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2020年を振り返る [その他]

秋以降はカタログ制作の業務で多忙になり、時間的にも精神的にも全く余裕が無くなってしまっていました(汗)。製品写真のスタジオ撮影までは順調でしたが例年に比べて作業の遅れが生じてしまい、印刷所にも迷惑を掛けてしまいました。もし仮に横浜のフィッシングショーが1月半ばに執り行われていたとしたら当日には間に合わなかった。しかしながら何とか年内には一段落させることが出来ました。

2021年のカタログからはPRADCO製品(全てではありませんが)の掲載もします。さらにスミスが50周年ということもあって少し特別なページを設けました。単に製品群を掲載しただけのカタログにはしていません。特に今回のカタログは多くの皆様の力をお借りして制作しました。出来上がりましたら是非とも手に取っていただきたいカタログになっていると自負しています。

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2019年は天災に見舞われた年でした。関東でも台風15号、19号によって多大な被害が出た。私も3ヶ月ほどはプライベートでの釣行を完全に取り止めて災害ボランティア活動に注力しました。
2020年は関東在住者としては大きな天災を受けずに済んだ年でしたが、台風10号で発生した宮崎県の土砂崩れにより依然として見付かっていない人がいることだけは心が痛むところです。行方不明となっている方は宮崎在住の知人の顔見知りの人達なのです。

何より今年はコロナ禍で振り回された1年でした。私の周囲にも、飲食業に携わっていて収入が激減してしまった人が数人居ます。私の住んでいる場所の最寄り駅の駅前も、大手チェーン系居酒屋が撤退するなどしてかなり寂しい雰囲気になってしまいました。

釣り業界も大きな影響を受けました。年明け~春先にかけては海外生産品の納品に大きな支障が出ました。工場の稼働が止まり、物流も滞ってしまった。製品の入荷時期に関して全く目途が立てられない状況に。さらに海外への輸出も大きな打撃を受けてしまいました。
国内に目を向けると、緊急事態宣言、不要不急の外出自粛、越県移動制限といった背景によって釣りに行く自由が奪われました。漁港やダム湖など、立ち入り禁止となる場所も増えた。他県ナンバーの釣り人の車が、露骨に嫌がらせをされたなんていう話も耳にしました。

私も開発中のルアーのフィールドテストになかなか行けずに困っていました。釣りに行く自由が奪われたなんて、なかなかあるものではないでしょう。釣りに行けること自体がとても幸せな事なんだと実感しました。釣りばかりじゃなくて、飲み会やカラオケなどもそうですね。当たり前に楽しめていたことが当たり前ではなくなってしまった。

一時はどうなることかと思われた釣り業界ですが、後半は比較的持ち直しました。緊急事態宣言や越県移動制限などが解除された中、人混みを避けた外出先・娯楽として釣りが注目されたのです。確かに釣具店は大勢の来客で溢れていました。初級者層もだいぶ増えたようです。この層が離れないようしっかり掴んでおくことが当面の釣り業界の課題の1つでしょうね。

コロナ禍の最中においても、釣り業界は比較的その影響が軽微だった業界です。但し、今後再び緊急事態宣言などが発せられた場合は再度状況が暗転することも充分に考えられますので楽観視は出来ません。ステイホームで楽しめる娯楽ではありませんから。

2020年は大変な1年になりましたが、自分的には2019年の方が遥かに大変でした。少なくとも栃木市や佐野市の方には同意していただけると思います。来たる2021年も日本が大きな天災に見舞われないことを願うばかりです。

そして2021年はマスクの要らない日常を早く取り戻したいですね。こんな時代故、ブログ読者の皆様もどうか体調管理にお気をつけ下さい。良いお年を。

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12/29 今日の戸面原ダム [釣行記]

この時期だからあえてボートの予約を入れなくても平気だろうとは思ったのですが、念の為に戸面原ボートセンターさんに連絡を入れました。昨日の午前の事です。
「明日、混んでます?」
「いえ!空いてますよ」
「じゃあ行きますので1艇予約入れさせて下さい」
ということで本日は釣り納めで戸面原ダムに行ってきました。

