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オフショアスティック リムパック70 [自社製品]

近年は長尺物の発送費が高騰したり、そもそも運送業者に発送自体を受け付けてもらえなかったりします。ですのでワンピースロッド受難の時代になったと言えるでしょう。

そして今ではマルチピースのロッドも増えてきています。現代は車を持たない人も増えているから、これはこれで需要もあるのかもしれません。
自分はバスロッドに関しては”絶対に1ピース”派。自分は車で釣りに出掛けるし、1ピースロッドが積める車に乗っているのでロッドの性能面を最優先事項にして道具を選べる。でも小型車に乗っている人もいるし、車以外の手段で釣りに出掛ける人もいるでしょうから、それは利便性を第一条件にロッドを選ぶことになるでしょう。

ところで日本でオフショアロッドというと1ピースが主流ですよね。青物やシイラなどを狙うキャスティング系も、ジギング系も。魚が掛かると限界点付近まで曲がることもあるわけで、強度面のウィークポイントはない方がいいに決まっています。そうなるとやはりワンピースロッドが理想というわけです。

が、海外の事情となるとそうとは限らない。マルチピースの割合というのが案外高いのです。それは海外の釣り雑誌のメーカー広告などを見てもわかる。マルチピースのオフショアロッドの広告というのが多いのです。

以前、スミスでは3ピースのジギングロッド(WGJ-M3)を発売したことがあります。そもそものコンセプトは、予備に持っていってもかさばらないという点にありました。確かにオフショアゲームの場合は魚のパワーも強いのでタックルの破損という可能性も無きにしも非ず。もしロッドが1本だけだったらゲームがその時点で終了してしまうわけで、予備があるというのは心強いに違いない。

が、その3ピースのジギングロッドはものの見事にコケました。まるで売れなかった。やはり日本はワンピース主義が根強い。例え予備のロッドを持ち込むにしても3ピースを欲しがる人なんて僅かだったのです。

そんな苦い経験があるにも関わらず、またまたスミスがマルチピースのオフショアロッドを発売してしまいました。 オフショアスティック リムパック70シリーズです。

”70”というのは、このシリーズが全て70cmという仕舞寸法であることを意味しています。大型スーツケースに入るサイズ。

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ジギングロッドは3種類。いずれも5.5ftの3ピース。硬さ違いの3タイプ。

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キャスティングロッドは7~8.6ftの4ピース。長さと硬さ違いで5タイプ。

WGJ-M3が大コケした時代とは違うのは航空会社の荷物制限。例えばJAL国際線はサイズ超過荷物が1点¥20000も掛かってしまう。往復で¥40000。使い勝手や信頼性は1ピースに勝るものはないと思いつつも、確かにこの価格は考えものです。この費用を浮かせれば旅先でゴージャスなホテルに泊まれるし、高級料理も食べられそう。

もちろん航空会社によって規定や料金に違いがありますから、もし遠征する機会があるのでしたら利用するであろう航空会社の規定をチェックしてみて下さい。1ピースロッドを持ち込んでも大したことがないというのであればそちらの方が断然いいと思います。が、やっぱり超過料金が馬鹿にならないという事であればOLPのようなマルチピースも選択肢として考えてみてもいいのではないかと思います。

それにしても、運送会社も航空会社も、何とかならないものですかねぇ。

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