ミニラバーネット40 [自社製品]
小っちゃ!というのが第一印象でした。それがこのミニラバーネット40。
何せ全長は40cm、ネットのサイズは縦25.5cm×横15.5cm、深さは16cm。自重は150gという超小型サイズ。
尺サイズのトラウトは一応入ります(魚体は曲がります)が、余裕があるとは言い難い。
当初、こんな小さなネットって意味あるの?!と思いました。だって大きな魚こそネットランディングが必要だろうし、20cmクラスの魚を相手にネットなんて要らなくないですか?(笑)サイズ的にはオイカワなどにピッタリな気がしますが、それにしては網の目が大きいので使えない。オイカワだったらもっと目の細かいネットでないと駄目ですね。
でも確かに、同じようなサイズの魚ばかりが釣れるフィールドってあるんですよね、トラウトに限りませんけれど。そうした尺に満たない魚ばかりが釣れるようなフィールドだったら確かに大きなネットは持て余してしまうはずなので、ジャストサイズといえばそうなのかも。
尺未満の魚にジャストなラバーネット。このサイズのネットならば20cmクラスのトラウトでもインスタ映えするなんて意見も(苦笑)。
個人的には、バスボートのライブウェルの中で逃げ回るバスを捕まえるのに良さそうな気が(笑)。魚の入れ替えをしようとするたびに捕まえるのって案外大変じゃないですか。え?入れ替えどころかリミットメイクも難しいんだから要らないって?!確かに・・・
・標準小売価格:¥3,400+税
発売開始していますのでよろしくお願いします。
何せ全長は40cm、ネットのサイズは縦25.5cm×横15.5cm、深さは16cm。自重は150gという超小型サイズ。
尺サイズのトラウトは一応入ります(魚体は曲がります)が、余裕があるとは言い難い。
当初、こんな小さなネットって意味あるの?!と思いました。だって大きな魚こそネットランディングが必要だろうし、20cmクラスの魚を相手にネットなんて要らなくないですか?(笑)サイズ的にはオイカワなどにピッタリな気がしますが、それにしては網の目が大きいので使えない。オイカワだったらもっと目の細かいネットでないと駄目ですね。
でも確かに、同じようなサイズの魚ばかりが釣れるフィールドってあるんですよね、トラウトに限りませんけれど。そうした尺に満たない魚ばかりが釣れるようなフィールドだったら確かに大きなネットは持て余してしまうはずなので、ジャストサイズといえばそうなのかも。
尺未満の魚にジャストなラバーネット。このサイズのネットならば20cmクラスのトラウトでもインスタ映えするなんて意見も(苦笑)。
個人的には、バスボートのライブウェルの中で逃げ回るバスを捕まえるのに良さそうな気が(笑)。魚の入れ替えをしようとするたびに捕まえるのって案外大変じゃないですか。え?入れ替えどころかリミットメイクも難しいんだから要らないって?!確かに・・・
・標準小売価格:¥3,400+税
発売開始していますのでよろしくお願いします。
スクエアA スミスリミテッドカラー [プラドコ]
昨年のラトリンログ(ARB1200)に引き続いてスミス×PRADCOのリミテッドカラーが発売されます。
今度のベースモデルはボーマーのスクエアA(B05SL)。今回のカラーは全て反射板入り。限定販売カラーとなります。
SSA1. Silver Flash Blue Back Scale
その昔、ロングA(14A)が大流行した時代に一番人気だったのが青銀(XSIL)。水面近くでクネクネ身を捩らせながらピカピカ光りながら泳いでくる光景は今でもしっかり覚えています。あの青銀をスクエアAに転用しました。
SSA2. Silver Flash Chartreuse Back Scale
視認性プラス反射光の最大公約数的なカラー。反射光を最大限に生かすため必要以上にゴテゴテにならないようシンプルなカラーリングにしています。
SSA3. Chartreuse Flash Black Back Scale Orange Belly
Chartreuse Flash という表記はゴールドプレートだとご理解下さい。いわゆるクロキンです。それをフラッシングカラーで再現しました。クロキンカラーは数あれど、表面的な反射でなくルアーの内部から透過して光る反射。これはバスも見慣れない存在です。
SSA4. Oxbow Flash
ボーマーの人気色Oxbowをフラッシングカラーにブラッシュアップ。ゴールドプレート(Chartreuse Flash)を採用。
SSA5. Florida Flash
フロリダパターンのカラーをフラッシングカラーにブラッシュアップ。色合いそのものも派手な上に反射光をプラスしたアピール要素満点のカラー。とにかく派手なカラーを必要とする時にお使い下さい。フラッシングプレートはシルバー。
SSA6. XC Flash
