ノーアクションルアー：IKE-Pの釣れづれ日記：SSブログ

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ノーアクションルアー　[その他] [編集]

最近は泳がないルアーというのが支持されています。ウォッブリングやローリングを起こさず、スーッと真っ直ぐに引けるルアー。確かにこれを実現させるのは案外難しいことで、リップレスミノーなどでさえ完璧なノーアクションにすることはたやすいことでないのです。

でも、一昔前だったらノーアクションのルアーなんて真っ先に駄目ルアーのレッテルを貼られる存在でした。

実際、ノーアクションルアーがもてはやされる遥か昔から、泳がないルアーというのはあった。今から20年以上前、私は国産のスーパー●●●というルアーを買いました。見た目はちょっと太目のミノープラグといった風貌。リップはまんま長方形で、横方向に張り出しているという一般的なリップとは少し異なっていました。浮力も強く、さぞやキビキビ動いてくれるのかと期待しつつ引いてくると・・・見事なノーアクション！！ただ単に、ツーッと潜っていくのみ。

当時はもちろん、ノーアクションルアーなんて概念もないですから「ちっとも泳がないじゃん」ということでほとんどお蔵入りさせてしまっていました。

しかし、たまたま気まぐれに取り出して使ったところでミスキャスト。コンクリートに強く叩きつけてしまいボディーがポッキリ。おや？このルアー、てっきりABS製だと思っていたけれど断面が中空じゃない。硬質発泡素材で出来ていました。

まぁ、壊れてしまったので捨ててしまったのですが、素材や形状などは個性のあるルアーだったと思います。そして、硬質発泡素材のルアーはバラツキが多い。真っ直ぐにしか動かなかったのは私のルアーだけだったのだろうか。

もっとも、当時のノーアクションルアーというのは意図的にそうしたものではなかったのだろうし、むしろ失敗作と呼んでも差し支えないものでした。それが今や、各社凌ぎを削ってノーアクションルアーを作ったりしているのですから、時代は変わったなぁ。