SSブログ

時代は巡る・・・? [リール]

D社の人気スピニングリールが遂にモデルチェンジするようです。おそらくはオシレーション機構がカム式になり、リアルフォー化されて出てくるのだろうと予想していました。私の予想も、そこまでは合っていた。
けれども、素材面までは予想していなかった。さすがはD社さん、やりますね。

で、その素材というのがカーボン系のマテリアルなんだとか。それを聞いて、ふと懐かしく思えてしまった私がいました。1980年代前半というのは、まさしくカーボンリール全盛だったからです。それが今になって再び、カーボンが使われるようになってきたのかと。

軽くて強く錆びない。そんな謳い文句で登場してきたカーボンリールは瞬く間に時代の主流になったのを覚えています。カーボ○○○、というリールの名称も随分ありました。それは海外ブランドにさえも影響を与え、ABUのライトシリーズやポラリスなども同質の素材であったと思います。

しかしやがて、金属素材の持つ剛性を重視した傾向に移行し、カーボンリールはその時代に幕を閉じていったのです。そしてその金属マテリアル自体もマグネシウムなどが使われるようになり、これから先はマテリアルの進化はないだろうと思っていたら、ここにきて再びカーボンが使われるようになった。リールの素材が一巡した、と言っていいのかもしれません。もちろん、過去のカーボンリール素材と較べて格段に進歩しているのでしょうけどね。

でも、これは何もリールのマテリアルに限ったことではありません。スプール形状だって、元々は投げ釣りの遠投用リールから生まれた浅溝ロングスプールが一度は席巻した。それが今や、ライントラブルを少なくするためにショートスプール傾向に戻っている。時代に合わせた結果なのかもしれませんが、結果的には元に戻りつつあるということです。

そうそう、バスロッドのグリップ素材なども。コルクグリップが最上級機種に採用されていたはずなのにその後継モデルはEVA?!そしてそのまた次のモデルはコルクだったり。まぁこの辺は個人の好みもありますのでどちらが優れていると言い切ることも困難ですが。

それと、個人的に気になっていること。それはベイトリールのレベルワインダー形状。縦長だったと思ったら、次のモデルでまた小口径に戻ったり。一体何で?!
長年リールを作り続けているメーカーならばどちらの形状がラインの放出抵抗が少ないかぐらい知っているはず。だったらそちらの形状で統一してくれればいいのにな。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0