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時代が一巡したバルキーミノー、サラナ147F-SR [スミスルアー]

1992年にスミスからソルトウォーターミノーが発売されました。サーディナーという製品です。11cm(21g)と13cm(28g)の2サイズ。ちなみにデザイナーは故・羽鳥静夫さん。

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当時としてはまだ珍しかった重心移動を搭載していたこともあり発売当時はあちこちで見掛けたミノーでしたが、その後は人気に火が点くことなく、さらに細身であるサラナが登場したことで主役交代となって消えていった製品です。

当時、なぜサーディナーがあまり人気が出なかったかというと「太かった」からです。契約していたプロアングラーの人からも「サラナは良いけれど、サーディナーを使うのは勘弁して欲しい」と当時の広報担当者は言われていたそうです。

シーバス用のミノーは細身のものでないと売れない時代だったのです。ロッドにしても、特にベイエリアで使うモデルに関しては繊細なバイトを弾かず掛けるということでかなり柔らかい仕上がりの物が主流でした。

やがて時代は巡り、東京湾で使うルアーも大型化しました。昔は受け入れられなかった太いミノーも今では人気に。

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スミスの新製品、サラナ147F-SR。この製品は元々、サラナ147MAXを愛用していた高知県のテスターさんの要望で生まれたものです。ボリュームや強度はそのままにサラナ147のシャローランナーが欲しいという内容でした。サラナシリーズの中でも最大サイズとなる147MAXは貫通ワイヤー構造であることもあってサイズ以上にボリュームのあるミノーです。147F-SRはそのシャローランナー版。

昔だったらその要望はボツだっただろうと思います。そもそも147mmのミノーを使う地域というのは限られていたでしょうから。でも今では全国的にルアーが大型化し、147mmなんて大型ルアーとは呼べなくなりました。147F-SRは既に各地のテスターがプロト品を使ってシーバス、青物など好釣果を上げています。発売時期としてはズレてしまいましたが、東京湾のコノシロパターンにおいても間違いなく効くことでしょう。

01.レッドヘッド
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02.メッキイワシ
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03.レンズイワシ
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04.カタクチシェル
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05.レンズブルピン
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06.イナッコ
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07.レンズボラ
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08.スラッシュコノシロ
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09.チャートコノシロ
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10.パールチャート
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11.チャートライムゴールド
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12.ゴーストマーブル
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13.チャートレンズマーブル
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14.レッドアイビス
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【サラナ147F-SR】

・全長:147mm
・自重:28.5g
・タイプ:フローティング
・重心移動機構
・貫通式ワイヤー
・フック:カルティバST-56TN#1
・標準小売価格:¥2,300+税

・4月発売予定

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