ガラガラの湖で、自分のプランに沿った釣りを思う存分に満喫しようと思ったのですが・・・

自分は戸面原ダムには良く行きますが、今朝はかつてないほどの大混雑。全然空いてなかったです(汗)。バス釣りとヘラ釣り合わせて50台近い車で駐車場も満杯。こんな光景見たことないと、来た人も皆びっくりしていました。今日はかなりプレッシャーも高そうです。

自分は9日前にも来ていますが水位が30cmほど下がりました。それに伴って魚の付き場も移動します。

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自分が得意とするオダ(水深4~5m)から釣り始めるも2尾のみ。ルアーはレッグワームのダウンショット。う~む、何か違うような気がする・・・。

房総の湖でダウンショットをやるならレッグワームが一番釣れると思います。湖の水質にワームの水押し具合が丁度マッチしているように思うからです。でも唯一の弱点は「止めて誘えない」ことです。高比重なのでポーズを入れるとワームが垂れ下がってしまう。ですのでレッグワームのダウンショットは(私の場合は)基本的に動かしっぱなしです。ですが厳寒期になってくるとオダの上にリグを乗せて止めたままワームのテールだけ細かく動かして誘いたいと感じるケースが多々あります。そんな場面で自分が選ぶのはAR-Wピンテール2.75インチ。ただアピール性能は控え目なので確実に魚が居るであろうピンスポットをダイレクトに撃つ時がその出番となります。

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今日はその2種に加えて「AR-Wカーリー」というワームを使ってみました。実は今まであまりピンと来るものがなく出番がなかったのですが、今日はその使い方がようやく理解出来ました。

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エリアを移動し、5mフラットからなだらかに落ちるブレイクのエッジ付近をAR-Wカーリーのブラックで攻めて2尾追加。ここは湖流が当たりにくく地形的に冬場のバスをストックしそうだと感じていたもののあまり結果が出ていなかった場所。今日は狙い通りに結果が出ました。

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続いてはとあるワンド内。ワンドの中央部で水深7m程度でところどころに沈木があります。まずはレッグワームで早いテンポに反応する魚を拾っていき、それでは拾い切れなかった魚をじっくりとAR-Wピンテールで絞り出す作戦で4尾キャッチ。

午後は9日前に見つけたオダを撃ちに行こうと思いきや、両岸からヘラ釣りの人が竿を出しており上郷方面に行くことが出来ない・・・。でも今日はヘラブナも芳しくなかったようで、片側のヘラ師の人が移動をし始めました。これで何とか通れる!

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期待していたオダでしたが、減水により水深が4m程度になっていました。今の時期としてはもう少し深い位置であってほしいところ。ここもレッグワームで1尾釣り、そこからさらにAR-Wカーリーで1尾を絞り出すことができました。

本日は何とか10尾キャッチ。嬉しいことにノーミスです。バイトは全てキャッチに繋げました。あまりの人の多さにバッティングも激しく、やる気が削がれる場面もありましたが、自分の釣りにとことん集中して結果が出ました。

昼間は暑いくらいのポカポカ陽気。バイトも飽きないペースで出て、実に平和な釣りでした。悪くはない釣り納めだったと思います。
でも折角の冬なので、猛烈な寒さの中で修行じみた釣りがしたいと思っている変態です。そんな中で手にする魚が最高なんですよ。

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12/27 今日の水郷 [釣行記]

10月から始めた水郷エリアのバスボートシーバスゲーム。バス釣りの外道でシーバスが釣れるくらいだったら、ちゃんと狙えばそれなりに釣れるんじゃない?と思って試してみたところビンゴ!!
利根川はハズレ無しで毎回釣れました。でも自信を持って攻略した北浦は駄目でした。

やっぱり川筋の方が魚は多いんだろうなぁと想像。しかし手堅かったはずの利根川も11月以降は徐々にヒット数が減っていき、シーバスが海に落ちていっていると感じました。ですので今シーズンは終了・・・のつもりでした。

