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水郷のいま。 [東日本大震災]

私は今日は仕事だったのですが、今朝の霞ヶ浦方面は一面銀世界だったらしく今年は寒さが長引いている気がします。しかし本格的なシーズンインはもう間近に迫っています。ひょっとすると、もう春の魚が釣れ出している小場所があってもおかしくはない。

とはいえ本格的に魚が動き出すのは4月過ぎです。それと同時に多くのアングラーもフィールドに繰り出すことになるでしょう。来るシーズンに向けワクワクしながら準備をしている人も多いことでしょう。

そんな、来る水郷の春。自分には少しばかりの心配事がある。

昨年の春の水郷の状況は、それはもう酷いものでした。震災により、道路状況もフィールドの状況も悲惨だった。通行止めもあちこちに点在し釣り場の移動さえもままならない。ようやく辿りついたフィールドは護岸が崩れていたり土手に大きな地割れがあったりしたはずです。

あれから間もなく1年が経とうとしている今。道路状況はだいぶ良くなった。少なくとも幹線道路は問題なく通行できるレベルになった。土手や河川敷にあった地割れもほとんどが修復されました。

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ただ、ここにきて水郷の各所では復旧工事が本格化しています。これまで応急処置で留めておいた箇所の本復旧工事が始まっているのです。これは大雨や台風の時期の工事を避けたために現在になっているものです。出水期の工事を避けるのはもちろん防災上の理由からです。必ずしも後回しにされたわけではない。

新利根川は土手の大規模工事に伴い、オカッパリはほぼ出来ないと思ってもらってもいいかもしれません。あちこちが工事中、通行止め、立入り禁止になっています。横利根川もいよいよ全域に渡る護岸修復工事が始まった。北利根川の南側の護岸も同様です。車両の進入が出来なくなっており、ボートやジェットスキーは降ろせません。その他の釣り場においても工事を進めている場所や震災以降から立入禁止の状態が続いている場所もあります。

現在、人気フィールドのかなり多くの部分が釣りが出来る状態ではないのです。ある意味、震災直後よりも釣りが出来る範囲が狭くなっているかもしれない。この状況は下手をすると6月頃まで続くかもしれません。必然的に、問題のないフィールドには大勢のアングラーが集中することが予想される。バスアングラーだけではなくヘラ釣りの人も集中するようになるかもしれない。

この状況、どうしたらいい?

昨年、私が作り上げてきた水郷危険箇所MAP。久しくアップデートに取り組んでいないのはこの冬から本格工事が始まる事を知ったから。工事というのはその進捗度合により状況が刻々と変わる。その過渡期にアップデートを手掛けたくなかったのです。工事が一段落してから修復された場所を危険箇所から外していくようにしようと考えていました。

が、シーズンインを目前にして本当に必要とされている情報は、今がどのような状況なのか、ということなのかもしれない。

フィッシングショーやバスフェスタを目前に控えて私も一年で一番忙しい時期なので実のところ時間がない。でも、可能な限り「水郷のいま」をお伝えしていこうと思います。どこが車で通れず、どこが釣り困難なのか。それを具体的に把握していれば回避策も立てられるというもの。一部、某出版社からの要請を受けていることもあり、明日はカメラ片手に水郷巡回です。

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