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秩父漁協管内でバス釣りをされる方々へ [物申す!]

昨日、埼玉県の秩父漁協さんの公式ホームページに「バス釣りの皆さまへ」という題目の記事が掲載されました。

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えっ、何をいまさら?!と思う人もいる事でしょう。埼玉県内の他の場所では入漁料をしっかり徴収するところもありますから。

というのも元々埼玉県農林部の見解としては、バス釣りの人(=漁業権指定魚種以外の魚を釣る人)であっても指定魚種を混獲する可能性があることから、入漁料は支払うこととされていました。それを受けて、埼玉県内の各漁協では基本的にバス釣りの人からも入漁料を徴収することになっています。各漁協の判断というよりは基本的に県の判断・方針に沿っているのです。

ですが現場レベルの判断において、これまでそれをしてきていなかった漁協があったのも事実です。秩父漁協さんの場合もこれまでは積極的に入漁料の徴収は行っていなかったようなのですが、今後はそれを改めて徴収をお願いしていこうという姿勢のようです。

なお、秩父漁協さんの管轄する水域としてバス釣りをする人が想定されるのは合角ダム、荒川(玉淀より上流部)となります。

もちろん、埼玉県内で自主的に入漁料を支払って釣りをしているバスアングラーの人も大勢います。ただ、残念ながら一部の方はそうではない。現場で入漁料の支払いを求めても無視、拒否という態度を取る人もいる。まぁ、バスの駆除までしておきながらお金まで取るというのはないだろうという意見もわからないではないですが。

今回の秩父漁協さんの掲載内容に関してはきっと否定的な見解の人もいるかもしれない。でも私としては決して悪い話ではないと思います。
なぜなら、これまで秩父漁協さんの管轄地域でバス釣りの人が遊漁券を購入しようとすると「渓流券」(¥7000/年、¥1800/日、現場売¥3000)でした。それが今回「特乙種」(¥5000/年、¥800/日)となった。現実的な金額になったと言えるでしょう。

まして、売り上げをワカサギの増殖に反映させるという事であればバスアングラーから見ても納得できる。それが駆除費用に転嫁されるとなると納得できないでしょう(外来魚の駆除費というのは毎年予算が組まれて埼玉県から捻出されているもので、入漁料の売り上げとは関係ありません)。

でも、何度もこのブログで記していますが、埼玉県内でオオクチバスのリリース禁止が解除されないのは内水面漁場管理委員会の委員の内、半数を占める漁協関係者の賛同が得られないからです。例え県の水産の意向がどうあれ、内水面漁場管理委員会において半数以上の賛同が得られる方に結果は傾くのです。そういう決まりですから。

わかりやすく言うと、漁協を味方に付けない限りはリリース禁止の解除は決してない。ちなみに秩父漁協の組合長さんだって委員の1人ですからね。

埼玉県内に限った話ではないですが、決して漁協と揉めないこと。出来ることなら良好な関係を築いて欲しい。全てはそこから始まります。

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