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チャンバサダーCL25 2 [リール]

引っ越しが完了して1週間少々。まだまだ部屋の中が整理し切れていませんし事務手続きなど色々とやる事が残っているのですが、少しだけ落ち着いてきました。そして待ちに待ったチャンバサダーCL25は引っ越し前日に到着していました。

一番慌ただしいタイミングで到着してしまいましたが、はやる気持ちを抑えて箱を開封。箱の中に布袋やオイル類などは入っておらず、ビニール袋に包まれたリールだけが無造作に入っていました。分解図は箱の内蓋部に印刷されていました。

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なにーっ!スプールの色がシルバーじゃなくてゴールドじゃんかよ!!このゴールドのスプールは本来はブラックボディーに装着されているものです。本来ブルーボディーにはシルバーのスプールが組み合わされているはず。ある意味レアといえばレアかもしれませんが(汗)。在庫のあるパーツを適当に組み合わせたものなのかもしれないですね。

無負荷で巻いた感じは悪くはないです。全然使えるレベル。おまけにこのリール、インスタントアンチリバースなんです。この点に関しては自分的には高評価。

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ですがスプールの回転はよろしくないです。指で弾いても3秒と回らない。回転を良くしようとメカニカルブレーキを緩めて行くとスプールと本体の間に思いっきり隙間が空いています(汗)。簡単にラインが挟み込まれること必至。程度の酷いバックラッシュを起こしたら一発でアウトでしょう。

ちなみにこのリール、ドライバーがないとリールを分解できません。スプールを取り出すことさえ出来ない。つまりスプールと本体の隙間にラインが挟み込まれてしまったらドライバーを使ってリールを開けるかラインを切るしかない。これはなかなかのクソ仕様(笑)。化粧ビスで合うものがあればそれに換装し直したいと思っています。

そして、クラッチを切るとレベルワインダーが連動式ではありませんでした。てっきりアンバサダーのような連動式かと思ってました。

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さて、簡単に分解してスプールを取り出してみます。おいおい、遠心ブレーキはどこやねん?

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商品の販売ページには確かに Dual Centrifugal And Mechanical Brake System. の記載があります。まさか不良品?!

しかし、リール箱に印刷されている分解図を見る限りこのリールには遠心ブレーキなんて付いてはいませんでした。こりゃ、回転性能だけをピーキーにしてしまったらえらいことになりますね。いじる際には何かブレーキを検討しないといけないようです。AMOのGS2000C用シャロスプールが組み込めれば同時にマグネットブレーキをインストールできるので最高なんだけどなぁ。でも確認のしようがない。

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メカニカルブレーキ裏のベアリングは六角ナット内に固定されていました。グリスがベットリでしたので、脱脂してIOS-01を注油すればだいぶフィーリングが変わりそうです。ただ、自分はミネベア製のベアリングに換装予定です。

色々といじってみたところ、メカニカルブレーキにしろスタードラグにしろ可動域が随分と狭い印象です。ユルユル~ユルユル~ユルユル~そして効き始めたと思って数回転するとすぐにギッチギチといった印象でした。微調整は望めそうにありません。

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でも、金属的な質感は全然悪くないです。ボディーの仕上げは非常に綺麗だし、パワーハンドルのシャフトやスタードラグホイールはサイズの割にガッチリした造りです。ハンドルノブはラバー製で、安っぽさは否めませんが指先にフィットしてつまみやすいです。

コレ、使えるレベルに仕上げてやれば欲しいという人もきっといるんじゃないかな?

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チャンバサダーCL25 [リール]

近年は丸型のベイトリール、それも小型のものがかなり価格高騰しているのだそうです。具体的にはアンバサダー2500Cクラスのサイズ。程度の良い中古の2500Cで新品の定価以上の価格で取引され、珍しいカラーのものだと5万円~7万円台、さらにレアな2501C(レフトハンドル)だと30万円は下らないとか(汗)。バスブームの時よりも相場が上がっていないかい?!

