オオクチバス・コクチバスは緊急対策外来種へ

昨日、環境省より「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト（生態系被害防止外来種リスト）」が発表されました。この件に関しては先立ってパブリックコメントの募集もされており、このブログ内でも広く意見の提出を呼びかけさせていただきました。

パブリックコメントに関しては個人・団体数が176、延べ意見数は318件。その内バスに関する内容は160件だったそうです。意見を提出して下さった皆様に改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

結果から述べると、オオクチバス・コクチバスは原案の通りに「総合対策外来種」の中の「緊急対策外来種」に入れられてしまいました。
我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト（注：PDFファイル）

また今回、その結果と共に、パブリックコメント及びその対応（答申）（注：PDFファイル）に関しても環境省のサイト内で発表されています。パブリックコメントを提出された方は確認してみて下さい。

答申内容を見る限り、環境省が釣り人の意見に耳を貸そうとする姿勢はまるで無いと感じられます。特に今回は、オオクチバスを＜適正なる管理の上産業上大変重要な外来種＞に変更を求める意見が大変多かったのですが、それを圧し切り緊急対策外来種に指定したとの印象が強く感じられます。

なお同様に昨日発表されたものとして、同じくパブリックコメントを募集していた「外来種被害防止行動計画」に関しても公表となっています。

環境省、暴走していますね。これはもはや国民の為の政治でも何でもない。