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紙媒体は消えるのか? [その他]

スミスでは今年も紙のカタログを制作しました。デジタルカタログもあるけれど、自分はやっぱり紙のカタログが好きです。

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私は自宅にも1986年以降のスミスカタログが取ってあります。学生の頃から毎年フィッシングショーに出向いて購入していた。今でもたまに古いカタログを読み返す時があります。

私と同じ感覚を持っている人は、やっぱりカタログは紙がいいとおっしゃってくれるだろうと思います。実際、今年のカタログを出すにあたってそのように言って下さる人も多かった。
が、現実的には発行部数は落ちてきている。印刷部数をそれに合わせようとするとかなり割高なものになってしまう。頭の痛いところです。

今年はグローブライドさんが紙のカタログを制作されませんでした。個人的には紙のダイワカタログが欲しかったのですが、ビジネス的に見た場合は決して間違っているとは言えません。

一方で雑誌はどうでしょう。釣りに限らず、雑誌が休刊になるという話はよく耳にします。雑誌もデジタルに移行してしまうのでしょうか。

確かに、欲しい情報をタダですぐに入手出来るというのは便利です。その点では完全にデジタルコンテンツの勝ち。でも、デジタルコンテンツは全然心に刺さって来ない。紙媒体の雑誌では、インパクトのある記事はずっと心に残っている。
それはやっぱりプロのカメラマンが撮る写真の素晴らしさであったり、その写真を活かす編集者のスキルであったり、果ては文字のフォント使いやサイズまで効果的に駆使して作り上げられた記事だからだろうと思うのです。

でもそれに対価を支払って、という人が減っているのだろうなぁ。そして発行部数が落ち込めば雑誌の単価も上がってしまう。そうなるとますます読者離れが進むという悪循環に陥ってしまう。

昨年はバスのRod and Reel、ソルトルアーのSALTY!、海釣り誌の磯投げ情報が無くなりました。そして今年は早くもソルトルアーの月刊誌が1誌、釣り新聞が2誌、休刊が決まった。中にはデジタルコンテンツに完全移行するところもあります。

ソルトルアーなんてバスよりも元気があるでしょうに?と思う人がいるかもしれません。でも今はもうそうした尺度で休刊が決まると思わない方がいいと思います。フライ(3誌)ネイティブトラウトルアー(3誌)ヘラブナ(4誌)はしっかり生き残っていますから。

この3月は少し寂しい気分になる釣り人が多いかもしれませんね。
釣り関係のライターさん、カメラマンさんなどは突然の休刊で仕事が無くなったりする人も出て来そうで、とても心配です。

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