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FSで運命の出会い?

おとといに引き続きフィッシングショーの思い出を書いてみようと思います。この年は名古屋のショーもあった年なので、もうだいぶ前のことになります。

それは大阪のショーでした。
当時、スミスのモニターをしていた大阪在住のとある若手プロがいました(無名のまま消えてしまいましたが)。その彼は見た目の雰囲気がT.M.Rっぽかったので、社内の一部の間では「TM」と呼ばれていました。

元々関西圏での契約プロ選手が他にいなかったということもあって、大阪のショーにはTM君をブースに呼ぶ事にしました。無名の彼にはしんどい仕事であったに違いないのですが、一応はマイクを付けて新製品の紹介などもやってもらっていました。

そしてスミスのブースから視界に入る範囲内に、とある出版社のブースがありました。そのブースの前では社員と思われる可愛い子が一生懸命にパンフレットを配っていました。
「池島さん、あの子可愛くないっすか?」
好みだったのでしょう。TM君はその子が気になって仕方がない様子でした。とはいえ、TM君にも仕事の自覚があったのでしょう。その場ではナンパなどしに行くこともなく、大阪のショーは終了しました。

そして翌週は名古屋のショーでした。地理的にちょっと遠かったこともあり名古屋のショーにはTM君を呼ぶことはしませんでした。そして、ショーが開場する少し前のことです。

見覚えのある女の子がブースに来て展示商品を見ています(アッ、TM君が気にしていた子だ)。しかし、彼女は商品を見ているようでいて、どうも気持ちは上の空のようでした。そして意を決したかのように私に話しかけてきました。
「あの、大阪のショーに来ていたTプロは今日も来るんですか?」
私が「いや、今回は呼んでいないんですよ」と答えると、そうですか、と言って自分のブースに戻っていってしまいました。

さては大阪のショーの時に私が知らないところでTM君が彼女に声を掛けていたのに違いないと思った私は、休憩時間を利用して彼女のもとに行きました。

そして何故わざわざTM君の事を尋ねてきたのか詳しく聞いてみたところ、別にTM君が声を掛けてきたなどということは一切無く、大阪のショーの際、彼女も遠目に見えるスミスブースのTM君のことを気にしていたそうなのです。何てこった、両想いだったのか!

でもこのまま放っておいたら何事も無く終わってしまうでしょう。このドラマのような展開に、すかさずTM君に連絡を入れてみたのは言うまでもありません。
「TM君、大阪のショーで君が気にしていた女の子いたでしょ?あの子がわざわざ君に会いに来たんだよ」
最初はなかなかその事実を信じてはくれなかったTM君でしたが、私の必死の説明により、その夢のような出来事が事実である事を悟ったようで「今から行きます!」と3時間をかけて車を飛ばして
会場にやって来たのでした。

しかし、いきなりTM君が彼女のもとに行ったとしても、何をどう話していいやら困ってしまうに違いなかったので私が付き添い、彼女に「TM君連れてきたよ~」と紹介してあげました。そして彼女が今日わざわざTM君を尋ねてブースに来ていた事、大阪のショーの際にはTM君が彼女の事を気にしていた事などを互いの前で説明し、話をまとめてあげたのです。

二人は住んでいるところも近かったらしくそのショーの後は二人で何度か遊びに行ったりしていたそうです。ま、大して長続きはせずに終わってしまったようですが。

自分にもフィッシングショーでいい出会いないですかねぇ~。


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