ボーマーのクローダッドパターンXC5をフラッシングカラーにブラッシュアップさせたものです。内蔵しているプレートはシルバーですがボディー全体にクリアーレッドを吹いているため透過光は赤い反射光。抑えめな反射光が特徴です。赤系のフラッシングカラーは他には見られないものなので、ピンと来た方はこの機会に入手してみて下さい。
【スクエアA(B05SL)スミスリミテッドカラー】
・全長:2"(5.08cm)
・自重:3/8oz(10.0g)
・潜行深度:~3ft
・標準小売価格 オープンプライス
・3~4月発売予定
スクエアAはバリュープライスも魅力の一つとなっています。オープン価格ではありますが店頭価格は¥1,000でお釣りがくる販売価格となる見通しです。
その他、今年はデビルズホース(AF200)にもスミスリミテッドカラーが発売予定。それ以外にもカタログ掲載には間に合いませんでしたが進行中のプロダクトも存在します。PRADCOルアーファンの皆様は楽しみにしていて下さい。
今度のベースモデルはボーマーのスクエアA(B05SL)。今回のカラーは全て反射板入り。限定販売カラーとなります。
SSA1. Silver Flash Blue Back Scale
その昔、ロングA(14A)が大流行した時代に一番人気だったのが青銀(XSIL)。水面近くでクネクネ身を捩らせながらピカピカ光りながら泳いでくる光景は今でもしっかり覚えています。あの青銀をスクエアAに転用しました。
SSA2. Silver Flash Chartreuse Back Scale
視認性プラス反射光の最大公約数的なカラー。反射光を最大限に生かすため必要以上にゴテゴテにならないようシンプルなカラーリングにしています。
SSA3. Chartreuse Flash Black Back Scale Orange Belly
Chartreuse Flash という表記はゴールドプレートだとご理解下さい。いわゆるクロキンです。それをフラッシングカラーで再現しました。クロキンカラーは数あれど、表面的な反射でなくルアーの内部から透過して光る反射。これはバスも見慣れない存在です。
SSA4. Oxbow Flash
ボーマーの人気色Oxbowをフラッシングカラーにブラッシュアップ。ゴールドプレート(Chartreuse Flash)を採用。
SSA5. Florida Flash
フロリダパターンのカラーをフラッシングカラーにブラッシュアップ。色合いそのものも派手な上に反射光をプラスしたアピール要素満点のカラー。とにかく派手なカラーを必要とする時にお使い下さい。フラッシングプレートはシルバー。
SSA6. XC Flash
ボーマーのクローダッドパターンXC5をフラッシングカラーにブラッシュアップさせたものです。内蔵しているプレートはシルバーですがボディー全体にクリアーレッドを吹いているため透過光は赤い反射光。抑えめな反射光が特徴です。赤系のフラッシングカラーは他には見られないものなので、ピンと来た方はこの機会に入手してみて下さい。
【スクエアA(B05SL)スミスリミテッドカラー】
・全長:2"(5.08cm)
・自重:3/8oz(10.0g)
・潜行深度:~3ft
・標準小売価格 オープンプライス
・3~4月発売予定
スクエアAはバリュープライスも魅力の一つとなっています。オープン価格ではありますが店頭価格は¥1,000でお釣りがくる販売価格となる見通しです。
その他、今年はデビルズホース(AF200)にもスミスリミテッドカラーが発売予定。それ以外にもカタログ掲載には間に合いませんでしたが進行中のプロダクトも存在します。PRADCOルアーファンの皆様は楽しみにしていて下さい。
廃れないで欲しい釣り [その他]
2022年のカタログをご覧になったという方の何名かにこう言われてしまった。「フライ用品が無くなっている・・・」と。
既にカタログが公開されている今となっては隠す必要もありませんが、一部のマテリアルやインジケータ類を除いて2022年のカタログからほとんど全てのフライ用品がカタログ落ちとなりました。
元々ルアーとフライは「ルアー&フライ」というジャンルで一括りにされることが多かったです。「疑似餌の釣り」「海外の文化」という点では確かに共通ですし対象魚もほぼ共通なのでそのような括りだったのでしょう。その名残として、老舗のプロショップなどはルアー&フライプロショップと称していたお店も多かったです。
メーカーにしてもティムコさん、アングルさん、OFTさんなどスミスも含めて当時から存在していた会社はルアーとフライの両方の用品を取り扱っていたところがほとんどです。
当時、特にトラウトに関してはルアーを経験したら次はステップアップしてフライに、という風潮がありました。どちらかというとフライフィッシングの方がルアーよりも上級者向きの釣りとされていました。
