SSブログ

バスプロを目指す若人へ [物申す!]

世の中、金が一番!なんてことは、貧乏人の私は言いたくない。努力と根性さえあればなんとかなる!というのは、日本人の大好きなフレーズですね。私もそうあって欲しいと願う者の一人です。

では、釣りをしていく上で大事なものは何でしょう?それはきっと「釣りが好きであるということ」「釣りを心底楽しめていること」であろうと思います。個人レベルで釣りを楽しんでいくにはそれさえあれば充分でしょう。

ではさらにステップアップして、バスプロを志すには一体何が必要でしょうか?

私は自分自身の釣り歴も長く、そして仕事柄多くの釣り人を目にしてきました。しかし、プロを志していく中、途中で挫折していく者も多く目にしてきました。私もその中の一人かもしれない。中には辞めてしまうのが本当に惜しいと思えるほど、技術的に優れた人材もいた。

では、長年プロとして活躍している人達は一体何が違うのか。それは 経済的に安定している という点です。

実力に秀でている人は確かにいる。けれどもその人が必ずしもプロとして成功するかというとそうではない。トーナメントに出場するだけで精一杯、ロクにプラクティスも出来ないというギリギリの状況で続けている選手は、なかなかその結果を出し切ることは出来ないでしょう。だって経済的に恵まれている人は、現地に泊まり込んでみっちりプラクティスをやりこんでいるのだもの。その間に多くのピンスポットを把握していたりする。技術だけで勝てる世界じゃない。

そして、ギリギリの経済力でやっているから長年かけてもその実力を開花させることが出来ないまま、やがては参戦する気力をも失ってしまう。いや、もしかしたら多少は実力を開花させることは出来るかもしれない。けれどもそれで経済的にラクになれるかというとそうではない。今の日本では、トップカテゴリでさえもそれだけで食っていけるほどのものではないのだから。

今の時代、バス釣りをする少年自体も減った気がしますが、もしバスプロになりたいという人がいるのなら私だったらこうアドバイスをします。

将来的に、お金を稼げる仕事を目指す事です。経済面で余裕のある生活を実現させること。そのためにはやっぱり勉強なのだろうけど、ただ漠然と一流企業を目指すよりも専門知識を必要とする仕事の方が稼げるケースも少なくないので、あえて偏差値を上げることに固執する必要も無いと思います。技術職などであってもお金を稼げる職種はあるでしょう。

残念だけれど、やっぱりまずは先立つものが必要なんです。それと、このご時世にそんなことを考える人なんていないと思いますが、トーナメント活動で得られる収入で生活しようなんて思わないこと。トップクラスになったって、実際は支出の方が遥かに多いのですからね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0