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淡水魚の放射能 [放射能汚染]

かつてバスの害魚論争が巻き起こった際に、それを取り巻く本質に鋭く切り込んだ書籍「魔魚狩り」。東京海洋大学名誉教授の水口憲哉さんが執筆された本です。この本はきっと多くのバスアングラーが目を通したはずです。

そしてその水口憲哉さんが執筆した新刊が9月初旬に発売されました。それが「淡水魚の放射能」。

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選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著)

書下ろし緊急出版! 類書なし

福島第一原発事故以前、日本では淡水魚の放射能汚染はまったく研究されていませんでした。本書の第1部では、チェルノブイリ事故をはじめ世界の核施設による、知られざる淡水魚の放射能汚染をくわしく掘り起こします。

第2部ではそれらの事例を参考に、福島第一原発の大事故により、いま日本の川と湖の魚たちに起きている放射能汚染の実態を見つめ、汚染の仕組みを考えます。そしてこれからの汚染の行方を予測します。

私たちが選ぶべき暮らしの有り様がそこに見えてきます。

セシウムの計測値は大きく三つの条件で変動する。

アユ、ワカサギ、イワナ、ヤマメ、ウグイ…、
身近な魚の放射能汚染の実態とその行方とは!?


選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。

水口憲哉=著
(福島原発事故国会事故調査委員会参考人、東京海洋大学名誉教授)


ISBN 978-4-939003-52-3
A5判 104ページ / 税込1,200円
2012年9月1日発行


この本、元々は8月に発売予定だったものが9月に延びていたものです。やっと発売されたようなので、Amazonで買おうとしたらもう売り切れてる!でも何とか、「フライの雑誌社」さんのウェブサイトから申し込むことが出来た。早く手元に来ないかと待ちわびています。ちなみに一般書店の店頭には並ばないそうです。

早く読みたい・・・でも、読む時間あるかな?読んだら感想もアップしてみたいと思っています。

最近、ホトボリが冷めてきたというか、平和ボケした日本人的思考というか、「汚染された魚を食べる」事に対して世の中が楽観的になってきている気がします。放射性物質は「ただちに健康に悪影響を及ぼすものではない」。仮に将来的に悪影響を及ぼす結果だったとしても震災後1年半しか経過していない現在、悪影響が見られるはずがないのです。まだ最終判断する時期ではない。

暫定基準値は国によっても異なり、現在の値は日本政府が勝手に定めたもので、それに満たないからといって安全が保証されているわけではありません。

知りたくないものから目を背けることなく、まずは現実を知り、各自が自分で判断し、自分や家族の健康を守ることが一番大事です。この本はきっと参考となる内容が記されているに違いありません。

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