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岩手発アウトドアブランド EFRICA [他社製品]

元々岩手県には縁も所縁も無かった自分。2011年の12月に岩手で開催された復興イベントの手伝いということで出向いたのが最初です。以後、現地の方々と繋がりを持つことが出来、現在に至ります。ここ数年はコロナ禍の影響で岩手に行くことが出来ていないのが心残りなのですが、何とか来年こそは足を運びたいところ。

冒頭の復興支援イベントにおいて県外から訪問した我々は現地の方々から手厚いもてなしを受けることになりました。我々としては被災地の人達の力になりたいという思いで現地を訪問したのですが、逆に我々がもてなしされてしまいました。大変な状況下でも最大限に人をもてなそうとする姿勢は岩手の人達の人柄の温かさを感じるには充分なものでした。

我々をもてなしてくれた現地の主催グループの中心メンバーの一人が中嶋さんでした。以後、私が現地を訪問するたびにロックフィッシュゲームの案内を買って出てくれました。毎回事前にちゃんと下見もして、現状で最も状況の良い場所を選んで最良のプランを用意してもらっていたのです。そのおかげで何度もクロソイの入れ喰いに遭遇したり、一般的ではないファットイカでのクロソイの釣り方を教えてもらったり。気付けば自分もすっかりロックフィッシュの釣りが大好きになっていました。
何せ中嶋さんはゲーリーヤマモトソルトファミリーのメンバーであり、APIAさんのロックフィッシュアンバサダーというこの道の超エキスパート。そんな方にガイドしてもらえるのだから、そりゃ毎回良い思いが出来るわけです。自分一人で釣りをしていたら絶対に釣果には恵まれていなかったはず。

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中嶋さんはロックフィッシュゲームのエキスパートとして雑誌の誌面などでも活躍されているのですが、実は渓流でのトラウトゲームやキャンプなど山遊びの達人でもあります。

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そして長年勤めていた会社を辞め、とうとう自分のブランドを立ち上げてしまいました。ブランド名は「EFRICA」(エフリカ)

いやいや、アウトドア用品なんてもう世の中には溢れているし、新興メーカーが入り込んでいける余地なんてあるのかい?という意見もあるかと思います。

EFRICAは岩手発のアウトドアブランド。これは会社の拠点が岩手というだけではなく、岩手県内の伝統工芸とコラボしたモノ作りを進めていくというところに最大の特色があります。

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及富製作所製の鉄瓶

岩手の伝統工芸品としての有名どころとしてまず挙げられてくるのが南部鉄器。400年もの歴史があり、工芸品としての魅力もさることながら鉄分補給にも良いとされ、今では海外でも人気があります。

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角型スキレット(試作品)

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1リットルケトル(3Dプリンタでの試作品)

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オコゼの鉄玉(アルミ製の試作品)。どうしてオコゼなのかというとマタギが山の安全な天候を祈るお守りとしてオコゼの干物を持ち歩いていたからだそうです。

南部鉄器は使い捨てされるような道具ではなく、時には複数代にも渡って使われるほど長寿命。割れたりといったアクシデントもなく、使い方さえ間違わなければ一生モノとして使い続けられるものです。この南部鉄器の良さをアウトドア用として取り入れたEFRICA製品も着々と開発が進んでいるようです。

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こちらも岩手県八幡平のレザー工房にて製作された一品。革製のガス缶カバー。これは既にオンラインショップで発売となっています。

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他にも色々なアイテムの開発が進んでいるようです。岩手ならではの染物や木工を活かした製品も考えているのだとか。

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シェラカップとトングはオンラインショップで発売中です

先日オープンしたばかりのオンラインショップではまだ販売されているアイテムが少ないと思いましたが、これからどんどん充実していく事と思います。

個人的にはやはり南部鉄器の特徴を活かしたアイテムに一番期待をしているところです。こればかりは他のどんなアウトドアブランドにも無いものだからです。使い捨てのものが多くなった現代だからこそ、使い込むほどに味が出て、一生モノというものに惹かれてしまいます。

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