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浄土ヶ浜マリンハウス大物ダービー2015終了 [イベント]

私が発起人となってスタートさせた、岩手県宮古市浄土ヶ浜のマリンハウス大物ダービー。今年で3年目。そして11月30日を以て無事、今年の大物ダービーを終えることが出来ました。

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震災から毎年、自分は宮古市に足を運んでいます。震災から2年目、津波で失われたレンタルボートを提供しようと現地に話を持ち掛けた。それはありがたいと喜んでいただいていたのですが、実現させることが出来なかった。浄土ヶ浜に釣り人が戻って来ない。ボートを提供されても持て余してしまうというものでした。確かに、海に釣り人の姿は皆無だった。

現地の人達は皆、懸命に頑張っている。それなのにこのまま廃れていってしまうのか?浄土ヶ浜の海に釣り人を呼び戻す策はないんだろうか。

そんな時、元々浄土ヶ浜マリンハウスさんで実施していた大物ダービーを思い出した。ただ、これは単に利用客が釣ってきた魚に順位を付けるだけのもので、賞品などは皆無だった。また震災以降は利用客が途絶えていたために開催されていないものでした。

これだ!これを復活させて盛り上げていけばいい。ただ、果たしてそれで本当に釣り人が戻ってくるのかは正直、自信はありませんでした。でもとりあえずやろう。但し、失敗に終わる可能性もあるものだからそのリスクは自分一人で背負う覚悟を決めていました。賞品を自腹で購入して準備を始めた。

ところが、そんな様子を見ていたギル神田店さんとセンドウタカシ(ニンジャ)さんが協賛を申し出て来てくれた。何の見返りも見込めないのでお断りをしたのですがそれでもいいと。嬉しかったです、本当に。そしてもう、失敗するかもしれないなんてことは考えていられなくなった。他の方から協賛品をいただいた以上は、必ず成功させなくてはいけないと。

大物ダービーをスタートさせて1年目、釣り人が戻って来てくれた。まずまずの成果を得ることが出来ました。客足の増加に伴い、現地でも新規に貸しボートの数を増やすことが決まった。でもまだ、震災前の状況には及んでいない。何とか震災前の状況にまで戻したい。

そして2年目となる昨年。協力してくれる方が増えたおかげもあり、参加人数は延べ455人を数えました。想像を遥かに超える人数の釣り人が浄土ヶ浜にやってきてくれたのです。ここで満足しても全然許されるレベルだったと思う。

そして迎えた今シーズン。自分はもう震災前の状況にまで戻そうなんていう気持ちではありませんでした。もっと多く、震災前の状況を超える人数に来てもらいたい。何故なら、未だに東北沿岸部の多くでは釣りが出来ない。だったらその分、この場所に釣り人を集めることは出来るだろう。目標は500人。しかし、賞品だけ準備して漠然と待っていたところで結果を望むことなんて出来ない。結果というものは必ず努力に付随してくるもの。自分がもっと努力して宣伝しなければ駄目だ。

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だから今年は自費でポスターとチラシを製作し、宮古市内の釣具店のみならず、盛岡市内の釣具屋さんにも設置をお願いして周った。いきなりやってきた見ず知らずのオッサンの願い出を、皆さん快く了解してくれたのが嬉しかった。

そして今シーズンは例年以上に盛岡方面からの釣り人が増えているのを感じていました。きっと、ご協力して下さった盛岡方面の釣具店の皆様のおかげでしょう。果たして今年の大物ダービーはどれだけの参加者になるのだろう。昨年よりも多いようだとは聞いていたけれど。

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2015年11月30日。本年度の大物ダービー終了。そしてその延べ参加人数は・・・659名!!

何と、昨年より200名以上も参加者が増えた。勿論、目標を大きく超えた。自分でもびっくりした。そして泣きたくなるほどに嬉しい。

参加して下さった皆さん、そして協力して下さった方々にはただただ感謝の気持ちで一杯です。

お金の話をするのは美徳でないのかもしれないけれど、これだけの人数が現地でボートを借りて釣りをしている。釣具を借りたりエサを買ったり昼食を食べている人ももちろんいる。釣り人が増え、経済効果も生まれた。復興支援と言って恥ずかしくないレベルに達したと思う。

釣りを活用した復興支援は現実のものとなった。これは夢なんかじゃない。

協力してくれた皆の思いが、宮古市の復興に繋がっているのだと思っています。本当にありがとうございました。

【主催】
浄土ヶ浜マリンハウス

【協賛】
(株)ギル
(株)スミス
メガネの坂本
ゲーリーインターナショナル(株)
モリックスジャパン(株)
マルキュー(株)
センドウタカシ
センドウアキラ
SHINGO
池島竜一

【後援】
(株)釣り東北社
釣研
佐々木釣具店
ラストリゾート
イーハトーヴ釣具店
キャスティング盛岡店
上州屋新盛岡店
上州屋盛岡上堂店
タックルベリー盛岡南店
中嶋康文
岩崎竜美
樋口直子
(順不同、敬称略)

入賞者発表はまた後日に掲載します。

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MOTO

こういう大会の開催を見るといつも感じることがあります。
参加する方は当日の予定を前もって押さえ、それに向けて仕事や私用を調整し、前日には道具のチェックや手入れを行い、そして当日時間を合わせて現地へ向かう・・・これら一連の活動が人数分あるわけですよね。
全部合わせたらとてつもないエネルギーだなぁと、驚くとともに感心してしまいます。
素晴らしい成果です。お疲れさまでした。
by MOTO (2015-12-06 11:30) 

IKE-P

どうもありがとうございます。

現地の経済が多少なりとも潤い、そして参加者の皆さんが釣りを楽しんでくれれば、と思っています。
by IKE-P (2015-12-06 21:31) 

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