その後、11月下旬頃から水郷界隈ではバスボートシーバスゲームがプチブレイク。今年はバスがあまり釣れない年でしたから、バスボートを有効活用して遊べるという点でとてもいいことだと思っています。そして私も驚いたのですが、常陸利根川の下流部では12月半ばになってもまだシーバスが釣れているそうなのです。

これはとても興味深いことです。東京湾に流入する荒川などでも12月ともなれば大半の魚は抜けてしまいます。利根川もそうだと思う。でもそのお隣の常陸利根川は一体何が違うんだろう?頭で考えても答えに到達しそうもないので、現場に行って感じ取ってくるしかない!!ということで愛艇で出撃。

結局、朝から15時過ぎまでやってボウズでした。魚を掛けたのは3回。姿を見ていないので断言はできませんがそのうちの2回はシーバスだと思う。

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現場に到着すると上空にカモメや鵜の大群が舞っていました。案の定、イナの大群が点在していました。霞ヶ浦本湖にいるような大型のボラではなく、小型で綺麗なイナの群れでした。魚探で見るとおびただしい数の魚影がビッシリ映ります。ルアーを引くと頻繁にスレ掛かりしてくるほど。

東京湾のコノシロパターンに見立て、バスタージャークでイナの群れを散らすように仕掛けてみたり、群れの下のレンジをメタルバイブで通してみたりもしましたがノーヒット。どうもシーバスはイナの群れには着いていないっぽい。実際、ヒットがあったのもベイトフィッシュとは全く連動しない流芯付近の5mラインでした。

現場を見て感じたことが幾つかあります。

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・常時、多少は潮止水門を開けている利根川と違い、常陸利根川は限られた場合にしか水門が開かない。昨年秋の台風の影響で開けられた水門や魚道から大量に遡上したシーバスが、海に戻りたくても戻れなくなってしまったのではないか。この時期まで川に居たいわけではなく、取り残された魚たちなのではないか。シーバスだけでなくイナもそうかもしれない。

・利根川は潮止水門の上下110mが進入禁止なのに対し、常陸利根川は常陸川水門の上下60mが進入禁止区域。常陸利根川は水門の近くまでルアーを投げられる。

単発ながらヒットがあったことで魚は居ると感じていました。あとは時合いが来れば喰い出すかもしれないと思い粘りましたが駄目でした。
それにしてもこの水系のバスボートシーバスゲームは本当に流行っているようで、今日も入れ代わり立ち代わり多くのバスボートが入ってきました。誰か釣らないかな、と思って見ていましたが、誰かがシーバスを釣る光景は一度も目にすることが出来ませんでした。さすがに12月末は厳しかったか(苦笑)。水温も6度台だったしねぇ。

でも、自分はまだシーバスは居ると思っているのです。だって、水門は閉まったままですから(魚道はありますが)。さすがに水温が低くなり、バス同様に活性が低い状態なのではないでしょうか。

今現在、常陸利根川では最下流部にアングラーが集中している状況ですが、自分はもっと広範囲で釣れると思っているし、まだ試されていない釣り方があるようにも思うのです。水郷のバスボートシーバスゲームが一過性のブームで終わらなければ、今後何か新しい釣り方が出てくる可能性は大だと思っています。

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12/20 今日の戸面原ダム [釣行記]

最近ブログの更新をサボっているな?と思っている人、正解です(笑)。現在2021年のカタログ製作が佳境を迎えており、尻に火が付いている状態で他の事にまで手が回らないのです。

来年は各フィッシングショーの会場開催が中止となっているわけですが、それでもカタログはしっかり作ります。カタログもデジタル化が進んでおり紙カタログを作らないメーカーさんもありますが、スミスではしっかり紙カタログを作ります。しかもどういうわけだか来年のカタログはページ数を20ページも増やしているもので、その分私の仕事も増えているというわけです(汗)。

