SSブログ

フルソリッドのアジングロッド BL-551XUL-S/AJ [自社製品]

自分はツアラーV-SPECのTVS-60XUL/FSというロッドを使っています。このロッドはフルソリッドカーボンのロッドで、ティップ部分はかなり繊細で細い。なので発売当初、自分には扱い切れないと思って入手を見送ったロッドでもあります。自分は道具の扱いが雑な方なので、ちょっとした不注意で折ってしまいそうだと思ったから。ですが今では無くてはならない存在となっています。

200309-1.jpg

フルソリッドカーボンは、チューブラーカーボンに比べて自重があり、感度も良くはありません。言葉にするとネガティブな要素にしか聞こえないと思います。

TVS-60XUL/FSはとにかくティップが細くて繊細なロッドです。ソリッドティップで同等の柔らかさを備えるとなるとバランスも悪く、さらにティップ径に合わせて全体を細身にしてしまうとバットまで曲がり込んでしまうものになってしまう。中身が詰まって筋肉質なフルソリッドカーボンだからこそここまで繊細で細身のバスロッドとして1つの完成形として仕上がっています。

TVS-60XUL/FSに1g台のシンカーを組んでボトムをズル引いてみる。すると、魚探にも映らないような小さな枝や石などに接触した際にでもいちいちティップが入り込んで突っ掛かる。決して手元に響く感度ではないのです。でも、いちいち突っ掛かかってティップが入り込むのでその存在がわかるのです。同じシンカーでソリッドティップやチューブラーのロッドを使ってもここまではわからない。何事もなかったようにスルッと無抵抗でスリ抜けてしまう。

そうこうしているうちに微かな重みが加わります。まるで草を1本引っ掛けたような感じ。その場でロッドワークを止めてよくよく見てみるとティップが僅かに抑え込まれる。バスのバイトです。ショートバイトを弾かずロッドが勝手に喰わせてくれている。だから厳寒期でもミスが少ない。「アッ、今アタってたかも!」というミスが激減します。結果的に手にする魚が増える。

でももうこのロッド廃盤なんですよねぇ。探している人も多いモデルです。自分もボロボロのものを1本持っているだけなのでこれを破損させてしまったらもうどうしようもない。会社にも残っていないし、中古市場でも探し出すのは至難の業でしょう。

220213-1.jpg

そうしたら今年、フルソリッドのアジングロッド・ベイライナーBL-551XUL-S/AJが発売されることになりました。当然のことながらアジングロッドですからバスロッドのTVS-60XUL/FSよりもさらにパワーはライトなものとなります。

このロッドに関しても、アジングロッドとしては重い部類ですし、感度も決して良くはない。ただ、勝手に掛かる魚の数は大幅に増えるそうです。周りがショートバイトを掛け切れずに悶絶している中でも連続ヒットで一人勝ちということも少なくないのだとか。そうした点はさすがフルソリッドカーボンモデルです。

ある意味ロッド任せでオートマチックに釣れてしまうために好みは別れるかと思いますが、釣果にこだわるならば選択肢に入れるべきロッドかと思います。
自分はアジングはやらないのですが、このロッドがメチャクチャ気になって仕方がない。厳寒期の超ライトリグ用に買ってみようかなぁと割と本気で悩んでいます。

・全長:5.5ft(165cm)
・自重:61g
・1pcs
・標準小売価格:¥37,000+税
・2月発売予定

otsuka-nezakanataisho.jpg
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。