30年以上前、自分は東山湖や豊島園でフライマンの人達に圧倒的な釣果の差を見せつけられてしまっていました。当時はコンデックススプーン3gにナイロンの4lbラインという釣り方でスプーンを投げていたのですが、フライの人達がひっきりなしに魚を掛けていたのに対し、自分のスプーンには数えるほどしかヒットがありませんでした。
その時に痛感したのが「ルアーではフライに到底敵わない」ということでした。
当然の如く、自分もフライに手を出すことになりました。一通り道具も揃えてタイイングもやりました。大して場数を踏んでいませんのでレベル的には初級者に毛が生えた程度かと思いますが、管理釣り場でも70尾を超える釣果に恵まれたこともあります。ようやく思い通りの結果が出せるようになったことにはとても満足していました。バスやブルーギルをフライで狙って釣るようにもなりました。バスはやっぱりルアーの方が面白かったですけれど。
今は管理釣り場でも来場者のほとんどがルアーになりました。昔はあれだけいたはずのフライの人達もすっかり見かけなくなった。数年前に日光の湯ノ湖に行ったらここにはちゃんとフライの人達が残っていて少しホッとした気分になったりしましたが、それでも全体的に見ればフライの人は減ったなぁと思う。
スミスも2022年からフライタックルの取り扱いが終了となりました。マリエットMRフライリール・マリエットプレシジョンロッドの愛用者としては何とも寂しい気がしますが、そもそもアンタそれらの道具をもう何年使っていないのよ?と言われてしまうと返す言葉もありません。
フライはある意味で究極の疑似餌釣り。虫系のワームで反応がなくてもバスバグを投げれば簡単に釣れてしまう。i字系のルアーを見切るバスですらストリーマーなら疑うことなく喰ってくる。ルアーでは越えられない壁をフライならば容易にクリアしてしまうことは少なくありません。完全に餌だと思って食う魚って、こんなにためらいなくフライを口にするんだと。これはルアーしか経験のない人が実際に体感するとかなり衝撃を受けるレベルです。
疑似餌を極めていくとフライに行き着くケースは少なくありません。プラスチック、ウッド、塩ビ、そうしたもので作られた疑似餌では到底フライには敵わない。投げられるだけの自重を持たせた時点で勝負がついている。
個人的には衰退して欲しくない釣り。ちょっと敷居が高いと感じる人が多かったかな。ルアーでは釣るのが難しい魚もフライではちゃんと釣れたりするので(オイカワ、コイなど)ルアー以上に身近な釣りとしても悪くはないと思うんですが。
既にカタログが公開されている今となっては隠す必要もありませんが、一部のマテリアルやインジケータ類を除いて2022年のカタログからほとんど全てのフライ用品がカタログ落ちとなりました。
元々ルアーとフライは「ルアー&フライ」というジャンルで一括りにされることが多かったです。「疑似餌の釣り」「海外の文化」という点では確かに共通ですし対象魚もほぼ共通なのでそのような括りだったのでしょう。その名残として、老舗のプロショップなどはルアー&フライプロショップと称していたお店も多かったです。
メーカーにしてもティムコさん、アングルさん、OFTさんなどスミスも含めて当時から存在していた会社はルアーとフライの両方の用品を取り扱っていたところがほとんどです。
当時、特にトラウトに関してはルアーを経験したら次はステップアップしてフライに、という風潮がありました。どちらかというとフライフィッシングの方がルアーよりも上級者向きの釣りとされていました。
30年以上前、自分は東山湖や豊島園でフライマンの人達に圧倒的な釣果の差を見せつけられてしまっていました。当時はコンデックススプーン3gにナイロンの4lbラインという釣り方でスプーンを投げていたのですが、フライの人達がひっきりなしに魚を掛けていたのに対し、自分のスプーンには数えるほどしかヒットがありませんでした。
その時に痛感したのが「ルアーではフライに到底敵わない」ということでした。
当然の如く、自分もフライに手を出すことになりました。一通り道具も揃えてタイイングもやりました。大して場数を踏んでいませんのでレベル的には初級者に毛が生えた程度かと思いますが、管理釣り場でも70尾を超える釣果に恵まれたこともあります。ようやく思い通りの結果が出せるようになったことにはとても満足していました。バスやブルーギルをフライで狙って釣るようにもなりました。バスはやっぱりルアーの方が面白かったですけれど。
今は管理釣り場でも来場者のほとんどがルアーになりました。昔はあれだけいたはずのフライの人達もすっかり見かけなくなった。数年前に日光の湯ノ湖に行ったらここにはちゃんとフライの人達が残っていて少しホッとした気分になったりしましたが、それでも全体的に見ればフライの人は減ったなぁと思う。
