ゼノン ベイトキャスティングモデル [リール]
アメリカのフィッシングショーというと7月に開催されるI CAST SHOWがそれにあたるのですが、バスマスターズクラシックの会場で新製品を発表するメーカーも少なくないようです。
アブもこのタイミングで新製品を発表するケースが多く、先日開催されたバスマスターズクラシックではグローバルモデルのゼノンのベイトキャスティングリールが発表になったようです。同時に、アブガルシアのSNSでもゼノンベイトリールの写真やらプロモーション動画やらが一気に出てきました。
財政が厳しいので買わないつもりではいますが、一応アブフリークとしてチェックしました。
ゼノンはレボシリーズの上位にあたるフラッグシップモデルのはず。価格的にも一番高い。既にアブガルシアがSNS上で情報を公開してからだいぶ経つのだけれど、日本でちっとも話題に上がらないのは宣伝要員としても重要な役割を果たしていた有名プロがゴッソリ居なくなってしまったからでしょうか。まぁ、グローバルモデルを日本で発売するのかどうかはわかりませんが。
ゼノンシリーズの中でもさらに3種類のグレード分けとなっているようです。
【MG-LTX】
LTXという名称ですがベイトフィネスモデルではありません。
グローバルモデルのレボ4STXが12lb145ydsなのでそれよりは浅溝化され、実用性は増したと言えそうです。軽量設計のスプールとスプール周りのセラミックベアリングはゼノンシリーズの中でもLTXのみの装備のようです。それにしても軽い・・・軽すぎでは?
【MG-X】
【X】
ゼノンシリーズ、ハイエンドモデルだけにもう少しレボシリーズとの差別化を図っても良かったのでは・・・?但し、今後はグローバルモデルをベースにしたジャパンモデルが出てくることを期待したいです。
**********
レボシリーズの優位性というのはインフィニⅡと呼ばれるショートシャフトスプール構造。でもデフォルト状態ではスプールが重く、その優位性が発揮されないんです。
ところがこれを軽量なスプールに換装すると大化けします。回転の軽さは当然の事、立ち上がりの瞬足さが半端じゃない。ロングシャフトのスプール構造ではどうしてももたつきが出ます。
ところが、レボは総じてデフォルトのブレーキが弱いモデルが多いため、軽量スプールに換えてしまうだけではピーキーな仕上がりになってしまう。それをカバーするため、レボのヘビーユーザーはマグネットブレーキを強化するのです。
インフィニⅡスプール構造ありきで、軽量スプールへの換装とマグネットブレーキの強化という2つを施す。すると「飛ぶ」「伸びる」「バックラッシュしない」というスーパーレボが出来上がる。オーバーハング下の奥の奥までノーサミングのスキッピングがバシバシ決まる心地良さは一度使ったらもう手放せない。
そんなスーパーレボに仕上げるための前提条件としては
・インフィニⅡスプール構造であること
・マグトラックスブレーキシステムであること
が必須。
遠心ブレーキ(IVCB)やマグ+遠心(インフィニブレーキ)では駄目なんだなぁ。ピッチング用には遠心もいいんですけれど。
何が言いたいのかというと、ゼノンシリーズにマグトラックスブレーキモデルがないのが非常に残念という事です。ちなみに日本人のバスプロが手掛けたレボのシグネイチャーモデルはどれもマグトラックスブレーキをベースにしていたはず。アブのロープロフィールベイトリールはマグトラックスブレーキであることがとても重要だと思っています。
アブもこのタイミングで新製品を発表するケースが多く、先日開催されたバスマスターズクラシックではグローバルモデルのゼノンのベイトキャスティングリールが発表になったようです。同時に、アブガルシアのSNSでもゼノンベイトリールの写真やらプロモーション動画やらが一気に出てきました。
財政が厳しいので買わないつもりではいますが、一応アブフリークとしてチェックしました。
