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イモグラブ [ゲーリーヤマモト]

今日は3月に発売となるイモグラブの新色を紹介します。イモグラブには30、40、60というサイズが存在しますが、各サイズにこれらの新色が追加となります。

イモグラブの新色追加をするにあたってはハイプレッシャーレイクでの使用も当然考慮していますが、その他にバスの管理釣り場での使用も念頭に置きました。というのも、イモグラブは各地の管理釣り場で非常に高い支持を受けているワームだからです。
自分自身で各地の管理釣り場での釣りを実際に体験してみて感じたこともありました。釣り場毎の地域性というものもありましたし、管理釣り場ならではの特殊性というものもありました。また、自分は「B-AREA GAMES」という管理釣り場トーナメントの実行委員の一員でもありますので、その大会に参加してくださった人達からも沢山のヒントをいただくことができました。

#131(シナモン/ブルーフレーク)
ハゼ・ゴリ系を模したカラーの筆頭です。ボトムのズル引きで使えばイモグラブの場合はモロにゴリを演出できます。
#187(クリアーペッパー)
クリアーレイクでの使用は勿論の事ですが、管理釣り場での使用を考慮してラインナップに組み込んだカラーです。大会時や週末の管理釣り場というのは混雑していてポイントの移動がほとんど出来ません。1箇所からより多くの魚を絞り出さなければならないのです。このような状況ではいかに魚をスレさせずに釣っていくかが大切です。クリアーペッパーは魚に与える刺激が少なく、バイトが長期間持続します。
#206(モエビ)
1/16のブログにも詳細を記しました。ナチュラルカラーの筆頭です。外れの少ない釣れ筋カラーです。
#332(バイオレットパール/レッドフレーク)
これはとある管理釣り場にて、常連グループの人達に「イモグラブで新色が欲しいとしたら何色が良いか?」と直接聞いた時に真っ先にもらった回答がこの#332でした。もっとも、その時には既にこの色を新色投入することは決まっていたのですが、強い確信を得ることが出来ました。何故なのかは良くわからないのですが、放流バスに強いとされているカラーです。確かに効きます。

ちなみにイモグラブの40とか60という数字は全長(mm)を表しています。というのは、テールのないものをインチ表示するのはなかなかピンと来ないというところを考慮した結果なのです。例えば、4インチグラブをテールカットしたものをインチ表示するとどうなるでしょうか。単純に長寸計算してしまうと
おおよそ1.5インチといったところでしょう。でもなんだかイモグラブ1.5インチと聞くと、ずいぶん小さなワームを思い浮かべてしまいますよね。かといって、40mmのワームを4インチと表記するのもおかしい。それで、日本人には最もイメージしやすい単位であるミリメートルを付記することにしたのです。

イモグラブのデザインは私が手掛けたものなのですが、当初デザインした際には、40、45、50、55という5mm刻みでCADデザインを起こしました。自分はとりあえず40だけあればいいと思っていましたが、社内にはベイトタックルで使えるような大きいサイズを望む声もあり、2サイズ展開の方向で話は進んでいきました。私は、仮に大きいサイズを作るとしても55以下だろうと思いましたが、最終的に社内の意見をとりまとめた結果、40に加えて、私のデザインした最大のものより更に大きいものがいいということで60を開発することになりました。

個人的には60のサイズは要らないだろうと思っていたのですが、私がガイドをしている際にゲストのボックスを見せてもらうと意外に持っている人が多いので驚いています。ベイトタックルでイモを使う人も多いのですね。スキッピング気味にブッシュにぶち込むような使い方をする人が多いようです。

そして40は言わずと知れたオールラウンダーなのであえて私が勧める必要もないですね。どこでも良く釣れるワームの代名詞です。

イモ30に関しては後からラインナップに加えたものですが、これはペレット育ちの養殖バスを主に狙うためにと、私が提案したサイズです。実際、管理釣り場などで試してみると30と40では釣れる魚の数が圧倒的に違います。セコ過ぎるんじゃないかと思う人もいると思いますが、これの威力は驚異的です。

イージーに思われがちなイモグラブの釣りも、ワームサイズやカラーの使い分けを考え出したらキリがないほどです。案外奥の深い釣りでもあるのです。


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コメント 4

T.Inaba

イモのニューカラーは全て私の好きな色です!
特に187は好きで、このグラブは高校生の頃から今までに何パック消費したことか?
by T.Inaba (2006-01-26 00:03) 

IKE-P

クリアーペッパーは良く釣れる色ですよね。でも正直なところ、社内ではあまりいい顔されなかったのも事実。理由はズバリ、売れない色だからです。なんとかイモグラブにはラインナップすることが出来ましたが、タイニーイカに関しては社内で却下を受けた為実現できず・・・。釣れる色イコール売れる色でないところが悩みどころでもありますね。
by IKE-P (2006-01-26 20:54) 

T.Inaba

クリアペッパーのグラブをキラーローションに漬け込んでおいたものが特に気に入って使っていました。
これにより日焼けしたウォーターメロンと同様の色の超薄いバージョンができます。
このカラーはクリアレイクでは水によく馴染みこれはよく釣れました。
キラーローションはスプレーボトルに入ったクローフィッシュを使い、これはおそらく50本近くは消費しましたよ。復刻版を望みます!
by T.Inaba (2006-01-27 11:46) 

IKE-P

最近はフォーミュラの需要も薄くなってしまったので、復刻はないと思います。けれどそれを1番残念に思っているのは自分だと自負しています。冬の釣りでは、フォーミュラ吹きまくりの釣りをしてますからね。おととしだか、タックルベリーでキラーローション(未使用)を2本見つけて即買いしました(笑)
by IKE-P (2006-01-27 22:06) 

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