蒲田の秘境発見?!大田区大栄つり具店 [エグリ]
旅先で偶然に見付けた古い釣具屋。何気なく入ってみると店内には年代物の渓流や鮎釣りの道具が並んでいた。まぁ、そうだよね・・・と思いつつふと視線を移したショーケースの中に、何と往年のアブリールが!!
以前はこういう事も無きにしも非ずでした。しかしながら現在ではオールド物を探し求めるエグラー(?)も増えた。オールドタックルの象徴でもある70~80年代のアブリールというのは真っ先に漁られてしまう商品だし、バスバブル期には相当なプレミア価格で取引されていたということもあり、アブのファンではない転売屋までもが目の色を変えて買い漁ったのです。
だから今ではもう、店頭で当時のアブリールが新品で残っているようなお店はない。既に地方の釣具店でさえもエグリ尽くされた感があります。
なので自分はこの情報を知った時、にわかには信じられませんでした。なんと未だに80年代のアブリールが新品で並んでいると。しかも地方の釣具屋ではなく都内のお店だというのです。
確かに中古で流通しているものはオークションで買えるだろうし、トップウォーター専門店では古いアブリールを集めて販売しているところもあります。でも、当時の販売品が今でも新品でそのまま残っている、それも都内のお店というのですからとても信じられない。まぁ自分はその路線の釣り人ではないし、5000や2500Cも持っているので改めて購入するつもりはないのですが、とりあえず自分の目で確かめてみようと思い、本日行ってきました。
そのお店とは、蒲田にある大栄つり具店さん。そういえば確かこのお店、昔TACKLE BOX誌に広告を出されていた記憶があります。
当然、ルアー専門店ではありません。立地的には海に近いのだけれどヘラ釣りの道具が多い気がしました。きっと店主さんがヘラ好きなんでしょう。
そして肝心のリールのショーケースですが・・・
あ、あ、あ、ありえん!!!
自分が高校生になった時に買った、生まれて初めてのアンバサダー、5000C。1984年にエビスフィッシングが復刻させたもので、自分が持っていたものと全く同じモデルだ!ということはつまりこのリール、もう30年以上もここで売られているという事になります。
5500CA。当時はパーミングカップモデルは今一つ人気がなく、流通量も多くはありませんでした。その流通量の少なさが今ではプレミア要素となっているのですから、わからないものです。ちなみにファーストキャストサムバーモデルの5600CAも在庫有り。
1500C。昔は5000番が標準で2500Cは小型モデルとされていて、1500Cは2500Cよりもさらに糸巻量を少なくしたモデル。今も昔もトラウトをやる人に人気。
521XLTシュープリーム。自分も521を愛用していましたが、剛性も高く安心して使えるリールでした。ライト系が発売される前はこのリールをフリッピング/ピッチング用に使っていた人は多いはず。シルバーカラーのシュープリームはマニア好みの1台。
1000。ウルトラマグシリーズと同時期に発売されたアブのロープロフィールモデル。ベアリング入りの1000Cはブラックボディー。赤ボディーの1000はベアリング無しの廉価版なのですが外観はこちらの方がいいですね。最近はトップウォーターフリークの間でもあえて丸型ではなくこの形状を使う人もいるようです。
4500C。5500Cのナロースプールモデル。在庫が4台ほどあるためか、この機種だけは価格を抑え目にしてあるようです。
カーディナル44が2台も!!もちろん新品。信じられない。
箱に入れられた状態ですが、5600C。今ではリールにサムバークラッチがあるのが常識ですが、ベイトリールに一番最初にサムバークラッチを採用したのが5600Cです。当時の反響は物凄かった。ベイトリールが片手で投げられるようになったんですからね。
これまた箱に入れられた状態ですが、4600FL。異色のアンバサダーです。グラファイトボディー、スライド式マグネットブレーキ、フリッピング機構。憧れたリールですが、かなり高額で買えなかった記憶があります。
その他、10000CA、ハーディーのマーキスフライリール、ガルシアミッチェルの303、ミッチェル441もありました。ここまで80年代のアブリールが新品で残っているお店というのはおそらくもうないのでは。
店主の方にも、大々的に宣伝して下さい!と言われましたので今回は大々的に宣伝してみました(笑)。なお、リールのハンドルを回すなどの動作確認は購入する方に限っているとのことです。どうか愛しき古アブ達が良きオーナーの元に嫁げますように。
(店内の写真撮影は許可を得ております)
