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ルアーに飽きる?! [その他]

次々と新曲が発売される音楽の世界。ヒットチャートは目まぐるしく入れ替わっていく。テレビで見掛けるタレントにも流行り廃りは多々ある。お笑いタレントなんてその最たる例で、あらゆる番組で頻繁に見掛けた芸人が、次の年にはほとんど見掛けなくなったりもする。

ヒットチャートから落ちた曲はもう良い曲ではないのか?見掛けなくなったお笑い芸人は喋りがつまらなくなったのか?決してそういうわけではないでしょう。

人間というのは常に新しいものを追い求める傾向があります。ずっと同じものというのには飽きてしまう。でもそれは、対象によるかもしれない。

自分を例に挙げてみます。

チョコレート:飽きない。毎日山ほど食べている。
コーヒー:飽きない。毎日飲んでいる。
音楽:聞き飽きるというのはあるかな?でも基本的に好きな系統というのは変わらず新しいものはさほど求めないかも。
お笑い:一発芸的なものには飽きる
交際相手:コメント出来ない(笑)

まぁそんなことはどうでもいいのですが、今は釣り道具に飽きてしまう人も結構多い気がします。常に最新のタックル、ルアーを追い求める人が多い。その結果、ルアーも発売直後しか売れなくなってきている。とても良く釣れるいいルアーでも、発売後数年で姿を消してしまうものは多い。本当にもったいない事だと思います。

確かにリールなどはどんどん進化しているものなので、使い勝手の向上を図るのならば最新型を求めるのも理解できない話ではありません。

でもルアーはどうなんだろう。最新型のクランクベイト?それって、コーデルのビッグオーと較べてどれだけ進化しているんだろう。圧倒的に釣り勝てるほどの力はあるんだろうか。自分にはそうは思えない。

新しい道具を求める人がいるからこそ釣り業界も成立しているという一面は確かにあるのだけども、常に新しい物を追い求めることが正しいことなんだろうか。まず最初に自分自身が足を運ぶフィールドがあって、そこを攻略するのに適したものを模索していくというのが本来あるべき姿なんじゃないかと思うのです。

というのは、まぁおせっかいではあるのですが、新しいルアー・人気のルアーを沢山買っている人がいるのだけれど、その人が足を運ぶフィールドでは出番があまりないんじゃないかと思えるようなルアーを山ほど買っているのは、どうなのかなぁと。よっぽど、昔からあるありふれたルアーだけれど、コッチの方が多用するんじゃない?そう思えることがあるからなのです。

自分の年代というのは、通販ではなく直接お店に出向いて釣具を買う事がほとんどだったし、顔見知りの店員さんと色々と話をして、良く釣れるルアーを教えてもらったりもした。店員さんにしても、私が行く釣り場を知っているからそこで効かないようなものを勧めてくるようなことはしなかった。

考えてみましょう。自分が足を運ぶフィールドをまず1箇所。そこは浅いですか、深いですか。水は澄んでいますか、濁っていますか。藻は生えていますか?底は石ですか、泥ですか。バスは主に何を捕食しているんでしょうか。それをじっくり考えて、ルアーの潜航性能、カラーなどをセレクトする。

それで釣れなかったら、何かが違ったのかもしれない。何が違ったんだろうと、また考え直してみる。それを繰り返していけば、そのフィールドにピッタリのルアーに行き着くことが出来るでしょう。そしてそれを自分自身で選び出したということに大きな意義があるし、着実なスキルアップに繋がっていくはずなのです。

そのプロセスに、使い手がルアーに飽きるという要素はないんですよね。自分にはちょっと考えられない。だってルアーは魚を釣るための道具だもの。

もちろん趣味の世界でもあるわけだから多種多様な道具を使いこなす楽しみというのはあります。でも、世の中に氾濫する情報に振り回されてあれこれ無駄な買い物をしてしまっている人が多い気がしてならないんですよねぇ。

gill-tentacrawler.jpg
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シ可 イ白

全くもって同感です。
新製品を鋭意開発しているメーカーさんには申し訳ないのですが、
使い慣れたロッドやルアーが廃番になるのは悲しいものです。
未だにバトラックスタイガーが愛竿ですし、最後の1本のクリーピーグラブが河豚にズタズタにされながらもクロソイを連れて来てくれた時には、
本当に胸が熱くなりました。
by シ可 イ白 (2016-04-08 12:46) 

IKE-P

クリーピーグラブは可塑剤の関係で販売を断念せざるを得なかったんですよね。もったいなかったですね。
by IKE-P (2016-04-11 22:09) 

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