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ダウンショットリグにスイベルを入れてみた。 [タクティクス]

昨日の水郷釣行で初めて取り入れたものがあります。えーっ、今頃始めたの?なんて言われてしまいそうですが・・・

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ヘビーダウンショットリグにスイベルを入れてみました。

自分はずっと、ダウンショットリグにスイベルを入れるなんて邪道だと思っていました。繊細な操作感がスポイルされてしまうだろうと。ダウンショットはただでさえリグを作るのが面倒なのに、さらに面倒になりますしね。リグ自体をなるべくシンプルに仕上げたいという気持ちもあります。

ただ、高比重ワームのダウンショットを使うと糸ヨレが酷い。以前にも記した内容ですが、ダウンショットリグの糸ヨレが生じる原因は以下の理由に拠ります。

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ダウンショットリグの水中姿勢を想像してみて下さい。イメージとしてはこうでしょうか?確かにラインを張った操作時はこうなります。

ではポーズ時の姿勢はどうでしょうか。やはり変わらずこうでしょうか?確かに浮力のあるワームであればこうなります。が、高比重ワームの場合はこうならない。

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高比重ワームをダウンショットリグで使用した場合、ポーズ時の姿勢はこうなります。真下にブラリと垂れ下がってしまうのです(ラインが緩んだ状態ではそのまま着底します)。

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そしてこの状態からラインを張って操作をする。するとワームは半回転して姿勢を正します。

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そこから再びポーズを入れる。するとワームはさらに半回転して垂れ下がる。

これで1回転する。そしてこれを繰り返していくと、2回転、3回転・・・というわけです。特にフックが真っ直ぐにセットされていない、結び目がズレている、といったケースでは片方向に偏って回転していくので動かせば動かすほど回転が蓄積されていくというわけです。

これを理解すればおのずとわかるはずです。シンカーにスイベルが付いているものは無意味だと。いや、むしろワームの回転を阻害しない分、逆効果と言えるかもしれない。

昨日の釣行ではベイトタックルで、テナガホッグのダウンショットリグを使いました。糸ヨレというとスピニングタックルを連想しますが、ダウンショットリグ自体が糸ヨレを生むのでベイトタックルでも糸ヨレします。そしてガイドが上向きである分、ピッチング時にティップ部分に絡み付きやすく、ベイトタックルの方が糸ヨレした際のストレスは大きいと感じています。

糸ヨレが生じた場合はタックルをグルグル回して解消する技もあるのですが、高比重ワームは糸ヨレが生じるペースが速いので頻繁にグルグル回さなくてはならない。それもハッキリ言って面倒。

今年のTOP50北浦戦の際、篠塚プロのタックルを見ていたらスイベルを介したダウンショットリグがセットしてあった。「前はスイベルなんて入れてなかったですよね?」と聞いたらスイベルを入れてあるタックルと入れてないタックルを使い分けているとのことでした。

確かにベイトタックルでヘビーダウンショットリグを使う場合って、ストラクチャーに向かってピッチングで撃って、数回誘って、すぐピックアップして撃ち返すという釣りが多い。じっくりネチネチ探るような釣りではないわけです。
それだったら、繊細な操作性が多少スポイルされたとしてもさほど影響はないかな。そう思って昨日は初めて使ってみたというわけです。

いやぁ、解放されましたよ、糸ヨレのイライラから。どうしてもっと早くから取り入れなかったんだろうと激しく後悔。操作性に関しても思ったほどスポイルされる感覚はありませんでした。

でもやっぱり一番大事なのは使い分けかなと思いました。バスボートからの釣りなので立った姿勢でピッチングをしているわけで、それであれば何の問題もない。
でもこれが岸釣りだったら自分はスイベルを介さないです。例えば足元を釣るような場合はティップ~ワームまでのライン長が短い状態で狙うことも多々あるからです。スイベルを介してしまったらどうしてもラインを短く取ることが難しくなってしまう。

でもスイベルの有効性は充分わかりました。これからバスボートで、ベイトタックルでのヘビーダウンショットを使う際にはスイベルを介して使っていこうと思います。

喰わず嫌いは良くなかったです。多分、篠塚プロの話を聞いてなかったら今でも喰わず嫌いのままだったんだろうな。

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