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コロンビア スプリットショット [他社製品]

今ではすっかり廃れてしまったスプリットショットリグ。決して魚が釣れなくなったわけではないのでいずれまた見直される時代が来ないとも限らないと思っていますが、タングステン全盛の時代になりましたのでシンカーの素材がネックになるのかもしれません。

過去にスミスが取り扱ったスプリットショットのメーカーは3社あります。ウォーターグレムリン、バレットウェイト、コロンビアの3社です。個人的にはウォーターグレムリンが一番使いやすいと感じていますが、自分はコロンビアのスプリットショットを山ほど所有しています。なぜでしょう?

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実は自分が所有しているコロンビアのスプリットショットは全て不良品。決して販売店に出せるようなものではありません。まだ私がスミスに入社する前の話になります。当時コロンビア社とどのような補償交渉を行ったのかは知りませんが、現物に関してはコロンビア社に返品ではなくスミスで廃棄するという結論になっていたようです。ただ、鉛を廃棄するというのも簡単な話ではありません。費用も掛かるし、パッケージから出して分別する必要だってあるでしょう。

そんな経緯で廃棄処分する予定だったスプリットショットの山。そりゃあもちろん「僕に全部下さい」に決まってるじゃないですか(笑)。会社にしてみても、費用を捻出して処分するよりよっぽどいいでしょう。

そんな大量のスプリットショットなんて個人消費出来るレベルじゃないでしょ?!と言われがちですが、自分はルアー作りをしている人間なのでそうでもない。スピナーベイトのプロトモデルを試作するにも大活躍でした。ただ溶かしてみたらかなり鉄粉などの不純物も混ざっていて、あまり良質の鉛じゃなかったんだなと感じました。

ところで、何がどう不良だったの?という点ですが、この写真でわかりますか?

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よく見て下さい。何と・・・

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「全て閉じた状態」だったんです。これを使おうと思ったらいちいちスプリットリングプライヤーなどでこじ開けてから使わないといけないという。まぁ、自分はそうやって使いましたけど(爆)。でも、販売したらクレーム殺到すること間違いなしですね。もうメーカーも現存はしていないでしょうけれど、コロンビア社ってア●なんじゃないかと。

※アウトドア衣料メーカーのコロンビアさんは無関係ですので、念のため。

ただ、自分の中でもスプリットショットリグの使用頻度というのは落ちていて、まだまだ沢山持っているスプリットショットの消費もほぼ止まってしまっていました。
が、コロナ禍で外出自粛している間にバルサを削ってルアーを何種類か作り始めましたので、その内蔵ウェイト用にコロンビアスプリットショットが活躍しています。これだったら閉じた状態のままで使えますからね。

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