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茨城県内水面の放射能汚染状況・3 [放射能汚染]

本日は北浦水系のモニタリング調査結果から、その汚染状況を検証してみます。

■ 底質モニタリング調査結果

【北浦水系】
2回目(2/18) 3回目(6/6~6/7:湖心6/27) 4回目9/26~27:湖心9/12 単位はbq/kg


(地名 2回目 3回目 4回目)
鉾田川 390 270 420 上昇
巴川 690 220 370 上昇
大洋川 計測なし 108 330 上昇
武田川 計測なし 152 630 上昇
山田川 計測なし 390 174
蔵川 計測なし 239 187
雁通川 計測なし 260 223
流川 計測なし 830 490
釜谷沖 1000 510 520 上昇
神宮橋 217 106 103
外浪逆浦 143 110 97
息栖 205 168 152


上流に位置する流入河川においては数値が上昇傾向にあるのがわかります。それも単なる上昇傾向というわけではなくて、一度下がった数値が再上昇というパターンの場所が多い点に注目すべきです。季節的な事を考えると、台風や大雨の影響も可能性が考えられます。

■ 周辺環境モニタリング結果(河川敷の土質調査)

【北浦水系】
2回目(2/20) 3回目(6/6~6/7) 4回目9/26~27 左岸/右岸 単位はbq/kg


(地名 2回目 3回目 4回目)
鉾田川 計測不可
巴川 1700/1110 600/720 700/570 左岸上昇
大洋川 計測なし 930/810 770/420
武田川 計測なし 740/1060 690/430
山田川 計測なし 1670/850 600/770
蔵川 計測なし 770/2320 800/660 左岸上昇
雁通川 計測なし 1510/1120 490/850
流川 計測不可
釜谷沖  740 710 810 上昇
神宮橋  188 340 49
外浪逆浦  830 247 400 上昇
息栖  480 440 370


霞ヶ浦周辺は湖西側を中心にホットスポットと呼ばれる地域が存在するため、土浦周辺の流入河川を中心に検出結果が高いという結果が出ていますが、ホットスポットにかかっていない北浦に関しては霞ヶ浦と比較して数値は低いと思われがちです。事実、ワカサギなどからのセシウム検出値は霞ヶ浦ほど高くないという傾向があります。

そしてモニタリング結果を見ると、確かに湖底泥の検出値に関しては霞ヶ浦ほどは高くない。しかし、周辺環境(河川敷)モニタリングに関してはこちらも比較的高い数値が検出されているのがわかります。

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