再入門者への門戸 [物申す!]
今やバスブームも過ぎ去り、現在バスフィッシングをされている人の多くは30歳代が中心となっています。若い人の入門者というのはあまり居ません。
丁度バスブームの時にバス釣りを少々経験していた人も現在30歳代前後が多いのです。そして、結婚して家庭を持ち自分の時間やお金を自由に使いにくくなり、止めてしまったという人も多いはずです。また自分自身がそのような状況でなくとも、一緒に釣行していた友人が釣りに行けなくなると
自分自身も1人では行く気が起きず、遠のいてしまったという人もいるのではないでしょうか。
ところが子供もある程度大きくなり、手が掛からなくなる。親離れもしていく。すると自分の時間が戻ってくる。それは30歳代半ば以降といったところです。そう、バスブームの時にバス釣りを少々かじった人達が少しづつではありますが、回帰を始めている兆候があるのです。
ところがその多くは、当時とのギャップに苦しみます。オカッパリであれだけ釣れた霞・北浦はめっきり釣れなくなっている。ドックや漁港はどこも立ち入り禁止にされている。野池も同様。ただでさえ釣りからは離れていたのに、この状況ではなおさらどのようにしたらいいのかわからない。雑誌を読んでも、ハイレベルな記事ばかりでチンプンカンプン。
相変わらず不景気にあえぐ今のバス釣り業界は、これらの再入門者をもっと受け入れやすくするべきです。この世代をガッチリ掴めば、次世代(子供)にもきっと繋がる。
ボートスロープなどでいつも思うのですが、大抵皆一人で出船されていく。あぁ勿体無い、アルミボートだったらもう一人、バスボートだったらあと二人乗船することが出来る。それが何10艇かいれば、数10人の人にボートフィッシングを楽しんでもらえるだけのキャパシティがあるわけです。
バス釣りを再開したい人、或いは初心者といった人達に気軽にボートフィッシングを楽しんでもらえたら。オカッパリで訳もわからずやってノーフィッシュで終わるより、ボートに乗って色々教えてもらいながら釣りをすることができたらきっとバス釣りにハマってもらえますよね。もちろん普段はオカッパリで釣りをしている人がたまにボート釣りをしてみるというのでもいい。
で、こんなシステムがあったらどうかなぁと思います。
ガイドだなんて大したものでなくて構いませんから、もし一人でボートを出そうとしている人で、誰か一緒に乗ってもいいよ!という人はあらかじめ釣行予定日時を登録しておき、気軽にボート釣りをしたいと思っている人はそれを見て申し込む。ネットの掲示板などを利用すれば簡単に実現できそうですよね。もちろん、ガイド料金などは無しです。一人でボートを出すのも他の人を同船させるのも諸経費なんて変わらないでしょうから。
若干のガソリン代の負担や、ボート上げ下ろしの手伝いなどをしてもらえるのなら、ボーターの人にもメリットはあると思うのです。大体、一人で寡黙に釣っているより誰かと話しながら釣った方が楽しいはずです。
問題は、どこがこうした事をとりまとめるか、です。湖によっては貸しボート屋さんの営業を圧迫してしまう可能性もあるからです。理想は、そうした問題のない湖近郊のショップもしくはチャプター関係の人達が上手く行ってくれたら、と思います。新参者をうまく取り込むことが出来たならきっと近隣のショップにもメリットを生むでしょうし、地元のチャプターに参加してくれるようになるかもしれない。まぁ、かなり長期的な視野が必要でしょうけどね。でも、市場を拡げるというのはそうした地道な努力の賜物なのです。
まぁ、上記の案はあくまで一例なのですが、何とかして再入門者をしっかり釣りにハメてみたいなと思います。今は昔と違ってなかなか容易ではないですけどね。
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