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セカンド・グラブ [ゲーリーヤマモト]

ゲーリーヤマモトのフラグラブは何度かモデルチェンジされています。ただ、何度のモデルチェンジをしているのかは私でも明確にわかりません。グラブ側の素材変更や形状変更に加え、フラスカート側も細かくマイナーチェンジされていたりする。

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また、一時期は一体成型のフラグラブも一部に存在した。

でも自分の中ではフラグラブは大きく分けて4期です。それがこの写真の4種。写真上より、1st.、2nd.、3rd.、4th.とここでは呼ぶことにします。

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【1st.フラグラブ】
スミスによって始めてゲーリーヤマモトのワームが輸入された際のフラグラブ。1985年の事です。これが記念すべき日本における初のゲーリーワーム。まだ高比重素材のソルトインマテリアルではなく硬い素材が使われています。この当時から、シングルテールとツインテールがありました。

【2nd.フラグラブ】
ゲーリーヤマモト、そしてティムコさんで販売していたツィンティーズブランドが一斉にSSS化(Salt、Soft、Superの略)。特にティムコさん販売のツィンティーズ・スーパーグラブとスミス販売のゲーリーヤマモト・4インチグラブが中心となり大きなブームを巻き起こした。一方、フラグラブもそれに伴いSSS化。ここでゲーリーブランドは日本でのスタンスを不動のものにします。

【3rd.フラグラブ】
おおよそ現行品と変わりません。2nd.モデルとの見た目の違いも良く見ないとわからないでしょう。しかし決定的に変わった部分があります。2nd.フラグラブと比較して素材が若干硬くなった。テールを下方向に垂らしてみると一目瞭然。2nd.モデルは張りがなくデローンと下に伸びているのに対し、3rd.、4th.はやや張りがあり伸びきってしまう感覚はない。

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そしてこれはもちろんゲーリー4インチグラブ、スーパーグラブも同様でした。当時、グラブをキャロライナリグで使うケースも多かったですが、この世代のグラブはそれにはやや硬く、それに気付いた一部のアングラーは店頭に残っていた2nd.モデルを買い漁ったり、試行錯誤して3rd.モデルを柔らかくしようと試みました。私もよくお湯で煮た。けれどもせっかく塩入なのにそれが溶け出てしまう気がして、ちょっとばかり気が引けたものです。

【4th.フラグラブ】
現行品です。写真はスミス特注のフィネススカートモデル(フラグラブFS)ですが、通常のフラグラブも含め、グラブのテールにGYCBの文字が入っています。性能面では3rd.モデルと変わりません。

さて、この中で一番良いものはどれでしょう?となると個人的な嗜好やリギング方法によっても向き不向きがあるので一概には言えない。でも、素材の柔らかさで言えば間違いなくSSS化直後の2nd.フラグラブに分がある。

とはいえもう2nd.モデルなんて入手は出来ない、と思っていたら、ギル神田店さんに大量入荷?!何と1st.モデルと2nd.モデルがドッサリ入荷していました。もちろん新品。詳しいことは秘密ですが、問屋さんなどのデッドストック品ではなく個人の方が所有していたものだそうです。

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そしてこれがまた一部の雑誌編集部、数名のバスプロが目ざとく発見して大人買い、ちょっとしたブームに(笑)。皆さん、好きですねぇ。1st.モデルは早々に買い占められてしまってSOLD OUT。ですが2nd.モデルはまだ在庫がありました。台紙パッケージがオジサンバサーの涙腺をくすぐります。

ちなみにこの記事のタイトルは中森明菜のヒット曲に掛けてあります。これまたオジサン世代にはたまりません。

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