先週は仕事もかなりハードだった上、土曜日も仕事だったので疲労困憊。日曜日は家で休んでいようかとも思ったのですが、厳寒期の釣りに向けて今のうちに魚の動きを掴んでおいた方がいい、という釣り人目線の判断により疲れた体に鞭打って戸面原ダムに行ってきました。

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朝の気温は-3度。毎年の冬の釣りで修業を積んでいる自分には屁でもないです(笑)。桟橋も霜で真っ白でした。
当然のことながら、釣りをしているとガイドリングが凍ってしまいフリーフォールさせづらいのなんの。しかし水温は10度台でまだ厳寒期とは言えません。

水深4~5mフラット上にあるオダをダウンショットで探っていくと微かに「プンッ」と触れるようなバイト。それなりに喰わせの時間を置いたつもりですがスッポ抜け。かなり喰いが浅いと感じました。魚探にバスらしき姿もチラホラ映るのですがバイトが出ない。今日はかなり苦戦しそうな予感。

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1尾目が釣れたのは8:30。2尾目は9時過ぎ。しかしその後はショートバイトが数回出ただけでした。そのオダは諦め、実績のあるディープフラット+アルファを何箇所か周ってみましたがノーバイトでした。

午後、冬場はあまり深入りしないようにしている上郷方面へ。何故深入りしないようにしているのかというと、冬の釣りには水深が足りない場所が多いということ(減水時は特に)と、本湖に比べて水温が若干低いためです。今日の水位は満水に近いので少しは可能性があるかもしれないと思い、軽くチェックすることにしました。

移動途中、水深4.5mラインにそこそこ大きなオダが沈んでいるのを発見。すかさず魚探にマーキングを行い、少し距離を取ってからキャスト。すると1投目から明確なバイト。早目にアワセを入れたところスッポ抜けてしまったので、ワームにフォーミュラを塗布してから同じスポットに入れ直すと、なんとまた喰いました。

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今度はしっかり喰わせてキャッチ成功。同じ魚だという保証はないですが、してやったりという気持ちになりました。そして水位次第ではあるけれど、このオダは今後もかなり使えそうとほくそ笑むのでした。

今のところは水深4~5mのフラットにあるオダが強いと感じていますが、さらに冷え込んでくると水深7~8mのティンバーエリアにも魚が入ってくるようになります。何かと気掛かりなことも多い今の世の中ではありますが、この冬も純粋にバス釣りが楽しめたらいいなぁ。

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水郷バスボートシーバス 必携品 [タクティクス]

10月からこのブログ上で数回にわたって紹介してきた水郷エリアでのバスボートを駆使したシーバス釣り。今シーズン、専門に狙えばちゃんと釣れるということを証明できたので紹介することとなりました。バス狙いよりも確実性の高い釣りでした(苦笑)。

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でもこの釣りを公開することに対してはきっと否定的な意見が来たり、馬鹿にされることもあるのではないかと思っていました。「バスボートはバスを釣るための道具。それを使ってバス以外の魚を釣ろうなんて邪道だ」といった具合に。そしてそのような意見も確かに一理あるとは思うのです。そもそも私だってバスを釣ることがバスボートに乗っている第一の理由なんですから。

ただ、今シーズンの霞水系及び利根川のバスはあまりにも厳しかった。トーナメンターの人ですら■回連続ボウズなんて話も珍しくなかったほどです。おそらくバスの個体数が相当少ないと思いますので、おそらく来シーズンも似たようなものでしょう。

数百万円のボートを買って、ウン十万円の装備を付けて、年間の駐艇料を払い、釣行のたびにガソリンを40リッター以上消費する。それだけの出費に見合った魚が釣れていればいいですけど、毎回ボウズじゃ続きませんって!そんな思いもあって公にしたというわけです。賛同してくれる人は少ないだろうと思いつつも。

ところが何と、最近水郷エリアのバスボートシーバスフィッシングが流行り始めているというではありませんか!!これは情報発信源としてはメチャクチャ嬉しく思っています。折角所有しているバスボートですもの、有効活用して魚を釣りましょうよ!!