スミスも2022年からフライタックルの取り扱いが終了となりました。マリエットMRフライリール・マリエットプレシジョンロッドの愛用者としては何とも寂しい気がしますが、そもそもアンタそれらの道具をもう何年使っていないのよ?と言われてしまうと返す言葉もありません。
フライはある意味で究極の疑似餌釣り。虫系のワームで反応がなくてもバスバグを投げれば簡単に釣れてしまう。i字系のルアーを見切るバスですらストリーマーなら疑うことなく喰ってくる。ルアーでは越えられない壁をフライならば容易にクリアしてしまうことは少なくありません。完全に餌だと思って食う魚って、こんなにためらいなくフライを口にするんだと。これはルアーしか経験のない人が実際に体感するとかなり衝撃を受けるレベルです。
疑似餌を極めていくとフライに行き着くケースは少なくありません。プラスチック、ウッド、塩ビ、そうしたもので作られた疑似餌では到底フライには敵わない。投げられるだけの自重を持たせた時点で勝負がついている。
個人的には衰退して欲しくない釣り。ちょっと敷居が高いと感じる人が多かったかな。ルアーでは釣るのが難しい魚もフライではちゃんと釣れたりするので(オイカワ、コイなど)ルアー以上に身近な釣りとしても悪くはないと思うんですが。
2022年度WEBカタログ公開しました [その他]
フルソリッドのアジングロッド BL-551XUL-S/AJ [自社製品]
自分はツアラーV-SPECのTVS-60XUL/FSというロッドを使っています。このロッドはフルソリッドカーボンのロッドで、ティップ部分はかなり繊細で細い。なので発売当初、自分には扱い切れないと思って入手を見送ったロッドでもあります。自分は道具の扱いが雑な方なので、ちょっとした不注意で折ってしまいそうだと思ったから。ですが今では無くてはならない存在となっています。
フルソリッドカーボンは、チューブラーカーボンに比べて自重があり、感度も良くはありません。言葉にするとネガティブな要素にしか聞こえないと思います。
TVS-60XUL/FSはとにかくティップが細くて繊細なロッドです。ソリッドティップで同等の柔らかさを備えるとなるとバランスも悪く、さらにティップ径に合わせて全体を細身にしてしまうとバットまで曲がり込んでしまうものになってしまう。中身が詰まって筋肉質なフルソリッドカーボンだからこそここまで繊細で細身のバスロッドとして1つの完成形として仕上がっています。
TVS-60XUL/FSに1g台のシンカーを組んでボトムをズル引いてみる。すると、魚探にも映らないような小さな枝や石などに接触した際にでもいちいちティップが入り込んで突っ掛かる。決して手元に響く感度ではないのです。でも、いちいち突っ掛かかってティップが入り込むのでその存在がわかるのです。同じシンカーでソリッドティップやチューブラーのロッドを使ってもここまではわからない。何事もなかったようにスルッと無抵抗でスリ抜けてしまう。
そうこうしているうちに微かな重みが加わります。まるで草を1本引っ掛けたような感じ。その場でロッドワークを止めてよくよく見てみるとティップが僅かに抑え込まれる。バスのバイトです。ショートバイトを弾かずロッドが勝手に喰わせてくれている。だから厳寒期でもミスが少ない。「アッ、今アタってたかも!」というミスが激減します。結果的に手にする魚が増える。
でももうこのロッド廃盤なんですよねぇ。探している人も多いモデルです。自分もボロボロのものを1本持っているだけなのでこれを破損させてしまったらもうどうしようもない。会社にも残っていないし、中古市場でも探し出すのは至難の業でしょう。
そうしたら今年、フルソリッドのアジングロッド・ベイライナーBL-551XUL-S/AJが発売されることになりました。当然のことながらアジングロッドですからバスロッドのTVS-60XUL/FSよりもさらにパワーはライトなものとなります。
このロッドに関しても、アジングロッドとしては重い部類ですし、感度も決して良くはない。ただ、勝手に掛かる魚の数は大幅に増えるそうです。周りがショートバイトを掛け切れずに悶絶している中でも連続ヒットで一人勝ちということも少なくないのだとか。そうした点はさすがフルソリッドカーボンモデルです。
ある意味ロッド任せでオートマチックに釣れてしまうために好みは別れるかと思いますが、釣果にこだわるならば選択肢に入れるべきロッドかと思います。
自分はアジングはやらないのですが、このロッドがメチャクチャ気になって仕方がない。厳寒期の超ライトリグ用に買ってみようかなぁと割と本気で悩んでいます。
・全長:5.5ft(165cm)
・自重:61g
・1pcs
・標準小売価格:¥37,000+税
・2月発売予定
フルソリッドカーボンは、チューブラーカーボンに比べて自重があり、感度も良くはありません。言葉にするとネガティブな要素にしか聞こえないと思います。
