チューンドバイメタル [マイオリジナル]
今回も昨日に引き続き、テールスピンジグの話題を出します。
バイメタル。これはシーバス用のバイブレーションとして発売されていたものですが、残念ながら廃盤となってしまいました。これはABSのプラグでも鉄板でもありません、金属製のソリッドバイブレーションという画期的なものでした。薄く硬いため、誤ってバースにぶつけてもほとんど曲がるようなことがありませんでした。
そして私はこのルアーをバス用に使っているのです。バイメタルには大小2サイズあるのですが、私がバス用に使っているのは小さい方の15g。これのテールにコロラドブレードを取り付け、テールスピンジグにしているのです。ちなみに、バイメタルのテールスピン仕様を一番最初にやり始めたのは、スミスのモニターで山中湖マスターのS水氏でした(S水チューンはウィローリーフ)。
S水チューンの詳細を私がここで記すのは避けますが、私のチューニングモデルはコロラドブレードの#3.5を装着しています。バイブレーション重視のセッティングです。そしてリアにはダブルフックを装着することもあります。リアのダブルフックは少しでもフックアップ率を上げる、バレを防ぐといった意味ももちろんありますが、ルアー回収器を用いた際の回収率を上げるためという意味もあります。
ここでふと、何故わざわざ廃盤になったバイメタル15gをベースにテールスピンジグを作っているのか?スミスにはBMSアシストシアラーがあるだろう?といった意見もあるかもしれません。
アシストシアラーのベースとなっている バイメタルスピン を開発したのは何を隠そうこの私です。そしてそのコンセプトには「ノンバイブレーション」、つまりは意図的にバイブレーションを起こさないように設計しているのです。だからバイブレーションを起こすためのセッティングには本来適していない。
だから私が使うのは元々がバイブレーションであるバイメタル15gなのです。シーバスやスモールマウスにはBMSアシストシアラーがいいと思いますが、ラージマウスにはバイブレーションが強い方がいいと私は思っています。リトルジョージで1000尾超のバスを釣ってみて、そう思うのです。
そして、どうしてアシストフック(シアラー)ではなくダブルフック直付をしているのか。アシストシアラーはショートレンジのアキュラシーキャストには向きません。絡みやすくなる。キャストする際には腕を開き気味にして大きくゆっくりと振り抜く必要があります(フッキング率に関してはアシストシアラーに敵うものはありません)。だからバスでショートレンジの連続キャスト、ストラクチャーに向かってアキュラシーキャストしていく釣りには不向きなのです。
チューンドバイメタルは実にいい働きをしてくれるルアーなのです。バイブレーションとテールスピンジグのコンビネーション、ラージマウスバス狙いにはシーバス用テールスピンジグではなく、これが効くのです。
こんばんは。
ルアーの回収率を上げる・・と書かれていますが、どのような回収器を使用していますか?
自分はレスキューテポドンという本来はボートやエギ用のものをしようしているのですが、
おかっぱりからの回収率の低さに参っております。
足元で引っかかれば回収率は高いのですが・・・。
そこでチェーンが付いていて、そこに針を引っ掛けるタイプのものを買おうか迷っています。
回収器についてアドバイスがあれば聞かせてください。
by りゅうた (2007-04-24 22:28)
バイメタル、自分も同じようなチューンを施してシーバスに使っています
ヒイラギのような体高のあるベイトを捕食している時は強いですね
それにしてもバイメタル廃盤になってしまったのですね(哀)
ルアー回収器、自分は手製のチェーン仕様のものを作って使ってます
ルアーがチェーンに掛かりさえすれば、ほぼルアーは回収できますね
by 釣りキチ万博 (2007-04-24 23:34)
ルアー回収器については2種類持っていまして、ボートに乗る時は「ゴールデンリトリーバー」オカッパリの時はチェーンタイプを使っています。チェーンタイプのものも、ルアーとの距離がある場合は到達できないケースもありますし、到達できたとしてもチェーンになかなか掛かりにくかったりします。そうした意味では、レスキューテポドンとさほど変わらないのではないかと思います。
バイメタル、廃盤なのです・・・自分も沢山買い溜めしたはずが、この間ストックを確認したらだいぶ減っていて、あと何年持つかどうか。ちなみに手持ちのバイメタルには全部コロラドブレード付けてあります。また、テールスピンチューンに関して付け加えるなら、ベリーフックを#8程度までサイズアップさせた方がベターです。
by IKE-P (2007-04-25 00:28)