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プラッガー21 LH [リール]

2011年にスミス40周年記念商品として発売されたベイトリール、プラッガー。以後、仕様変更されて定番製品として商品展開されていましたが、2020年に廃盤となりました。どうして廃盤になったのかというと「売れなくなった」からです。ずっと在庫を抱えていました。

ところがこの数年で小型ラウンドベイトリールの人気が再燃し、状況が一変しました。アンバサダー2500Cの価格相場もうなぎ上りに上がっていった。でも2500Cが再販されそうな話はない。そんな背景もあったのか「プラッガー、もう作らないんですか?」という声が多く寄せられるようになりました。生産すると沢山余り、無くなると欲しいと言われるこのジレンマったらありません(苦笑)。

そして2021年秋、プラッガーのレフトハンドルモデルを再販しました。旧モデルとの判別を付きやすくするため、正式名称として「プラッガー21」と称しています。今回の生産分は完売しており、次回生産は未定です。スミス側で生産調整をしているわけではなく、生産工場のキャパシティにより増産が出来ないというのが正直なところです。

カラーはシルバーSとレッドの2色。左ハンドルモデルです。

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旧モデルとの違いとしては
  • アイドルギア(コグホイール)の精度が向上した。スプールフリー時のレベルワインダーの連動がスムーズになり、飛距離が向上
  • メインギアとピニオンギアの精度が向上した。確かに旧モデルはカシャカシャした巻き心地でしたが、新型はしっとり滑らかな巻き心地です。これには自分もびっくりしました
  • 本体の表面処理が、旧モデルは側面が波打っていましたが新型は綺麗な平面状になっています。アブでも年式によって波型、山型などと言われますが、さしずめ波型が平型になったといったところでしょうか
  • エンブレムのデザイン変更。旧型はバスを模していましたが、新型はバス&トラウトになっています

標準小売価格は、前モデルは¥44,000+税でしたが新型は¥64,000+税となっております。

2年の間にこんなに上がるか?!と、工場からの見積もりを見た担当者が目を丸くしていました。あまりにも高額なので会社内でも「さすがに売れないんじゃないか?」という意見も出ました。でも自分はこの価格でも売れるだろうと思いました。今は2500Cの相場が高騰していることを知っていたから。

とはいえこの価格、どうなの?と個人的には思います。高い道具があって良いとは思うのですが全ての小型ラウンドベイトリールが6万円超えになってしまうと、トップウォーターの入門者層が入ってこれないのではないかと自分は懸念しています。リールは幅広い価格帯からチョイス出来るのが理想的だと考えています。

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こちらはこのブログではすっかりおなじみのチャンバサダーリミテッドエディション(Ming Yang W300L-HZS)、中国からの送料込みで¥7,503(笑)。スミスの取扱商品ではないですが、安い小型ラウンドベイトリールが欲しい方はこちらがいいと思います。巻き心地とクラッチの切れにやや難がありますが、自重も軽いですし軽いルアーも良く飛ばせます。¥7,500で買えるリールとしては上々の出来栄えですよ。

懐具合にも余裕があって、高いリールが欲しいのであれば2500Cもしくはプラッガーを購入すれば良いと思います。所有感が満たせるのは間違いなくそちらでしょうから。

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