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ワームであることの定義とは? [物申す!]

昔、バス釣りの入門書というのはよくルアーのタイプ別に解説がなされていました。ハードルアーには、トップウォーター、クランクベイト、ミノー、バイブレーション。そしてソフトルアーは、ワームとポークに大別されている事が多かった。

昔はそれで何の問題もなかったのです。ワームといえば軟質プラスチック製しかありませんでしたしポークの種類もそんなに多くはなかった。そこには誰が見ても明確な違いが認められていたからです。

けれども今はどうでしょう?ワームにも食材系のものがありますし、ライトリグで使うようなポークも増えてきた。明確な線引きが曖昧になってきている気がするのです。現役のバスアングラーならば、製品が発売された経緯であるとかを知っているので判断は出来るでしょうけれど、何も知らない一般の人が見たら、それはどうなんだろう?

現在、生分解のワームで強い支持を得ているバークレイ社のガルプ。当初は形状的にシンプルなものばかりで、おそらくは成型技術との兼ね合いがあったのだろうと思われますが現在ではバルキーパワーホッグまでがこの素材で出来るようになった。メーカー側がよほど頑張ったのでしょう。では、もしもポーク素材の加工技術が進歩してワームとほとんど遜色ない形状になってきたとしたらどうでしょう?

それはポークなんだからワーム禁止の釣り場でも使えるという見方をするのが当然でしょう。

でもここで、1つの疑問が湧いてくる。どちらも同じようなカタチをしているとします。片方は豚の油脂成分で出来ていて、もう片方はそうではない食材成分で出来ている。どちらも石油製品ではない。けれども、豚はOK。食材製はNG。これをもし、バス釣りを知らない人が聞いたらどうでしょうか?

「どっちも同じカタチをしているけど、どうして豚製しか使ったらいけないの?」
「ここではワームが禁止されているからだよ」
「これってどっちもワームというものなんじゃないの?」
「豚製のはポークといって、使ってもいいんだ。」
「もう片方の食材製のは、どうして使ったらいけないの?」
「ここではワームを使ってはいけないことになっているからだよ。」
「どうしてそんな決まりが出来たの?」
「環境面の理由によるものだよ。」
「豚製の方が、食材製よりも環境面で優れているの?」
「いや、食材製も環境面では優しいよ。」
「じゃあ、どうして?」
「・・・・・」

この辺りの線引きって、現在ワームを禁止にしている湖も一度見直してもらいたいところです。もう既にそうなりかけてはいるけれど、近い将来にその線引きが極めて曖昧になることは目に見えているからです。食材系のワームなんて、ある意味(いい意味で)エサ釣りと何ら変わりはないのですしね。
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