でもこれだけ用意して臨んで欲しいというものがあります。バスと違ってシーバスは素手で触ると簡単に怪我をします。魚体も大きいですし、暴れる力も強い。安全に釣りを楽しむために以下の物を用意して欲しいです。案外バスアングラーの人は持っていないことが多いので。

【やや大型のラバーネット】
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大型のシーバスは抜き上げるわけにもいきませんし、ハンドランディングは危険ですのでネットは必須。ランカーサイズを意識すればするほどネットが大型化してしまいますが中型サイズ中心の釣りでは持て余してしまうのと、取り回しや収納に難がありますので、私は60cmクラスがスッポリ掬える程度のサイズを選んでいます(70cmを超えると部分的にしか入りませんが)。自分が使っているのはスミスラバーネット0715。ショートシャフトのモデル(0715ショート)もありますがロングシャフトのネットの方がランディング率は上がります。

【フィッシュグリップ】
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魚を持ち上げる際には必ずフィッシュグリップで下顎を掴んでからにして下さい。素手で下顎を掴もうとすると、魚が暴れた際に手を切ります。私が使っているのはカハラジャパンさんのザ・フィッシュグリップとスミスグリップ2700。でも安いものでも無いよりは遥かにマシです。ただライトゲーム用の小さいものは避けて下さい。

【大型プライヤー】
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ミノーなど細長いルアーで釣った場合、フックを外す際に小さなプライヤーだと遊んでいるフックで手を怪我する危険性があります。力を入れやすく、長い(これが大事)プライヤーを使うのが安全です。私が使っているのはスミス・ステンレスフィッシングプライヤーとピシーズ・FP851(いずれも全長21cm)です。

魚のランディングはラバーネットで。魚をネットに入れたまま、まずはフィッシュグリップで魚の下顎をしっかり掴む。その上で大型プライヤーでルアーのフックを外す。この一連の流れさえ遂行できれば安全にシーバスを釣り上げることができるはずです。
それでもたまに切り傷を負ってしまうこともありますので、絆創膏も持っておくと万全です。

水郷シーバスに関しては自分にも誤算があって、釣れるのはせいぜい11月下旬頃までだろうと思っていました。というのも、11月に入ってから利根川でのヒット数がだいぶ落ちてきていたのと、自分の知識が東京湾に流入する河川(荒川・中川水系)での経験がベースになっているからです。
ところが何故か水郷シーバスはこの時期になっても釣れ続けているようなのです。これはきっと、海に帰りたくても帰れないシーバスが多いんじゃないかな?というのも、今シーズンの早春辺りから北浦でシーバスが釣れたという話を耳にしていたからです。これはもしかすると、トラウトでいうところの「陸封型」の魚が居るんじゃないかと、そんなことも考えたりしています。

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12/13 今日の東京湾ボートシーバス [釣行記]

先月は2度ほど横浜のアイランドクルーズさんにお邪魔しました。BiwaaのSトラウトフローティングでシーバスを釣るというミッションだったわけですが、それは無事に完了することが出来ました。

そして本日はミッション無しでのエンジョイフィッシングでお邪魔してきました。あわよくばまたコノシロパターンでいい思いが出来ればとの期待もありました。

本日、魚の写真を撮り損ねました。もっと大きいサイズを釣ってから撮ろうと思い、結局はその後に釣れずというパターンだったためです。ヒットルアーの写真でご容赦下さい。

この日に向かった場所はコノシロの群れが目視こそできないものの、あちらこちらでシーバスがコノシロを捕食するボイルが起きていました。鳥も多数飛来しており、魚が集まっているのは誰の目にも一目瞭然。ポイントは既に船団となっていました。

あちらこちらで激しいボイルが起きている状況に、こりゃ入れ喰いだろう!!との期待を持ってルアーを投げますが・・・5人掛かりでルアーを投げているのに喰わない!マジか。

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私のファーストヒットはスーパースプークでした。最近、使うルアーが大きいこともあってスーパースプークが軽く思えて仕方がありません。