TVS-60XUL/FSはとにかくティップが細くて繊細なロッドです。ソリッドティップで同等の柔らかさを備えるとなるとバランスも悪く、さらにティップ径に合わせて全体を細身にしてしまうとバットまで曲がり込んでしまうものになってしまう。中身が詰まって筋肉質なフルソリッドカーボンだからこそここまで繊細で細身のバスロッドとして1つの完成形として仕上がっています。
TVS-60XUL/FSに1g台のシンカーを組んでボトムをズル引いてみる。すると、魚探にも映らないような小さな枝や石などに接触した際にでもいちいちティップが入り込んで突っ掛かる。決して手元に響く感度ではないのです。でも、いちいち突っ掛かかってティップが入り込むのでその存在がわかるのです。同じシンカーでソリッドティップやチューブラーのロッドを使ってもここまではわからない。何事もなかったようにスルッと無抵抗でスリ抜けてしまう。
そうこうしているうちに微かな重みが加わります。まるで草を1本引っ掛けたような感じ。その場でロッドワークを止めてよくよく見てみるとティップが僅かに抑え込まれる。バスのバイトです。ショートバイトを弾かずロッドが勝手に喰わせてくれている。だから厳寒期でもミスが少ない。「アッ、今アタってたかも!」というミスが激減します。結果的に手にする魚が増える。
でももうこのロッド廃盤なんですよねぇ。探している人も多いモデルです。自分もボロボロのものを1本持っているだけなのでこれを破損させてしまったらもうどうしようもない。会社にも残っていないし、中古市場でも探し出すのは至難の業でしょう。
そうしたら今年、フルソリッドのアジングロッド・ベイライナーBL-551XUL-S/AJが発売されることになりました。当然のことながらアジングロッドですからバスロッドのTVS-60XUL/FSよりもさらにパワーはライトなものとなります。
このロッドに関しても、アジングロッドとしては重い部類ですし、感度も決して良くはない。ただ、勝手に掛かる魚の数は大幅に増えるそうです。周りがショートバイトを掛け切れずに悶絶している中でも連続ヒットで一人勝ちということも少なくないのだとか。そうした点はさすがフルソリッドカーボンモデルです。
ある意味ロッド任せでオートマチックに釣れてしまうために好みは別れるかと思いますが、釣果にこだわるならば選択肢に入れるべきロッドかと思います。
自分はアジングはやらないのですが、このロッドがメチャクチャ気になって仕方がない。厳寒期の超ライトリグ用に買ってみようかなぁと割と本気で悩んでいます。
・全長:5.5ft(165cm)
・自重:61g
・1pcs
・標準小売価格:¥37,000+税
・2月発売予定
人気沸騰!!チャンバサダーW300 [リール]
昨年8月にこのブログで紹介した、”チャンバサダー・リミテッドエディション”ことMingYang社のW300。このリールを日本で紹介したのはこのブログが初だったはずです。
私自身はロープロフィール型のリールをメインに使うアングラーですので半ばネタ的に取り上げてみたというのが正直なところですが、実物を入手して検証したところ意外にも「かなり使える」ものでした。
ブログ掲載後の反響はかなりのもので「どこで買えるんですか?!」という問い合わせが殺到(苦笑)。品番でググって下さいよ、とお答えしていたのですが、やがて「もう売っていないんですけど」という声に変わっていきました。そうなの?
そう言われて確認してみると、確かに商品販売のページが消えていました。しばらく経過を伺っていましたが再販される様子もなく、限定販売だったのかなと。
ところが今度はそれらが日本の某通販サイトに大量出品された(汗)。九州の販売店が出品していましたが、買い占めたのかな?まぁそれも自由ですからね、なかなかの利幅を乗せていましたけれど(苦笑)。
でも「コレ売れるだろう!」という目利きはさすが。それらのリールもほどなく完売していたようなので。
私が買ったチャンバサダー・リミテッドエディションは色が赤金(他に緑金、黒金もあった)でハンドルノブも金色の金属ノブが付いていました。好きか嫌いかはさておいて特別感はありました。ですがその特別仕様のモデルは中国販売店の特注品だったらしく、その後の再販はされていません。
そして現在は、少しばかり仕様が簡素化されたW300が発売されています。というか、これがMingYang社標準仕様のW300のようです。
ハンドルノブはCL30で採用されていたラバータイプ。安っぽいですが個人的にはこちらの方が実用的だと思います。価格も少し抑えられており、送料込みで¥6,300~7,500といったところ(2022.2.5現在)。カラーはシルバー、シャンパンゴールド、レッドがあるようです。
当然シャロースプールは標準装備されているし、実釣で使う分にはこちらでいいんじゃないかな?
