになっています。今後の展開次第ではありますが、私自身も随時状況を好転できる機会を伺いつつ行動に移していくつもり。

当然のことながら、バスアングラーに対する漁協側の評価というものが低ければ、どれだけ漁協側にアプローチを掛けても物事が好転することはありません。事態を好転させるのは私でもなければ釣り業界というわけでもなく、埼玉県内のバスアングラーの皆さんの日頃の行い次第というわけです。引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

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コロンビア スプリットショット [他社製品]

今ではすっかり廃れてしまったスプリットショットリグ。決して魚が釣れなくなったわけではないのでいずれまた見直される時代が来ないとも限らないと思っていますが、タングステン全盛の時代になりましたのでシンカーの素材がネックになるのかもしれません。

過去にスミスが取り扱ったスプリットショットのメーカーは3社あります。ウォーターグレムリン、バレットウェイト、コロンビアの3社です。個人的にはウォーターグレムリンが一番使いやすいと感じていますが、自分はコロンビアのスプリットショットを山ほど所有しています。なぜでしょう?

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実は自分が所有しているコロンビアのスプリットショットは全て不良品。決して販売店に出せるようなものではありません。まだ私がスミスに入社する前の話になります。当時コロンビア社とどのような補償交渉を行ったのかは知りませんが、現物に関してはコロンビア社に返品ではなくスミスで廃棄するという結論になっていたようです。ただ、鉛を廃棄するというのも簡単な話ではありません。費用も掛かるし、パッケージから出して分別する必要だってあるでしょう。

そんな経緯で廃棄処分する予定だったスプリットショットの山。そりゃあもちろん「僕に全部下さい」に決まってるじゃないですか(笑)。会社にしてみても、費用を捻出して処分するよりよっぽどいいでしょう。

そんな大量のスプリットショットなんて個人消費出来るレベルじゃないでしょ?!と言われがちですが、自分はルアー作りをしている人間なのでそうでもない。スピナーベイトのプロトモデルを試作するにも大活躍でした。ただ溶かしてみたらかなり鉄粉などの不純物も混ざっていて、あまり良質の鉛じゃなかったんだなと感じました。

ところで、何がどう不良だったの?という点ですが、この写真でわかりますか?

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よく見て下さい。何と・・・

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「全て閉じた状態」だったんです。これを使おうと思ったらいちいちスプリットリングプライヤーなどでこじ開けてから使わないといけないという。まぁ、自分はそうやって使いましたけど(爆)。でも、販売したらクレーム殺到すること間違いなしですね。もうメーカーも現存はしていないでしょうけれど、コロンビア社ってア●なんじゃないかと。

※アウトドア衣料メーカーのコロンビアさんは無関係ですので、念のため。

ただ、自分の中でもスプリットショットリグの使用頻度というのは落ちていて、まだまだ沢山持っているスプリットショットの消費もほぼ止まってしまっていました。
が、コロナ禍で外出自粛している間にバルサを削ってルアーを何種類か作り始めましたので、その内蔵ウェイト用にコロンビアスプリットショットが活躍しています。これだったら閉じた状態のままで使えますからね。

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スミス違い [その他]

とある山系雑誌の出版社からの連絡あり。一応自分が勤務する「スミス」もこの出版社さんとの繋がりがあります。

依頼内容は「サングラスとゴーグルの商品写真を提供してもらえませんか?」というもの。んん?もしかして・・・とは思いつつも、スミスで取り扱っているアルファサイトの製品のことを指している可能性も否定できない。ゴーグルだってありますし、カタログにも載っていますからね。

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が、「あ、あとヘルメットも」と言われた時点で確信しました(笑)。それはスミス違いですよ、SMITH OPTICS 様に再度依頼をして下さい、と。

間違いは誰にでもあるのでドンマイです。自分も新川優愛さんと新木優子さんの違いがよくわかりません(爆)

でもこれは自分がSMITH OPTICSさんを知っていたからそのように対応出来た。以前にフィッシングショーでブースが向かいだったこともあるのです。

そしてまた別の打診が来ました。動画撮影をしてYoutubeにアップすることを行っている会社だそうで「御社の製品を動画撮影してYoutubeにアップしませんか?」というもの。
ちなみにこの手の打診はあちこちから結構来ます。価格面で見合わないケースがほとんどなのですが、許容範囲内の費用で動画撮影が出来る業者がいないものかと常に探している状況なので色々と聞いてみることにしました。