【大栄つり具店】
東京都大田区西蒲田7丁目13-1
03-3733-6588
東急池上線蓮沼駅より徒歩2分
(つづく)
以前はこういう事も無きにしも非ずでした。しかしながら現在ではオールド物を探し求めるエグラー(?)も増えた。オールドタックルの象徴でもある70~80年代のアブリールというのは真っ先に漁られてしまう商品だし、バスバブル期には相当なプレミア価格で取引されていたということもあり、アブのファンではない転売屋までもが目の色を変えて買い漁ったのです。
だから今ではもう、店頭で当時のアブリールが新品で残っているようなお店はない。既に地方の釣具店でさえもエグリ尽くされた感があります。
なので自分はこの情報を知った時、にわかには信じられませんでした。なんと未だに80年代のアブリールが新品で並んでいると。しかも地方の釣具屋ではなく都内のお店だというのです。
確かに中古で流通しているものはオークションで買えるだろうし、トップウォーター専門店では古いアブリールを集めて販売しているところもあります。でも、当時の販売品が今でも新品でそのまま残っている、それも都内のお店というのですからとても信じられない。まぁ自分はその路線の釣り人ではないし、5000や2500Cも持っているので改めて購入するつもりはないのですが、とりあえず自分の目で確かめてみようと思い、本日行ってきました。
そのお店とは、蒲田にある大栄つり具店さん。そういえば確かこのお店、昔TACKLE BOX誌に広告を出されていた記憶があります。
当然、ルアー専門店ではありません。立地的には海に近いのだけれどヘラ釣りの道具が多い気がしました。きっと店主さんがヘラ好きなんでしょう。
そして肝心のリールのショーケースですが・・・
あ、あ、あ、ありえん!!!
自分が高校生になった時に買った、生まれて初めてのアンバサダー、5000C。1984年にエビスフィッシングが復刻させたもので、自分が持っていたものと全く同じモデルだ!ということはつまりこのリール、もう30年以上もここで売られているという事になります。
5500CA。当時はパーミングカップモデルは今一つ人気がなく、流通量も多くはありませんでした。その流通量の少なさが今ではプレミア要素となっているのですから、わからないものです。ちなみにファーストキャストサムバーモデルの5600CAも在庫有り。
1500C。昔は5000番が標準で2500Cは小型モデルとされていて、1500Cは2500Cよりもさらに糸巻量を少なくしたモデル。今も昔もトラウトをやる人に人気。
521XLTシュープリーム。自分も521を愛用していましたが、剛性も高く安心して使えるリールでした。ライト系が発売される前はこのリールをフリッピング/ピッチング用に使っていた人は多いはず。シルバーカラーのシュープリームはマニア好みの1台。
1000。ウルトラマグシリーズと同時期に発売されたアブのロープロフィールモデル。ベアリング入りの1000Cはブラックボディー。赤ボディーの1000はベアリング無しの廉価版なのですが外観はこちらの方がいいですね。最近はトップウォーターフリークの間でもあえて丸型ではなくこの形状を使う人もいるようです。
4500C。5500Cのナロースプールモデル。在庫が4台ほどあるためか、この機種だけは価格を抑え目にしてあるようです。
カーディナル44が2台も!!もちろん新品。信じられない。
箱に入れられた状態ですが、5600C。今ではリールにサムバークラッチがあるのが常識ですが、ベイトリールに一番最初にサムバークラッチを採用したのが5600Cです。当時の反響は物凄かった。ベイトリールが片手で投げられるようになったんですからね。
これまた箱に入れられた状態ですが、4600FL。異色のアンバサダーです。グラファイトボディー、スライド式マグネットブレーキ、フリッピング機構。憧れたリールですが、かなり高額で買えなかった記憶があります。
その他、10000CA、ハーディーのマーキスフライリール、ガルシアミッチェルの303、ミッチェル441もありました。ここまで80年代のアブリールが新品で残っているお店というのはおそらくもうないのでは。
店主の方にも、大々的に宣伝して下さい!と言われましたので今回は大々的に宣伝してみました(笑)。なお、リールのハンドルを回すなどの動作確認は購入する方に限っているとのことです。どうか愛しき古アブ達が良きオーナーの元に嫁げますように。
(店内の写真撮影は許可を得ております)
【大栄つり具店】
東京都大田区西蒲田7丁目13-1
03-3733-6588
東急池上線蓮沼駅より徒歩2分
(つづく)
コメント 0