アンバサダーの2500C/1500Cは既に長い期間生産されておらず、さらに近年の渓流ベイトブームの影響もあって中古市場に流通していたものも一気に消え、価値が上がっている様子なのです。バスのトップウォーターの人達も高齢化に伴い?5000番はキツイということから小型軽量のタックルにシフトする人が少なくないようです。そうした背景により2500Cクラスの需要というのはますます上がっているのです。

ピュアフィッシングさん、そろそろ2500Cを復刻してもいい頃合いだと思いますよ?

そういえば昔「作るとそんなには売れないんだけど、無くなると欲しいって言われるようになるんだよ」と某ABU関係者に言われたことがあったなぁ。何だかわかるような気がします。

国産リールではスミスのプラッガーも生産分を完売して今年からカタログ落ち。今のタイミングで在庫があれば結構売れたのでしょうけどねぇ。これまた完売してから「もう作らないの?」とよく言われるんですけど、お願いですからある時に買って下さい(苦笑)。

ちなみに、各社のOEM生産を手掛けている某社の国産ベイトリールも今後大幅な値上げになる可能性大です。そんな価格で売れるの?!と驚いてしまうくらい。

以上、小型の丸型ベイトリールの相場が高騰しているという話でした。

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私自身は2500Cを所有していますが、今の自分の釣りのスタイルでは出番がありません。でも、もし使うにしても「IKE-Pさんが持っているバーガンディカラーの2500Cは7万円台が相場ですよ」と言われてしまうと何となく使いづらい(汗)。

何というか、気兼ねなく酷使できるようなリールはないものか?内部に関しても自分流にいじくりまわしてやりたい(笑)。

そんな折、何だか面白そうなリールを発見!!中国製のCL25というリールです。糸巻量は10lb95yds。自重も140gとのことで2500Cよりも小さいサイズ。

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ボディーはアルミ製、アルミスプール、アンチリバース、ブラスギア、2点式遠心ブレーキ仕様との事です。ベアリングは1個+ローラーベアリング。

ギア比は3.8:1とメチャ遅。昔に使っていた5000Cもギア比3.8でしたがスプールサイズから見てこのリールの巻取りはメチャクチャ遅いことでしょう。魚がヒットしたら頑張ってひたすら巻くしかないですね、うん、楽しそうだ(笑)。

※ちなみに1番手大きいCL30というリールもあります。そちらは糸巻量3.5号110m 自重220g ギア比1:5.1 ベアリング2個+ローラーベアリング1個とのこと。こちらの方がサイズ感は2500Cに近く、実用性は上と思われます

見た目も可愛いらしいこのリール、お値段は一体幾らだと思います?

何と$14.07。日本円で¥1,500ちょっと(笑)。送料を入れても何と¥2,000で買えてしまう。ちょっとしたルアー並の価格というわけです。そんなわけで率先して人柱になってみようと思い、何の躊躇もなくポチってみました。

これは面白そうなオモチャを見付けてしまった。果たしてどんなクソリールが届くのか楽しみで仕方がないです(笑)。でもそんなクソリールも自分でフルチューニングを施してブッ飛び仕様に仕上げられたら絶対に面白いですよね。
サイドカップをパステルカラーに塗装してポップな仕上がりにするのも面白そうです。アンバサダーに塗装をする勇気はないけれど、2000円のリールにだったら何のためらいもありません。

もし実戦で使えるレベルに仕上げられたらB-AREA FUNと組み合わせて管理釣り場で使ってみようかな?届くのが楽しみです。

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コレ必要?レボビースト用シャロースプール [リール]

私のお気に入り、中国AMO製のシャロースプール。お気に入りの理由は3点あります。

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  • そもそも手持ちの機種に対応しているスプールが日本にはないので選択肢としてはこれしかない
  • 価格が¥5,000程度と適正(Amazon等で売られているものは割高です)
  • 品質が良い

それにしてもこの会社は一体何を基準にリールの機種選定をしているんだろう?普通だったら流通量の多い人気機種だとか、現行品もしくは年式の新しい機種を選んで専用パーツを開発しそうなものですよね。30年以上前に発売されていたダイワのミリオネアGS1000C/2000C用とか、どういう基準で選んだのかが全く理解不能。でもそれがまたオジサン的には楽しかったりもするんですが。