「ちょっと確認したいのですが、水中撮影って出来ます?」
「えっ!水中撮影ですか?!」

自分、そんなにおかしな事を聞きました?!だってルアーだし、水の中に入れて使うものなんだから、水中撮影が出来るのであれば申し分ないと思っただけなんですけど・・・

何だか会話が嚙み合わないなぁと薄々感じていたのですが、実は携帯トイレを販売している「スミス」社があるそうで、そちらのスミスさんと間違えていたようでした(汗)。
これは自分も知りませんでした。ちなみに「SMITH」ではなくて「SUMISU」のようです。

というわけで、携帯トイレをご入用の方はスミスさんの携帯トイレをどうぞ。カー用品店等で買えるようです。

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ゼノン ベイトキャスティングモデル [リール]

アメリカのフィッシングショーというと7月に開催されるI CAST SHOWがそれにあたるのですが、バスマスターズクラシックの会場で新製品を発表するメーカーも少なくないようです。

アブもこのタイミングで新製品を発表するケースが多く、先日開催されたバスマスターズクラシックではグローバルモデルのゼノンのベイトキャスティングリールが発表になったようです。同時に、アブガルシアのSNSでもゼノンベイトリールの写真やらプロモーション動画やらが一気に出てきました。

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財政が厳しいので買わないつもりではいますが、一応アブフリークとしてチェックしました。

ゼノンはレボシリーズの上位にあたるフラッグシップモデルのはず。価格的にも一番高い。既にアブガルシアがSNS上で情報を公開してからだいぶ経つのだけれど、日本でちっとも話題に上がらないのは宣伝要員としても重要な役割を果たしていた有名プロがゴッソリ居なくなってしまったからでしょうか。まぁ、グローバルモデルを日本で発売するのかどうかはわかりませんが。

ゼノンシリーズの中でもさらに3種類のグレード分けとなっているようです。

【MG-LTX】
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  • 8防錆ベアリング、2セラミックベアリング、1ローラーベアリング
  • マグネシウムフレーム
  • カーボンサイドプレート
  • 4点式可変遠心ブレーキ
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • 軽量スプール
  • ギア比8.3:1
  • 自重4.5oz(約128g)
  • 10lb120yds 12lb100yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$499.95

LTXという名称ですがベイトフィネスモデルではありません。
グローバルモデルのレボ4STXが12lb145ydsなのでそれよりは浅溝化され、実用性は増したと言えそうです。軽量設計のスプールとスプール周りのセラミックベアリングはゼノンシリーズの中でもLTXのみの装備のようです。それにしても軽い・・・軽すぎでは?

【MG-X】
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  • 10防錆ベアリング、1ローラーベアリング
  • マグネシウムフレーム
  • カーボンサイドプレート
  • 4点式可変遠心ブレーキ
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • ギア比8.3:1、6.8:1
  • 自重5.1oz(約145g)
  • 10lb135yds 12lb110yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$399.95


【X】
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  • 9防錆ベアリング、1ローラーベアリング
  • アルミフレーム
  • インフィニブレーキ(マグ+遠心)
  • アルミ系(ジュラルミン)ギア
  • インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
  • ギア比8.3:1、6.8:1
  • 自重5.5oz(約156g)
  • 10lb135yds 12lb110yds
  • 価格は某ショップの販売価格で$299.95

ゼノンシリーズ、ハイエンドモデルだけにもう少しレボシリーズとの差別化を図っても良かったのでは・・・?但し、今後はグローバルモデルをベースにしたジャパンモデルが出てくることを期待したいです。

**********

レボシリーズの優位性というのはインフィニⅡと呼ばれるショートシャフトスプール構造。でもデフォルト状態ではスプールが重く、その優位性が発揮されないんです。

ところがこれを軽量なスプールに換装すると大化けします。回転の軽さは当然の事、立ち上がりの瞬足さが半端じゃない。ロングシャフトのスプール構造ではどうしてももたつきが出ます。

ところが、レボは総じてデフォルトのブレーキが弱いモデルが多いため、軽量スプールに換えてしまうだけではピーキーな仕上がりになってしまう。それをカバーするため、レボのヘビーユーザーはマグネットブレーキを強化するのです。

インフィニⅡスプール構造ありきで、軽量スプールへの換装とマグネットブレーキの強化という2つを施す。すると「飛ぶ」「伸びる」「バックラッシュしない」というスーパーレボが出来上がる。オーバーハング下の奥の奥までノーサミングのスキッピングがバシバシ決まる心地良さは一度使ったらもう手放せない。

