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新チャンバサダー、BH300 [リール]

以前にこのブログで紹介したチャンバサダーC511。おそらく中国製の小型ラウンドベイトリールでは過去一番のクオリティかと思います。値段もブッチギリで高かったですが(¥18,000台)。

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その後の反響もそれなりに大きかったのですが、欲しくても買えないという声が多かった。確かにC511を発売したセラーのところでも完売後ずっと再販されない状況が続いていました。そして現在、C511を入手する術はありません。ですので結果的に、発売してからすぐにオーダーした人しか入手することが出来ないリールになってしまっていました。売り続ければそれなりに売れたと思うのですが、なぜでしょうね。

前モデルW300の時は、限定モデルもそれなりに販売されていましたし、何よりすぐに安価なスタンダードモデルが発売になりました。細部の仕様は簡素化されていましたがその分価格も手頃になっており、チューニングのベースにするにはこれで充分と思えたものです。

自分はC511に関してもすぐにスタンダードモデルが発売されるだろうと予想していました。なぜなら、箱の中に同封してあった分解図のイラストがスタンダードモデルだったから。きっと最初からスタンダードモデルは用意されているのだろうと思っていました。

それから5ヶ月が経過。なかなか出ないなぁ(汗)と思っていたC511のスタンダードモデルがようやく発売になったようです。品番はBH300というらしい。C511と比較して価格もだいぶ抑えられているようです。

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自重は179g。C511よりも3g程度重くなっていますが、許容範囲でしょう。

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スプール重量は10gだそうです。C511は8gでしたから2gほど重いです。スプール形状と構造はC511とは異なるようです。スプールエッジの幅が異なっています。W300ではラインがスプールと本体の隙間に入り込んでしまうという欠点がありましたが大丈夫かな?

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マグネットブレーキユニットの構造も違いますね。C511はスプールの内面に磁界を当てる設計だったのに対して、BH300はスプール側面に磁界を当てる構造に変わっています。キャストフィールもC511とは異なりそうな気がします。

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サムバークラッチは中央が大きく凹んだ形状に変わりました。少し高さが低いような気がしないでもないですが、ストレートハンドルのロッドに装着するか、オフセットハンドルのロッドに装着するかによって、どちらがベターというのは変わってきます。

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外観上で最も印象的なのは本体がABUで言うところの「波型」であるところでしょうか。カラーは現時点でシルバー/ゴールド、ブラック、シルバー、グリーン/シルバー、グリーン/ブラックの5色があるようです。今のところは左ハンドルのみ。

価格は現時点(2023.12.4)で送料込み¥10,585。C511に比べてだいぶお手頃になりました。今の円安じゃなかったらもっと良かったのに。とはいえMingYangのCL30は¥3,000台だったわけですからそれに比べればMingYang社のリールも随分と高くなったものです。

この機種の実機を所有してはいないので機能面での確認は出来ていませんが、少なくともここ数年でMingYangのリールのクオリティも上がってきました。数年前まではクラッチの切れが悪かったりスプールエッジにラインが挟み込んでしまったりといった欠点がありましたが、C511ではほぼ解消されていました。BH300はC511以後のモデルになるのですからその辺りもきっと大丈夫・・・と思いたい(笑)。

アンバサダーの2601Cは中古車が買えるくらいの相場になっています。日本メーカーのラウンドシェイプだって6万円は超えてくるし、そもそも生産数が限られていて買いたくても買えない。チャンバサダーなのにC511は少量生産ですぐに完売してしまったので買えない人が続出しました。BH300は安定供給して欲しいところです。そうすればきっと価格面でも入手のしやすさでも丸型難民の救世主になってくれることでしょう。

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