そんなAMO社のシャロースプールですが、久し振りにチェックしてみたらまた新しい製品が発売されていました。現行品で人気も高い、レボビースト系のシャロースプールです。

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マグトラックスブレーキ用はレボビーストXに対応したもの。マグネットプレートは省かれていますが、この形状だったら確かに不要ですね。換装時にはマグトラックスのネオジム磁石を強化することをAMO社側が勧めています。キャスタビリティが上がり過ぎるので標準のマグトラックスブレーキでは制動力が不足気味になるのでしょう。

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インフィニブレーキ用はレボビースト、レボビーストロケットに対応したもの。

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価格は送料込みで$60(¥6,388)。サイズアップした分ちょっと高め。色はレッド、パープル、ゴールド、ブラックの4色。スプール自体はアルミ合金製でシャフト素材はステンレスとのことです。

でも、ですよ?!誰がこんなもの買うのよ?!って話です(苦笑)。レボビーストを買う人って、太いラインをある程度巻けるリールが欲しかったからこそこのサイズ感のリールを選んでいるはずですよね?それをわざわざ糸巻量の少ないスプールに替えるわけがない。軽いルアーのキャスタビリティを重視しているわけでもありません。

そりゃ32mm径や33mm径のシャロースプールは需要がありますよね。深溝スプールほどのラインキャシティは不要だし、軽量ルアーのキャスタビリティを向上させたいわけですから。
でも37.5mm径のレボビーストはそういう用途じゃありません。何でもかんでもシャロースプールを作れば売れると勘違いしてないかい?それとも、コレを待っていたんだよ!という人、います?

それより、初期型レボ(STX、エリート)用の35mm径シャロースプール、作ってくれないかなぁ。

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今こそフローティングレベルワインド [リール]

ソルトの世界では当たり前となったPEライン。バスではパワーフィネスとフロッグ用には普及しました。アブ使いの私としてはフロッグのスキッピングを上手く決められるセッティングがなかなか見い出せずにいましたが、レボ4SXをチューニング(AMO製シャロースプール換装、マグトラックスブレーキに変更)してようやく現時点での結論に到達できた印象です。

でもまだパーフェクトとは思っていない。どうしても飛距離に若干のバラツキが出る。その原因はキャスト時のレベルワインドの位置。これが端に寄っているとPEラインとの接触角度がキツくなるタイミングでスムーズなライン放出が阻害される。

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そして秋にチャレンジしたシーバスのコノシロパターンの釣り。レボビーストXにPE3号をセットしました。王道セッティングでしょう。慣れるに従い少なくなりましたが、少しスイングを速めて投げるといきなりラインの出が止まってつんのめるような時があります。細糸だったらルアーが切れて飛んでいくこともあります。いわゆる高切れと呼ばれている症状です。ベイトリールにPEラインを巻いてキャストすると高切れが起きることがあるので2号以上のラインが推奨されているケースが少なくありません。

これはとても勿体ないことです。通常、スピニングタックルでのシーバス釣りに用いるPEラインは0.8~1.2号程度が多い。飛距離も出るし、メタル系ルアーも素早く沈められる。そうしたラインに慣れている人であれば、とても2号のPEラインなんて使う気にはなれないと思う。PEの細糸でもトラブルなくキャスト出来るベイトタックルがあればその可能性はもっと拡げられるはずです。

自分は使ったことがないのだけれど、ダイワさんのTWS装着機はPEの細糸を使うソルトゲーム愛好者の間で高い評価を得ているそうです。如何にレベルワインドとの接触抵抗がPEラインでのキャストを阻害しているかの表れだと思います。