そんなスーパーレボに仕上げるための前提条件としては
・インフィニⅡスプール構造であること
・マグトラックスブレーキシステムであること
が必須。
遠心ブレーキ(IVCB)やマグ+遠心(インフィニブレーキ)では駄目なんだなぁ。ピッチング用には遠心もいいんですけれど。

何が言いたいのかというと、ゼノンシリーズにマグトラックスブレーキモデルがないのが非常に残念という事です。ちなみに日本人のバスプロが手掛けたレボのシグネイチャーモデルはどれもマグトラックスブレーキをベースにしていたはず。アブのロープロフィールベイトリールはマグトラックスブレーキであることがとても重要だと思っています。

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目玉違いの理由 [ヘドン]

反り返ってしまったザラスプーク、どういうわけかザラⅡのボディーで出来上がってきたウンデッドスプーク。これらは本来不良品以外の何物でもありませんでした。当時のスミス社内ではこれを全数返品するかどうか大いに揉めたそうです。ところがそんな不良品だったはずのものが今となっては価値が出て高値で取引されているのですから世の中何がどう転ぶのかなんてわからないものです。

話は変わって、4月に入荷するウンデッドスプーク。このうち2度目の生産となるXBWとXRWにおいては、実は仕様変更が施されました。

2019年に発売された初回生産のものは金色の目をしています。

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これが2022年4月発売となる2回目生産のものはクリーム色に変更となります。

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どうしてわざわざ変更したんですか?と担当者のT越専務に聞いてみたところ、興味深い理由を教えてくれました。

かつてウンデッドスプークを販売した際の話。元々のヘドンの仕様としてはウンデッドスプークのXBWとXRWの目玉は金色が正規のものだそうで、てっきり金目で入荷してくると思いきや、何と目玉の色がクリーム色で仕上がってきてしまったのだとか。つまり厳密に言えばエラー品。ですがもう作ってきてしまったので不本意ながらもそれを販売したのだそうです。

そして時を経て2019年に復刻を遂げたウンデッドスプーク。今度こそは本来のXBWとXRWに仕上げようと金目でカラー指定を行いました。そしてやっと本来のXBWとXRWに仕上がったということで担当者も満足していたところ・・・

「目玉の色がクリーム色になってないじゃないか!」というクレームが複数寄せられることに(汗)。

ヘドンフリークの多くはかつてスミスが販売したヘドンルアーに魅了された人がほとんどで、その人達にしてみれば過去にスミスが販売したウンデッドスプークこそがまさしく欲しいモノ。つまり、XBWもXRWもクリーム色の目玉のモノを欲しがっていたというわけです。

そんな経緯もあって今度発売されるXBWとXRWの目玉の色はクリーム色(のはず)。「本当は金色なんだよ。でもみんな、クリーム色が欲しいって言うから・・・」とは担当者談。

既に2019年に発売された際にウンデッドスプークのXBWとXRWを購入したという人もいるかと思います。今度は目玉の色違いということで・・・またどうです?(爆)

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BFシュリンプの提灯釣りで片倉バスをキャッチ! [釣果報告]

ここのところかなり春めいてきたこともあってか、ボチボチ好釣果を耳にすることも多くなってきました。今回はスターさんから釣果報告をいただきましたので紹介します。

3月13日に片倉ダムでキャッチした35cmとのことです。ヒットルアーはBFシュリンプ2.8インチ

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初めて釣果投稿させていただきます。

春の片倉ダム、正午過ぎに浮いてきたバスを、「BFシュリンプ2.8インチ」のノーシンカーリグ(提灯釣り)で狙いました。
釣れたのは35センチの元気なバス。ルアーを見つけると、勢い良くバイトしてきました。

使用ロッドは「TVC-65ML」。最近のベイトフィネスリールと合せると、BFシュリンプ2.8インチのノーシンカーでも扱うことが出来、重宝しています。

またスミスルアーで釣れましたら、釣果投稿させていただきます。

この時期でも既にバスがだいぶ浮き気味だったようですね。手前味噌ですがBFシュリンプはアームの位置が先端付近にありますので撃ち込む際に重心が進行方向を向くために投げやすいというメリットがあります。
とはいえ、単体のノーシンカーを操って提灯釣りで誘い、狙ったバスをしっかり仕留めるというのはそう簡単なことではありません。スターさんの技術の賜物でしょう。