そしてこのリール、何とチューニングキットまで登場しました。ベアリング入り軽量コグホイール(¥2,352)、マグネットブレーキ&ドラグクリッカー(¥1,996)まで。さらにチューンドモデル(¥9,236)まで販売されるようになりました。自分で弄るのが面倒だという人にはいいかもしれませんね。
純正のパーツ売りもあります。シャロースプールは送料込みで¥2,216ですって(汗)。
ここまで書けばお分かりの通りこのリール、今ではメチャクチャ売れているようでちょっとした一大ブームになってしまいました(汗)。日本でも渓流ベイトフィネス用としてこのリールを購入した人が多いようです。
MingYangさん、私に感謝して下さいよ(笑)。
販売店の購入履歴を見てみるとやはり日本のアングラーがダントツに多いものの、韓国、ロシア、アメリカ、デンマークなどの人も買っているようです。チューニングに関しても日本だけでなくインドネシアなどでも熱心にこのリールを弄っているアングラーが居るようです。
私も試投してみましたが標準仕様の状態でも十分すぎるレベルで投げられます。ちょっとブレーキ(2点式遠心ブレーキ)が弱いかな?と感じた程度。でも、もっと性能を上げられると感じた人が多かったのでしょうね。何よりチューニングを楽しめるという点もこのリールの魅力の1つになりました。
安いリールですから色々弄って遊ぶのには最適だと思います。カスタムパーツも出回ってきたので機能面の向上も図れますし、人と差別化する意味でカスタムペイントを施しても楽しいはず。¥6,300で買えるリールだからこそ色々遊んで楽しめます。
といいつつも、購入はあくまで自己責任でお願いします。機械精度はそれなりですから。でもまさか私自身もここまで流行るとは思いませんでした。
私自身はロープロフィール型のリールをメインに使うアングラーですので半ばネタ的に取り上げてみたというのが正直なところですが、実物を入手して検証したところ意外にも「かなり使える」ものでした。
ブログ掲載後の反響はかなりのもので「どこで買えるんですか?!」という問い合わせが殺到(苦笑)。品番でググって下さいよ、とお答えしていたのですが、やがて「もう売っていないんですけど」という声に変わっていきました。そうなの?
そう言われて確認してみると、確かに商品販売のページが消えていました。しばらく経過を伺っていましたが再販される様子もなく、限定販売だったのかなと。
ところが今度はそれらが日本の某通販サイトに大量出品された(汗)。九州の販売店が出品していましたが、買い占めたのかな?まぁそれも自由ですからね、なかなかの利幅を乗せていましたけれど(苦笑)。
でも「コレ売れるだろう!」という目利きはさすが。それらのリールもほどなく完売していたようなので。
私が買ったチャンバサダー・リミテッドエディションは色が赤金(他に緑金、黒金もあった)でハンドルノブも金色の金属ノブが付いていました。好きか嫌いかはさておいて特別感はありました。ですがその特別仕様のモデルは中国販売店の特注品だったらしく、その後の再販はされていません。
そして現在は、少しばかり仕様が簡素化されたW300が発売されています。というか、これがMingYang社標準仕様のW300のようです。
ハンドルノブはCL30で採用されていたラバータイプ。安っぽいですが個人的にはこちらの方が実用的だと思います。価格も少し抑えられており、送料込みで¥6,300~7,500といったところ(2022.2.5現在)。カラーはシルバー、シャンパンゴールド、レッドがあるようです。
当然シャロースプールは標準装備されているし、実釣で使う分にはこちらでいいんじゃないかな?