ダイワさんは昔、ゼロフリクションレベルワインドという画期的な機構を開発しました。クラッチを切ると同時にレベルワインドが左右にパカッと開くのです。キャスト時のレベルワインドとラインの接触抵抗が皆無なのは明らかでした。
初めてゼロフリクションレベルワインドを搭載したファントムEX20を見た時は心底驚きました。開発した人は天才だなと。以後、PT-E、PT-Z、ファントムZEROといった機種に次々と採用されていったゼロフリクションレベルワインドでしたが、故障がとにかく多かった。
以後、PT-33シリーズからは通常のレベルワインドに戻り、TD-Hiシリーズ、TD-Zといったヒット作へと繋げていきました。つまり結果だけで言えば、ゼロフリクションレベルワインドは決して成功例とは言えなかったのです。

そんな一連の流れを知っているだけに、TWS機構を搭載したT3シリーズが発売された際には「また同じことの繰り返しになってしまうのではないか?」と懸念を抱いたものです。

一方のアブは、ウルトラマグという機種を発売した際(1982年)にフローティングレベルワインドという機構を採用していました。クラッチを切ると同時に、レベルワインドもフリーとなって左右に動くという仕組みです。発売時期としてはダイワさんのゼロフリクションレベルワインドよりも数年早かったと記憶しています。

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フローティングレベルワインドはウルトラマグ、ウルトラマグXL、ウルトラマグXLT、ライトFLといった機種に採用されていきました。私自身もXLTとライトFLは所有していました。ただ、キャスト時においてもラインが出るのに合わせてフリーになったレベルワインダーが追従して左右に動くといったことはありませんでした。これはおそらく当時のリールのスプール幅が比較的ナローだったこと、使用しているラインがナイロンやフロロだったため滑りが良く、レベルワインドとの接触抵抗が低かったためにレベルワインドを動かすほどの抵抗がなかったからだと思います。

実際にフローティングレベルワインド搭載機と非搭載機(XLTフリッピングvs521XLT、ライトフリッピングvsライトプラス)で投げ比べてみても、フローティングレベルワインド搭載機の方が良く飛ぶという感覚は全く感じられませんでした。

それに加えて、フローティングレベルワインドも故障をしやすい機構でした。実際、自分が使っていたXLTとライトFLもこの機構が壊れました。結局はダイワさん同様、アブもまた通常のレベルワインドに戻ることになります。

当時の自分はそれで良いと思いました。複雑な機構のレベルワインドなんて必要がないし、むしろ故障の要因となるのでいらないと思っていたからです。

でも近年、PEラインの普及に伴って事情が変わってきたようにも思います。PEラインはレベルワインドの停止位置によって接触抵抗が大きく、その使用感にバラツキや支障が出る。スキッピングも、ビッグベイトのフルキャストも。だから今こそフローティングレベルワインドの再採用を再考しても良い時期ではないかと思うのです。勿論、壊れないように設計の見直しは必要でしょうけど。

それさえ出来ればデザインを犠牲にしてまでロングノーズ化する必要もないし、ベイトリールで細PEを使えるようにもなると思うのだけれどな。

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ABUの全てがここにある! [リール]

中古で購入したリール。人から譲り受けたオールドリール、或いは海外モデル。特に中古品や古いリールは箱や袋といった付属品はないということもありがちです。

そうしたリールをメンテしたいのだけれども、分解図がないのでバラす自信がない。

「池島さん、ウルトラマグフリッピングの分解図ありません?」

「古いリールだなぁ・・・でもあります」

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「アンバサダーUSA BASSって知ってます?」

「日本での正規販売はなかった海外モデルですね、あるわけ・・・あります」

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「1044シンクロマッチの分解図なんてありませんよね?」

「通好みのリールだなぁ・・・ありますよ!」

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いやいや、別に自分が分解図を持っているわけじゃないんです。古いリールから最新のリールまで、日本では売っていなかった海外モデルなども、ほぼ全てのABUリールの分解図はここにあるんですよ。

https://www.abugarcia.com/pages/abugarcia-reel-schematics

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膨大な数の機種の分解図が掲載されています。アブのリールって知らないモデルもこんなにあったんだ、と思います(ただ、日本市場向けモデルの分解図はありません)。

