ロッド回顧録 テラミス [自社製品]
自分は元々、スーパーストライクロッドの熱烈な愛用者でした。チャンピオングリップとアンバサダーの組み合わせに心酔していた(今思えば、なんて重い道具を振り回していたんだろうと思う)。時間が掛かるかもしれないけれど、少しづつシリーズを揃えて行きたいなと思っていました。
そんな折、スーパーストライクがフルモデルチェンジするという内容の雑誌広告が掲載された。ということは、もうチャンピオングリップのスーパーストライクは無くなるのか?
確かに、チャンピオングリップの熱烈な支持者が多かった時代は過ぎつつありました。リールも丸型からロープロフィールが主流になり、トーナメントが時代の主役になりつつある時期でもありました。ブランドとしてはフェニックスが台頭し、ブランクスルー構造の軽量化されたロッドも出回りつつありました。
軽いロッドが必要なのはわかる。ロープロフィールのリールに合わせたロッドが必要なのもわかる。でも、最初に新スーパーストライク「テラミス」「バトラックス」を見た時は、チャンピオングリップ仕様のスーパーストライクロッドとのあまりの変わりぶりに戸惑いを隠せませんでした。スーパーストライクの面影なんて全く残っていなかった。自分がそれまで「これでいいんだ」と思っていたものが全否定されてしまった気がしました。
自分のトーナメントデビューは大学生時代、印旛沼の大会でした。ロッドはスーパーストライクGC-60、スーパーストライカーGC-60、スピードスティックコブラG56、G6でした。それでやるしかなかった、というのが正直なところでした。
けれどもそれで足りないものがあった。フリッピングロッドです。印旛沼を攻めるにあたりどうしても欲しい道具でした。自分は当初、スーパーストライクのGFL-76Tというロッドを購入しようとしていましたが、先のモデルチェンジがあったためテラミスのTET-76Fというフリッピングロッドを購入しました。リールはアブのXLTフリッピングを組んだ。
でもこうなってくると、やはりトーナメントでチャンピングリップのロッドはあり得ないということを実感するようになりました。社会人になると同時に、スーパーストライクやアンバサダーを売り払い、テラミスシリーズとアブのライトシリーズを複数台買いました。そしてそれまでとは全く違う軽さと使い心地に惚れ込んでいくことになるのでした。
テラミスはTE-57SH、TE-510S、TE-60W、TET-70N、TET-76F、TES-60SW、TES-66SSと揃えていきました。もちろん当時はスミスの社員ではありませんでしたから相当道具にお金を注ぎ込んだことになります。でも今思うと、スミスのハイエンドモデルだったテラミスのロッドで2万円台後半だったわけですから、今は随分とロッドの価格が高騰したことを実感します(当時もフェニックスだけは随分高かったですけど)。
そして6ft、或いはそれ以下のショートレングスのロッドがテラミスのラインナップに多かった辺りは当時の流れですね。ちなみに当時は7ftのロッドなんて売れない長さの筆頭でした。
テラミスのロッドは当時、さほど人気が高くはなかったです。当時としては価格が中途半端だということもありましたし、取り扱いを特約店のみに絞ってしまったというのもあったでしょうし、トーナメントロッドなのにテラミスを使用しているトーナメントプロの看板選手がいなかったというのが要因でしょう。薄いブルーのブランクカラーが好きになれないという人もいましたね。確かに、廉価版のバトラックスの方が人気があったので単純に黒いブランクの方がいいと感じた人も多かったのかもしれません。
そんな折、スーパーストライクがフルモデルチェンジするという内容の雑誌広告が掲載された。ということは、もうチャンピオングリップのスーパーストライクは無くなるのか?
確かに、チャンピオングリップの熱烈な支持者が多かった時代は過ぎつつありました。リールも丸型からロープロフィールが主流になり、トーナメントが時代の主役になりつつある時期でもありました。ブランドとしてはフェニックスが台頭し、ブランクスルー構造の軽量化されたロッドも出回りつつありました。
軽いロッドが必要なのはわかる。ロープロフィールのリールに合わせたロッドが必要なのもわかる。でも、最初に新スーパーストライク「テラミス」「バトラックス」を見た時は、チャンピオングリップ仕様のスーパーストライクロッドとのあまりの変わりぶりに戸惑いを隠せませんでした。スーパーストライクの面影なんて全く残っていなかった。自分がそれまで「これでいいんだ」と思っていたものが全否定されてしまった気がしました。
自分のトーナメントデビューは大学生時代、印旛沼の大会でした。ロッドはスーパーストライクGC-60、スーパーストライカーGC-60、スピードスティックコブラG56、G6でした。それでやるしかなかった、というのが正直なところでした。
けれどもそれで足りないものがあった。フリッピングロッドです。印旛沼を攻めるにあたりどうしても欲しい道具でした。自分は当初、スーパーストライクのGFL-76Tというロッドを購入しようとしていましたが、先のモデルチェンジがあったためテラミスのTET-76Fというフリッピングロッドを購入しました。リールはアブのXLTフリッピングを組んだ。
でもこうなってくると、やはりトーナメントでチャンピングリップのロッドはあり得ないということを実感するようになりました。社会人になると同時に、スーパーストライクやアンバサダーを売り払い、テラミスシリーズとアブのライトシリーズを複数台買いました。そしてそれまでとは全く違う軽さと使い心地に惚れ込んでいくことになるのでした。
テラミスはTE-57SH、TE-510S、TE-60W、TET-70N、TET-76F、TES-60SW、TES-66SSと揃えていきました。もちろん当時はスミスの社員ではありませんでしたから相当道具にお金を注ぎ込んだことになります。でも今思うと、スミスのハイエンドモデルだったテラミスのロッドで2万円台後半だったわけですから、今は随分とロッドの価格が高騰したことを実感します(当時もフェニックスだけは随分高かったですけど)。
そして6ft、或いはそれ以下のショートレングスのロッドがテラミスのラインナップに多かった辺りは当時の流れですね。ちなみに当時は7ftのロッドなんて売れない長さの筆頭でした。
テラミスのロッドは当時、さほど人気が高くはなかったです。当時としては価格が中途半端だということもありましたし、取り扱いを特約店のみに絞ってしまったというのもあったでしょうし、トーナメントロッドなのにテラミスを使用しているトーナメントプロの看板選手がいなかったというのが要因でしょう。薄いブルーのブランクカラーが好きになれないという人もいましたね。確かに、廉価版のバトラックスの方が人気があったので単純に黒いブランクの方がいいと感じた人も多かったのかもしれません。
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