そしてこのリール、何とチューニングキットまで登場しました。ベアリング入り軽量コグホイール(¥2,352)、マグネットブレーキ&ドラグクリッカー(¥1,996)まで。さらにチューンドモデル(¥9,236)まで販売されるようになりました。自分で弄るのが面倒だという人にはいいかもしれませんね。
純正のパーツ売りもあります。シャロースプールは送料込みで¥2,216ですって(汗)。
ここまで書けばお分かりの通りこのリール、今ではメチャクチャ売れているようでちょっとした一大ブームになってしまいました(汗)。日本でも渓流ベイトフィネス用としてこのリールを購入した人が多いようです。
MingYangさん、私に感謝して下さいよ(笑)。
販売店の購入履歴を見てみるとやはり日本のアングラーがダントツに多いものの、韓国、ロシア、アメリカ、デンマークなどの人も買っているようです。チューニングに関しても日本だけでなくインドネシアなどでも熱心にこのリールを弄っているアングラーが居るようです。
私も試投してみましたが標準仕様の状態でも十分すぎるレベルで投げられます。ちょっとブレーキ(2点式遠心ブレーキ)が弱いかな?と感じた程度。でも、もっと性能を上げられると感じた人が多かったのでしょうね。何よりチューニングを楽しめるという点もこのリールの魅力の1つになりました。
安いリールですから色々弄って遊ぶのには最適だと思います。カスタムパーツも出回ってきたので機能面の向上も図れますし、人と差別化する意味でカスタムペイントを施しても楽しいはず。¥6,300で買えるリールだからこそ色々遊んで楽しめます。
といいつつも、購入はあくまで自己責任でお願いします。機械精度はそれなりですから。でもまさか私自身もここまで流行るとは思いませんでした。
スモーキー グルーパーバグ [スミスルアー]
元々はOFTさんの契約プロアングラーだった辻本ナツ雄さん。
雑誌などでも頻繁に目にしていましたし、知名度の高いアングラーでしたから私ももちろん知っていました。その後、OFTさんの廃業に伴いスミス契約となったのですが、まさか辻本さんと一緒に製品開発をする日が来ようとは夢にも思っていませんでした。この業界は高慢な態度の人間も少なくない世界なのですが、エキスパートなのにとても物腰の低い方で驚きました。
近年はハタ類のロックフィッシュゲームが盛んになりましたが、元々ロックフィッシュゲームの主役は東北地方のソイ・アイナメ類でした。ハタ類のゲームにスポットを当てたのは辻本さんで、当時はメディア関係者と「この釣りを何と称したら良いだろうか」と話し合い「グルーパーゲーム」と名付けたのも辻本さんです。
OFTさんの契約アングラーとして活躍されていた頃の辻本さんのイメージは「与えられた製品で結果を出してしまう」人なのだろうと思っていました。釣りが上手い人は、ある意味どんな道具でも使いこなして結果を出してしまいます。何せ当時の辻本さんが使っていたルアーは、レーベルのクローフィッシュプラグに、YUMのウーリーバグ。つまり、バス用の輸入商材でハタを釣っていたというわけです。
その後スミスに移籍してきた辻本さんに対して自分がリクエストをしたのは「ゼロからイメージを興して、辻本さんが欲しいと思うワームをデザインして欲しい」というものでした。
そして提出されてきた辻本さんからのイラストを見て自分はデザインのリクエストを出したことを後悔しました(苦笑)。あまりにも形状と構造が複雑すぎる。これはとても成型なんて出来ない・・・。その後一応図面を描きましたが、これまで自分が描いた図面の中でもダントツに複雑で時間が掛かるものとなりました。
とはいえこちらからリクエストした案件でもあったので一応は工場に試作依頼も出したのですが、さすがにこれは製作不可のジャッジが下されるだろうと思いましたし、その旨を辻本さんにもお伝えしていました。多分出来ないと言われますよ、と。
ところが生産工場がプライドをかけて試作品を仕上げてきたので、ビックリ!!この形状と構造をよく作ってきたなぁと。おそらく他のワーム工場だったら図面を見た瞬間にNGを出していたはずです。
その後、辻本さんによるフィールドテストと設計変更が繰り返され、ようやく完成となったのがスモーキー・グルーパーバグ3.5インチ。ちなみに写真ではわからないかと思いますが、本体と左右のハサミの中がエアーホールになっており水中で逆立ちします。開発担当者である私も、未だにどんな構造の金型で成型しているのか想像がつきません(笑)
コロナ禍の影響で工場の生産スケジュールがとんでもないことになっているので発売時期も今の段階では予測が立てられません。何とか夏あたりに発売出来れば良いかなと思ってはいますがどうなるか・・・
グルーパーバグはロックフィッシュ用のワームではありますが、オーシャンパフォーマーのブランドではなく、辻本ナツ雄さんプロデュースの証である「スモーキー」ブランドのラインナップとなります。今後もスモーキーブランドはラインナップを拡充させていく考えです。
雑誌などでも頻繁に目にしていましたし、知名度の高いアングラーでしたから私ももちろん知っていました。その後、OFTさんの廃業に伴いスミス契約となったのですが、まさか辻本さんと一緒に製品開発をする日が来ようとは夢にも思っていませんでした。この業界は高慢な態度の人間も少なくない世界なのですが、エキスパートなのにとても物腰の低い方で驚きました。