アブリールの分解をする機会があるような人は覚えておくと便利です。

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レボ4サイドプレート脱落防止用レバーロック [リール]

現行レボシリーズ(REVO4)のサイドプレートの開閉方法はとてもイージーです。

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サイドプレート下部にあるカムロックレバー1つで開閉できます。

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通常(サイドプレートがロックされている状態)はサイドプレート側にある4箇所の突起部分がフレーム側にある4箇所の溝に収まっています。カムロックレバーをOPEN側にするとこの突起がズレて溝からは外れるという仕組みです。良く出来た機構だと思います。

私自身は自宅でメンテする時くらいしかサイドプレートを開けたりしませんので別に開閉がイージーでなくても良いのですが、インフィニブレーキの遠心側を調整したりすることを考えると開閉がシンプルでイージーであるに越したことはないのでしょう。

さて、たまに私のところにレボシリーズのユーザーから質問や相談が来ます。私じゃなくてピュアフィッシングさんに聞くべきじゃないかと思うのですが、確かに改造などに関しては聞きづらいか(汗)。

その中に、SXのサイドプレートを湖底に沈めてしまったという人が居ました。カムロックレバーがOPEN側になっていたんですね。それは申し訳ないけれど使い手側の問題だと思います。単純に戻し忘れが原因なので(エリートとウィンチは脱落防止機構が付いています)。

でも聞くところによるとカムロックレバーのロックをし忘れてサイドプレートを湖底に沈めてしまった人は案外いるらしいです。まぁ、人間誰しもついうっかりというのはありますよね。でもその代償は案外高くつきます。SXですとサイドプレート一式で¥10,000します。下手すると中古の同型リールが買えてしまう。

幸いにして自分はサイドプレートを落水させたことはないのですが、加齢と共に物忘れしやすくなってきた気がしないでもありませんのでもしもの事を考えてこんなものを作ってみました。

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レボのカムロックレバーを動かなくするレバーロック。

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カムロックレバー横の隙間にグリグリ押し込めば装着完了。外す時はツメの部分を引き剥がすように引っ張れば外せます。

自分のSXは全てインフィニブレーキを取っ払ってマグトラックスブレーキに変更してしまったので釣り場でサイドプレートを開けることはありません。なので、このレバーロックをあらかじめ装着している限りはカムロックレバーがOPEN側になることはありません。

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レボビーストXは最初からマグトラックスなので(釣り場で開閉しないので)こちらにも装着しました。

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レバーロックなんてカッチョイイ名前で呼んでいるのですが、実はコレ、結束バンドをニッパーで切ってヤスリで削っただけのものです(笑)。カムロックレバー横の隙間に対してちょっとキツイ位に仕上げるのがポイント。

え?レバーロックの装着自体をうっかり忘れてしまったらって?そこまで物忘れが酷くならないことを祈るばかりです。

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レボビースト40X [リール]

海でビッグベイトを使う際のラインはPE3号が良いと勧められました。自分がバス狙いの際はフロロ16lbもしくはナイロン20lbを使っているのですがフルスイングして飛ばすことを考えたらやはりPEの方が向いているでしょう。

手持ちのバス用リールでもPE3号が100m巻けるものを持っています。ただ、もしライントラブルが起きた際の事を考えると150m巻ける方が安心できるだろうなぁと。

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で、少し前に購入したリールがアブのレボビースト40X。バスで使うサイズではないので気にも留めていない存在でしたが、7月に発売になったばかりの製品のようです。

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これの何がいいって、PE3号がピッタリ150m巻ける点です。多くも少なくもなく丁度いい。

通常のレボもそうですが「X」というグレードは最も安価なモデルです。自分も¥15,000少々で購入することが出来ました。一方、この上位機種にはXが付かない、ただのレボビーストもあります。でもそちらは自分が苦手なインフィニブレーキ、同じく苦手なEVAラウンドハンドルノブ。廉価版のレボビーストXはマグトラックスブレーキ、ラバー製フラットハンドルノブ。仮に同じ価格だったとしても自分は間違いなくXの方を選択していました。

