2012-06-27

例年秋口に開催されていた千葉県某川のバス釣り大会。この大会は日本でも珍しい、行政（市の観光課）が主催するバス釣り大会でした。

昨年は震災の被害があったために中止。これは止むを得ない措置であっただろうと思いますが、残念ながら今年もこの大会は開催されないこととなったそうです。春先のフナ釣り大会は実施されたので、理由は震災によるものではありません。これまでバス釣り大会の開催に前向きだった担当者の方が部署移動されてしまったからだと聞いています。うーん、残念！

この大会、行政が主催するという面も勿論良かったのですが、地元の婦人会やヘラ釣りクラブ、ヘラ主体の釣具屋さんなどもその運営に積極的に協力してくれていたのです。自分はそれをとても嬉しく感じていました。

ただこのフィールド、大勢が釣りをしても魚を手に出来る人は少数です。現在の法律上では道路を越えて生きたバスを陸送することが出来ないので範囲が限られてしまうし、管理釣り場でもないのだから元々の魚の個体数もたかが知れている。だから、釣果の面では多くの人が満足できるわけではありませんでした。

でもこの場所、イベント会場としてはなかなかいい。駐車スペース、平坦な河川敷、ボートスロープ、トイレ、そしてここには川に面した体育館がある。この体育館を利用した釣りのイベントは前例がないはずですが、これをもし活用できるとしたら、釣りのイベントで最大の泣き所である悪天候時にもイベントを成立させることが出来る。

行政主催のイベントであったが故、これまでは商業的な内容を取り入れることは出来なかったのですが、もし色々なメーカーさんに来てもらって、バスタックルの展示販売などをやったり、著名プロのセミナーなどをやったら面白いだろうなぁ、なんて思っていました。地元業者による食品関係の出店なども出してもらって、地元の人も楽しめるようなお祭りみたいなものであるとさらにいい。得られた収入は地元に義援金として還元して。

ゆくゆくは、そんなイベントに発展することをチョッピリ期待していただけに、今年の大会中止というのは何とも残念な事に思えてなりません。ただ、秋まではまだ時間もあるし、主催側で開催を再考してもらえると嬉しいのだけど・・・