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茨城県内水面の放射能汚染状況・9 [放射能汚染]

3月14日に、環境省より茨城県内の公共用水域における放射性物質モニタリング測定結果の最新データ(PDFファイル)が公表されました。計測時期は2月。

【北浦水系(流入河川)】

目立って高い数値ではないものの、鉾田川、大洋川、山田川、蔵川といった流入河川で数値が前回(11月)よりも増加しています。なお、採取日が2/10~11にかけてだったので、直前の降雨(積雪)の影響により周辺土壌のセシウムが河川に流れ込んだ可能性があります。

【北浦水系(湖心)】

神宮橋にて数値が上昇していますが、その他は下降傾向でした。

【霞ヶ浦水系(流入河川)】

こちらも北浦水系同様、半数の計測地点で数値が上昇しています。また、以下の河川は相変わらず高い計測値が出ています。

・ 新川 2170 bq/kg
・ 備前川 1540 bq/kg
・ 清明川 870 bq/kg
・ 花室川 1200 bq/kg
・ 山王川 1800 bq/kg


【霞ヶ浦水系(湖心)】

掛馬沖を除き数値は減少傾向でした。

2月は関東でも2度の大雪が降った月です。霞ヶ浦方面では雨だったという話ですが、流入河川の半数の計測地点で数値が上昇していたのは少なからず初回の大雪(降雨)の影響を受けたのかもしれません。

ちなみに、ほぼ同じ時期(2月)に福島県沿岸部の汚染状況も調査されています。その結果は、最も検出値の高かった樽葉町沖で1160bq/kgでした。福島第一原発から10数キロ南下した地点です。先に述べた霞ヶ浦水系の数箇所の流入河川に関しては、福島県の海域よりも汚染が残ってしまっているという事です。

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