近年はハタ類のロックフィッシュゲームが盛んになりましたが、元々ロックフィッシュゲームの主役は東北地方のソイ・アイナメ類でした。ハタ類のゲームにスポットを当てたのは辻本さんで、当時はメディア関係者と「この釣りを何と称したら良いだろうか」と話し合い「グルーパーゲーム」と名付けたのも辻本さんです。
OFTさんの契約アングラーとして活躍されていた頃の辻本さんのイメージは「与えられた製品で結果を出してしまう」人なのだろうと思っていました。釣りが上手い人は、ある意味どんな道具でも使いこなして結果を出してしまいます。何せ当時の辻本さんが使っていたルアーは、レーベルのクローフィッシュプラグに、YUMのウーリーバグ。つまり、バス用の輸入商材でハタを釣っていたというわけです。
その後スミスに移籍してきた辻本さんに対して自分がリクエストをしたのは「ゼロからイメージを興して、辻本さんが欲しいと思うワームをデザインして欲しい」というものでした。
そして提出されてきた辻本さんからのイラストを見て自分はデザインのリクエストを出したことを後悔しました(苦笑)。あまりにも形状と構造が複雑すぎる。これはとても成型なんて出来ない・・・。その後一応図面を描きましたが、これまで自分が描いた図面の中でもダントツに複雑で時間が掛かるものとなりました。
とはいえこちらからリクエストした案件でもあったので一応は工場に試作依頼も出したのですが、さすがにこれは製作不可のジャッジが下されるだろうと思いましたし、その旨を辻本さんにもお伝えしていました。多分出来ないと言われますよ、と。
ところが生産工場がプライドをかけて試作品を仕上げてきたので、ビックリ!!この形状と構造をよく作ってきたなぁと。おそらく他のワーム工場だったら図面を見た瞬間にNGを出していたはずです。
その後、辻本さんによるフィールドテストと設計変更が繰り返され、ようやく完成となったのがスモーキー・グルーパーバグ3.5インチ。ちなみに写真ではわからないかと思いますが、本体と左右のハサミの中がエアーホールになっており水中で逆立ちします。開発担当者である私も、未だにどんな構造の金型で成型しているのか想像がつきません(笑)
コロナ禍の影響で工場の生産スケジュールがとんでもないことになっているので発売時期も今の段階では予測が立てられません。何とか夏あたりに発売出来れば良いかなと思ってはいますがどうなるか・・・
グルーパーバグはロックフィッシュ用のワームではありますが、オーシャンパフォーマーのブランドではなく、辻本ナツ雄さんプロデュースの証である「スモーキー」ブランドのラインナップとなります。今後もスモーキーブランドはラインナップを拡充させていく考えです。
2022年スミスカタログ完成 [その他]
ようやく2022年のカタログが出来上がってきました。
実は今年のカタログは当初の予定よりも大幅に遅れてしまいました。もし釣りフェスティバルがパシフィコ横浜で開催されていたら間に合わないところでした(汗)。カタログ掲載が決定していた新製品の撮影サンプル到着が予定よりも大幅に遅れてしまっていたためですが、その製品も何とかカタログ掲載することが出来てホッとしています。
現場型のフィッシングショー開催がない状況ですので、カタログを入手されるにはスミスに直接申し込んでいただくのが間違いないですが、私のお勧めは「釣具店でもらってくる」です。
販売店には今週末~来週前半頃に届くかと思います。お店によっては配布もしくは販売があると思いますので、そこで入手していただくのが一番安く済みます。もちろんお店によって配布(販売)があるかどうかは異なりますので、事前にお店に確認するのが良いかと思います。
今年のカタログは「トップウォーター入門」という企画ページを設けました。バスのみならず、ナマズ、トラウト、チヌのトップウォーターゲームをエキスパートに取材・解説してもらっています。それぞれYoutube動画との連動もされており、もはやカタログの域を完全に超えた力作となっていますので(笑)是非ご覧いただきたいです。
実は今年のカタログは当初の予定よりも大幅に遅れてしまいました。もし釣りフェスティバルがパシフィコ横浜で開催されていたら間に合わないところでした(汗)。カタログ掲載が決定していた新製品の撮影サンプル到着が予定よりも大幅に遅れてしまっていたためですが、その製品も何とかカタログ掲載することが出来てホッとしています。
現場型のフィッシングショー開催がない状況ですので、カタログを入手されるにはスミスに直接申し込んでいただくのが間違いないですが、私のお勧めは「釣具店でもらってくる」です。
販売店には今週末~来週前半頃に届くかと思います。お店によっては配布もしくは販売があると思いますので、そこで入手していただくのが一番安く済みます。もちろんお店によって配布(販売)があるかどうかは異なりますので、事前にお店に確認するのが良いかと思います。
今年のカタログは「トップウォーター入門」という企画ページを設けました。バスのみならず、ナマズ、トラウト、チヌのトップウォーターゲームをエキスパートに取材・解説してもらっています。それぞれYoutube動画との連動もされており、もはやカタログの域を完全に超えた力作となっていますので(笑)是非ご覧いただきたいです。