ゼノンはレボシリーズの上位にあたるフラッグシップモデルのはず。価格的にも一番高い。既にアブガルシアがSNS上で情報を公開してからだいぶ経つのだけれど、日本でちっとも話題に上がらないのは宣伝要員としても重要な役割を果たしていた有名プロがゴッソリ居なくなってしまったからでしょうか。まぁ、グローバルモデルを日本で発売するのかどうかはわかりませんが。
ゼノンシリーズの中でもさらに3種類のグレード分けとなっているようです。
【MG-LTX】
- 8防錆ベアリング、2セラミックベアリング、1ローラーベアリング
- マグネシウムフレーム
- カーボンサイドプレート
- 4点式可変遠心ブレーキ
- アルミ系(ジュラルミン)ギア
- インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
- 軽量スプール
- ギア比8.3:1
- 自重4.5oz(約128g)
- 10lb120yds 12lb100yds
- 価格は某ショップの販売価格で$499.95
LTXという名称ですがベイトフィネスモデルではありません。
グローバルモデルのレボ4STXが12lb145ydsなのでそれよりは浅溝化され、実用性は増したと言えそうです。軽量設計のスプールとスプール周りのセラミックベアリングはゼノンシリーズの中でもLTXのみの装備のようです。それにしても軽い・・・軽すぎでは?
【MG-X】
- 10防錆ベアリング、1ローラーベアリング
- マグネシウムフレーム
- カーボンサイドプレート
- 4点式可変遠心ブレーキ
- アルミ系(ジュラルミン)ギア
- インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
- ギア比8.3:1、6.8:1
- 自重5.1oz(約145g)
- 10lb135yds 12lb110yds
- 価格は某ショップの販売価格で$399.95
【X】
- 9防錆ベアリング、1ローラーベアリング
- アルミフレーム
- インフィニブレーキ(マグ+遠心)
- アルミ系(ジュラルミン)ギア
- インフィニⅡ(ショートシャフト)スプール
- ギア比8.3:1、6.8:1
- 自重5.5oz(約156g)
- 10lb135yds 12lb110yds
- 価格は某ショップの販売価格で$299.95
ゼノンシリーズ、ハイエンドモデルだけにもう少しレボシリーズとの差別化を図っても良かったのでは・・・?但し、今後はグローバルモデルをベースにしたジャパンモデルが出てくることを期待したいです。
**********
レボシリーズの優位性というのはインフィニⅡと呼ばれるショートシャフトスプール構造。でもデフォルト状態ではスプールが重く、その優位性が発揮されないんです。
ところがこれを軽量なスプールに換装すると大化けします。回転の軽さは当然の事、立ち上がりの瞬足さが半端じゃない。ロングシャフトのスプール構造ではどうしてももたつきが出ます。
ところが、レボは総じてデフォルトのブレーキが弱いモデルが多いため、軽量スプールに換えてしまうだけではピーキーな仕上がりになってしまう。それをカバーするため、レボのヘビーユーザーはマグネットブレーキを強化するのです。
インフィニⅡスプール構造ありきで、軽量スプールへの換装とマグネットブレーキの強化という2つを施す。すると「飛ぶ」「伸びる」「バックラッシュしない」というスーパーレボが出来上がる。オーバーハング下の奥の奥までノーサミングのスキッピングがバシバシ決まる心地良さは一度使ったらもう手放せない。
そんなスーパーレボに仕上げるための前提条件としては
・インフィニⅡスプール構造であること
・マグトラックスブレーキシステムであること
が必須。
遠心ブレーキ(IVCB)やマグ+遠心(インフィニブレーキ)では駄目なんだなぁ。ピッチング用には遠心もいいんですけれど。
何が言いたいのかというと、ゼノンシリーズにマグトラックスブレーキモデルがないのが非常に残念という事です。ちなみに日本人のバスプロが手掛けたレボのシグネイチャーモデルはどれもマグトラックスブレーキをベースにしていたはず。アブのロープロフィールベイトリールはマグトラックスブレーキであることがとても重要だと思っています。