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そうこうしているうちにボイルも沈んでしまいます。メタルバイブ(ハイパーブレード30g)を投げるとたまにアタるのですが、それよりは同船者の方が投げていたX-80の方が当たっていたので、この時は早引きし過ぎないルアーの方が良かったようです。

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ポツポツながらも時折トゥイッチを織り交ぜたミノーイングが釣れていたので、自分は他の人よりも一段深いレンジを探れるミノー(サラナ110MD)を使って釣りました。シンキング+ミディアムディープというミノーはあまりないのですがボートシーバスゲームには非常に扱いやすいミノーです。

ミノーでもバイトが出なくなるとメタルバイブを一旦ボトムまで沈めて引くといった手法も試しましたがこの日はメタルバイブはイマイチでした。散々攻められている群れだったためか、速巻きに対する反応は悪かったです。

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それならばということでバイメタルスピン28gを沈めてスローに引くと釣れない中でもバイトが出て釣れました。バイト数は何度もあったのでこの状況に一番合っているのは28gのテールスピンジグだったのではないかな、と感じていました。

バイメタルスピンの28g、私が開発したルアーではあるのですが、既に廃盤品という事もあってもう手持ちが残り少ない。利根川のバスボートシーバスゲームでも多用していたために、ここにきて一気に手持ちが減ってしまったのです。困ったなぁ・・・

船団によるプレッシャーでボイルが消える--->ボートが居なくなる--->するとまたボイルが始まる という状況でした。ただ、ボイルが出てもなかなか喰わないのは相変わらずでした。

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ミノーを投げていればポロリと釣れるのですが、どうせ釣れないならとデカルアー攻撃してみました。すると、本日卸したてのバスタージャーク150Sにズシッとバイト。すかさずアワセてゴリ巻きしましたが水面で暴れられてフックアウト。この日、ビッグベイトではヒットが得られない状況下で本日一番のハイライトシーンでした。あ~あ。

さて、シーバスゲームも十分楽しんだのでそろそろ本業のバス釣りに集中しようと思います。もし今日もビッグベイトでバコバコに釣れていたら後ろ髪を引かれるところだったでしょうけど。

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レボ4サイドプレート脱落防止用レバーロック [リール]

現行レボシリーズ(REVO4)のサイドプレートの開閉方法はとてもイージーです。

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サイドプレート下部にあるカムロックレバー1つで開閉できます。

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通常(サイドプレートがロックされている状態)はサイドプレート側にある4箇所の突起部分がフレーム側にある4箇所の溝に収まっています。カムロックレバーをOPEN側にするとこの突起がズレて溝からは外れるという仕組みです。良く出来た機構だと思います。

私自身は自宅でメンテする時くらいしかサイドプレートを開けたりしませんので別に開閉がイージーでなくても良いのですが、インフィニブレーキの遠心側を調整したりすることを考えると開閉がシンプルでイージーであるに越したことはないのでしょう。

さて、たまに私のところにレボシリーズのユーザーから質問や相談が来ます。私じゃなくてピュアフィッシングさんに聞くべきじゃないかと思うのですが、確かに改造などに関しては聞きづらいか(汗)。

その中に、SXのサイドプレートを湖底に沈めてしまったという人が居ました。カムロックレバーがOPEN側になっていたんですね。それは申し訳ないけれど使い手側の問題だと思います。単純に戻し忘れが原因なので(エリートとウィンチは脱落防止機構が付いています)。

でも聞くところによるとカムロックレバーのロックをし忘れてサイドプレートを湖底に沈めてしまった人は案外いるらしいです。まぁ、人間誰しもついうっかりというのはありますよね。でもその代償は案外高くつきます。SXですとサイドプレート一式で¥10,000します。下手すると中古の同型リールが買えてしまう。

幸いにして自分はサイドプレートを落水させたことはないのですが、加齢と共に物忘れしやすくなってきた気がしないでもありませんのでもしもの事を考えてこんなものを作ってみました。

