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12年 [東日本大震災]

あれから12回目の3.11を迎えました。とても遊びに行く気になんてなれない日ですから、自宅に籠り、2:46には黙祷を捧げました。

ボランティアとして現地で活動をしていた自分ですが、被災地ではあまり子供達と接した経験がありません。自分が周っていた仮設住宅でも高齢者の方がほとんどでした。

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今では当時の子供達も成人し、地域の力になるような仕事に就いている人もいるようで、驚くと同時に立派な生き方だと感服の思いです。そして12年という時間が経ったことが何だか信じられない気持ちになります。

福島原発が爆発を起こし、もしかしたら東日本に人が住めなくなるんじゃないか?関東に居ながらにしても頻発する余震や輪番停電の中、ニュースを見ても不安材料ばかりで、この先の東日本はどうなってしまうんだろうという不安を感じていたのがつい先日のことのようです。とてもレジャーどころではないという状況に、自分は職を失うかもしれないという不安も充分現実味があるものでした。

あれから12年が経ち、今では総理大臣を始め、原発を推進しようという方向性に舵を切っていることに強い嫌悪感しかありません。原発の安全神話が完全に崩壊した12年前、当然の結果として世論は反原発が主流でしたし、以後の各政党も反原発を公約に掲げていました。
12年もの歳月が人々の記憶から当時の危機感を消し去り、政治も掌を反すように原発推進に舵を切り、事故の加害者とも言えるべき電力会社による料金設定が世論をも変えてしまうという嫌な現実を突きつけられている気がします。

隣国の原発にミサイルを撃ち込んだりする国があったり、近いうちに大きな地震が来る可能性が高まっていると言われる中、何か間違った方向に進んでいる気がしてならないです。

災害に対する日頃からの備えは出来ているか?もし地震に見舞われた時の避難経路は想定できているか?家族との連絡手段は決めてあるか?それらは各人がどれだけ災害に対する危機感を持っているかに掛かっていると思います。

12年の間に、日本という国は平和ボケが進んでしまったと感じます。12年前の3.11のことを記憶に留め続けることが大事だと思います。
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