でもこのリール、欲しくなってからわかったのですが今現在とても品薄(汗)。特に右ハンドルの方です。最近は大型のルアーを使う人も増えたのでこの手のリールが人気なのかもしれません。自分は運良く自宅から30分ほどのショップ店頭で発見、即購入となりました。

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購入してすぐにバラしてみるのは自分の悪い癖。するとベアリングにもグリスがベットリ(汗)。これはちょっとねぇ、ということですぐにパーツクリーナーで脱脂し、IOS-01を注油。

実際に使用してみました。ブレーキダイヤルをMAX近くから徐々に弱めていったところ、おおよそ60%程度のセットで飛距離とノントラブル性能が両立出来ました。レボビーストXは標準でネオジム3mm厚×5個、1.5mm厚×3個が装着されているのでブレーキが弱いと感じることもありませんでした。ここからさらにネオジム磁石を2つ追加することも可能ですが、その必要はなさそう。

ギア比6.4のブラスギアなので巻き心地も良好です。でも、ハイギアモデルがあっても良いかな。ハイギアモデルは上位機種のレボビーストのみのラインナップのようです。

レボビーストに限りませんが、ベイトタックルにPEラインを巻いてキャストするとたまにつんのめるような感覚があります。ルアーが重いゆえに飛行スピードが速く、瞬間的にラインが食い込んでしまって急ブレーキが掛かってしまうことがある。

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特に、キャスト時にレベルワインドの位置が端に寄り過ぎていると発生するケースが出るような気がします。PE3号ともなればキャスト切れには至りませんが、どうにも釣りのリズムが崩れがち。スイングスピードを速め過ぎないように振ることでだいぶ抑えられますが若干ストレスなのは事実です。

昨日乗船したボートの同船者の人にシマノのカルカッタを使っている人が居ました。あれ?キャスト時にレベルワインドが連動している。まるでアンバサダーのクラシックモデルみたい。自分はシマノのリールに詳しくないので知らなかったのですが、今の日本メーカーのリールにもそういうモデルがあるんですねぇ。そしてその人のキャスティング、とても安定感がありました。
レベルワインド連動型は機構上どうしてもギアが駆動するのでその分の抵抗はあります。初速も伸びも悪化するので軽いルアーには向きません。でもビッグベイトのようにルアー自体が重い場合はむしろメリットになるんじゃないかとさえ思えました。少なくともレベルワインドを通過するラインが急角度になることはありませんから。昔使っていたアブの4600番、手放さなければ良かったかな。

とはいえこのレボビーストX、価格は手頃なのにビッグベイト用途としてのスペック的には完璧なリールです。いじくる余地がほとんど見当たらない(私的にはちょっとつまらないですが)。バス用のリールではちょっと糸巻量に不安がある、けれどわざわざ高いリールを買うのもちょっと、と躊躇している人にはお勧めです。品薄状態なのは早く改善して欲しいところですね。

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レボSX4カスタム・その後 [リール]

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・インフィニブレーキをマグトラックス化
・AMO製セミシャロースプール換装

にてチューニングを施した私のレボSX4(ベイトフィネスチューンではないです)。

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ノーマル状態と比較して全く異なるフィーリングのリールに生まれ変わりました。しばらく使ってみましたが、結果は大満足です。

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なお、自分のフィーリングに合うレベルを求めてあれこれいじってみましたが、結果的にマグネットはフル装着(3mm厚×5個、1.5mm厚×5個)、AMOスプールに標準で装着されているセラミックベアリングが好みに合わずミネベア製1150ZZに換装しました。やはり自分は無音・無抵抗で飛んでいく方が好みです。

【中空フロッグのスキッピング】

中空フロッグをオーバーハング下にスキッピングで撃ち込んでいく釣り。ラインはPE3号を使用しています。マグネットブレーキはMAXより1~2目盛下げての使用ですが、ノーサミングでバックラッシュせず気持ち良くルアーが水面をバウンドしながら伸びていきます。スキッピングしている事自体が気持ち良すぎて、魚が釣れないのにひたすらやり続けてしまうのが欠点ですかね(汗)。
何はともあれ、スキッピングのキモは強いマグネットブレーキと軽いシャロースプールの組み合わせなんだなぁと実感しました。