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レボのカムロックレバーを動かなくするレバーロック。

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カムロックレバー横の隙間にグリグリ押し込めば装着完了。外す時はツメの部分を引き剥がすように引っ張れば外せます。

自分のSXは全てインフィニブレーキを取っ払ってマグトラックスブレーキに変更してしまったので釣り場でサイドプレートを開けることはありません。なので、このレバーロックをあらかじめ装着している限りはカムロックレバーがOPEN側になることはありません。

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レボビーストXは最初からマグトラックスなので(釣り場で開閉しないので)こちらにも装着しました。

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レバーロックなんてカッチョイイ名前で呼んでいるのですが、実はコレ、結束バンドをニッパーで切ってヤスリで削っただけのものです(笑)。カムロックレバー横の隙間に対してちょっとキツイ位に仕上げるのがポイント。

え?レバーロックの装着自体をうっかり忘れてしまったらって?そこまで物忘れが酷くならないことを祈るばかりです。

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浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービー2020、終了 [イベント]

今年はコロナ禍で人が多く集まるイベントのほとんどが中止や延期をせざるを得ない状況となりました。バストーナメントや釣り大会もまた例外ではありませんでした。一度に大勢の人が集まることで密になってしまうのはマズいということでそれも致し方のないことです。

そんな中でも、期間を定めて実施されるダービー形式のイベントであればその問題は回避することが出来ます。参加者が分散されるからです。

現地の復興支援目的で2013年にスタートさせた岩手県宮古市の浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービー。手漕ぎのレンタルボートを使ったロックフィッシュの長寸を競う大物ダービーです。私はその発起人で、2016年まで運営に関わっていましたが、以後は現地の方々に全て引継ぎをしてここまで続いてきました。

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そしてこの大物ダービーを今年も無事に開催することが出来たと現地の方から連絡を受けました。参加して下さった方々に御礼申し上げます。優勝はアイナメの53cmだったそうです。

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このダービーを開催している浄土ヶ浜マリンハウスさんの2大柱は観光と釣りです。宮古市浄土ヶ浜はとても風光明媚な場所であり、岩手県内でも有数の観光地。シーズン中には観光バスがひっきりなしにやってきて大勢の観光客で賑わいます。

けれども観光客の増減で言えば減少傾向にありました。特に今年はコロナ禍の影響で観光客の数が激減してしまった。岩手県はしばらく感染者が出なかったこともあって県外から足を運ぶのを躊躇した人も少なくなかったはずです。

観光客というのは同じ場所に何度も足を運びません。それよりは行ったことのない場所へとあちこち出掛ける人が多いはずです。だからリピーターというのが少ない。また遠方からやってくる人が多いので越県移動制限などが掛かるとてきめんに影響を受けてしまう。

一方、釣り客というのはその場所が気に入ると同じ場所に何度も来てくれる。近郊から来てくれる人がほとんどなので、越県移動制限がなされてもあまり影響がない。

観光客を相手にするほどの収入は得られないのかもしれませんが、今年の現地は釣り客にかなり救われたのではないかなと思います。ここに来る釣り客は皆さん貸しボートに乗り、飲食もしてくれる。お金を使ってくれるお客さんです。手前味噌ではありますが、自分が現地に残したものとして大物ダービーが今でもその役割をある程度果たしてくれていることに関しては非常に嬉しく思っています。

自分は2011年の冬から現地に足を運んでいますが、来年は震災から10年が経ちます。ボランティアとしての活動も含めて、宮古の街が復興していく様子をずっと見てきました。その一方で、いつまでたっても復興から程遠い場所、朝ドラのロケ地として盛り上がったはずなのに数年後に訪れてみると駅前の店の多くはシャッターが下りているという光景も見てきました。
宮古市浄土ヶ浜も、赤字経営が続いていたという近隣の大型遊覧船が来年1月に廃止となってしまう。それに伴い、来年以降は観光客がきっと減るだろうと予想しています。

来年は震災から10年が経つことになります。何とか現地を盛り上げたいという気持ちがありますが、コロナ禍の終息状況次第でしょうか。

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