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次の一歩へ・8 [東日本大震災]

昨年の12月に開催されるはずだった「集まれ浄土ヶ浜Vol.2」。岩手県宮古市で行われる釣りのイベントでした。私もスタッフとして出向く予定があった。しかし直前の地震、津波警報も発令された。イベントの中止は妥当な判断だったと思う。

まだ主催者からの発表がされていないのでここに詳細を記すことは避けますが、このイベントが近く開催されることが決定しています。今回は私も運営スタッフとして事前準備段階から関わって色々と動いています。近いうちにこのブログでも詳細発表できると思います。もちろん、当日は現地に出向く予定です。

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前回(2011年)、このイベントには400人を超える参加者が集まりました。そして中止となった昨年12月も、釣り大会の参加申し込みは早々に定員に達してしまった。自分は正直驚いたのです。いかんせん場所が場所だし、開催時期も屋外のイベントをやるにしては寒すぎる。普通に考えたら、とても人が集まるようなイベントには思えなかった。しかし、蓋を開けてみたらそうではなかった。

話を聞くと、震災以降釣りをするのはこのイベントが初めてだという人がいた。そうか、このイベントは震災によって釣りを自粛していた人達に再開するきっかけを与えてくれたものだったのかもしれない。参加人数云々も大事だけれどこのイベントにはもっと大きな意義があったのに違いない、そう思いました。

ところがそれ以降、現地を訪れる釣り人が増えたという話は聞きませんでした。観光客は来るようになったが、、釣り人が来ないと言われた。これはきっと、釣りを再開するきっかけを得たのには違いないけれど、その後の釣行に二の足を踏んでいるのではないかと思いました。確かに大勢の人が集まる釣り大会ならば釣りをするのに何の問題もない。しかし海岸線は依然として津波の痕跡が残っており、工事が続いているところも多い。雰囲気的には釣りをしづらい。かといって、しょっちゅう釣り大会を開くというわけにもいかない。どうしたらいい?

そんな折、自分に1つの考えが生まれた。岩手在住のアングラー数名にその構想を打ち明けたところ、おおむね賛同する意見をもらうことも出来た。現地で下話まで進めてくれたN嶋さんにも深く感謝している。ここまで来たら自分も決して後には退かない。

私が目を付けたのは、現地で2005年から開催されているロックフィッシュの年間トーナメント。しかし、震災以降に客足が遠のいてしまったことで2012年は開催されていませんでした。このまま放っておいたら消滅してしまうかもしれない。自分自身がロックフィッシュトーナメントを開催することは出来ないけれど、元々地元で開催されていたロックフィッシュの年間トーナメントを復活させたい。そしてこのトーナメントを盛り上げ、現地を訪れる釣り人を増やしたい。

各社のメーカー協賛などがいただけるとありがたいのだけれども、成功の確約がない段階でそれをお願いするわけにはいかない。

でもそこで二の足を踏んでいては何も始まらない。そこでこの構想を具現化させるため、今年度は私個人がこのトーナメントへのスポンサードを名乗り出ようと思う。早い話が、自分が賞品を準備しようと考えています。ショボいものなんか出さない!チャプタートーナメント並の賞品は出すつもりでいます。でないと、盛り上がりには繋がらないでしょう。

とはいえまだ未定の事項も多いし、何より私自身が主催者側とも色々な話をしながら進めていかなくてはなりません。ただ、やると決めた以上は必ずやります。

最初は上手くいかないかもしれない。でもきっと成功で終わらせてみせる。東北の海に釣り人を呼び戻す、数年後にはきっとそれが実現出来ていると信じている。

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