釣果報告どうもありがとうございました。ロッドのご愛用もありがたい限りです。これから本格的なシーズンになりますので釣果報告も増えてくるはず。とても楽しみです。

皆様からのスミスルアーでの釣果報告をお待ちしております。 釣果報告はこちらから。よろしくお願いいたします。

埼玉県もようやく3月21日でまん延防止重点措置が解除になりそうなので、それが明けたらようやく自分も釣行を再開できます。冬の釣りが大好きな自分としては厳寒期の釣りに行けなかったのがとても心残りですが、世の中の情勢的に仕方がありませんね。釣りに行けない間はルアーのプロトを何種類かコツコツ製作していたのでそれらを順次試していくのも楽しみです。製品化に繋がるものが出来上がるといいのですが。

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2022-03-11 [日記]

毎年3月11日は東北地方に思いを寄せて黙祷を捧げる日です。
東北には毎年足を運ぼうと決めていたのですが、ここ数年はコロナ禍の影響で実現できていません。何とか今年こそは出向きたいと思っています。陸前高田の慰霊碑にも手を合わせに行かなくてはいけません。行方不明者の捜索に加わりながらも何の結果も出せなかった自分にはそれが責務のように思えているからです。

2022年3月11日は自分にとって例年とは違う特別な日になりました。実は3月3日、かねてから闘病中だった上司が亡くなりました。このような結果になる事を退けることが出来ない点は重々承知していましたが、いざそれが現実のものになるというのはやはり受け入れ難い気持ちが大きく・・・。

葬儀に関してはコロナ禍ゆえに当初は近親者のみでの家族葬が予定され、このまま最後のお別れも叶わないかと諦めかけていたのですが、ご遺族の方々のご厚意もあり特別に若干名の枠をご用意いただきました。そして本日の葬儀に参列し、火葬、骨上げまで参加させていただき、故人を見送ることが出来ました。

一般には、故人の名を知る人は少ないかと思います。自身が前面に出ることをあまり好まない人でもありました。

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けれども故人が世に残したものはとても大きかったと思います。パニッシュ、DDパニッシュ、サラナ、ベイブル、ウェイビー、サージャー、CBマサムネ、CBナガマサ等のルアーの数々。そしてトラウトロッド、シーバスロッド、オフショアロッドの数々。
亡くなる間際までロッドの開発を手掛けていました。おそらく来年には発売されることになるでしょう。

生みの親は居なくなってしまいましたが、故人が世に残したタックル達はこの先も多くのアングラーを魅了し続けるに違いありません。

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ゲーリーヤマモト オケラ廃盤 [ゲーリーヤマモト]

2022年、カタログから消えたルアーの1つにゲーリーヤマモトのオケラがあります。

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このワームはスミスがゲーリーヤマモト社に委託して生産してもらっていた製品なのでアメリカでは発売されていません。自分もこれまでかなりの数のバスをオケラで釣ってきました。メチャクチャに釣れるワームの1つだと思っています。

ただ、サイズがあまりにも小さいのでアピール力不足は否めません。魚がいるかどうかわからないような場所で使うとかえって効率を下げてしまいます。が、確実にいるとわかっているピンスポットで何とか魚に口を使わせるような釣りとなればこのワームは滅法強い。真冬の霞ヶ浦水系の消波ブロック撃ちでも大活躍したワームでした。この釣りでオケラに釣り勝てるワームはそうそうないです。

オケラを使った釣りというのはフィネス中のフィネスといった印象。3インチクラスのライトリグでも喰わない、或いはショートバイトでスッポ抜けが多発するとなればオケラの出番となる。私の中でも間違いなく最終手段の1つとなっていました。ハイシーズン中には使いませんでしたけど。

元々オケラは当時JBワールドプロ(現TOP50)に在籍していた鈴木利忠プロがスミスに開発要望を上げて実現したもの。キャロなどでの使用も視野に入れたものでした。自分にはライトリグで使う超小型ホッグという発想自体がなくもっとナチュラルな要素に寄せた方がいいんじゃないかと思っていましたが、実際に使ってみるとその素晴らしい釣果に唸らされたものです。オケラというネーミングも鈴木プロの命名で、どこにでも潜り込んでいくという意味合いがあるものでした。

本来この手のワームはトーナメンターのキーパー集めに重宝する存在だと思うのですが、今となってはFECO登録のない製品はトーナメンターは使えません。かといって一般アングラーはそこまでシビアなワームを必要とする人は少ない。というわけで需要の低下に伴いカタログ落ちとなってしまった次第です。

自分は、手持ちにあと20パック位はあるかな?とはいえ消耗の激しい素材なのでその気になればその程度は短期間で簡単に使い切ってしまうはず。これからは激タフの時以外は使用を控えて、節約しながら使っていかないといけません。

オケラユーザーの方は今のうちに店頭在庫を探して確保しておいて下さい。

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