【クランク、スピナーベイトのショートキャスト】

コンパクトキャストでも狙ったスポット目掛けて一直線に飛んでいくのが使っていて実に心地いいです。失速したり、弾道が浮いたりすることがまるでない。結果的にとてもコントロール性能が上がっています。
ただ、回転の立ち上がりが良すぎるのでラインリリースのタイミングを幾分遅らせた方が良いと思いました。慣れれば問題ありません。

【クランク、スピナーベイトのロングキャスト】

飛ぶ!の一言。最後まで失速せず伸びていくのが実にいいです。失速しない分バックラッシュも少なく、またバックラッシュしたとしても軽傷で済む印象です。
ただ、極端に重いもの(スイムベイト)に関してはスプール回転の軽さが災いしてコントロールが付けにくくなる印象があります。これは標準スプールの方が扱いやすかったです。

【耐久性】

根掛かりの際などはなるべくタックルの負荷を掛けないようにしているので現時点では何とも言えないところですが、先日は80cm超のハクレンのスレ掛かりも最後まで寄せたりしました。リールにはかなりの負担だったと思いますが特にスプールの歪みなどは生じていません。勿論ハクレン以外の魚も釣っていますが、今のところ問題はなしです。でもスプールの耐久性はさらに継続して使い込んでみる必要があるかと思います。

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33mm径レボは国内のカスタムスプールが現行品に存在せず、最もカスタムしにくいモデルでした。そんな中、中国製パーツメーカーが対応スプールを発売していたことで新しい可能性が生まれたのです。

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さらに最近は新しく穴無しタイプのセミシャロースプールも発売したみたいです。これもマグトラックス用とインフィニブレーキ用の2タイプが用意されています。ABUフリークとしては実に嬉しいラインナップです。

AMO製スプールに関しては中国メーカー製ということであまり良くないイメージを持つ人もいるかもしれません。ただ、33mm径レボをカスタムしようと思ったら選択肢はそれしかありません。また私が購入したものに限っては精度や強度が悪いという印象は全くありませんでした。¥5,000少々でリールの性能も大きく向上させることが出来ましたので、自分は買って良かったと思っています。

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純正スプールの使い道 [リール]

初めてベイトフィネス専用リールを使った時、1/8ozのライトテキサスリグをピッチングしてみたらルアーが狙った位置よりだいぶ手前に落ちました。自分がシャロースプールの回転レスポンスに慣れていなかったためです。でも、それに慣れてしまうと快適そのものでした。
それからというものシャロースプールの軽さというのは物凄い武器になると思いましたし、もう深溝のスプールなんて出番がないんじゃないかとさえ思いました。

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そしてアブのノーマル機には存在しない33mm径セミシャロースプールを組み込んでみたらこれまた目から鱗の使い心地。コンパクトスイングのショートキャストでシャロークランクを狙った場所にサクサク投げ込んでいける。回転の立ち上がりが速いとここまで違うかと驚き、ストレスを感じない軽快な使い心地にウットリしてしまいました。

軽量スプールは使い心地が最高!!自分もそう思いましたし、現在はスプールの軽さを求めているアングラーも多い印象を受けます。

一方、昨年からスミスでBiwaa社のスイムベイトを販売するようになった関係で重量級のルアーを投げる機会も多くなりました(本来の自分の釣りスタイルではないのですが、自社で販売している製品の特長がわからないようでは困るので、ある程度は使い込むようにしているのです)。

一番気に入って多投していたSトラウトの7.5インチ(フローティング)で70gもあります。これを沖に向かって遠投するということであれば特に問題はないのでしょうが、自分はこれを狙った場所にアキュラシーキャストをしたい。勿論、可能な限り着水音も抑えたい。

で、それを軽量スプールを組み込んだリールで行うとどうなるか。ラインリリースした瞬間にミサイル発射になってしまう。硬くて曲がらないロッドを使うと特にその傾向が顕著です。
そうなるとちょっとしたラインリリースのタイミングのズレで飛んでいく方向をコントロールできなくなってしまうのです。無論、着水音を抑えるのも容易でない。まぁ、慣れれば使いこなせないこともないのだろうけど・・・

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自分の場合は、自重の重いスイムベイトを投げるには純正の深溝スプールの方が使いやすかったです。瞬間的なレスポンスで最高速まで立ち上がる軽量スプールよりも、モッサリとゆっくり立ち上がるスプールの方がコントロールしやすかった。重量級ルアーのアキュラシーキャストに限った話ですけどね。

最近はスイムベイト以外にも大型のクローラーベイトを使う人も多いようです。重量級ルアーを丁寧に投げ込んでいく場合には、自重のある純正スプールも悪くはないですね。

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スペア用にも有用?中国製シャロースプール [リール]

あまりにもニッチ過ぎる内容だったので誰も読まないだろうと思っていたレボ4SXのカスタム記事。ところが意外にも反響がありました。記事の中で皆さんが気にされていたのは中国メーカー(AMO)製のスプールだったようです。

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使ってみてどうですか?と何人かの人に聞かれましたがまださほど使い込んでいないので耐久性などの検証はこれからです。でも投げてみた感じでは精度面での問題は感じていないです。標準装備されているセラミックベアリングが乾いた感じのシャーッという回転で気になりますが、しばらくはこのまま使ってみようと思っています。

でも自分が中国製のスプールを選んだのには決定的な理由があります。「これしか選択肢がなかった」のです。4世代目レボの33mm径スプールなんて日本のパーツメーカーさんはどこも作っていません。SXやエリートIB用ということになりますが、需要は見込めないのでしょうねぇ。

でもこのAMOというメーカーさん、商売やる気あるのか?!何でこんなリールのスプールなんてわざわざ作ったの?!と思える製品が幾つかあります。例えば、ダイワのミリオネアGS1000Cって知ってますか?

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コレ、ウチの父も持っていたのですが、1980年代頃に販売されていた安価な小型リールなのです。一応はルアーにも使えますが主用途としては船小物釣り用のリールだったと思います。メチャクチャ古くて、マイナーで、特に人気が高いわけでもない。こんなリールを今でも持っている人なんているんだろうか。
ましてやそんなリールのためのシャロースプール、どうして作ったのか全く理解不能。でもそれがまたオジサンにはたまらなくイイ(笑)。

中国製のリールパーツというと何となく不安要素を感じてしまうものですが、日本にはないものが販売されていたりするのは面白いです。少なくとも選択肢が大きく拡がるのは間違いありません。

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何より中国製シャロースプールの価格というのは凄いです。レボ4SX用シャロースプールの¥5,385という価格なんてメーカー純正スプールよりも安い。コレってスペアスプールの選択肢として大いにアリだなぁと思ったのです。純正スプールをスペアとして用意するよりもこちらの方がよっぽどイイということに気付いてしまった。

普段はあまりやらない釣りというのがあります。例えば、年に数回琵琶湖に遠征してパンチングをやる。田舎に帰るとロックフィッシュが釣れる。たまに友達にタチウオジギングに誘われる。でもわざわざそれ専用にリールを買うほど懐に余裕はない。かといっていちいちラインを巻き替えるのも面倒。そんな時にスプールの入れ替えだけで済むならとても助かります。

但し、そのスプールがあまりにも高価となると考えてしまう。価格次第ではリールを買った方がいいんじゃないかと思えることもあります。ですからスペアスプールは安価でなくては本末転倒。
その点、¥5,000台だったら許容範囲でしょう。¥7000を超えたら自分は買わない。また、2.5mm深、3.5mm深、5.0mm深と用途によって使い分けができるのもいい。

自分は昔から安いスペアスプールが欲しいと思っていました。カスタム用途だけではなく、スペア用としても中国製シャロースプールはもっと注目していいかもしれません。

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